陣痛の痛みはどのくらい? 兆候や時間、間隔など心配ごとを事前チェック。また、経産婦と初産の陣痛の差などもお伝えします。 (11/19)
出産のクライマックス、いよいよ赤ちゃんの頭が出てくるとき、赤ちゃんの頭が通りやすくなるとともに、会陰が裂けて傷できるのを避けるために会陰切開がおこなわれることがあります。「会陰切開が出産より痛かった」と友人から聞いていた私は、初産のとき、出産よりも会陰切開が気がかりでした。 できれば切りたくないと考えていた産前無事に赤ちゃんが生まれる事が一番大切とわかっていても、切るってどんなふうに? いつ? など、不安になってしまった私は、妊娠中、会陰のオイルマッサージをしてみました。会陰の伸びがよいと、切らずに出産できると聞いたからです。 しかし、会陰マッサージはおなかが大きくなるにつれ体勢がつらくなり、あまり続けられませんでした。結局、会陰マッサージをしっかりとやらないまま日が経ち、陣痛が始まったので産院へと向かいました。 痛くてもいいから切ってほしい!初産でしたがトントン拍子にお産は進み、いよいよ陣痛はいきむことを抑えていられない程の痛さになりました。しかし、あまりのスピードに医師が間に合わない! このままうっかりいきんで会陰が裂けないように陣痛の波を逃しながら耐え、到着した医師がハサミでパチンと切りましたが、切った感覚があっただけでした。 あんなに怖いと感じていた切開の恐怖よりも、とにかく早くいきみたい! 陣痛を終わらせたい! その一心だったのです。 痛かったのは切る瞬間よりも、縫う瞬間だったあくまで私の感覚ですが、切る瞬間に痛みはほとんど感じられませんでした。その代わり、会陰切開の縫合が、麻酔をしているのにも関わらず悶絶するほど痛かったです。糸が通る感覚もしっかりとあり、一針一針のなんとも言えない痛さにじっと耐えている時間がとても長く感じました。切開するよりも、縫合に痛みを感じるとは衝撃的でした。 会陰切開が出産より痛いと聞き、おびえていた私ですが、陣痛がクライマックスのときは切開の痛みはほとんど感じず、心配は杞憂に終わりました。この会陰切開があったおかげで産後の回復は順調だったので、必要な処置だったと感じています。 また、私は我慢をしてしまいましたが、縫合の際に痛みがあることを医師に伝えると、麻酔の追加などで対応してくれるそうなので、出産より痛いということはあまりないようです。医師とのコミュニケーションが大切だと感じました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:ライター 横山まい三児の母。夫の転勤に伴い三人別々の県で出産し子育てをしている。転勤妻としての妊娠・出産・子育ての経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2020年06月04日「全国・気がきかない夫選手権」があったら、おそらく県代表くらいにはなれるのではないかと思ううちの夫。私の陣痛中もいろいろやらかしてくれたんですが、その中でも一番「夫よ!マジか!」と思った瞬間がこちらです。 汗だくでフーフー言ってる私の目の前で、ペットボトルのお茶をゴクゴク飲んでプハーッとした夫。衝撃的すぎて、一瞬意識が遠のきました。買ってきた袋の中には予備らしきドリンクが数本。痛みのあまり話すことができない私は「お願いだ!私にも飲み物をくれ〜!」と必死に視線を送りましたが、夫はまったく気づかず、ふたたびせっせと私の腰をさすり始めました。 結局私は出産まで水分補給一切なし!忘れられない思い出です……(涙)。 <つづく>著者:イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2020年05月30日妊娠検査薬の陽性反応からの5週3日で流産。慰めてもらい、少し泣いて、気を取り直して……ごはんです(おなかは減る)。 こんなにキレイに等間隔で痛みと全然平気な時間が繰り返すなんてびっくりしました。 子宮の収縮をしておなかをキレイにしようとしてる……のでしょうか。流産とはいえこれが陣痛か! と思ったりもしましたが、きっと本当の陣痛はこれより比べ物にならないほどの激痛なんだろうなと思ったりも。それでも痛いときはかなりの激痛でした!!こんな痛いの初めてだよ……(泣)。 自分にできることがないと思ったみーくんは安定のマイペースさでした(笑)。 第45話につづく 著者:イラストレーター 漫画家 まっふ令和元年5月1日生まれの男の子を子育て中の漫画家。多嚢胞性卵巣症候群からの妊娠を備忘録としてブログにのんびり4コマで更新中。ベビーカレンダーでは妊活中のお話「妊活レベル1 まっふの冒険記」を連載。息子とのお昼寝と一日の終わりにするゲームがなによりの至福。
2020年05月26日子宮口が10cm開大したらいよいよ出産ということを母親学級などで耳にした方もいらっしゃるでしょう。ですが、子宮口がいつ、どのように開大していくか、ご存知でしょうか? 分娩の経過とともに子宮口の変化を知っておくと、赤ちゃんが生まれるまでどのくらいかイメージしやすくなるかもしれません。そこで今回は、子宮口の開き方や子宮口の開きが悪いときの対処法などについてご説明します。 子宮口とはどの部分?子宮は、大きく子宮体部と子宮頸部の2つに分けることができます。子宮体部が子宮頸部に移行する部分を内子宮口、子宮頸部の腟につながっている部分を外子宮口といいます。分娩経過中、医師や助産師が内診をおこない、子宮口の開き具合を見ていきますが、そのとき見ているのは、外子宮口の部分です。初産婦さんと経産婦さんとでは、外子宮口の形状が異なります。また、初産婦さんより経産婦さんのほうが子宮口がやわらかく開大しやすいという特徴があります。 子宮口はどのように開く? 分娩第1期までの子宮口の変化妊娠37週に入ると、妊婦健診で内診をおこなう産院が多いかと思います。内診で子宮頸部の変化を観察し、分娩開始の兆候がないか判断しています。その際、子宮口の開大度・子宮頸管の展退度(長さ・厚さ)・子宮頸部の硬さ・子宮口の位置・赤ちゃんの頭の位置を確認します。そしてその結果を点数で評価したものを、Bishop Score(ビショップスコア)といい、分娩開始後も分娩進行状況の指標の1つとして用いられます。 出産が間近に迫った妊娠後期には、分娩の予兆とも言えるさまざまな変化が訪れます。その1つが「前駆陣痛」です。前駆陣痛は分娩の直前に起こる、不規則で弱いおなかの張りを指します。時間の経過とともに本格的な陣痛に変わり、分娩となるケースが多いと言われます。この前駆陣痛が起こっているころ、少しずつ子宮口に変化が見られ始めます。 そして、いよいよ本格的な陣痛が始まります。規則的なおなかの張りが10分以内、あるいは1時間に6回以上みられるようになったときが陣痛開始となり、そこから分娩所要時間がカウントされていきます。分娩の経過は、分娩第1期~第3期に分けられており、分娩第1期に子宮口は大きく変化していきます。 分娩第1期は、、子宮口が10cm開大するまでの時期を言います。分娩第1期は開口期ともいわれます。開口期は、潜伏期と活動期に分けられ、活動期はさらに加速期・極期・減速期に分けられます。潜伏期は、子宮口がゆっくり開大し、2.5cmくらいまでになる時期を言います。活動期は、子宮口が加速度的に開大する時期をいい、加速期には2.5〜4cm、極期には急速に子宮口が開大し、減速期に9~10cm(全開大)となります。 また子宮口は開大するだけでなく、徐々に短くうすくなり、鼻翼くらいの硬さがマシュマロくらいに、そして位置も前の方に移動していきます。 分娩第1期に要する時間は、個人差はありますが、初産婦さんの場合は約10~12時間、経産婦さんの場合は約4~6時間ですが、微弱陣痛などにより30時間ほどかかる場合もあります。 子宮口がなかなか開かないときはどうする?出産する際に欠かせない要素の1つに「産道」があります。そのなかに子宮口も含まれています。分娩の進行とともに陣痛が強く、短くなると同時に子宮口も開大し、赤ちゃんが下りてくるですが、なんらかの理由で子宮口が開かずなかなか分娩がすすまないということも起こりえます。子宮口がなかなか開かない原因は以下のようなものがあげられます。