小学校卒業まで、イヤイヤ期から反抗期まで切れ目なし!?Upload By 丸山さとこ子どもが2歳頃になると、自我が芽生えることで『イヤイヤ期』が始まると言われています。「あれをしたい、これはイヤ」などの自己主張が強くなり、強い抵抗や癇癪も始まるイヤイヤ期。赤ちゃんの頃とは違った形で手がかかるようになり、大変な思いをされる保護者の方もたくさんいらっしゃると思います。そんなイヤイヤ期は一般的に3歳から4歳にかけて落ち着いていくそうですが、コウは自己主張が強くなりだした2歳頃から小学校を卒業するまで『イヤイヤ期』と『反抗期』の切れ目がないような状態でした。現在中学生のコウ本人がこれまでを振り返って「僕は小さな頃からずっと反抗期みたいなものだからね」と言うほど長く続いた彼の反抗は、地味に大変なものでした。コウのイヤイヤ期&反抗期は、怒って暴れたり駄々をこねてひっくり返ったりするような見た目の派手さはありませんでした。基本的に泣いたり反論し続けたりするような感じで、激しいときでも癇癪を起こして床を叩く程度だったので、反抗の程度としては大人しいほうだったかもしれません。ただ、その『泣いたり反論し続けたり』がすごいのです。息が吸えずに顔色が真っ青になるまで泣きますし、「何で?〇〇は□□のハズなのに!」と混乱からパニックになっていくこともしばしばでした。Upload By 丸山さとこそれに加えて、反論はコウが納得するまで長時間に渡り続くこともありました。対応している私としては、精神的につらいのはもちろんのこと、長く時間がとられることにも負担を感じることがありました(私はグッタリと疲れ果てながら「説得の千本ノックみたいだな……」と思っていました)。今のコウは、当時を振り返って「あの頃はねぇ、あらゆることに『納得いかない!』って思ってた」と言っています。その『納得いかない!』の暴風雨にコウ本人も周囲の人も振り回された、嵐のような時期だったと思います。小学校6年生から少しずつ現在のコウに近くなってきましたそうしてイヤイヤ期から反抗期までを過ごしてきたコウは、小学校6年生から少しずつ落ち着き始めました。周囲の様子や事情が見えるようになり始めたことで、「理不尽だ!おかしい!!」と思うことが減っていったのだそうです。また、クラスメイト同士の関わりを落ち着いて見るようになったことで、「自分の感情表現は周りに比べて激しすぎるのかな?」と気づいたのも大きかったと言います。それにより、コウは感情表現の仕方を意識的に調整するようになったそうです。Upload By 丸山さとこ周りを見ることにより0-100思考も少しずつ和らぎ、「まぁいいか」と言えるようになったことで、パニックも減っていったようです。その流れは中学校に入ってからも続き、今では滅多にイライラすることはなくなりました。コウ本人も「思春期に入って自分や周りを見るようになってきたことで、イライラが減って情緒が安定してきた」と言っていました。幼児の頃から今までを『反抗期みたいなものだった』として振り返りつつ、コウは「自分としては反抗期だとは思っていないところもある」と言います。詳しく聞いていくと、以下のように話してくれました。・保育園や小学校の頃は特に反論しまくっていたと今なら分かるんだけど、疑問や納得できない点をそのまま言っているだけで、自分としては反論しているつもりはなかった。・納得できない!おかしい!と思うことはよくあったけど、反抗的な気分ではなかった。人に対してではなく、『納得できないこと』に向かってイライラしている感じ。・先生や親に対して反抗しようと思うほど、人のことを見たり考えたりしていなかったと思う。自分のことだけって感じ。でも、結果的に反抗的と取られる言動をしていたってことも今は分かる。Upload By 丸山さとここのように思っていたことを話してくれたコウは、今では別人のように落ち着いたと言われることもあります。ですが、私は「実は内面はそれほど大きく変わってはいないのではないかな?」と思ったりします。コウのこれまでを振り返ると、今のコウも言葉や態度がマイルドになっただけで、納得を求めて疑問を投げ続けるようなところは変わっていないと感じるからです。Upload By 丸山さとこそれでも、納得できない気持ちを「おかしいよ!」ではなく「それはなぜ?自分はこう考えたんだけど」と表現できるようになったコウは、確かに変化しているのだと思います。