現在4人の子どもを持つYUKAさんが3人目を妊娠中のこと。妊娠中期から張り止めの薬を服用していましたが、妊娠32週で突然陣痛が来て出産。赤ちゃんは1,980gの低出生体重児でした。そんなYUKAさんにその後の経過と現在について聞いてみました。 3人目の子どもを妊娠32週で早産妊娠32週目の夜、なんとなく眠れずに起きていたら突然、おなかに激痛がありました。出産経験があったので直感的に「陣痛だ」とわかり、寝ていた夫を起こして車でかかりつけの産婦人科へ。 「お願い、まだ出てこないで」と願いましたが、病院に着くと同時に破水。もういつ生まれてもおかしくないということで、救急車でNICUのある大きな病院へ搬送され、陣痛が始まってから5時間後には出産となりました。 「ごめんね」と涙が止まらなくて生まれた赤ちゃんの体重は、わずか1,980g。 すぐにNICU(新生児集中治療室)に入院することになりました。 先生からはまず、低体重で生まれたために起こりうるリスクの説明がありました。妊娠32週で生まれた三女は肺の機能が未熟だったため、なんらかの後遺症が残るかもしれないと……。 それを聞いて、YUKAさんは「自分がもっと体に気を付けていれば、もっとおなかの中で育ててあげることができれば……」と涙が止まらなかったと言います。 前向きになれた看護師さんの言葉それからは毎日母乳を届けにNICUに通いました。そのたびに小さい体をチューブに繋がれて、手の甲にいくつも点滴の跡を作っているわが子を見て、「ごめんね、ごめんね」と泣いてばかり。 そんなYUKAさんが救われたのは、ある看護師さんの言葉。 「お母さん、自分を責めちゃダメよ。赤ちゃんは自分で出てくるタイミングを決めるの。だから今生まれたことにはきっと理由があるの。赤ちゃんはちゃんと大きくなっているから大丈夫よ」と声をかけてもらえて、いつまでも落ち込んでいてはいけないと少し前向きになれました。 体は小さいものの元気に成長中三女がNICUにいたのは1カ月ほど。順調に体重が増えて、退院するときには2,465gになっていました。 だけど、それからも通院は続きました。低体重で生まれた赤ちゃんは免疫力が弱く、RSウイルスによる感染症が重症化しやすいため、半年間、シナジス(RSウイルスに対する薬)の接種を受けたのです。また、生後6カ月、生後10カ月などの定期乳児健診とは別に、出産した病院に毎月通って健康診断を受けていました。 三女は心配していた肺の機能は幸い問題がなく、大きな後遺症もなく、すくすくと成長していきました。ただ、ずっと身長と体重が成長曲線のずっと下にいるので、低体重で生まれた影響があるのかもれないと幼稚園のころに検査。だけど「成長ホルモンには異常がないから心配はいらない」との診断だったので、今では小柄なことが個性なのだと考えているそうです。 そんな三女も今では小学生。「今でも体はクラスで一番小さいですが、大きな病気もせず健康そのもの。小さい体で頑張ってくれた娘、支えてくれた家族に感謝でいっぱいです」とYUKAさん。 赤ちゃんが低体重で生まれると最初は不安が多いものです。特にお母さんは自分を責めてしまうこともあるでしょう。だけど、最近は医療が進歩していて病院のサポートも充実しています。焦らずに成長を見守っていきたいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:高橋じゅんこ一児の男の子を育てるワーキングマザー。病気ネタやママ友ネタなど、ペンネームでリアルな体験談を執筆中。
2020年08月29日わが家には3人の子どもがおり、そのうち2人は吸引分娩で生まれました。生まれたわが子を改めて抱いたとき、その頭の形のイビツさに驚き、心配になったのをよく覚えています……。 微弱陣痛で吸引分娩に私は陣痛が弱く、なかなか赤ちゃんが出てこられない状況だったので、3人の子どものうち2人は吸引分娩で誕生しました。 そのときはもう考える余裕などなく、吸引だろうが何だろうがとにかく早く出してあげて!という気持ちだったのですが、産後少し落ち着いて改めてわが子を抱いてみると、頭にしっかり吸引の痕が残り、形もイビツになっていたのです。 第二子よりも第三子のほうがひどく、引っ張られた部分が真っ赤なたんこぶのようになっており、その痛々しい姿に涙が出そうになったのを今でも覚えています。 自分を責めた入院中入院中は、そんな痛々しい頭を見るたびに「私の産む力が弱いからこんなことに……」と、申し訳ない気持ちになりました。しかしそんな気持ちを察したのか、とある看護師さんが「この頭、気になっちゃうしかわいそうだなって思っちゃうけど、少しずつきれいになくなっていくから大丈夫よ。ママと赤ちゃんが一緒に頑張った証だからね」と言ってくれて、すごく安心しました。 産後ナーバスになりやすいこともわかっていたので、「今はそういう気分になっちゃうときだから仕方ない!」と、自分で気持ちを切り替えることもできました。 その後頭の形はどう変化?無事退院して家で過ごしていると、看護師さんに言われたとおり少しずつ頭の形はきれいになっていきました。そして生後1カ月経ったころには、ほとんど気にならないように。 特別何かケアすることもありませんでしたが、「あまり強く触らないように」とのことだったので、沐浴のときは気をつけていました。今は3歳と1歳になりましたが、2人ともそのまま元気に大きく育っています。 生まれたばかりのわが子の頭の様子にはびっくりし、心配にもなりましたが、その後何事もなく元気に育ってくれてよかったです。幸い頭の形もきれいになり、吸引分娩の罪悪感もなくなりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 監修/助産師REIKO著者:ライター 岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2020年08月27日1人目の出産のときは陣痛開始から4時間で生まれたため、医師から「2人目はもっと早く生まれるだろうから、陣痛が始まったらすぐに病院に来てください」と言われていました。そして、妊娠37週の妊婦健診に行くと子宮口がすでに開いており、陣痛の前触れもないまま即入院に! そんな慌ただしい入院~出産までのお話をご紹介します。 妊娠37週の妊婦健診で⋯妊娠37週0日に妊婦健診を受けました。お産の気配がするような自覚症状はなく、腹部エコーで赤ちゃんを見てもらうと「元気で特に問題ない」とのことでした。 「1人目の出産時、陣痛を感じて病院に着いたときにはすでに子宮口が7cm開いていたので、今回も子宮口が一気に開かないか気になっています」と医師に伝えました。すると、「自覚症状が特にないなら大丈夫だとは思うけれど、内診してみましょう」ということに。 子宮口が4cm開いていた!内診で子宮口の開きを見てもらうと、医師の表情が一転! 「子宮口がすでに4cm開いている。このまま陣痛が来れば一気にお産が進んで生まれるかもしれない。家から病院まで遠いし、病院外で生まれてしまうと大変です。このままの状態で家に帰すことはできません。今から入院して様子をみましょう」と言われました。 出産準備はしていたものの、出産予定日まであと3週間あったので、当然何も持って来ていませんでした。まさかの手ぶらのまま即入院になってしまったのです。 一時退院…しかし自宅には帰れず健診後そのまま病室に案内され、陣痛を待つことに。急な展開で一気に出産の現実味が湧き、期待と不安を抱きながら病室で過ごしました。しばらくしておなかが張ってきましたが、間隔がばらばらでそのまま遠のいてしまい……。 入院している必要がなくなったものの、自宅は遠くて混雑時は1時間かかるということもあり、結局自宅への許可はおりませんでした。陣痛時にすぐ病院に来られる範囲で待機しておくように言われ、病院から5分のところに住む妹の家で、次の健診までの1週間を過ごすことになったのでした。 妊娠38週妊婦健診後、再入院~出産退院後は正期産の時期に入っていたため特に安静指示はなく、通常の生活を送っていいとのことでした。妹の家では、いつ陣痛が来るか怖くて最低限の身の回りのことだけをしていました。しかし一向に陣痛が来る気配がないので、3日目からは1時間程度歩いたり、家事洗濯をしたりと、普通の生活を過ごしていました。 そして陣痛が来ないまま妊娠38週の健診になり、子宮口の開きは変わらず4cm。しかし、このとき1週間離れて暮らしていたため長女の精神面が不安定になってしまっていたのです。