・難産道強靭(なんざんどうきょうじん)・微弱陣痛・疲労、ストレス、など 子宮口がなかなか開かないときは、何が原因かによっても対応が異なります。基本的には、母子の状態に問題がなければ、経過観察しながら子宮口が全開大するのを待ちます。 その際、あぐらをかいたり四つん這いになったりして、自分自身がラクな体勢で過ごすことが大切です。そして、いきみ逃しも忘れずにおこないましょう。子宮口が全開大になる前にいきんでしまうと、おなかの中の赤ちゃんにストレスがかかるだけでなく、さらに子宮口が開きにくくなってしまいます。なるべく、息を吐くことに意識を置いて、陣痛を乗り越えましょう。 また、水分補給や可能であれば食べられるものを食べたり、休めるときには休むなどして体力温存にも心がけましょう。ずっと安静にしているのも逆効果のこともあります。破水していないようであれば、歩いたり、入浴や足湯などでリラックスしながら体を温めたりするのも効果的です。 そのほか、微弱陣痛と判断された場合は、陣痛促進剤を使用することもあります。 このような対処をしながら子宮口が全開大するまで経過を見ていきますが、途中でおなかの中の赤ちゃんの心拍数が低下したり、ママの体力の消耗が激しいなどで、このままでは母子に危険が及ぶと判断された場合には、帝王切開に切り替わるケースもあります。 妊娠中にできることはある?自分の出産がどのような経過をたどるのかは、やはり始まってみないとわかりません。ですが、少しでもスムーズな出産となるよう、妊娠中から準備しておくことも大切です。 妊娠中に体重が増えすぎたり、もともと肥満体型であったりすると、微弱陣痛などさまざまな合併症を引き起こす危険性があります。妊娠中は脂っこい食べ物などを控える、無理のない範囲で体を動かすと同時に、不足しがちな鉄分やカルシウムを積極的に摂り入れるようにましょう。妊娠中に激しい運動は禁物ですが、適度な運動は体力維持やストレス解消にも効果的だと言われています。臨月になったらウォーキングなどの有酸素運動やストレッチなどに取り組んでみましょう。 そして、特に初産の場合、分娩中の痛みや恐怖から、過緊張に陥ってしまう場合があります。妊娠中に分娩の進み方をよく理解しておき、日頃からイメージトレーニングをおこないましょう。また、緊張したときにはゆっくり息を吸って吐く、いわゆる呼吸法の練習もしておくとよいでしょう。呼吸法にはさまざまな手法がありますが、陣痛のタイミングに合わせてしっかり息を吐くことを意識しましょう。 まとめ分娩の進み方、子宮口が開くタイミングや所要時間には個人差があります。妊娠中から体と気持ちのメンテナンスに取り組むとよいでしょう。陣痛中は痛みも伴い、長時間となることもあるため、ゆっくり深呼吸し、なるべくリラックスして過ごしましょう。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2020年05月25日どんどん強くなっていく陣痛に耐えていると、会社を休んだ夫がやってきました。だいぶ気楽な感じで。しかし、そこには昨夜とうってかわってベッドの上で苦しそうにフーフーいっている私。夫が驚いたのは言うまでもありません……。 「私たち、協力できるから大丈夫だよね☆」と謎の自信があったのですが、陣痛のときの対策、立てたようでまったく立てていませんでした(汗)。具体的にどんなことが必要になりそうだとか、その場合こうしようとか話し合ってなかったのです。まさか痛すぎて一言も話せなくなるとは……!腰をさすって欲しい、水が飲みたい、そんな一言ですら発することができなくて、びっくり。夫は夫で何をどうすればいいのかまったくわからず、オロオロするばかり。そんな夫に内心イラつく私。……という、どうしようもない状態になってしまいました。 ときどき腰をさすりにきてくれていた助産師さんが(見かねて?)夫に腰をさするようアドバイス。そこからは腰をさすってくれるようになりました。ナイス!助産師さん! 著者:イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2020年05月23日妊娠8カ月ごろから「子宮頚管が短いので安静に」と言われていた第三子妊娠時。「早く生まれるかな」と思いきや、妊娠39週まで陣痛は来ず、上の子たちを保育園に送り届けてそのまま健診へ向かっていました。いつもと同じ日常だと思っていましたが、予想もしていなかった事態になったのです……。 妊娠39週の妊婦健診へ「早く生まれるかな?」と思っていた第三子が、意外にも妊娠39週まで陣痛は起きず、その日も普通に上の子たちを保育園に送り届けました。その足で産院に向かい、妊婦健診を受けました。 そして、先生の内診。すると「えっ……! ちょっと、もう8cm開いてるよ。これでは家に帰せない、 痛くなかったの!?」と先生から驚きの言葉が。何の自覚もなかった私はさらに驚き、そのまま車椅子で運ばれ、入院するよう言われてしまいました。 昼食を食べていたら、おや? 陣痛かも入院用ベッドに案内され、「入院することになっちゃった~」と夫や両親に電話をしたところで、やっと現実を理解し始めました。その後、入院用グッズを届けに夫が駆けつけてくれたのですが、ちょうどお昼だったので私は病院から出される昼食を食べ、夫はすぐ仕事に戻ることに。 ひとりで病院の昼食を食べていると、おや? なんだか肛門あたりが定期的にうずくなあ、これって陣痛に似ているよなあ……と考えていました。そしてトイレに行くと、出血もしていたのです。昼食はしっかり完食し、助産師さんに「陣痛っぽいですし、出血もしています」と伝え、間隔を測ってもらったところ、やはり陣痛が来ていたのです。 陣痛時間2時間半で出産!陣痛室で内診してもらうと、「うんうん、もう全開だね~。あとは痛みがついてくれば生まれちゃうね」と言われ、すぐに分娩台に移動しました。しかし、痛みは強くはなっているものの、まだ助産師さんとしゃべるくらいの余裕があったため産む実感がわかず、いきむことに怖さを感じていました。 その後しばらく陣痛に合わせていきむものの、やはり痛みが弱いせいかうまく赤ちゃんが下りず、「赤ちゃんの心拍が弱まってきているので吸引します」と吸引分娩に。吸引を2~3回繰り返し、なんとか生まれたわが子は、3,800g!! 「大きかったね~、これは簡単には生まれないわ」と一同びっくり。抱いたわが子は、確かにか弱い新生児という感じではなく、すでに貫禄さえありました。とはいえ生まれるまでにかかった時間は2時間半。夫も病院を後にしてから近くで昼食をとっていたようで、すぐに戻り立ち合うことができました。 分娩所要時間を話すとみんなに「早いね」「うらやましい」と言われますが、ラクなお産なんてありません。陣痛が弱いことで逆に恐怖感が増し、しかもそのあと産むときに急激な痛みに襲われたので、いいことばかりじゃないのだと感じました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー イラスト:sawawa著者:ライター 岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2020年05月23日ベビーカレンダーをご覧の皆様、こんにちは。 弱い陣痛のままLDR(陣痛から出産、産後まで過ごす部屋)で過ごし、朝を迎えた私。「暇だ」「自分の布団で眠りたい」「いつになったら生まれるんだ」とブツクサ言う余裕があった夜とは、状況が一変しました。 「え?これ陣痛?」→「本当に陣痛だった!」→「陣痛ってもっとすごいと思ってたけどそうでもないんだな〜」→「す、すんませんでした!!自分、調子にのってました〜〜!!」(今ココ)ホント、何かに謝りたい気持ちになりました……。 しかし、この予想以上の痛みがまだまだ序の口だとは、このときの私は想像もしていませんでした。上には上がいる……。そう、強さのインフレをし続けていく少年漫画の敵キャラのように、陣痛はますます強くなっていったのです(涙)。 <つづく> 著者:イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2020年05月21日ベビーカレンダーをご覧の皆様、こんにちは。 産院に到着すると、すぐに分娩室(LDR)に通され、助産師さんが対応してくれました。