コウの調子の悪い日は納得するまで『説得千本ノック』が始まることもありますが、私に対して疑問を飲み込まずに投げてもらえる内が華なのかもしれません。「今日はコウのボールを受け止められそうかな?」と、心身の余力と相談しながら可能な範囲で対応していきたいです。執筆/丸山さとこ(監修:室伏先生より)コウくんの幼児期から小学生までのご様子を、コウくん自身の言葉も交えて共有くださり、ありがとうございます。疑問や納得できないことをとことんまで納得しようとする姿勢、ご本人もご家族も本当におつらかった時期があったことと思いますが、ついつい自分を甘やかしてしまう私からすると、尊敬の気持ちでいっぱいです。また、それを客観視して表現の仕方を自ら変えていかれたことも素晴らしいと思いました。その姿勢ゆえにストレスや苦悩を抱えてしまうこともあるかもしれませんが、誰にでも真似できることではありません。また、コウくんのその疑問やイライラに向き合ってこられた、さとこさんの忍耐強さも決して簡単に真似できることではありません。さとこさんのその大きな愛情の中で、コウくんは安心して疑問、そして感情をぶつけることができ、少しずつ自身を客観視できたのかなと思います。次の記事も楽しみにしております、時々コウくんのお言葉も聞かせてくださいね。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年03月08日現在6歳になる息子が2歳のときのことです。息子は内服が極端に苦手で、いろいろと試しても克服できずにいました。ある日、生まれたときからお世話になっている小児科医にそのことを説明したのですが、まさかの返答。今までの努力や本当につらい状況を理解してもらえず、悲しくなってしまった体験談です。内服がとにかく苦手な息子味覚がとても敏感な息子。大人にはわからないような変化にも反応します。完熟を少し過ぎたバナナや加熱しすぎたお肉などは口にしません。好き嫌いが多いというより、苦手な味付けがあるようです。 一番大変なのは内服。粉を練って小さくしても、アイスに混ぜてもだめです。「うぇっ」となってしまい、ひどいときには吐いてしまいます。風邪で薬を処方されたときは何とか飲ませようと必死に努力しましたが、どれも失敗。風邪の症状に加えて内服の苦痛が強く、息子がかわいそうでした。 小児科医のひと言が……ある日発熱があり、かかりつけの小児科を受診。風邪とのことでした。「解熱剤は坐薬でいただけないでしょうか? 薬を飲むのがどうしても苦手で……吐いてしまうこともあるので」とお願いすると、「アイスに混ぜたりしていますか? 2歳で飲めないというのは問題ですよ。ちゃんと練習しないと。お母さんがしっかりしないと、もっと重い病気になったときにお子さんが苦労することになりますよ」と先生。 今までさまざまな努力をしてきたこと、どうしてもうまく飲めないことを説明しましたが、理解してもらえませんでした。 息子や私が悪い? できないものはできない結局、粉薬が処方されました。先生の言うことは理解できますが、薬が飲めないのは甘えだと言われたようで、とても悲しい気持ちになりました。風邪で熱があって食欲もないなか、どうしても薬を飲んでくれない息子に飲ませる大変さを少しでもわかってほしかったです。 泣いて嫌がる息子の口を無理やり開けて薬を入れても、「うぇっ」と出してしまいます。ひどいときには食べ物も吐いてしまい、むしろ体力を奪っているのではないかとすら思う状態。練習しろと言われてもその方法がわかりませんでした。ただ途方に暮れながら家路につきました。 その後も息子が4歳になるまで、内服はとにかく大変でした。効果的な方法が見つからず、風邪を引くたびにとてもつらい日々を過ごしました。何とか乗り越えられたのは、年に2回ほどしか風邪を引かなかったからです。4歳を過ぎると少しずつ飲めるようになり、6歳の今では問題なく飲めるようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:更田未央子6歳と2歳の子を持つ母。看護師・保健師・養護教諭1種・FP3級の免許を取得。現在、高校生を対象とした学習塾の講師をしながら、FP2級を目指す。育児・教育・医療・金融・不動産について執筆中。