これ以上は離れて過ごせないため、内診で陣痛を促すことに。内診を受けた後30分ほどで一気に陣痛が来て、1時間半で無事出産しました。 まさか妊娠37週で自宅に帰れなくなるとは思ってもいませんでした。改めて、出産はいつ、何が起こるかわからないなと感じました。2人目の出産時は長女のこともありますし、何を優先すべきか判断がとても難しかったです。想定外のことが多々あった出産でしたが、無事に生まれてきてくれてやっと安心することができました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 監修/助産師REIKO著者:福山あかね一男一女の母。元幼稚園教諭、元保育園勤務。第二子出産を機に退職。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年08月25日若いころ、出産の痛みは「鼻からスイカを出すくらい痛い」という例えを聞いて、出産とは赤ちゃんが出てくる“その瞬間”の痛みがすごいのだと思っていました。妊娠してから、その前の陣痛が相当痛いらしいということを知りましたが、実際に出産を経験してみると、ほかにも意外な痛みがあったのです。 陣痛は叫び声が出るほどの痛みだった!私の初産は陣痛促進剤を使っての出産となりました。陣痛促進剤の点滴が始まってしばらくすると、だんだんと生理痛のような痛みが襲ってきました。 もともと、それほど生理痛がきついほうではなかったので、徐々に強まってくる痛みに「あーこれはしんどいかも」と思っていましたが、まだまだ序の口。少しずつ少しずつ強まっていく痛みに耐えること6時間。終盤は思わず叫び声が出るほどの痛みでした。 「やっと陣痛の痛みから解放された!」初産にしては6時間というのは短かったようですが、自分としてはこれほどの長時間、これほどの痛みに耐え続けた経験はありませんでした。「生まれる瞬間は感動するだろうな~」なんて呑気に思っていましたが、なんといっても「やっと陣痛の痛みから解放された!」という喜びが一番強かったように思います。 わが子が生まれる瞬間、鼻からスイカを出すくらい痛かったかというと、正直なところよく覚えていません! とにかくいきむだけで精一杯でした。 傷を縫う痛みが意外と痛かった!無事に出産を終えると、カンガルーケアでわが子を抱かせてもらい、やっとじわじわと「自分の子に会えた」という感動が湧いてきました。そんなとき、出産という大仕事を終え、解放感に浸っている私の耳に聞こえてきたのは、「(会陰の)裂けたところを縫いますね」という医師の声でした。 「ふーん、縫うのか」くらいに思っていると、これが意外と痛い! 陣痛の鈍い痛みとは違う、パチン!と弾かれるような痛みに思わず「痛い!」と声をあげてしまい、「ごめんね、すぐ終わるからね」と先生も苦笑いをしていました。 会陰の傷を縫う痛みが陣痛よりも痛かったというわけではないのですが、「もう痛いことは全部終わった!」と思い込んでいたところの意外な痛み。なんだかとても印象に残っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー イラスト/imasaku監修/助産師REIKO著者:奥田美紀二児の母。IT企業にてSE・プログラマーとしてシステム開発やWEBサイト運用等をおこなう。夫の転勤や子育てのために退職し、現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年08月22日私は里帰り出産をしたのですが、実家には車がなく、臨月に入ってから陣痛タクシーに登録しました。出産するときには陣痛タクシーを使うことはなく、退院する際に利用しようとしたところ、トラブルが起きてしまいました……。 里帰り出産に備え、陣痛タクシーに登録私は第1子を出産するにあたり、妊娠34週ごろから実家に戻って出産に備えていました。実家には車がなく、私は実家に帰ってからママサポートタクシーという、いわゆる陣痛タクシーを数社調べ、一社登録することに。 私が登録したタクシー会社は、妊婦健診、出産時の入院・退院、買い物など、登録しておけばいつでも利用できるようになっていました。 陣痛タクシーは出産後まで出番なし私の実家から病院までは歩いて30分ほどの距離です。運動不足を解消するため、妊婦健診には歩いて行っていました。出産のときも、出産予定日前日に破水したのですが、車を持っている夫が出産に備えて実家へ来ていたため、陣痛タクシーを使うことはありませんでした。 初めて陣痛タクシーを利用したのは、無事出産し、私と赤ちゃんが退院する日となったのです。 陣痛タクシーが来ない!?私と赤ちゃんは病院の入院計画通り、出産後6日で退院することになりました。夫は仕事のため自宅に帰っており、このとき初めて陣痛タクシーを利用することに。退院の準備ができて陣痛タクシーを呼ぶと、すぐ来るとのこと。 しかし、病院入り口で20分ほど待っても到着したとの連絡はありません。その日は私が住んでいる地域ではめったにない猛暑日。私は赤ちゃんと自分の体調が心配になり、タクシー会社に電話をしました。 タクシーが来ない原因は…電話した結果、陣痛タクシーは実家に着いていました。どうやら、私が電話したとき、「(実家の住所)の(私の名前)さんですね?」と言われたので「はい。出産して退院するので陣痛タクシーをお願いしたいのですが」と言ったのですが、聞き間違って実家に行ってしまったようです。 あらためて陣痛タクシーが来たのは、そこから約10分後。ようやく帰宅したものの、クーラーがない実家は蒸し風呂状態に。暑いのかおなかが空いたのか赤ちゃんはギャン泣き。気が動転してしまった私はしばらく水分も摂らず、へとへとになりながら授乳をし、熱中症になってしまいました。 私は授乳に慣れていないのもあり、「私がもし入院してしまったらもう授乳はできなくなるかもしれない」と思い、体調不良を無視していました。しかしそのまま体調が良くならなかったので、3日後に深夜外来にお世話になることに……。トラブルが重なったこともあり、陣痛タクシーがトラウマになってしまいました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:桜場紫0歳女児の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する記事を執筆しています。趣味は読書、夫と週替わりで選ぶ映画の鑑賞。
2020年08月17日産院にやってきた母との会話で印象的なものがありました。それは…… 「障子の桟が見えなくなったら生まれる」。部屋のすぐそこにある障子の桟が見えなくなるくらい痛くなったら、赤ちゃんが生まれる、という意味だそうです。この言葉をご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、私はこのとき初めて聞きました。そしてものすごく「わかる」と思いました。陣痛絶頂期はすべてが白くぼやけて、目を開けているのに、何も見えていなかった気がしたからです。 そしてこんな言葉が残っているくらい、陣痛の痛みは共通のものなんだな、と思うと、「古今東西のお母さんたちSUGEE!」と全人類の母をリスペクトしたい気持ちでいっぱいになりました。いや、ホント、みなさんお疲れ様です……。 <つづく>著者:イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2020年08月13日かめこさんの「赤ちゃんがやってくる!」第34話。産院から家に帰されてしまったかめこさん。ところが、陣痛はますます強くなり…?!ベビーカレンダーご覧のみなさん、こんにちは!2019年8月に女の子を出産し、はじめての育児に日々奮闘中のかめこです。 第34話は、痛みの中産院に着いたけれど……陣痛の痛みを耐えながら、家に帰ったお話です。 一旦家に帰ることになったのはいいのですが、車に乗り込むころには陣痛がかなり強くなり歩くのもしんどくなってきていました。 そんな中、帰る途中に寄ったコンビニのトイレでおしるしが!ですが、私は悩んだ挙句、もしかしたらまた陣痛の痛みも治まるかもしれないとそのままスルーし家に向かうことに……。産院へ引き戻そうかとも思いましたが、戻ってもまた帰されてしまうかもと不安で戻れず、ギリギリまで耐えることにしました……。 