私は本当に陣痛が来ているのか半信半疑だったので、「なんか大袈裟な感じになっちゃったな〜」「夜なのに申し訳ないな〜」と思っていました。 きっと一度家に帰される……そう思っていたら、「子宮口はまだ1~2センチだけど、陣痛きてますね」と言われてびっくり!私はそのまま入院することになり、夫だけ家に帰されました。 そして私は思ってしまったのです、「陣痛って、こんなもんなのか」「これなら耐えられそう」「私って痛みに強いタイプなのかも」などと。翌朝からレベルの違う痛みが始まることになるとは知らずに……。 <つづく>著者:イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2020年05月14日妊娠37週に入ると、いつ陣痛が来るのかドキドキしていました。わが家の場合は、私の緊張とは裏腹にパパはのんきに構えていて、その温度差に腹が立ってしまうことがありました。今回は、私が妊娠37週に入ってからパパにしてほしかったことを紹介します。 お酒を控えてほしかった!私はもともと切迫早産気味で、張り止めの薬を臨月まで服用していました。そのため、出産が予定日よりも早くなるかもしれないと、日々ドキドキしていました。パパは「37週に入ったら、生まれるまでお酒は飲まない」なんて張り切ってくれていたのに、「今日は大丈夫やろ?」と根拠のない自信からビールをあける姿に悲しくなりました。 仕事で疲れている気持ちもわかりますが、もし陣痛が起きたら運転もできないし、もう少し考えてほしいところでした。 2人の時間を大切にしてほしかった!赤ちゃんが生まれると、生活の中心は赤ちゃんになってしまいがち。夫婦2人の時間はなかなかとることができません。赤ちゃんが生まれるまでの最後の2人の時間は、子ども連れでは行けない食事に行ったり、近場に出かけたりすればよかったと思いました。 パパが飲み会でいないときに陣痛が来たらどうしようと不安になることもあるので、パパが一緒にいてくれるだけで安心できます。もっと2人の時間を大切にできたらよかったと感じています。 車の運転をしてほしかった!妊娠37週のママは、大きくなったおなかの影響で座ることも苦しい状態です。まして車の運転となると、おなかがつかえて運転しにくい! あまりシートを倒して運転することもできないので、大きいおなかの妊婦は運転するのもひと苦労です。 パパは、運転するのがあまり好きではなくて、出かけるときの運転は私。妊娠37週に入ってからも相変わらずで、私が頼まないと運転してくれませんでした。 妊娠37週に入ると、ママは楽しみと不安が入り混じって、情緒が不安定になりがちです。夫婦2人で話し合って約束ごとを決めたり、パパにしてほしいことは言葉で伝えるようにして出産に挑めるといいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー イラスト:(c)chicchimama著者:田中麻奈元保育士で一児の母。現在は育児に専念するため専業主婦。自身の経験をもとに妊娠・出産・子育てに関する記事を執筆中。趣味は手芸。
2020年05月14日第2子である次女の出生体重は、なんと4,268g! 生まれてびっくり!! とてもビッグな赤ちゃんでした。2度目の出産とはいえ、なかなか赤ちゃんが出てこなくて、分娩台の上でいろいろと悪戦苦闘! そのときのエピソードをご紹介したいと思います。 ほぼ出産予定日に陣痛が来て入院妊娠7カ月のときに微量の前期破水があり、子宮頚管を縛る手術をしていました。手術以降、医師より安静を言い渡されていたため、あまり動けなかったことが災いしてか、おなかの中の赤ちゃんの推定体重は今までにないほど増加の一途をたどりました。 それでも、なんとか臨月まで無事に持ち越して、おなかの張りも10分おきになったので、入院準備をして病院へ向かいました。ところがその後、陣痛は遠ざかってしまい、遅々としてお産は進みませんでした。 陣痛促進剤の点滴で陣痛を促す入院して翌日、陣痛はますます遠ざかってしまいました。「微弱陣痛」と言うそうで、このままでは母子ともに体力を消耗してしまうおそれがあり、陣痛促進剤の点滴で陣痛を促すことになりました。 点滴をして陣痛は徐々に強まり、明け方にはいよいよ子宮口が全開大に。「2度目の出産で、陣痛の痛みには耐性があるから大丈夫」、そう自分を励ましながら分娩台に上がりました。 いよいよ出産! でも赤ちゃんが出てこない!ところが、分娩台に上がってからが大変でした。出産の最終段階で思いっきりいきんでみても、赤ちゃんがなかなか降りてこないのです。「息を止めないで! 赤ちゃんが苦しいよ!」。先生の言葉にハッと我に返り、あわてて息を吸い込みますが、襲ってくる陣痛の痛みにまた息をのみ込んでしまいます。 「もしかして、帝王切開?」そんな不安が脳裏をかすめたとき、先生の指示で助産師さんが私のおなかの上に馬乗りに! そして、ようやく元気な産声が上がりました。 大変だったけれど、元気な赤ちゃんの顔を見た瞬間、すべての痛みも苦しみも吹っ飛んでしまいました。「案ずるよりも、産むがやすし」を心底実感する、そんなお産体験でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:恋瀬たまこ一男二女の母。商業簿記、珠算、アマチュア無線技士の資格を持つ。自身の経験をもとに妊娠・出産・子育てに関する記事を執筆中。
2020年05月13日■前回までのあらすじ子宮口が3cmになり即入院。息をするのも精一杯・意識朦朧の痛みの中、塩対応院長が何も言わず人工破膜。あまりの痛さに絶叫する私。怒りがこみ上げる中、子宮口は全開になり…。■痛すぎる…! なかなか進まないお産分娩室に移動し、ハァハァしながら分娩台に登る私。勝手に眩しい位に明るくリラックスできる部屋を想像していたのですが、分娩室はかなり薄暗く…。「映画やドラマで見た分娩室と全っっ然違う…」と思いながらスタッフからの指示を待っていました。ちなみに、この部屋に流れていた某アニメのオルゴールバージョンのメドレーがこの出産がきっかけで嫌いになりました。(聞くと陣痛の痛みを思い出してしまう)私の前に現れたのは、看護師長と看護師の2名のみ。私の陣痛に合わせて「ちょっといきんでみて~」と言ってきました。「いきむ」という感覚が分からないと言うか、陣痛が来ているときは痛みに耐える事で精一杯、耐えた上さらにいきむって無理じゃないか!? と思う私に対して「ちゃんといきんでみて~!! 」と言葉キツめに指示してくる看護師たち。「4回連続でいきんで」という指示に対して、痛すぎて2回しかいきめない私にイラついたのか看護師長が私にこう諭して来ました。「めいさんのお子さんの最終検診の体重ね、3200gだったの! あなただけ産めないってことありえないわよ。お母さんが痛い時は赤ちゃんも苦しいの!」この言葉を聞いて「そうだ…、赤ちゃんもがんばってるんだ! 私だけが苦しいんじゃないんだ! がんばって産もう!」と思う方もいるでしょう。そう思える方を心から尊敬します。しかし私の場合、そういう気持ちにはまったくならず、むしろ「痛いもんは痛いんじゃぁぁぁぁ!! 私の痛みがお前らにわかってたまるかーーーー!」ともがき苦しみながら心の中で反発しまくっていました。その後もなかなかお産は進まず、スタッフに叱られ続ける私。優しく応援してくれるスタッフが圧倒的に少ない中、だんだん産むこと自体が怖くなってきました。すると…■ついに夫がブチギレ!!気力も体力も消耗し、終わりが見えない恐怖に涙を見せる私を見て、ついに夫がブッチブチにキレます。「がんばれがんばれ言うけど、妻はもうがんばってるんですよ! これ以上どうがんばれって言うんですか! もうちょっと言い方変えるとか、やり方は他にもあるでしょう!? なんでそんな否定的な事ばかり言うんですか!」と本来団結しあうはずの産む側とサポートする側が対立し、分娩室はカオスな状態に。そして、その後2時間お産が進むことはありませんでした。私のいきみが下手だったのは謝る。妊娠中食べたいだけ食べて体重を増やしすぎた事も謝る。(体重の事を相談してたところで安定の塩対応で「問題ない」と言われたけど)1000歩譲って、赤ちゃんのことを第一優先に考えてのサポート側の言動だったにも関わらず、夫がブチギレたのも謝る。でももうちょっと言い方ってあると思う!!!次に続きます。次回は6/12(金)12時更新予定!