2023年10月08日2歳まで発語ほぼなし、3歳から療育へ…不安でいっぱいだった私しのくんは、2歳まで意味のある発語がなかったことがきっかけで、ことばの教室へ通うことになり、5歳になった現在も続けています。また、集団行動が苦手だったため、3歳からは療育センターにも通うようになりました。初めの頃は、どうしたらいいのか全く分からないことばかりで、私のメンタルはボロボロ。不安でいっぱいの毎日を過ごしていました。そんなしのくんも気づけば5歳。心も体もずいぶんと成長しましたが、まだまだ同じ年の子どもと比べて言葉の遅れがあるなと感じます。たまたま出会った同い年の男の子。初めは楽しそうにしていたけれどそれはゴールデンウィークに家族で海に釣りに行った時のこと。偶然にも、しのくんと同じ年の男の子と出会いました。当時しのくんが大好きだったキャラクターの描かれた服をしのくんが着ていて、そのキャラクターの話で男の子と盛り上がっていたのですが……しのくんが何を言っているのかうまく伝わらず、男の子が相手をしてくれなくなってしまったのです。Upload By keikoしゃべっても相手に伝わらない、聞いてくれないと思ったしのくんは、相手を振り向かせるために大きな声で話しかけます。Upload By keikoUpload By keikoそして、その想いは虚しく……男の子に「声が大きくてびっくりする!」と言われてしまいました。その後しのくんは、小さな声でその男の子に話しかけていましたが、やはりしのくんの思いは伝わりにくいようでした。以前の私だったら落ち込んでいたはずの出来事。でも今は…しのくんは、自分の言葉で物事を表現することが苦手で、考えたことをそのまま口に出しやすい傾向があります。特にサ行とラ行の発音が苦手なこともあって、余計に何をしゃべっているのか、親は理解できるけどほかの人には分からないことが多いです。この時は、コミュニケーションの相手が同じ年の子どもだったので、なおさら伝わらなかったんだと思います。そして、そんなしのくんを見て一人で不安になって焦っているのが以前の私でした。以前の私だったら、「どうしよう!どうしよう!」と不安になって落ち込んでいたと思います。でも……今の私は違います。しのくんが男の子とうまく話せなかったときも、「いつかできるようになるさ」と、落ち込まずに割り切ることができました。Upload By keikoほかにも、以前はママ友からしのくんと同い年の子どもを連れて映画を観に行ったと聞いて、ざわざわしていたのが、今では「まぁ、いつか一緒に観に行けるさ」と思うことができるようになりました。こんなふうに「いつかはできるようになるさ」と、メンタルを揺さぶられなくなってきた自分に気がついた時は驚きました。「あれ?昔と違うな……?私のメンタルが成長している!?」と……(笑)「いつかはできるようになるさ」母としてのメンタルの成長。その理由は?こんな風に思えるようになったのは、今までしのくんの成長を見てきて、いろんな経験を重ねて、たくさんの支援と繋がって、安心していられることが大きいのかな?と思います。しのくんが今通っていることばの教室は、小学生になっても続けることができます。また、小学校に上がってからは、言葉に苦手がある子どもたちが通える「通級指導教室」もあります。何かあってもすぐに相談できる環境って本当にありがたいと思います。これからも前向きに「いつかはできるようになるさ」と思い、しのくんと頑張っていこうと思います。Upload By keiko執筆/keiko(監修:室伏先生より)keikoさんの心の変化を、具体的なエピソードを交えつつ分かりやすく伝えてくださり、ありがとうございます。以前のkeikoさんと同じように不安な気持ちでいらっしゃる親御さんの気持ちをほっとほぐしてくれるような、そんなあたたかいメッセージになるのではないかと思います。ここまでの道のりは簡単なことではなかったと思いますが、周りの方々の支援、そして何よりkeikoさんとしのくんの頑張りの賜物ですね。keikoさんがしのくんの成長を信じる、前向きなお気持ちは、きっとしのくんに大きな安心とkeikoさんへの信頼、そして安定した心の成長をもたらしていることと思います。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年09月13日息子は話し始めるのが遅く、文章として話せるようになったのは2歳が終わろうとしているころでした。