陣痛がどんどん強まり、駐車場に着いたはいいけれど自宅の階段を上ることができず(4階なので)車内でうずくまってずっと痛みに耐えていたのですが、陣痛の間隔も1分を切ったころもう限界を感じ「これはもう生まれる!!」と本気で思いました!痛みの中また帰されたらという不安の中、病院に電話することに!おしるしがあったこと、痛みがどんどん強まって間隔も1分を切ったことを伝えると「すぐ来てください」と言われ再び病院に向かうことになりました。本当につらかった……。産院に着くとすぐ内診へ、その時ちょうどけいさんも産院に到着しました。ナイスタイミング!内診で診てもらうと、なんと子宮口は6cmに!あの痛みの中でどんどん開いていっていたようです。そのまま入院となり、分娩室へ向かいました。これから出産という状況でしたが、出産の不安よりも「やっと入院できる!」という安心感のほうが勝っていた気がします。 そして、入院着に着替えて分娩台に上がると、なぜか横にはけいさんが!看護師さんに連れられて流れで分娩室に入ってしまったとのことで、立ち会い希望ではなかったのですがこの時そんなことを言っている余裕もなく……。けいさん立ち会いのもと出産することになってしまいました!!イヤだったのに……。 著者:イラストレーター かめこ2019年8月に女の子を出産し、家族が増えて一層賑やかになりました。はじめての育児は分からないことだらけで日々奮闘中です!赤ちゃんが産まれるまでの家族とほのぼの妊娠ライフをブログにて更新しています。
2020年08月12日出産時、排便をしてしまうことがある、入院すると浣腸をする……。そんな話を聞いたことはありませんか? 産院によってもいろいろな方針があるようで、私の場合、第一子、第二子・第三子で対応が違いました。それぞれの産院での出産体験談をお話しします。 第一子出産では浣腸の処置があった私が第一子を出産した産院は、陣痛がきてから入院となった時点で浣腸の処置がありました。腸内の便をすべて出し切るために、浣腸後に便意がきても、しばらく我慢するように助産師さんから指示がありましたが、私はすぐにギブアップ! 浣腸後、すぐにものすごい便意の波がきて、即トイレへ行ってしまいました。 そして偶然かもしれませんが、排便後は急速に陣痛が強くなっていきました。 出産時の排便が不安…でも浣腸は嫌!出産時の排便が不安な反面、第一子出産時の浣腸後の「猛烈な便意」と「急激な陣痛の進み具合」から、私は浣腸がトラウマになってしまいました。 そのため、第二子、第三子の妊娠中も「また出産のときに浣腸をしたら嫌だな……」と不安に思っていました。かといって、夫の立ち会い出産を予定していたので、「いきんだときに便が出てしまうのも恥ずかしいし……」と、気持ちの葛藤があったことを覚えています。 第二子・第三子の出産では浣腸なし ところが、第二子、第三子のときはそれぞれ別の産院での出産となりましたが、どちらの産院も浣腸の処置がありませんでした。このとき、産院によって方針が違うことを初めて知りました。 そこでバースプランを伝える際、助産師さんに第一子出産時の浣腸で不安になったことを話したところ、「出産時の排便は自然なことだから、最近は浣腸をしない病院も増えているんだよ」と教えてくれました。便が赤ちゃんに触れる前に助産師さんがしっかり処置してくれるので心配ないとのことでした。 出産時の排便は自然なこと、さらに出産時はそれでころではない!とはいえ、排便したかどうか気になるものです。浣腸の処置があるかないかも含め、不安なときは医師や助産師さんに相談してみると不安が軽減しますよ。これから出産を迎えるママは、不安を取り除いてから出産に臨めるといいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー イラスト:imasaku監修/助産師REIKO著者:東 慶子三児の母。育児のかたわら、アンガーマネジメントキッズインストラクターの資格を取得。自身の育児経験に生かすとともに、将来的には子ども向けの講座を開催したいと考えている。
2020年08月10日立ち会い出産は、生命が誕生する瞬間を家族と共有できる機会です。わが家のパパは、出産当日まで立ち会うかどうか迷っていました。そんな夫にビックリさせられた、立ち会い出産時のエピソードをご紹介します。 立ち会い出産、そんなにいいものなんだ!私の周りにいるママたちのほとんどが、夫立ち会いのもと出産をしています。「夫がいることで安心して出産に臨めた」と話すママが多く、立ち会い出産をすることで夫に出産の大変さをわかってもらえたという声もありました。 私は、立ち会い出産を経験したことがなかったので、「そんなにいいものなんだ!」と驚きました。一方で、「立ち会い出産を後悔した人もいる」という話も聞いたことがあります。実際に経験しないとわからないことなのでしょうね。 立ち会い出産の感じ方は人それぞれ立ち会い出産はいいものなんだ。そんな周りの声を聞いた私は、2人目妊娠時に立ち会い出産をしようか迷いました。夫に「立ち会い出産をしたい?」と聞いてみたところ、「どちらでもない」との返答が……。 「妻が苦しむ姿を見るのがつらい」など、立ち会い出産を後悔した人の声を聞いて悩んでいると言っていました。人によって感じ方が異なるのでしょう。出産当日まで立ち会うか、夫は迷っていました。 立ち会い出産をすると思いきや…!?夫から出産に立ち会うか答えを聞かないまま、陣痛がやってきました。1人目出産時は私ひとりで頑張りましたが、2人目のときは腰をさすってくれるなど、夫のやさしさに触れることができてよかったです。 陣痛の間隔が短くなり、そろそろ出産というとき、夫はこのまま立ち会い出産をすると私は思っていました。ところが……! なんと途中で夫が脱走! 私はあ然としてしまいました。夫は今まで見たことのない状況に耐えられなくなったのでしょう。ただ、このときは、そんな夫の行動が恥ずかしくてたまりませんでした。 ここまで一緒にいてくれるなら最後までいてくれたらよかったのに……。予想外の行動にあ然としてしまいましたが、今では出産のおもしろエピソードとなりました。今振り返ると、夫なりにできる限りのサポートをしてくれたことに感謝しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2020年08月08日初めての出産、切迫早産で自宅安静の日々を経てやっと訪れた出産予定日。しかし、それから数日過ぎても陣痛が訪れないので、ついに陣痛促進剤の使用が決定! 思いがけないことが気になった私の出産話を聞いてください。 出産予定日+6日で陣痛促進剤決定切迫早産で約1カ月間自宅安静をしていましたが、出産予定日に近づいてもう大丈夫! ……となったのになかなか陣痛が来ない……。歩いても階段を昇降しても少し張るだけのおなかに、妊娠41週0日での誘発分娩が決まりました。 入院の流れを説明されたあとは「いよいよこの日に生まれるのか、日にちが前もってわかるなんて不思議!」くらいの気持ちでした。 陣痛促進剤投与当日、朝9時ごろから陣痛促進剤の点滴を打ち始めました。まずは少ない量から徐々に増やしていくようで、テレビを見ながら夫と助産師さんと談笑しながら何ともなく午前中が過ぎていきました。 昼食を食べて薬の量が増えていっても特におなかに痛みはなかったので、夫は昼食を摂りに一旦外へ出ていきました。午後1時を過ぎたころ、なんだか便意を感じて1回目のトイレに行かせてもらったところ、ゆるめの便が……。産院着でおなかが冷えたのかな?と思いながらまた分娩室に戻りました。 いよいよ陣痛が! この痛みは何?その後、徐々におなかの張りが強くなっていき、助産師さんも「これで陣痛が乗ればいいですね!」と小まめに確認してくれました。それでも便意は続き、2回、3回とトイレに立たせてもらう状態の私に、「陣痛促進剤で少し緩くなっているのかもね」と助産師さんが声をかけてくれました。外出していた夫が午後2時ごろ戻ったときには、おなかの痛みが陣痛なのか腹痛なのか、とうとう区別がつかなくなっていました。 このころ、かなり陣痛は強くなっていたようで、もうトイレには立たせてもらえなかったのですが、相変わらず便意を感じていた私は、「ここで漏らすのは絶対に嫌だ!」と、ただただそれだけを考えていました。 出産は便意との闘い いよいよ喋れないくらい陣痛が強くなってきたときも、助産師さんからは「まだいきんではダメ! 逃してね」と言われていましたが、私にとってはいきんだら便が出てしまうという感覚だったので、必死にこらえていました。しかし、「もういいよ! いきんで!」の合図でおなかに力を入れるときには、痛みが最高潮で便意がどうとか考える余裕もなく、早くこの痛みをどうにかしたい! という一心でいきみました。陣痛の合間にずっと気になっていた便意を伝えると、「あぁ、ちょっと出てるね。でも大丈夫! このままいきんで!」と回答がありました。もうろうとしている頭ではもう恥ずかしいという感情は湧きませんでした。直後に破水し羊水も一気に出たので、もうとにかく全部出してやる!といきみ続け、無事に出産することができました。 私は陣痛の痛みについて聞かれると、「おなかをこわしたときの痛み × 数十倍」と答えます。今でもあの分娩室で、必死に便意と戦った記憶は鮮明に覚えています。産院のみなさんは、おそらく慣れていらっしゃるでしょうからそこまで気にすることはないのかもしれませんが、願わくば次の出産時には、便意と直結しない陣痛を感じたいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー イラスト:(c)chicchimama著者:歌 啓子1歳男児の母、転勤族の妻。子育てはフランス流を実践、夫は息子の爪切り以外はすべてこなせる育メン。2018年9月より在宅勤務にて復職し、転居先の地で友達作りに勤しんでいる。