2020年05月12日こんにちは! 助産師のREIKOです。産科特有の診察である内診。妊婦健診やお産のときにするけれど、あれって何を診ているのか気になったことはありませんか? 今回は、お産のとき、助産師が内診で何を診ているのかをお話しします。 内診とは?そもそも内診とは、産婦人科の医師や助産師によっておこなわれる基本的な診察方法の1つで、指や専用の器具を腟に挿入して、腟内や子宮、卵巣の状態を診察することです。 助産師は、指の感覚のみで内診をして、お産の進み具合を判断しています。お産のときの内診のタイミングは、陣痛の強さ・間隔やママの表情・訴えなどから判断しておこなっています。 内診で何を診ているの?助産師は、内診のときに子宮口の開大度、子宮頸管の展退度、赤ちゃんの頭の位置、子宮頸管の硬さ、子宮口の位置を診ています。 子宮口の開大度お産が進むにつれて子宮口は開いてきます。最終的に10cmまで開くのですが、助産師は自分の指の太さや指の開き具合から、今どのくらい子宮口が開いているのか判断します。 子宮頸管の展退度子宮頸管の展退度(てんたいど)とは、子宮頸管の長さ・薄さを表しています。子宮頸管は陣痛が来る前、いわば「ちくわ」のような状態です。それが陣痛とともに徐々に短く薄くなっていきます。それを触れた感覚で判断していきます。 赤ちゃんの頭の位置赤ちゃんの頭がどのくらい下がってきているのか、恥骨や骨盤の触れ方で判断します。 子宮頸管の硬さ子宮頸管はお産が進むにつれて、小鼻、くちびる、そしてマシュマロ状と徐々にやわらかくなってきます。子宮頸管に触れた感覚で、今どのような状況なのか判断しています。 子宮口の位置子宮口はお産が進むにつれて前方に向いてきます。子宮口の触れ具合で今どの位置にあるのか判断します。 そのほかにも…それ以外にも、赤ちゃんがちゃんと正しい方向で降りてきているのか、産道の伸びはどうか、感染の兆候はないか……などなど、内診ではさまざまなことを診ています。 これらのことと陣痛の強さや間隔、ママの表情、訴え、赤ちゃんの心音など、総合的に診て、お産が順調に進んでいるのか、今後どうなるのか判断しているんですよ。 内診というと苦手な方が多いと思います。具体的にどんなことをしているかわかると、ちょっと苦手意識も薄れるのではないでしょうか? 内診をスムーズにおこなうにはリラックスが一番! ゆっくり息を吐くようにして内診に臨んでくださいね。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2020年05月10日ベビーカレンダーをご覧の皆様、こんにちは。 陣痛らしき痛みが始まったのが平日の夜。仕事から帰ってきた夫といっしょに、産院へ向かうことになりました。「なんかイメージしてたのと違う」と、また思いながら……。 ご近所迷惑にならないように、こそこそと車に入院グッズを運び込む様子は「夜逃げ感」満載!「ドラマで見たのとなんかちがーう」という感じでした。 産院への移動中も、フーフー荒い息遣いになるわけでもないし、痛みも強くならなかったので、「もしかしたら陣痛じゃなくて、ただの腹痛かもしれない……」と思っていました。私より、夫のほうが緊張していた気がします。ガラガラの道路を車で走って、夜の産院に到着。夜間診療用のインターホンを押して、中に通されたのでした。 <つづく>著者:イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2020年05月09日3人の子どもを出産し、それぞれ異なる陣痛を経験しました。私は2人目が5年ぶり、3人目が7年ぶりと、それぞれ出産の間隔が空いていたせいもあるのかも知れません。ですが、やはり出産というのは毎回異なるものなのだと実感しました。 朝起きたらおなかがキューっと第一子のときの陣痛は、妊娠40週の朝に始まりました。前日まで何ともなかったのですが、朝起きると下したような痛みを感じました。「まさか?」と思っていると、徐々にキューっとおなかがしめつけられるような痛みに変わっていきました。 午前中は痛みが来るのが20分間隔になったり、10分間隔になったりと不規則でした。また、痛みも我慢できる程度でしたが、夕方になると10分ごと規則的に来るようになり、同時に会話もできないほどに。そのまま間隔が狭くなり、夕方6時に病院へ行き、夜8時に出産となりました。 前駆陣痛が2週間もダラダラと第一子の出産から、5年ぶりの出産となった第二子の出産。第二子のときの陣痛は、妊娠38週の夜に始まりました。妊娠36週に入ると、毎晩のように前駆陣痛がありました。妊娠時から切迫早産の診断を受けていたため、おなかが張りやすいこともあったのかも知れません。 夜になると弱いおなかの張りがあり、20分間隔から15分間隔になるものの、眠気とともに遠のいてしまう日々が2週間も続きました。毎日の前駆陣痛がさすがに嫌になり、妊娠38週の夜に「今日産む!」と宣言し、前駆陣痛が始まった夜10時のタイミングでスクワットを開始して、夜中2時に本格的な陣痛に変わり病院へ。そのまま陣痛が進み、朝5時半に出産となりました。 前駆陣痛、微弱陣痛からの本格的な陣痛へ第二子の出産から、さらに7年あいた第三子の出産。第三子のときの陣痛は、妊娠39週の夜中に始まりました。2、3日前から夜に前駆陣痛があり、15分間隔にまでなるものの、遠のいてしまい朝を迎えていました。 そして出産当日の午前0時過ぎ、また前駆陣痛かと思っていたら、おなかの張りが10分間隔まで狭まり、「これは!」と思い病院へ連絡。病院へ着くとすぐ陣痛室へ入り、助産師さんたちがお産の準備をしてくれていました。ところが5分間隔にまでなったものの、張りが弱くなってしまい、一旦病室へ戻ることに。ベッドで弱い陣痛を感じながらもウトウトしていると、朝7時ごろに陣痛が強まりだしました。再度陣痛室へ移動し、そのまま出産となりました。 「出産は毎回違う」と耳にしたことがありましたが、実際に自分が経験してみて、本当にそうなのだと感じました。一度経験しているから……と思っていましたが、始まり方、痛みの感じ方、陣痛の時間など、すべてが異なっていたので驚きました。経産婦だと陣痛の痛みを知っているため、2回目、3回目の陣痛、出産には恐怖がありました。でも反対に、お産の流れや痛みへの覚悟があるため、心強い部分もありました。これから第四子の出産を控えていますが、また頑張りたいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー イラスト:manami.koiso著者:ライター 木村なち三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2020年05月08日昔と比べて帝王切開で出産する人が増えてきたと言われています。私もその1人で、出産予定日を2週間過ぎても陣痛が起こらず陣痛促進剤も効かなかったために、帝王切開で産むことになりました。立ち会い出産を望んでいた夫は、手術も立ち会うことになりました。 夫は手術室の入り口から帝王切開に立ち会えるかどうかは、産院の判断で異なるそうです。私が出産した産婦人科は、パパ限定ではありますが、手術室の入り口から様子を見守ることはOKでした。 初めての出産&初めての手術に極度に緊張していた私は、夫が見守ってくれていることがとてもありがたかったのですが、すぐに後悔することになります……。なぜなら、手術台の上にすっぽんぽんで横たわっていなければならなかったから……! 手術が始まるまでは丸裸!部屋から1枚だけ羽織っていった手術着を脱いで、丸裸で手術台の上に横たわりました。そのときは恥ずかしいどころでなく緊張していたので、まったく抵抗がなかったのですが、後から夫が入口に現れたときに、ホッとしたのと同時に状況を客観的に捉えたところ恥ずかしさにおそわれ、「やっぱり外で待っていてもらえばよかった」と思いました。 のちのち夫は「正直ギョッとした」と笑いながら言っていました。「パパだけならOK」という意味はこれか……!と納得もしました。 唯一無二の思い出に入口に立っている夫に看護師さんが椅子をもってきてくれ、夫がお礼を言っているのが聞こえてきます。すると看護師さんは「時々貧血で倒れるパパがいるので、危ないから座っていてくださいね」と笑いながら答えていました。 それを聞いて心配でしたが、夫の場合は終始笑顔で、立ち会えるのがとてもうれしかったようです。手術というすさまじい場面ではありましたが、赤ちゃんが取り上げられたときには私も夫も涙ぐみ、無事に生まれたことに感謝・感動しました。 急きょ帝王切開が決まり、心の準備ができないうちに手術が始まりました。