3歳8カ月ごろになるとすらすらと話せるようになったのですが、ちょうどそのとき、突然びっくりするようなことを言い出したのです。 そこまで覚えていたの!?息子が話していたことがあった当時、息子はやっと単語をつなげて話せたころで、周りからも口数の少ない子だと言われていました。私自身、子育てが初めてということもあり、そのころ息子が何を考えているのかわからないことが多かったです。 なので、この話を聞いたとき「あのときはまだあまり話せなかったけど、よく状況を見て、感じていたことがあったのだなぁ。それを覚えていたんだなぁ」と感心したのでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:なつお0歳、4歳の2児の母。漫画、アニメ、イラスト、ハンドメイド(フェイクスイーツ)、ネイルが好き。漫画の専門学校卒で担当付きの経験有り。
2023年05月08日息子の現在の言葉の状況Upload By まる息子の発達に不安を感じ始めてからずっと気になっている言葉の問題、一人ひとり成長だったり障害の状況だったりでみんな違うのは分かっているけど、発語ゼロのときは一生このまま言葉が出ないの?会話ができるようになるの?と不安で仕方なかった。以前も一度発語についてのコラムを書いていたかと思う。前回は初めての発語(2歳11ヶ月)~2語文が出たところ(3歳5ヶ月)までの状況だったが、現在4歳9ヶ月になり言葉の幅もだいぶ広がってきた。現在「今日保育園で何して遊んだの?」「今日はお友達と追いかけっこしたよ!」のようなスムーズな会話まではすることができない。だが単語はものすごく増えたので単語でのやりとりはだいぶできるようになってきた。例えばお茶が飲みたいとき「おちゃー、くーだーさい!」と言うなど2語文はそれなりに出るようになっていて、状況によっては3語文で「リューちゃん、ごはん、たべるー」などもちょこちょこ出ている。この前なんて「もー、おなか、ペコペコだぁ~」なんてことも言っていたり。2年前とは比べ物にならないくらい成長をしている。覚えやすい言葉Upload By まる要求の言葉は覚えやすいようで「○○ちょーだい」「やって」「あけて」などを言葉と行動もしっかり合わせて日常的に使うことができている。リモコンを持ってきて「てれび、みーせーて」など要求することもお手のものだ。あとは自分の好きな電車関係についても頭にスッと入るようで「駅に、とうちゃーく」「赤い電車きたー」などさまざまなことをお話ししてくれる。逆に母から息子に対しての要求の言葉に対しては、いつも返事はない。しかし返事はせずとも伝わってはいるようで「お片付けして」「電気消して」など言えば行動に移してくれる。あとは動画の中のセリフもよく真似している。動画を見せすぎるな、などよく言われているが、それなりに見せることで興味の幅が広がり発語の練習になるのはよかったなと思っている。息子は動画から「おかーさーん!起きてー!!」だったり(意味は分かってないかもしれない)「ハンバーガーとー、ポテト、くーだーさいっ!」など言葉が広がっていっている。いまだに喃語のようなものをウニャウニャしゃべっていることもあるが、何もしゃべらないなぁ…と悩んでいた時期があったことを忘れるほど日中何かしらおしゃべりしてくれている。STの訓練Upload By まる先日STの訓練で乗り物、食べ物、動物のカード分けの訓練をした。1つずつ名前を言ってからカードをそれぞれの部類に分ける訓練だ。息子は乗り物はほぼ全ての名前が言えたが食べ物はほとんど言うことができず、動物もあまり分かっていなかった。ずっと乗り物に興味があるならそれを伸ばそう!と取り組んできたが、そろそろ乗り物以外の言葉も覚えさせないといけない。動物に関しては使用していたカードが実写に近いイラストだったため分からないものが多かったようで、可愛いデフォルメされた動物ならそれなりに答えられる。その辺も含めて教えていかないと、と私としても気づけてよかった。STの訓練でもう1つ、いくつかの色のパズルのピースを先生に「○○(色)、ちょーだい」と伝えてピースをもらってパズルにはめる、という作業をしたのだが、まずは色を言ってほしいのに「ちょーだい!」「あれ!」「そっち!」「クーダーサイ!」などいろいろな言葉が次々に飛び出してしまう。先生によると思いついた言葉がどんどん飛び出してしまっている状況なので、これからはそれを整理してきちんと状況に合った言葉を引き出しから出す練習が必要だね、とのこと。