2020年08月07日毎回健診のときに赤ちゃんは大きめだと言われており、出産予定日を過ぎても陣痛が来る気配がなく、妊娠41週のときに誘発分娩のため入院。初産で4,300g超えのビッグベビーを出産したときの体験談です。 陣痛の気配がなく誘発分娩へ毎回健診のときに赤ちゃんは大きめだと言われ、妊娠40週の健診の際には、おなかの中の赤ちゃんの推定体重は3,800g。妊娠41週を過ぎても陣痛の気配がなく、このままでは赤ちゃんが大きくなり過ぎるため、翌日に誘発分娩のために入院することになりました。 入院1日目にラミセル、バルーン挿入という子宮口を開く処置をおこない、入院2日目の朝から陣痛促進剤を点滴する予定でした。1日目の朝にラミセルを挿入し夕方に抜去、その後にバルーンを挿入すると自然と陣痛が始まり、バルーンも抜けたため、陣痛促進剤は使用せずにこのまま自然陣痛で出産する方向になりました。 一向に強くならない陣痛 陣痛が始まったものの、陣痛の間隔はなかなか狭まらず、強さもずっと我慢できる程度の痛みで、テレビや携帯を見る余裕もありました。助産師さんからも「微弱陣痛だね」と言われていて、LDRへ移ってからは少し陣痛が強まりましたが、まだ周りの話し声を聞く余裕がありました。 赤ちゃんはなかなか下りてこず、地味に痛い陣痛と付き合うことになり、後半は痛みというよりも睡魔との戦いでした。結局人工破水をし、やっと赤ちゃんが下りてきて分娩の準備に入ったのは陣痛開始から12時間後でした。 下から吸引して、上からは馬乗りに!陣痛に合わせていきむのですが、まったく赤ちゃんが出てくる気配がありません。赤ちゃんが大きいこと、そして私の陣痛持続時間が短く陣痛間隔が長いことが問題でした。1回の陣痛で1〜2回しかいきめず、次の陣痛までの待ちが長いため、赤ちゃんが戻ってしまう状態でした。 私のいきみだけでの出産は難しいと判断され、下から吸引し上からはおなかに助産師さんが馬乗りになりました。陣痛のタイミングに合わせて同時にいきむ、引っ張る、押し出すといった感じでした。なんとか頭が出ましたが今度は肩がつかえ、もう一度いきむ前に陣痛は終わり、その後はいきんでもまったく出てきません。結局先生が引っ張り、助産師さんが押し出し、なんとか赤ちゃんを出すことができました。出てきてびっくり! 推定体重+500gの4,300g超えのビッグベビーでした! 健診のときから大きめの赤ちゃんだと言われていたため、ある程度覚悟はしていましたが、まさか4,300gもあるとは思いませんでした。初産でかなりのビッグベビーでしたが、吸引分娩とおなかを押してもらうことでなんとか無事に出産をすることができました。出産まではいろいろと大変でしたが、生まれてからはよく飲んでよく寝る子で、どっしりとしていてお世話もしやすいです。ビッグベビーも悪いものではありません。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー イラスト:manami.koiso著者:塚田さき0歳男児の母。普段は作業療法士として訪問看護ステーションで勤務、現在産休中。自身の体験をもとに、主に体験談を中心に執筆している。
2020年08月06日娘を出産する際、私は無痛分娩を選択し、痛みのないラクな出産になる予定でした。しかし、予期できなかったトラブルが次々と発生! そんなトラブルを乗り越えた、私の出産エピソードをご紹介します。 出産予定日を1週間過ぎても赤ちゃんが生まれる兆候がなく、先生と話し合い、計画分娩となりました。そのとき、おなかの赤ちゃんはすでに3,000gを超えていたので、少しでも体に負担がかからないよう、無痛分娩を選択しました。ところが! 当日の朝から陣痛促進剤を使用しても、反応のないまま夕方を迎えることに……。2本目の陣痛促進剤を使用し始めてすぐに、ようやく陣痛がつき始めましたが、その後、赤ちゃんの心音が安定しない、陣痛が最高潮のときに麻酔が切れ始めてしまい、強い痛みを一時的にではありますが経験したり、子宮の収縮が悪く、1L以上の大量出血など次々とトラブルが起こり始めたのです。 出産は、予期できないトラブルが起こり得ます。不安に思うことも多いですよね。私の場合、わが子に会いたいという強い思いもあわさって、トラブルを乗り越えられたのではないかと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 原案/片岡花作画/和田フミ江
2020年08月01日■前回のあらすじついに正産期に入ったので、気持ちも緩みのんびり過ごしていると、突然の破水! 親切な陣痛タクシーのおかげで無事に病院に到着したのでした。■徐々に苦しくなる陣痛優しい助産師さんに連れられ陣痛室へ。始めのうちはワクワクしていましたが、時間が経つにつれて痛みが増し、気付けば恐怖心の方が勝っていました…■なかなか産まれてこない…痛みと疲れがピークに意識が朦朧としながらもやっと分娩室へ。それでもなかなか産まれず疲れはピークを越え、助産師さんの励ましも素直に聞く余裕がありませんでした…。次回に続きます。 【同じテーマの連載はこちら】 湯本もゆのオドオド手探り育児 この連載の全話を見る >>
2020年08月01日私の義母はとても穏やかでやさしい人です。不妊治療で第一子を授かったときはとても喜んでくれ、私が不調のときに通勤の送迎をしてくれたり食事を作ってくれたりと、たくさんお世話になりました。けれど、初めての出産を経験するにあたり、自分のことでいっぱいになった私は義母に対していろいろと不満を募らせてゆき……。 陣痛中に差し入れされた驚きの物!私は出産予定日を過ぎても子宮口がなかなか開かなかったため、入院して陣痛誘発剤を使って出産する予定でした。結局入院予定日の前日に陣痛がきたため、ひとりでそのまま入院したのですが、入院したことを義母に連絡するとまさかのお見舞いに。 何をしにきたのかと思ったら、だるまを届けにきたとのこと。 「今のタイミングでだるま!?」 と驚いたのを今でも覚えています。 出産後はほぼ毎日お見舞いに義母の家から病院が近いということもあり、義母と義父は出産直後にお見舞いにきてくれました。そこまではよかったのですが、入院中ほぼ毎日お見舞いに。狭い病室に生まれた直後の娘と義母と私の3人きり……。きてくれてありがたいのに、なぜか産んだ直後は 「起き上がって接しなければならない」 という気持ちのほうが強く、つらく感じてしまいました。 気にかけてもらえることはありがたいけれど、入院中は沐浴実習や母乳マッサージ、友人との面会などいろいろと予定が入っていたため、もう少し休みたいと感じたことを覚えています。 まさか!? バスタオルに文句一番衝撃だったのは、入院中、おくるみ代わりに使っていたバスタオルに文句を言われたことです。私が直接言われたわけではないのですが、病室にきていた夫の携帯電話に連絡があり 、「まだあのベージュのバスタオル使っているの?」 と言われたのです。 バスタオルがベージュだったため、義母にはおくるみとしてふさわしくないと感じたのかもしれません。電話を受けたときは汚れたために白いブランドのバスタオルに交換済みで、そのことを伝えると安心していたようです。