「やっぱり立ち会いはしてもらわないほうがよかったかも」と途中で考えたりもしましたが、夫が話す出産の様子を、成長した子どもが喜んで聞いているのを見ると、手術でも立ち会い出産ができてラッキーだったなと感じています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2020年05月07日ベビーカレンダーをご覧の皆様、こんにちは。 陣痛かどうかわからないまま、とりあえず産院に電話して聞いてみたところ、ズバーンとしたお返事をいただきました。ズバーンとした回答って何?って感じですが、「う〜ん、ちょっと様子みてみますか〜」とか、「こうなったら、こうしてみてもいいかもしれませんね〜」みたいな曖昧な回答ではなく、「とりあえず来い」みたいな回答だったのです。 陣痛の間隔ってどこからどこまでなのか……。すみません、ちゃんとわかっていませんでした。きっと痛みがおさまったところから次の痛みが始まるところまでだろう、と勝手に思い込んでいたんです。きちんとした測り方をすれば、間隔はもっと長かったに違いありません。 それなのに、産院の方に「10分間隔です」と言い切ってしまった私。勘違いしたまま、産院へ向かう支度を始めたのでした。 <つづく>著者:イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2020年05月07日ベビーカレンダーをご覧の皆様、こんにちは。先日10年使ったパソコンが突然壊れてしまい、半ベソで新しいパソコン&ソフトとたたかっている和田フミ江です……(涙)。 出産予定日の翌日の夜、おなかが痛いことに気づいた私。けれどそれは「なんかちょっと痛いかも?」というレベルの痛み。前駆陣痛なのか陣痛なのかわからず、とても困りました。 「おっちょこちょい」「ケチ」「優柔不断」。私の三大要素が、こんなときも大炸裂。あーでもないこーでもない言っていたら、夫にピリつかれました。 まあどうせ、「そんなに痛みが強くないなら来なくても大丈夫ですよ〜」と言われるんだろうなあ、と思いながら電話したのですが……。 <つづく>著者:イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2020年05月02日妊娠中はいろいろと不安になりがち。ただ、ものには限度があります。もともと心配性とはいえ、今考えるとちょっと行き過ぎた心配をしがちだった私。妊娠中のちょっと恥ずかしい、そんなエピソードを紹介します。 妊娠検査薬を大量消費化学流産(※)後に授かった第二子。「また流産してしまうのではないか」「この間のようにだんだん検査薬の反応が薄くなってしまうかも」という不安から、産婦人科の初診まで毎日のように検査薬を使用してしまいました。 ただ、検査薬はわりと高額。何かいい方法がないかと探したところ、海外製の検査薬を見つけ、即入手しました。安価だったため、しばらくの間は気兼ねなく検査薬を大量消費する日々が続きました。 2週間に1回の健診じゃ足りない!4週間に1回また、2週間に1回の健診間隔も、私にとっては不安の種の1つでした。胎動があるまでは「ちゃんと育っているの?」、胎動が始まっても「今日、いつもより動いていない気がする……」と、とにかく不安だらけ。 そのため、私はエコー外来や助産師外来など、通常の妊婦健診にプラスして、赤ちゃんの様子を確認してもらっていました。他院で健診を受けながら、4Dエコー外来だけ受診している妊婦さんもわりと多く、私と同じ思いなのかも……と感じました。 破水かも!? 陣痛かも!?そんな数々の不安を乗り越え、出産間際までたどりついてからも心配のオンパレードでした。出産が近づくにつれ、おりものが増えたり、意図せずとも尿漏れが起きたりしますが、そのたびに破水かも……と不安になりました。健診時に破水かどうか、調べてもらったこともあります。 また、臨月には前駆陣痛に悩まされ、いつもより痛みの継続時間が長かったり、痛みが強かったりしたときは陣痛と勘違いして入院しかけたことも。今となっては笑い話です! 私の通院した産婦人科の医師は「妊娠中は過度なくらい心配性のほうがいい」が口グセでした。その言葉通りの妊娠生活を送っていましたが、ちょっと行き過ぎた心配だったかもしれません。 ※化学流産:正式名称は、生化学的流産、生化学(的)妊娠など。血液中あるいは尿中hCG陽性のみで妊娠と診断されるものの、その後の超音波検査で胎嚢が確認されず、流産症状を伴うことなく月経様の出血がみられた状態。体外受精後の経過中に診断されることが多い。※参考:『系統看護学講座 専門分野Ⅱ 母性看護学各論 母性看護学2』(医学書院) イラスト:sawawa著者:東 慶子三児の母。育児のかたわら、アンガーマネジメントキッズインストラクターの資格を取得。自身の育児経験に生かすとともに、将来的には子ども向けの講座を開催したいと考えている。
2020年04月30日私が妊活に行きづまったとき、友人に頼んだ3つのことがあります。ジンクスなので、信じるかどうかはその人の気持ちによりますが、私には友人の気持ちがうれしく、心の支えになりました。そんな3つのジンクスをご紹介します。 1.陣痛中に赤富士の絵を描いてもらう「陣痛中の妊婦さんに赤富士を描いてもらい、それを飾っておくと子宝に恵まれる」と聞いて、私も妊娠中の友人に頼みました。陣痛中に、赤のペンで富士山と太陽を描いてもらいました。 陣痛中に絵を描くなんて、とても大変ですよね。そのお願いを受け入れてくれた友人に感謝です。もらった赤富士は、寝室に飾っておきました。その後、私が妊娠し、出産するときには、妊活中の友人にも赤富士を描いてプレゼントしましたよ。 2.妊婦さんにおにぎりを握ってもらう「妊婦さんにおにぎりを握ってもらって食べると妊娠する」というジンクスです。飲食店で働いている友人が妊娠したとき、すぐに頼みに行きました。ランチに行ったときに頼んだので、妊娠中の友人は握ったおにぎりを注文したランチに添えてくれました。 その後、一緒にランチを食べた友人が先に妊娠し、その友人も私におにぎりを作って持ってきてくれました。友人の気持ちが私にとってはとてもうれしかったです。 3.妊婦さんの上をまたぐ「妊婦さんをあおむけに寝かせて、その上をまたぐと妊娠する」というジンクス。このジンクスを実行するときは、さすがに勇気が必要でした。「やろうよ!」と言ってくれた友人がいたのですが、人をまたぐなんて……と、ちょっと気が引けました。 でも結局は、その場にいた妊活中の女性みんなでさせてもらうことに。列になって妊婦さんをまたいでいくのはちょっと滑稽でしたが、みんな笑顔になれて楽しかったです。「やろうよ!」と言ってくれた友人に感謝です。 妊活をしていて、なかなか赤ちゃんを授からないと落ち込むこともあります。そんなときはちょっと気分を変えて、ジンクスなどを試してみるといい気分転換になりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKOイラスト:ののぱ著者:藤川智子結婚前は小学校教員、現在は幼児への音楽教育を指導している音楽ママ。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年04月25日「自分は自然分娩で産む」。何の根拠もなくそう思っていた私は、出産予定日を2週間過ぎても陣痛が起こらず、また陣痛促進剤も効かなかったため、緊急帝王切開になりました。しかしきちんと知識を持つことなく帝王切開手術を受けてしまったことで、後悔にさいなまれることになりました。他人事と考えず、知っておけばよかったと思うことはたくさんありますが、ここでは3つご紹介します。 次からの自然分娩が難しくなる1人目を緊急帝王切開で産んで少し経ち、環境が落ち着つくと「ちゃんと産んであげられなかった」という激しい後悔に襲われました。自然分娩神話のようなものにとらわれていたのかもしれません。 「2人目は自然分娩で産もう!」と考えて乗り切ろうとしましたが、1人目を出産した産院では、帝王切開で出産した人の自然分娩は受け付けていませんでした。対応してくれる病院もあるものの数が少ないということを、出産後に初めて知りました。 根強い偏見があるそもそも、帝王切開で産んだ本人が後悔をしているのですから、自分自身にも偏見があったわけです。そのことに、産んでみるまで気が付いていませんでした。 「背も高いし太ってもいないのにもったいない」と言われたり、親戚からも「帝王切開で生まれた子は我慢が足りない」と言われたり……。当事者になって初めて、小さな偏見から大きな偏見までついて回ることを知りました。 