確かに今の息子は昔よりだいぶおしゃべりになっているが、本当に思ったことをすぐにそのまま口から出している感じで、○○と言っていたのに急に××と言い出すなどチグハグなところも多々あるのはそういうことかと納得した。4月からは、去年からキャンセル待ちしていた個別療育に通えることになったので、また変化が楽しみだ。執筆/まる(監修:鈴木先生より)一般的には1歳まで喃語が、1歳半までに単語が、3歳までに2語文がでれば正常範囲内と考えられています。言葉の遅れで小児科医がまず考えるのは「難聴」の有無です。言葉の出ないお子さんに難聴があるかどうかを正確に検査する方法としてはABR(聴性脳幹反応)があります。聞こえていれば山のような波が出てきます。会話の音域である45dBで反応があれば難聴がないと判断されます。難聴が否定されたら、DQ検査などを行い、知的発達症の有無を確認します。知的な遅れがなくても保育園など集団の中に入ってから急激に言葉が出る表出型言語遅滞のお子さんもいます。「バス」のことを「パフ」と言ってもいいのです。重要なのはその子の発した言葉に反応してあげることなのです。言い直しは自信をなくすのでしないようにしましょう。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年03月17日私は3歳半と1歳半の男の子を育てています。「2歳差育児は大変だから、少なくても歳の差は3歳空けたほうがいいよ」と友だちに言われていた私。しかし、高齢出産で長男を産んだ私は、2人目もできるだけ早く欲しかったのです。そして、長男を産んだ2年後に次男が誕生しました。2歳差育児は確かに毎日恐ろしいほど大変です。しかし、最近ある変化が出てきました。それは……。 確かに超多忙の2歳差育児「2歳差育児は毎日の記憶をなくすくらい忙しいよ」と姉や友だちの言葉を、今身にしみて感じている私。次男が生まれてから子どもたちに振り回されているかのようにお世話に必死で、自分のケアや夫の身の回りのことは後回しになっているほど大忙しの毎日です。 子ども中心の生活は、2人のおむつ交換に食事介助、食事の準備に家事や後片付けで「これ、いつになったらラクになるんだろう」と言うのが私の口癖になっていました。 長男のトイトレが終わったころに起こった変化そんな中、いっぱいいっぱいだった私に、ほんの少し心の余裕ができるようになりました。長男のトイトレが終わった3歳4カ月ごろ、長男が次男と同じレベルで次男と遊んでくれるようになったのです。 以前までは個々で遊ぶことが多かった2人が、一緒に笑って同じおもちゃで遊ぶようになりました。私はそんな2人を見守ることが増え、その間に家事を済ませることができるようになったのです。また、イヤイヤ期に入って食事拒否をする次男の食事介助は、長男が手伝ってくれます。すると次男は喜んで食べてくれるので、とても助かっています。 悪いことばかりではない2歳差育児同じ2歳差の男の子を育ててきた姉は「2歳差は大変だけど、ある時期から2人で勝手に遊んでくれるようになるし、歳が近いからなんでも同時進行で学校の行事ごとも一気に終わるよ」と言っていたことを私は思い出しました。 歳が近いため、友だち感覚でいつも一緒にいた甥っ子たちを見てきた私。手のかかる乳幼児期でも、2人一緒に子育てできることは、悪いことばかりではないと思えるようになったのです。 次男を出産してから怒涛のように時間が過ぎて、毎日追われるかのように子育てに必死だった私。しかし、子どもたちの成長する姿を見ると、「今まで大変だったけど、子どもの成長とともに2歳差育児だからこそ良いことがある」と思えるようになりました。これからも子どもの成長を楽しみながら子育てできればいいなと思っています。 著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2023年02月14日現在7歳、5歳、3歳の子どもを持つ私。2歳差で3人出産しましたが、2歳差であることは、良い面と大変な面とがありました。育児をしながら感じた、そんな2歳差きょうだいの良い面、大変な面をお話しします。2歳差で1番よかったことは…2歳差で産んで一番よかったなぁと感じたことは、「下の子が幼稚園に入りやすかったこと」です。というのは、私が住む町では最近急激に子どもが増え、希望の幼稚園に通わせることが難しくなっていました。