なんでそんなことを言うんだろう……と無性に悲しくなって夜中に号泣しました。連日の睡眠不足でネガティブになっていたのだと思います。 初めての出産による不安や睡眠不足で私の気持ちが不安定だったこともあり、普段なら何も感じないことも悪い方向に受け止めてしまう時期でした。4年以上経った今では 「そんなこともあったなぁ」 と思える出来事です。 イラスト:imasaku著者:沢田真紀子自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年07月31日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。そのなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は妊婦さんにまつわるジンクスに関するご質問です。 Q.焼肉を食べると陣痛が来るというジンクスが怖いですお祝いごとがあるので夫と焼肉を食べに行きたいのですが、焼肉を食べると陣痛が来るというジンクスが怖いです。まだ妊娠30週なので早産になってしまうし、やめたほうがいいですか? 宮川めぐみ助産師からの回答焼肉を食べに行くと陣痛が来るということジンクスは、あくまでもジンクスになります。医学的な根拠もありませんので、安心して食べに行ってきてくださいね。お祝い事ということなので、楽しんできていただくといいと思いますよ。※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください 臨月に焼肉を食べると陣痛が来るって本当?臨月に焼肉を食べると陣痛が起こるというジンクスがあります。焼肉のほかにも、オロナミンCを飲む、カレーを食べるなど食べ物にまつわるジンクスがありますが、これらにはまったく医学的根拠はありません。 早く陣痛が起きてほしいからと言って、飲みすぎや食べすぎは禁物です。母子ともに健康状態が悪化することに繋がるので、バランスのとれた食事や適度な運動を心がけましょう。 妊娠中に焼肉を食べるときの注意点●焼き方食中毒や感染症を防ぐためには、レア肉は避け、肉をしっかり焼く必要があります。また、時間制の食べ放題コースの場合、短時間でより多くの肉を食べようとしてしまい、加熱が不十分な肉を食べてしまう可能性があります。慌てて焼かず、1枚ずつじっくりと火を通しましょう。 また、お肉を皿から取る箸(トング)と、網から取り皿や口に持っていく箸(トング)は必ず使い分けるようにしましょう。網の上の肉をひっくり返すときも注意が必要です。トングを一度網で加熱してから肉を裏返すようにしましょう。 ●カロリー私たちが普段必要とするエネルギー量(カロリー)は、生活強度や年齢によって異なります。妊娠するとおなかの中の赤ちゃんにも栄養を届けなければいけなくなるため、必要なエネルギー量が増えますが、妊娠の時期によってそれも異なります。また、妊娠中の適切な体重増加量も人によってそれぞれなので、今、自分がどのくらいのカロリーが必要なのか、把握していると安心です。 肉の種類によってもカロリーが異なりますので、カロリーが気になる方は赤身系の肉を食べるようにしましょう。肉をよく焼くことで余計な脂が落ちます。しっかり火を通すようにしましょう。また、焼肉のたれではなく、レモンでさっぱりといただくのもカロリーダウンにつながります。 ●キムチなどのサイドメニューは?キムチなど刺激があるものは、妊娠する前からも問題なく食べているようなら妊娠中も問題ありません。ただし、舌がヒリヒリするような辛すぎる食べ物は内臓への刺激が強いため、胃もたれや胃炎の原因になり、下痢などの症状を引き起こすことがあります。一度にたくさんの量を食べることは避け、適量にしましょう。 また、味付けの濃いメニューは塩分が多く含まれているものもあります。すると主食であるご飯なども一緒に食べ過ぎることにもつながります。また、塩分の摂り過ぎは、むくみや妊娠高血圧症候群を引き起こす原因にもなりますので、辛さと塩分を確認してから食べるようにしましょう。※参考:基礎知識(妊娠中)「妊婦も焼肉を食べて大丈夫?食べる際の注意点と陣痛のジンクスについて」【監修者:助産師 REIKO】
2020年07月30日出産レポ 第4話2019年1月生まれの男の子のママ、きのこの子さんの出産エピソードをご紹介! 子宮口は全開大なのに、いきんでも、いきんでも、なかなか生まれない……。 自力で産んだというより、引きずり出された感の強い出産の瞬間でした。分娩台で人工破膜もしてもらったし、いきんでもなかなか出てこないし、そうしている間に陣痛は弱まってくるし……。本当はまだお産のタイミングじゃなかったのに、アメトーークで笑いすぎたせいで陣痛がくるのが早まっちゃったんじゃないの?!としか思えませんでした(汗)。 このあとは、壮絶な産後入院について語らせていただきたいと思います。辛すぎてかなり鬱々とした入院生活でした……。ご出産、おめでとうございます! 次は、心身ともに壮絶だった産後の入院生活続編です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター きのこの子
2020年07月29日2019年1月生まれの男の子のママ、きのこの子さんの出産エピソードをご紹介! 出産予定日の夜、「アメトーーク!」をみて大笑いしすぎたあと、陣痛が始まって……?! 出産に対して、「まぁ、なんとかなるでしょ」と思っていて、あまり恐怖心がなかったのに、出産中のママさんの雄叫びを聞いて、「もうあとに引けないんだ……!あんなに痛いんだ……!!!」と恐怖心が襲ってきました。 陣痛、出産の痛みや苦しみの表現は、人それぞれですが、きのこの子さんの場合は満員電車で突然襲い掛かる便意を我慢しつづける、あの極限の状態によく似ていたんだそう……! 絶対出しちゃいけない、でも今すぐ出したいっ!さぁ、この下り龍はこのあとどうなったのでしょうか。 <つづく>著者:イラストレーター きのこの子
2020年07月27日2019年1月生まれの男の子のママ、きのこの子さんの出産エピソードをご紹介します。 出産レポ 第1話 きのこの子さんのお母さんの陣痛のきっかけは、部屋の模様替え。祖母は年末の大掃除をきっかけに陣痛がきたんだそう! きのこの子さんの陣痛のきっかけは……?! 思いもよらない、あのテレビ番組だったそう! 「わたしの陣痛は、アメトーーク!が連れて来た」出産予定日の夜、アメトーーク!の「絵心ない芸人」の回を観て、年に一度あるかないかのレベルで大笑いしたあと、なんと陣痛が始まったそう……! この夜から翌日のお昼にかけて、じわじわ間隔が短くなる陣痛に耐えた、きのこの子さん。その後の様子は、また次回。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:イラストレーター きのこの子
2020年07月26日妊娠期間は何事もなく過ごし、いよいよ出産! でも、なかなか生まれてこなくて……私が体験した出産までのエピソードをお話しします。 楽しかった妊婦期間妊娠期間はつわりもなく、体調不良もなく、すこぶる健康妊婦でした。妊娠期間はのんびり過ごすことができ、夫と2人きりの最後の旅行にも行き、楽しんで生活していました。このまま何事もなく出産して、子育てしていくんだろうな〜と当然のように思っていました。 おなかの張りは陣痛だった出産予定日が近づいてきたある日、今日はやけにおなかが張るなぁと感じました。そのまま夜になり、夕食を食べ終えたころからおなかの張りが収まらなくなって、これは何か変だぞ?と思い、病院に電話。状況を説明しても陣痛ではないようでしたが、少し心配だったので、夜間に病院へ。 診てもらうと、なんと子宮口が5cm開いていると言われ、驚き! 感じていたおなかの張りは、どうやら陣痛だったようです。 深夜からは痛みを感じるようになり、このままだと早ければ朝方に生まれそうと言われ、痛みを感じながらもいよいよ赤ちゃんに会えるのが楽しみでした。 緊急帝王切開、そして無事出産!陣痛の痛みがだんだん強くなっていく一方、朝になっても子宮口が5cmのまま開かず、帝王切開を提案されました。当然、普通分娩できると思っていた私は大ショック。普通分娩で産んであげられないことへの申し訳なさから、涙が……。なかなか決断ができず、陣痛が始まってから12時間後、このままでは赤ちゃんも苦しいよという助産師さんの言葉に背中を押され、緊急帝王切開をすることにしました。 手術中、麻酔で動けませんでしたが、赤ちゃんの産声を聞くことができ、思わず感動して涙が溢れました。 今はどんな形であれ、赤ちゃんが健康で無事に生まれてきてくれたことに感謝しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー イラスト:(c)chicchimama著者:塩澤 萌華初めての子育てに奮闘中の30代ママ。子どもの昼寝中におやつを食べるのが至福の時間。