おなかの切り方には縦と横がある私の場合は緊急帝王切開といっても「予定ではない」という意味で、命にかかわる緊急性を伴った手術ではありませんでした。そのため、切り方は目立たない横向きになりました。縦のほうが早く赤ちゃんを外に出せるため、緊急時には縦が多いそうです。 しかし私の知り合いは、予定帝王切開だったのですが産院の方針で縦向きに。ちゃんと知っていれば事前に相談して自分の気持ちを伝えるなり、他の病院に変えるなりできたのにと悔しそうでした。 「どんな産み方だって立派な出産」と考えられるようになるまで、数年の月日が必要でした。子どもたちが元気に育ってくれているおかげです。ただ、手術に挑む前にもっとちゃんと学んでおけば、長い間悔やまなかったのかもしれないな、と思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2020年04月24日ベビーカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。 出産に関して、私が心配していたのは「陣痛」でした。と言っても、心配していたのは痛さではありません。古今東西、みんな痛いと言っているんだから、痛いのは間違いないんだろうと。それより、「陣痛がいつ・どんな感じで始まるのか」を気にしていた気がします。 タクシー会社や産院の電話番号を控える、散歩はするけど遠くには行かない、生理用ナプキンを持ち歩く、入院準備をしておく、等それなりにできることはやっていました。が、思いの他ささやかなおなかの痛みがやってきたときは「これは陣痛なのか?陣痛はこんなものじゃないはずだ。じゃあ、どうしよう?」と悩んでしまいました。 次回、迷いながらも私たちがとった行動をお伝えしたいと思います。 著者:イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2020年04月23日登場人物ママ/なつみ:とにかく面倒くさがり屋のB型パパ/ゆたか:女子力高い雑学王な子煩悩がすぎるパパさっちゃん:2017年7月生まれ。お歌大好き元気で明るい気分屋さんれーちゃん:2018年11月生まれ。お姉ちゃん大好きパパっ子。お姉ちゃんに冷たくされると大泣きなちょっと大袈裟さん人生3度目の出産!みなさん、こんにちは!4月上旬に第3子となる女の子の出産を終え、晴れて2歳1歳0歳の年子3姉妹のママとなりました!今回は3人目の出産エピソードをお話させていただきます。次女れーちゃんのときは痛みを感じはじめてから3時間で出産したこともあり、今回は「もしかしたら自宅で産んでしまうこともあり得るかも?!」とスピード出産に関する記事を読み漁っていました。そして年子3人目の出産となるとパパの助けが必要不可欠です。子どもたちが就寝した夜中に陣痛がくれば実母に子どもたちを見ていてもらうことで、パパが立ち会うことは可能ですが、朝や昼間の場合はパパが子どもたちのそばにいて安心させてあげる必要がありしていました。私の通っている産院は昨今の状況でも家族にとても親身になってくれ、パパと子どもの立ち会いのみ可能でした。しかし今は新型ウイルスのこともあり、産院がいつ立ち会い不可になるかもわからなかったので今回は「ひとりで産むぞ!」と決意を固めていました。しかし、幸いにも陣痛が始まったのは夜中。「少しお腹が痛いかも……」と陣痛の間隔を測ると10分をきっていました。念のため産院に連絡し、母を自宅に呼んで姉妹を見ていてもらい、パパと産院へ向かいました。内診してもらうと子宮口が8センチ開いていました。出産の回数を重ねるごとに出産に対して冷静になっている自分がいて、「この痛みは赤ちゃんを外に出してあげるための痛み。陣痛はママと赤ちゃんの味方!」と心の中で念じながら陣痛に耐えました。陣痛中は息を細く長く吐き、赤ちゃんに酸素を届けることを意識しました。この気持ちの余裕も3人目だからこそだと思います。パパはずっと腰をさすってくれていました。助産師さんに「お尻のほうが押されてくる感覚になったら呼んでね」と言われましたが、3回目の出産でも、その感覚があまりわからず、とにかく陣痛に耐え続けていました。しばらくすると、声を出すこともできなくなるほどの痛みが襲ってきたので、慌ててパパに「呼ぶ」と一言。助産師さんが「自分の体の声を聞いて自分の感覚でいきんでいいからね!」と言ってくれましたが、痛みに意識が集中していたこともあり、「どういうことだろう…!?」と頭が真っ白になりました。とりあえずいきんでみると、それが正解だったようで5回ほどいきむと赤ちゃんが出てきてくれました。頭が大きかった、へその緒が首に巻かれていた、お腹にスペースがありもう一回転しようとしていた……などさまざまな事情が重なりつつも今回も3時間ほどで出産することができました。実母に連絡を取ると、「その間、さっちゃん爆睡だったよ~」とのこと。わたしはさっちゃんの夜泣きが心配でたまらなかったので、お産がスムーズだったことに安堵したのを今でも覚えています。3姉妹になり、これからますます賑やかに楽しくなりそうです!おおもりさん、ご出産おめでとうございます!ままのて編集部一同、赤ちゃんが産まれてくることをとても楽しみにしていたので、元気な赤ちゃんのエピソードを聞けて、大変嬉しく思います!旦那さんの声かけや助産師さんの難解な言葉などのリアルな出産エピソードで、まるで私たちが立ち会ったような感覚になりました。旦那さんの助産師さんのような声かけには、編集部一同「頼もしすぎる…!」と声があがりました。何度経験してもやはり耐えられないほどの痛みが襲ってくるのが出産です。しかし、その痛みを耐えて産まれてきてくれた我が子に出会えたときは胸が熱くなりますね。これから3姉妹の仲良しな姿をたくさん見られるのが楽しみで仕方ありません!新型コロナウイルスの影響で、妊娠生活や出産に不安を抱えているママも多いかと思います。産院の指示に従い、ご自愛くださいね。(ままのて編集部)妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください!過去のエピソード著者情報
2020年04月23日私は初めての出産のときに、緊張と陣痛の痛さでまったく食べられなくなってしまいました。けれど分娩時間が27時間と長くかかり、何も食べられなかったことで出産の途中で体力が持たず、エネルギー切れになってしまったのです。 あのとき、あのタイミングで食べておけばよかったな……と出産後に後悔したので、その体験談をご紹介します。 緊張で食欲が出なかったその日、夜中2時ごろから定期的なおなかの張りと痛みが始まり、朝6時には10分間隔になったので、産院へ向かうことにしました。自宅で朝食を少しでも食べておこうと思い、やっと食べられたのがロールパン1個。痛みよりも、緊張のせいでそれ以上は食べられませんでした。 もっと普通に食べられると思っていたので、自分でも驚きました。想像以上に初めての出産に対して緊張していたようです。しかし、このときにもっと食べておけばよかったと今なら思います。なぜなら、陣痛が強くなってからの食事はもっと大変だったからです。 陣痛の合間に食べることはとても大変!入院し、強い陣痛が8分間隔になっても子宮口が開かず、分娩がなかなか進みませんでした。「長丁場になるから食事をしっかり食べてね」と助産師さんから言われましたが、痛みで思うように食事が摂れなくて困りました。 出産までの間に昼・夜・翌日の朝と3回食事が出ましたが、食べられたのはパン・ご飯を数口とフルーツを少しだけ。痛みで吐き気がする……、それでも食べなければ体力がもたないと思い、持参したゼリー飲料などを無理して食べました。 「何でもいいから食べて」と言われるたびに憂うつで、あれほど苦痛に感じた食事は生まれて初めてでした。入院の前にもっと食べておいたらよかったなと後悔しました。 出産が終わるころには体力も限界27時間かかって無事出産を終えました。出産時は気も張っていて頑張れましたが、最後は体力の限界。水分もあまり摂れず、食事も出産後すぐには食べられそうにない私の状況を見て、出産後も追加して1リットルの点滴をしてもらいました。 私はぐったりして動けず、産後も数日しんどくて完全にエネルギー切れな状態でした。3日くらいして食事をしっかり摂れるようになったら、やっと元気になりました。 出産翌日の朝に体重を測ってみたら、妊娠前から6kg増えていたはずの体重が妊娠前の体重からさらに3kg減っていて、どれだけ出産で体力を消耗するのか身をもって体感し、食事を摂ることの大切さを感じました。 陣痛が始まると、食事を摂ることすら大変です。私は分娩時間が長かったので、特に食事を摂ってエネルギーを補給しておくことの重要さが身に染みました。私の場合は入院前の朝食が、出産に向けたエネルギー補給をしっかりできる最後のタイミングだったな、と思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:山下 ひいこ一児の母。看護師・鍼灸師の資格を持ち、逆子治療やマタニティケアなどを行っている。自身の経験を生かし、不妊や妊娠・育児に関する体験談を中心に執筆活動を行う。