2020年07月26日ベビーカレンダーご覧のみなさん、こんにちは!2019年8月に女の子を出産し、はじめての育児に日々奮闘中のかめこです。 第33話は、陣痛が始まり、痛みに耐えながら産院に向かったけれど……出産の始まりのお話です。 妊娠39週の健診前、私は出産予定日が近くなりいつ生まれてもおかしくない状況に私は何とも言えない不安に襲われていました。 ですが、そんな心配をよそにおなかは全然張らず陣痛がくる予兆も全然ありませんでした。 しかし、内診で子宮口の開き具合を診てもらった時子宮口が刺激されたせいかすごく痛くて、その後からズキズキと下腹部に軽い痛みが始まりました。家に帰ってからも痛みは続いていたのですが、この時は「まだ子宮口も1cmだし大丈夫だろう」と深く考えておらず、まさかこの痛みが陣痛の引き金になるなんて夢にも思いませんでした……。 内診から続いていた痛みは家に帰った後から徐々に強くなっていき、夜中ずっとその痛みは続いていました。 これは本当にもしかすると陣痛はじまったのでは?と思い、アプリで陣痛間隔のチェックを付け始めてみると、最初は20分くらいの間隔であった痛みがあっという間に10分間隔に!!その後、やっと陣痛の間隔も5分を切ってきたので意を決して病院に電話を掛けたのですが……。 すぐ産院へ来てと言われると思ってたのに、そのまま3時間家で待機することになりました!! 産院の受付開始時間が近づき陣痛の痛みもかなり痛くなり、「これはもう絶対今日出産だ!」と不安で押しつぶされそうになっていました。ついに来た!! しかし、産院についたころにはなぜか間隔がぐっと空き、痛みも弱くなってきて……不安のなか、内診を受けると子宮口はまだ2cmしか開いていませんでした。 子宮口が開き始めてはいたのですが、まだ2cmということもあり先生に一旦帰ることを勧められ仕方なく帰ることに。ですが、このとき無理やりにでも入院しておけばよかったとすぐに後悔することになるのです……。 著者:イラストレーター かめこ2019年8月に女の子を出産し、家族が増えて一層賑やかになりました。はじめての育児は分からないことだらけで日々奮闘中です!赤ちゃんが産まれるまでの家族とほのぼの妊娠ライフをブログにて更新しています。
2020年07月22日初めての出産よりも2人目の出産はスムーズで、出産予定日より早く生まれたり、お産の時間が短いと聞いたことがあり、2人目の出産はすぐに終わるだろうと甘くみていました。ところが、1人目の出産も2人目の出産も、私にとっては壮絶な体験でした。何回経験しても、出産というものは大変なものでした。 「2人目の出産はスムーズ」って本当?2人目を妊娠中に、2人目は出産がスムーズ、出産予定日より早く生まれる!など、産婦人科で一緒になったママさんやママ友に聞いたことがあり、実際に産婦人科の先生からも、前回の出産から2年以内のほうがよりスムーズに出産できる傾向があると聞きました。 私の場合、年子の出産だったため、2人目はラクだろうという感覚になってしまい、完全に安心しきっていました。ところが、実際の出産はとても大変なものでした。 陣痛はきているのに子宮口が開かない!陣痛がきたのは夜の9時ごろ。まだ我慢できる痛さだったので、ごはんを食べてお風呂に入り、横になりました。前駆陣痛だと思ったのですが、痛みは治まらず、間隔もどんどん短くなり、病院に行くと子宮口が4cm開いていました。 ところが、陣痛の間隔は1分間隔になっているのに、子宮口は4cmのまま。長い陣痛に体力を奪われ、意識を保つので精一杯でした。これ以上は母子ともに危険ということで、人工破膜の処置をしてもらいました。 何回経験しても出産は大変人工破膜してもらったものの、回旋異常で赤ちゃんがまったく降りてきませんでした。陣痛は7時間以上も続き、やっと分娩の体勢に入りましたが、すでに体力はなく、意識も遠のいていく私。酸素マスクをつけてもらい、わが子のために必死で力を振り絞って出産しました。 長男のときは不安もありましたが、スムーズな出産でした。ですが、次男は大変な出産だった記憶しかありません。私の場合、2人目の出産のほうがラクなんてことは決してありませんでした。何回経験しても、出産は大変なものだということを実感しました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト:sawawa監修/助産師REIKO著者:木村えま二児の母。年子育児に奮闘するかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年07月12日私が通っていた産院ではLDRを使っていました。LDRは陣痛室・分娩室・回復室が一体になった個室のことです。いざ分娩!となって、室内の雰囲気がガラッと変わりました。 ライトアップされた分娩台がゆっくりと上昇していき、余裕なんて1ミリもなかったはずなのに、つい大好きなアニメ「風の谷のナウシカ」のクライマックスシーンを思い浮かべてしまいました……。 いやーそれにしても、LDRってよく考えられたシステムだなーと思いました。部屋の雰囲気もベッドの形状もお産の状況によって変わるし、何より陣痛の最中や出産直後に部屋を移動しなくて済むのが、妊婦にとってはありがたい!(陣痛中はちょっと居心地悪かったけど)たまたま通った産院がLDRを採用していただけなのですが、結果的にとても助かりました。 <つづく> 著者:イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2020年07月09日ベビーカレンダーご覧のみなさん、こんにちは!2019年8月に女の子を出産し、はじめての育児に日々奮闘中のかめこです。 第32話は、臨月に入り出産も間近に迫ってきたある日、突然下腹部に強い痛みが走ったときのお話です。 妊娠38週のある日、突然胎動のたび下腹部がズキズキと痛み始めました!たまに胎動が強くて痛みを感じることもあったのですが、今回はいつもと違いかなり痛く感じました。ぐりぐりと強く押される感じで……。ですが、我慢できない痛みではなかったのと、20~30分でおさまったので、どうやら前駆陣痛だったようです!もう赤ちゃん生まれるんじゃないかと思った……。本格的な陣痛はもっと痛いのだろうなと思うと少し怖くなりました。 著者:イラストレーター かめこ2019年8月に女の子を出産し、家族が増えて一層賑やかになりました。はじめての育児は分からないことだらけで日々奮闘中です!赤ちゃんが産まれるまでの家族とほのぼの妊娠ライフをブログにて更新しています。
2020年07月08日妊娠36週になり、いつ生まれるかドキドキしていたころのこと。ある朝、寝起きに破水のような大量の水分が出て仰天! 大慌てで病院に行ったのですが……受診の結果、助産師さんから出てきた水分の正体を知らされて赤面! のエピソードです。 もしかして破水!?妊娠36週目のある朝、目覚めて少し動き出すと、突然、股からドバッと水分が出てきました。尿意があったわけでもなく、おなかに力を入れてもなかなか止めることができなかったので、「もしかして破水!?」と不安になってきました。 そのころ、「おしるし」「破水」など出産の兆候についてインターネットで調べて敏感になっていた私は、普段と違う異変があると心配になっていたのです。そこで、漏れ出す水の流れが止まったので、夫と母と一緒に病院へ急行しました。 まったく異常なし…産院に行くとすぐに陣痛室に通され、陣痛チェックのモニターをつけました。そしてしばらく様子を見ていたのですが、なかなか陣痛が来ません。そこで、子宮内のエコーで羊水の分量を確認すると、羊水は減っておらずまったく異常がなかったのです。 「えっ? どういうこと?」と戸惑っていると、助産師さんから「破水ではないみたいだから帰っても大丈夫よ。尿を止められないことは、おなかが大きくなってくるとよくあることだから」と言われたのです。 まさかの尿漏れ!助産師さんの言葉に衝撃を受け、同時にとても恥ずかしくなりました。