2020年04月20日いよいよ出産が近付いてきたとき、呼吸法を産院で教わりました。今日は、私が出産のときに取り入れた呼吸法と、その呼吸法を忘れてしまったときのエピソードを紹介します。 出産のときに取り入れたのは「ラマーズ法」「ヒッヒッフー」で有名なラマーズ法や、イメージトレーニングをしながらゆっくり息を吐くことを基本としたソフロロジー法、中国の気功を取り入れたリーブ法など、出産のときの呼吸法といってもさまざまなものがあると聞いていた私。 そんな私が産院で教わり、実際に取り入れた呼吸法は「ラマーズ法」でした。陣痛の痛みがまだ強くないときは鼻からゆっくりと息を吸い、フーッと口からゆっくり息を吐くことを意識しました。おなかに手をあてて「一緒に頑張ろうね」と赤ちゃんに話しかけながら。 痛みが少し強くなってきたら鼻から息を吸い、短めにヒッ、長めにフーと吐き出しました。陣痛の痛みが強くなってきてからは、その波に合わせてヒッヒッと短く息を吐き、フーと長く吐く呼吸にチェンジしました。 呼吸法がわからなくなってしまったけれど…いよいよ分娩台に移動し、陣痛の間隔が1分になったとき、なんと私は呼吸法をすっかり忘れてしまいました。 すると、すかさず助産師さんが陣痛の波に合わせて「2回深呼吸をして、3回目で息を止めていきんで!」と指示をしてくれました。いきみをやめるよう言われたら、ハッハッハと早く短い呼吸にチェンジ。赤ちゃんの頭が出てきた(と聞いた)ときは全身の力を抜く感じでフーフーとゆっくり呼吸しました。赤ちゃんの産声を聞いた瞬間、陣痛の痛みは忘れていました。 呼吸法はお産を乗り切るときの手助けのひとつ。最後はうまくできませんでしたが、助産師さんという心強い存在がそばにいてくれて本当に助かりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2020年04月17日初めての出産にあたり、一番気になっていたのが“陣痛”でした。出産を終えて振り返ってみたとき、「本格的な陣痛の始まりはあのときだったのか!」と理解しました。今回は、私の初めての陣痛体験談を紹介します。 これが陣痛!? とドキドキの日々インターネットでいろいろな情報を得られても、出産がどのように始まるのか、陣痛がどのくらい痛いものなのかなど、特に初産であれば体験してみないとわからないものですよね。私もその1人で、出産予定日が近付くにつれて、おなかが張ったり痛みが現れたりするたびに「これが陣痛!?」と、ドキドキしていました。 破水したものの陣痛は来ず、就寝…私は14時に破水してすぐに入院となりました。その後、20時にモニターを付けて、おなかの張りの間隔を計測。その結果、助産師さんに「今日は陣痛が来ないようなので、ゆっくり寝てください」と言われ、就寝することになりました。 就寝してから30分後、おなかを下したときのような痛みがやってきました。トイレに駆け込み、ベッドに戻るという流れを10回ほど繰り返したとき、私は気付きました。「あ! これは便意ではない!」と。 陣痛の始まりは「便意」の感覚!私の感じた陣痛の始まりは「便意」だったのです。そして、あとから思い返してわかったのは、前駆陣痛と本格的な陣痛の違いです。いつもおなかが張る感覚はありましたが、陣痛のおなかの張りは、パンパンになってはじけるのではないかと思うほどでした。また、おなかが張るときと張らないときの間隔もはっきりとわかりました。前駆陣痛のときには我慢できた張りや痛みも、陣痛のときには我慢できないほどの強い張りや痛みに変化していきました。 「陣痛」と聞くと、どのくらいの痛みなのか考えてしまうものですよね。体験してわかった痛みも陣痛の流れも実際には人それぞれ。できるだけリラックスして気負いすぎずに出産に臨みたいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラスト:sawawa著者:今井さくら一児(女の子)の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年04月13日上の子は妊娠38週ちょうどで生まれたので、下の子も同じくらいで生まれるかもしれないと思っていたら、妊娠36週でおしるしがありました。妊娠37週の健診で子宮口が4cm開いているので、いつ陣痛がきてもおかしくないと医師に言われましたが、おしるしと前駆陣痛はあるものの、なかなか陣痛に繋がらず……。 なかなか生まれない…周りからは「生まれた?」の言葉が増えていき、プレッシャーを感じる日々。陣痛ジンクスやあらゆる方法を試してみましたが、妊娠38週、39週過ぎても、やっぱり生まれない……。 経産婦はお産の進みも早いと聞いていたので、いつ生まれるのかという緊張感で、若干ノイローゼ気味になりかけましたが、「もう赤ちゃんのタイミングに任せよう」と開き直って妊娠39週の健診に向かいました。 妊娠39週の健診で急遽入院することに!病院の駐車場から病院までの距離を歩いていくうちに、なんとなくおなかの痛みを感じました。また前駆陣痛かな? いつもより痛みが強いなぁと思っていたところ、内診をしてみたら子宮口が6cmに! 急きょ、そのまま入院することになりました。 まさかのスピード出産入院とはいえ、前駆陣痛で遠のくだろうと思いきや、そのまま真っ直ぐ陣痛室へ。いやいや、昼間に出産はないだろうと思っていたら、なんと、子宮口8cmに! このとき初めて「あ、生まれるの?」と思った私。たまたま実習に来ていた看護学生に見守られつつ、あっという間に出産。健診のつもりで病院に着いてから2時間半でのスピード出産でした。 約1カ月も続いたおしるしと前駆陣痛で、本格的な陣痛が来ても疑心暗鬼になってしまい、遠のくだろう、日中に出産はないだろうと思っていましたが、まさかの健診ついでの出産に! 助産師さんからも「こんなことは初めて」とびっくりされました。経産婦のため、夜間の慌ただしい出産になるのでは、という心配も何のその、まさかの日中での出産。それも平日だったからか、費用も想定していたよりかからず、親孝行な子だなぁと感じた出産でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 著者:伊藤 綾6歳、0歳の二児の母。甲状腺疾患のため、二人目を諦めていたところ、血液検査の数値が正常値になったことを機に妊活再開して半年後に妊娠判明。ワンオペ育児に奮闘中。
2020年04月12日私は2016年の元旦に初めての出産をしました。陣痛室と分娩室で苦しんでいたのは8時間と長くはありませんが、人生のなかで一番濃い思い出です。今回は、陣痛から出産までの体験談をお伝えします。 前駆陣痛? それとも陣痛?おしるしがきたのは、出産予定日の5日前に大好きなラーメンを食べた帰りでした。次の日、おなかの張りが10分間隔になったので、電話をしてから病院に向かいました。しかし、子宮口は2cmということでいったん帰宅することに。 帰りにはおなかの張りもおさまりましたが、翌日の大晦日、お昼ごろにまたおなかが張るように。年を越したころには5分間隔になったため、再度病院へ。5分毎におなかを押さえてしゃがみ込んでしまい、病院に着いてから陣痛室に入るまでもひと苦労でした。 陣痛室ではどうしていた?私が入院したとき、陣痛室は静まり返っていました。一方、私の次に来た妊婦さんは、陣痛の痛みが来ると悲鳴をあげていました。黙ってその声を聞きながら痛みに絶えていた私は、この先の陣痛がとても怖くなり、「もう帝王切開にしてもらいたい……」と助産師さんに漏らすほど弱気になっていました。 でも、助産師さんの「今日中に生まれますよ」のひと言で、私は陣痛に耐える覚悟ができました。ひたすら黙って目を瞑り、現実逃避をしながら、いきむのを我慢している間に夜が明けました。 いざ分娩台へ!ついに子宮口全開大になり、分娩室へ。今までひたすら耐えることしかできなかったのが、分娩台に座ると冷静になり、「今から赤ちゃんに会えるんだ」と前向きな気持ちでお産に挑むことができました。 ただ、ずっといきむのを我慢していたので、今からいきんで! と言われてもいきみ方がわからずに苦戦しました。それでも下腹部に力を入れてみると、スポンっと赤ちゃんの頭が出たことを実感。頭が出たあとはすんなり生まれてきてくれました。 陣痛中はひたすら黙って耐えることしかできませんでした。出産後に知ったのですが、テニスボールを肛門に当てたりタオルを噛み締めたりという方法で、「いきみ逃し」ができるのですね。陣痛前に調べておけばよかったなぁと、あとになって感じた初出産でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラスト:sawawa著者:佐藤茉穂子育て中のママ。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年04月11日私はおなかが痛くなるのが陣痛だと思っていて、実際に1人目の出産はそうでした。しかし次女を産む際の陣痛で痛みだしたのは、おなかというよりも腰のあたりでした。1人目と2人目で陣痛で痛む部位が違っていたという、私の体験談をお伝えします。 おなかではなく腰? 痛む場所が変わった妊娠38週に入るころから前駆陣痛が頻繁にあり、おなかが張って痛みを感じていました。そして妊娠38週5日の10:30ごろと16:30ごろに、おしるしがありました。この日はちょうど夕方から定期健診で、そのときドクターからいつ生まれてもよいと言われたのです。まだ赤ちゃんの推定体重が2,500gを超えたくらいだったので「少しでも長くおなかにいてね」と話しかけながら、その夜は就寝しました。しかし、おなかの痛みが不定期にあると、どうしても眠りが浅くなってしまいます。うとうとしながら痛みをやり過ごしていたのですが、ふと「おなかというより、腰が痛い」と気付きました。 迷わず病院に連絡して正解だった!スマホアプリを使って陣痛記録をつけてみると、16分、7分、14分、10分、11分と痛みの間隔が安定しませんでした。長女を出産したときの陣痛はおなかがズキズキと痛かったのですが、この夜に痛かったのはおなかというより腰でした。その痛みは少しずつ増している気がして、「前とは違う痛み方だけど、これは陣痛なのでは?」と思い、病院に連絡したのは未明の3時。ひょっとしたらただの前駆陣痛だと診断されるかも、と思いつつ電話したのですが、「入院の荷物を持って来てください」とのことで、すぐにタクシーを呼んだのです。 病院到着から約2時間で無事出産病院に到着すると陣痛室へ。この時点で子宮口の開き具合は4cm。助産師さんが「良い陣痛が来ている!」と明るく褒めてくれ、3歳になる長女と夫が枕元で励ましてくれました。そして子宮口が7cmになったので、分娩室へ移動することに。長女を産んだ病院は畳敷きの分娩室だったので、私にとって分娩台に上がるのは初めてでした。足を開いて腰を浮かさないようにするのですが、背中や腰が痛くて大変でした。それでも陣痛の波に合わせていきむこと2回目で破水、5回目くらいで無事に次女が生まれてきてくれました。 お産は一人ひとり違うと聞いてはいたものの、おなかだったり腰だったり、陣痛で痛む箇所がこんなに異なるのかとびっくりしました。加えて「間隔は不定期だけど、これはきっと陣痛だ!」と妙な確信があったのも、今から思えば不思議ですがママとしての勘だったのかもしれません。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 著者:柴崎諒子2016年2月長女、2019年2月次女を出産。元雑誌編集部勤務で、企画・編集・営業・ライターを経験。現在は仕事をセーブしつつ子育て優先。妊娠・出産・子育てに関する記事を中心に執筆している。
2020年04月10日陣痛に耐えて頑張っているママの姿を見て、自分にできることはないか……。そう考えるパパも多いかと思います。今回は、出産時に私がパパにしてもらったこととパパにしてもらえばよかったと思うことを紹介します。 手のひら全体で背中をさすってもらう陣痛が始まったころ、パパに背中をさすってもらうと陣痛の痛みがやわらぐような気がしました。手のひら全体を背中に密着させ、やさしくさすってもらいました。痛みがやわらぐだけでなく、精神的に安心する効果も感じました。 私の場合、はじめは腰の上のあたりに痛みを感じましたが、陣痛が進むにつれて痛いと感じる場所が下がっていきました。さする場所をママに聞きながらおこなうといいと思います。 腰の痛む場所は指を使って押してもらう陣痛が進んでくると、腰に痛みが出ることもあります。私は腰からおしりの割れ目すぐ上あたりに痛みを感じました。痛む部分を指の腹でグッと押されると気持ちがよかったことを覚えています。 陣痛の痛みを逃すために、息を「フーッ」と吐くときに合わせて押してもらいました。押すタイミングや力加減を聞きながら、ママが気持ちいいと感じる場所を押してあげるといいと思います。 いきみ逃しに肛門付近を圧迫してもらういきみ逃しには、肛門付近を圧迫すると効果的でした。テニスボールやゴルフボールなどを使うと、圧迫しやすいとはよく聞きますよね。ボールがない場合は拳でもいいようです。 私の場合、息を吐くのと同時にテニスボールを使って自分で圧迫しましたが、助産師さんに圧迫してもらったときのほうがラクだと感じました。恥ずかしいからと自分で圧迫していましたが、夫にしてもらえばよかったです。 出産では進み具合とともに痛みを感じる場所が変化していきました。ママがラクだと感じる場所をパパも一緒に探すといいと思います。ただ、なかには触ってほしくない方もいるようなので、まずはママに確認するといいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2020年04月09日妊娠41週と2日。出産予定日を大幅に超過しましたが、生まれる気配がまったくなかったため、陣痛促進剤を使用して出産しました。陣痛促進剤を使用してからの陣痛〜出産体験談をお伝えします。 予定日過ぎても生まれる気配がなし妊娠37週を過ぎ、いつ生まれるのかドキドキしながら過ごしていましたが、まったく生まれる気配がありませんでした。早く会いたかったので、陣痛が来ると言われているジンクスをいくつも実践しました。8月の暑さのなか、毎日雑巾がけやスクワットをやったり、夕方1時間程散歩をしたりしたものの、予定日を過ぎても何も変化はなく……。 出産予定日1週間を過ぎた金曜の健診日、とうとう先生から「週末何も起こらなかったら月曜日に入院して陣痛促進剤で産みましょう」と言われました。 陣痛促進剤を点滴! 前半はゆっくりと結局土日は何も起こらず、月曜日の朝8時に入院手続きを済ませ、9時半過ぎに陣痛促進剤の点滴を始めました。40分毎に助産師さんが点滴の速度を10mlずつ上げてくれましたが、14時ごろまでは特に何も変化がありませんでした。 ところが、夫と話したりお昼ごはんを食べたりしていると、15時過ぎに定期的なおなかの張りが来て生理痛のような痛みを感じ始めたのです。17時を回るころには子宮口も5cm開き、本格的に腰が痛くなってきました。 そして18時ごろ子宮口が8cm、トイレ(大)に行きたいような感じが強まり、痛みの波も1~2分間隔になり、だんだん耐えるのがつらくなってきました。 「今日中に生まれるよ」の言葉に励まされ陣痛が来るたびヨガの呼吸で息を長く吐き、夫の手を強く握りしめ、助産師さんが腰を押してくれるとラクになりました。痛みのなか、助産師さんに「この様子なら今日中に生まれるよ」と言われたことが励みになったのを覚えています。19時ころに分娩室に移動し、19時半に子宮口全開。「いきみたい感覚はこれか!」と思いつつ、娘の体が外に向かって動いている感覚もわかりました。一刻も早く痛みから逃れたかったので、助産師さんに言われるまま目を見開き、おへそを見ながら腰を丸めてお尻に向けて長く長く息を吐いていると、20時過ぎに娘が誕生! 安堵で痛みが一瞬で消え去りました。 陣痛促進剤を使用するまでは痛みのかけらも感じなかったのに、薬剤の力はすごいと感じました。陣痛促進剤を使うことに不安もありましたが、本格的な陣痛から分娩所要時間3時間半での安産! 出産を早めたくて日課にしていた散歩や雑巾がけも、少しはスムーズなお産の役に立ってくれたのではないかと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:小田かすみ1歳になる娘を子育て中の元教師。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育ての体験談を執筆している。
2020年04月08日STEAM教育って何?
子育て楽じゃありません
細川珠生のここなら分かる政治のコト