まさか大量の水が、尿漏れだったなんて! 夫の前で止めるすべもなく漏らしてしまったうえに、破水と勘違いして家族に心配をかけたことが恥ずかしいやら、情けないやら。付き添いをしてくれた夫も母も目が点。 妊娠でおなかが大きくなると尿が近くなるとは、ネットで調べて見たことはあったのですが、さすがに尿意も感じず、止めることもできないことがあるとは思ってもいませんでした。 結局病院から帰宅し、ため息交じりで濡れた布団を片付けたのでした。 出産予定日まで1カ月近くあったので、大量の水が破水ではなく結果的にはひと安心でした。出産のときに本当の破水を経験しましたが、自宅から病院に行くまでチョロチョロと流れ出て、次第に陣痛もやってきたのです。思い返してみれば、尿漏れのときとは全然違う感覚。初産で勘違いをしてしまい、赤面の体験でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年07月06日妊婦健診に通っていた病院で、新型コロナウイルスに感染した患者が出てしまいました。病院のホームページを見ると外来中止の文字が……。出産間近だったため、分娩をどうするのか不安になって病院に相談しました。今回は病院に相談した結果、どのような分娩・入院生活になったのかをお伝えします。 妊婦健診で通院&出産予定の病院で感染者が!私は、妊婦健診に通っていた総合病院で分娩も予定していました。新型コロナウイルスが少し流行り始めていましたが、産休に入っていたのでそこまで感染のリスクもないだろうと安心していました。 しかし、出産予定日の5日前。新聞を見てみると、通院している病院で患者が新型コロナウイルスに感染したという記事が……。不安に思い、病院のホームページを開いたら外来中止になっていました。「え! 出産はどうすれば良いの!?」と一瞬でパニックに陥りました。 病院へ電話で相談幸いなことに、陣痛時に電話する産科の助産師さん直通の電話番号を事前に教えてもらっていたので、電話をかけて確認しました。電話で得られた回答は、「他の病院を紹介するか、出産間近なので分娩は当院でも引き受けます。ただし、当院は立ち会い出産と面会はできません」とのことでした。 正直、かなり悩んで家族でも話し合いました。今までお世話になった安心感のある病院を選ぶか、感染リスクが低いけれど通院したことがない病院を選ぶか……。 通院していた病院で、ひとりで出産悩んだ末、私は今まで通っていた病院を選択しました。担当の先生も今まで本当に良くしてくださったし、新型コロナウイルスに感染した患者さんは転院し、病棟も違ったので、感染のリスクもそこまで高くないと判断しました。 その4日後に陣痛が来て、初産で立ち会い出産ができない不安もありましたが、担当医と助産師さんの手厚いサポートのおかげで無事に出産することができました。もしかしたら夫より心強かったかもしません。入院中は面会禁止で、誰にも会えませんでしたが、助産師さんたちと話したり、空いた時間にお昼寝できたり、産後をゆっくり過ごすことができました。 新型コロナウイルスは自粛生活を送っていれば自分には関係ないと思っていましたが、病院で感染者が発生したことで分娩に影響し、すぐそこまで迫っていると感じました。病院に相談して、納得して出産する場所を選ぶことができてよかったです。立ち会い出産は叶いませんでしたが、助産師さんに思いっきり頼って、良い出産にすることができました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:さーちゃん
2020年07月06日出産予定日を迎え、徐々に痛みがついてきた陣痛。長男と次男のときは、陣痛の前に激しい下痢があったので、3人目も同じだろうと思っていました。しかしいつになっても便意らしい兆候が現れず、そのまま病院へ行くことに……。案の定、お産中に初めてうんちをしてしまった私の体験談をお伝えします。 私とは無縁! 出産時のうんち友人たちが出産トークをするとき、よく耳にしたのが「出産時にうんちをしてしまった」という体験。しかし、当時の私は「自分とは無縁な話」だと感じていました。実際長男と次男を出産するとき、陣痛の前に激しい腹痛と下痢があったので、おそらく私の腸の中は空っぽの状態。友人たちの話は「そんなこともあるんだ」と、あまり理解できずにいました。 長男と次男を産むときは、助産師さんから「うんちがしたいと思ったらそのままいきんでね」とも言われていたので、便意というものは私にとって「赤ちゃんを産みたい」という感覚に置き換わっていたのです。 いざ迎えた3人目の出産!そして、3人目の出産予定日を迎え、順調に陣痛を耐えている最中、ふと不安がよぎりました。「前と同じような腹痛と下痢がない……」。前日から便秘気味だったにも関わらず、当日になったら自然とうんちが出てくるだろうと安心しきっていた私でしたが、今回ばかりはいつもと違ったようで、便秘気味のまま病院へ。そして「このままうんちが出なかったらどうなるのだろう」という私の心配をよそに、分娩台へ登ることになってしまったのです。 便意にパニック! 初めての出産中のうんち前日から便秘だったため、お産になかなか集中できない私。いきみたいという感覚なのか、本当の便意なのかの区別もつかず、さらに襲いかかる痛みでパニック状態になっていました。とにかく、いきむことに必死になったころ、お尻に違和感が。ついに、私も初めて出産中にうんちをしてしまったのです。しかし、助産師さんたちは「大丈夫よ! 気にしないで頑張ろう!」と、すぐに処理してくれ、お産に集中できるよう促してくれました。幸運なことに、夫が分娩室に入る前のことだったので一安心。その後はお産に専念できたこともあり、数回いきんで3人目の赤ちゃんが無事に誕生しました。 1人目と2人目の出産時の状況が似ていたため、3人目は油断しきっていました。今になって思うと、出産に向けてヨーグルトを食べたり、便秘にならない努力をしたりしておけばよかったなと反省しています。しかし、私が思っていたよりも助産師さんたちが冷静だったので、あまり恥ずかしいという気持ちにはならずに、安心して出産することができました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:堀江ゆうき3児の母。現在はフリーランスとして育児をしながら、体験談・出産・妊娠についての記事を執筆。
2020年07月05日初めての出産を控え、分娩予定の産婦人科での健診で「子宮頸管が短めだから、無理は控えてね」と指摘を受けました。出産予定日より少し早い出産になるのかなと軽く考えていたら、出産予定日より2週間も早い出産に! 夜中に始まった痛みを前駆陣痛だと思っていたら、なんと陣痛だったという私のドタバタ体験をお伝えします。 子宮頸管が短かった私長女の出産時、私は2つの産婦人科にお世話になりました。1つは自宅近くの病院、もう1つは実家近くの病院です。出産のおよそ1カ月前に里帰りし、後者の病院で健診を受けたときに子宮頸管が短いと医師から指摘がありました。 体に負担をかけすぎないようにとアドバイスされ、「胎児の成長スピードがゆっくりめなので、できるだけ長くおなかの中で成長してもらいましょう」とお話がありました。「急がなくていいからね」とおなかに向かって話しかけていましたが、予想以上に早く出産の日はやってきたのです。 これは前駆陣痛?痛みを感じ始めたのは、出産予定日2週間前の真夜中でした。「これが噂に聞く前駆陣痛か!」と、体が陣痛の練習をするなら自分も本番のための練習をしようと思い、陣痛間隔を記録するアプリを寝ぼけ眼でダウンロード。 睡魔に負けてまどろみつつ、だんだん強くなる痛みに「練習とはいえ痛いものだなぁ。本番の出産、私は大丈夫だろうか?」と心配しながら時間は過ぎていきました。しかし、余裕があったのも明け方まで。朝7時には間隔が8分おきくらいになっていて痛みも強くなっており、産婦人科へ電話しました。 病院へ着いたときには子宮口全開に!破水の有無や陣痛の痛みの程度を聞かれ、診療開始とともに診てもらうことになり、夫に連絡。でもこのときはまだ私も夫もすぐ出産になるとは思っていませんでした。 病院とやり取りをしているうちに痛みは一層増し、朝食を食べつつもじっとしていられない状態に。結局、診療開始より早めに診てもらうと、子宮口が全開になっているとわかり、即分娩室へ。 畳の部屋でのフリースタイル出産だったので、助産師さんが持って来てくださった大きなクッションにもたれるようにしていきみを逃しました。そして、病院到着から約2時間後に出産! 夫は立ち合いを希望していたので、連絡を受けてすぐに向かってくれたのですが、残念ながら間に合いませんでした。 出産のタイミングはいつになるかわからないものですが、いざそのときになると痛みの強さや状況の変化にかなり戸惑ってしまいました。でも、「おなかの中の赤ちゃんが選んだタイミングなんだよ」と助産師さんに言われ、心が軽くなったのを覚えています。今は第二子を妊娠中ですが、この子が生まれるときは心に余裕を持って臨みたいなと考えています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー イラスト:(c)chicchimama著者:柴崎諒子2016年2月長女を出産。2019年3月に第2子出産予定。元雑誌編集部勤務で、企画・編集・営業・ライターを経験。現在は仕事をセーブしつつ子育て優先。妊娠・出産・子育てに関する記事を中心に執筆している。
2020年07月04日妊娠中のママは、お友達や本・インターネットの情報などで、「おしるし」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。みなさんが気になる、出産前の「おしるし」についてお話ししていきます。 おしるしとは?おしるしは、正式には「血性分泌物」といいます。卵膜(赤ちゃんを包む膜)は、子宮の内側の壁に張り付いています。子宮の収縮などで、子宮の出口の部分(子宮頚部)が広がり、卵膜とズレが生じることで剥がれて出血をします。少量の出血とともに、子宮頸管を満たしている粘液(粘液栓)も押し出されてきます。それが「おしるし」で、「産徴(さんちょう)」とも呼ばれます。出血の量や膣内に停滞していた時間などによって変化しますが、ドロッとした性状で色はピンク色・赤色・茶褐色などです。サラサラした水っぽい性状は破水もしている可能性もあります。出産が近くなると子宮の収縮が起こり、このおしるしがみられるようになります。このおしるしは、出産のはじまりのサインと言われていますが、おしるしがあっても陣痛はすぐに始まらずに何日も後になる場合もあります。また、妊婦健診の内診の時の刺激で少量出血することもあります。予定日を過ぎると早く陣痛がくるように医師が健診の内診時に子宮口を刺激する「卵膜剥離」という処置をするこで、同じような膣出血(おしるし)があることがあります。 おしるしがあった!家で様子を見る?受診するべき?おしるしがみられても慌てなくて大丈夫!おしるしがあっても、すぐに陣痛が来なかったり、陣痛が開始するまでに数日〜数週間かかることもあります。家で様子を見てもいいものと受診したほうがいいものの違いはこちらです。 【家で様子を見ていいおしるし】・正期産(妊娠37週以降)である・ピンク色。赤い出血であっても少量(生理の始まりや終わりかけの量)・陣痛がない、または弱い・おなかが柔らかい(張っていない)・胎動が良好・おしるしがあった当日〜数日前に内診をした・性生活をした 【受診したほうがいいおしるし】・早産(妊娠36週以下)・おしるしが赤色で多い(生理の2日目よりも多い場合)・おしるしの性状がサラサラしている、水っぽい(破水の可能性があります)・胎動が少ない・おなかがずっと張っていて痛い・胎盤の位置が低い(子宮の出口の近くにある)と妊婦健診で医師から注意するようにいわれている 受診するときにおしるしの状態を伝えるポイント受診の前には必ず、病院に連絡しましょう。基本的には、電話越しの医師や助産師の質問通りに答えていただければ大丈夫です。慌てずにわかりやすく伝えられるポイントをお伝えします。・妊娠週数・初産婦か経産婦か・おしるしがみられたのはいつか・おしるしの色、量(生理中だと○日目ぐらい)・破水の有無・おなかの痛み、陣痛の有無・胎動の有無・医師から注意するように言われていること(胎盤の位置が低い、血圧が高いなど) おしるしがあっても、すぐに陣痛がきたり分娩にならないこともあります。また、陣痛開始時はなかったのに、分娩がだいぶ進んできてからみられる場合もあります。助産師や医師は、この血性分泌物(おしるし)の量や様子でお産の進み状況の判断材料の一つにしています。おしるしがあっても慌てずに、出産に向けて心身共に準備していけるといいですね。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2020年07月03日陣痛中は長く感じやすく、さらにお産が進まないと体力だけではなく精神的につらくなってしまいます。今回は、これから出産を迎えるママに「陣痛中の過ごし方」についてお話をしていきます。 陣痛を強くしてお産が進むようにする方法陣痛が弱くなって時間がかかりそう……。そんなときに、陣痛を強くしてお産が進むようにするにはこんな方法がおすすめです。 歩く・スクワット・階段昇降横になって安静にしていると陣痛が弱くなってしまうことがあります。活動量を増やすことで陣痛が強くなることがあります。 腰を回したり横に振るように動かす赤ちゃんが骨盤を通りやすくなるように促され、お産が進むといわれています。 お風呂に入る・足浴・シャワー浴体を温めることによって血液の循環が良くなり、陣痛が強くなることがあります。破水をしている場合は、入浴やシャワー浴はできませんが、足浴で温めると良いでしょう。 三陰交を温める・圧迫する三陰交は、足の内くるぶしの骨から指4本分上で、すねの骨のキワにあります。お産のツボといわれていて、陣痛が弱くなったときに温めたり指圧したりすると効果があるといわれています。 体力を回復・維持する方法は?次は、お産が長引いて疲れてきた……。そんなときに体力を回復・維持する方法です。 眠る・横になる陣痛の間隔が空いているときは、横になって陣痛の合間に眠るようにします。目を閉じるだけでも休息がとれます。部屋を暗くしてもらったり、静かな音楽やアロマなどがあるとリラックスできますね。 食事を食べる、水分をとる体力を維持するためには、やっぱり栄養。片手で食べやすいものや口当たりの良いものを選ぶととりやすいかと思います。おにぎりやサンドイッチ、高カロリーのゼリー飲料、ゼリー、プリン、フルーツなどがおすすめです。水分摂取も大切です。お水やお茶など飲みやすいものでも良いですが、食事があまりとれないときはスポーツ飲料やジュースなど糖分の多いものがおすすめです。 陣痛がつらいときに痛みを緩和する方法最後は痛みを緩和する方法3つです。 下腹部や腰を温める陣痛中は、下腹部や腰が痛くなります。破水をしていなければ、入浴をして温まることで痛みがラクになります。入浴が難しいようでしたら、腰にホットパックやカイロなどで温めるのも効果的です。 腰をさする・マッサージをするその他には、腰をさすってもらう、圧迫する指圧マッサージなどが効果的です。赤ちゃんが降りてきて、おしりが圧迫されるときは、拳骨やテニスボールなどで肛門あたりを圧迫してもらうのもラクになります。 誰かにそばにいてもらう不安や孤独は痛みを増強させるといわれています。陣痛中は誰かがそばにいてくれたり、声をかけてもらったりすることも大事です。 陣痛が弱くなるのは悪いことだけではなく、赤ちゃんが骨盤内をゆっくり回旋して出てくるための準備や、次の強い陣痛に向けてのママと赤ちゃんへの休憩ともいわれています。助産師や医師と相談しながら出産へ向けて過ごせると良いですね。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2020年06月28日突然の破水、そばにいるのは夫のみ。夫に病院のスタッフに知らせてほしいけど私は声が出せない状態でした。 「いやいや、しゃべれないなんて大袈裟な」……そう思われる方もいると思います。私も陣痛前はそう思っていました。でも私の場合、本格的な陣痛が始まってからは、本当に一言もしゃべれなかったんです。この時は自分の全身全霊を注ぎ込む感じで、夫に伝えました。すごく小さくてかすれた声だったけど、夫が聞き取って理解してくれて、本当に助かりました。 長かったお産はついに最終段階に突入します。 <つづく>著者:イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2020年06月27日めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
チッチママ&塩対応旦那さんの胸キュン子育て
やっぱり家が好き〜おっとぅんとみったんと私〜