入園のために家族総出でプレ幼稚園の申し込み日に電話したり、キャンセル待ちを続けたりすることも珍しくありません。 卒園児の弟妹でも必ずしも同じ幼稚園に入れるとは言えない状況だったので、2歳差のきょうだいで常に「在園児の弟妹」という1番の優先枠を得られることは大きなメリットでした。 2歳差ならではの悩みも…!良い面もある一方、2歳差であるがゆえに、イヤイヤ期と出産が重なってしまうのは大変でした。下の子が生まれるとき、上の子は2歳前後のイヤイヤ期真っ盛り。新生児のお世話という一番大変な時期に上の子のイヤイヤ期のピークがきたのはかなり大変でした。 ただ、大変な時期が固まっている分「今だけ乗り切るぞ」という気持ちで、イヤイヤしたら気持ちを代弁してあげるようにしたり、多少お金がかかっても家事代行や便利な家電などを購入したり、工夫して乗り切るようにしました。 出産のたびに家族みんなが成長出産のたびに疲弊し、生まれたばかりの子どもをお世話している時期は、夫と大きな喧嘩をしてしまうこともありました。しかし、問題を解決していくことで「子ども2人の生活」「子ども3人の生活」へと、私や夫を含め家族みんなが急激に成長した時期でもあったように思います。 また、新生児と2歳児がいる生活は、私ひとりではどうしてもまわらなかったので、夫や上の子、保育園などに頼ることに抵抗がなくなりました。その結果、家族の家事・育児能力がめきめきと伸び、今では子どもも立派な戦力です。 心配していた行事関係はというと2歳差きょうだいとなるときに心配していた「幼稚園(学校)の行事の重なり」については、わが家の場合は思ったより大丈夫でした。たとえば参観日では、親が参加する時間が学年ごとに重ならないようになっていて、私ひとりでもきょうだいそれぞれのクラスを見て回ることができました。 個人懇談などもきょうだい同じ日に、連続するよう日程を組んでくれていました。そのほかにも、小学校と幼稚園では運動会の時期が春・秋でずれていたりして、子どもの行事のほとんどは、たまたまなのか、配慮なのかわかりませんが、きょうだいで重なることがありませんでした。 2歳差きょうだいの育児はこれからも良い面もあれば大変な面もあると思いますが、家族で助け合っていきながら、家族みんなで成長していけたらいいなと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。
2023年01月12日私には現在7歳と4歳の息子がいます。もともと2歳差で子どもを産みたかったのですが、息子は抱っこが大好き。私は常に息子を抱っこしていたため、ここで妊娠するとおなかにも負担がかかるのでは、と考えました。息子の気持ちを尊重し、2歳差での妊娠を断念したのです。2人目が欲しくて焦る私と抱っこをせがむ息子現在7歳の息子が、まだ1歳になったばかりのころ。2歳差で2人目が欲しいと考えていた私は、そろそろ妊活を始めなければと思っていました。ですが、長男はとにかく抱っこが大好き。生後9カ月で歩けるようになったので、1歳を迎えるころには小走りができるぐらいにまで成長していました。 それでもお散歩も抱っこ、寝かしつけも抱っこ、家の中で過ごしているときもすぐに抱っこをしてほしがるほど。しかもパパではだめ、ママでないと泣くという状況だったのです。 私はパパの抱っこも嫌がらないようになってもらおうと、夫に相談しました。夫も息子に泣かれるのはつらかったようで、息子の機嫌がいいときに何度も抱っこにチャレンジ。しかし状況は変わらず、私以外の抱っこは嫌がっている状態でした。 悩んだ結果2人目は…長男が抱っこ大好きだからといって、2人目を妊娠できないわけではありません。しかしすでに2人目を妊娠している友人から、「1人目を頻繁に抱っこしていたら、おなかがよく張るようになった」という話を聞いていました。 それならやはり2人目の妊活はもう少し待ったほうがいいのではないかと考え、今まで通り長男の気持ちを尊重し、存分に抱っこしてあげるようにしていました。 後悔はしていない!長男が2歳半になったころ、突然抱っこを要求することが少なくなってきました。何かきっかけがあったわけではないので理由はわかりませんが、2人目にチャレンジするなら今がベストタイミングだと考えた私は、夫にも相談することに。 すると夫も私と同じ考えだったようで、「今ならそこまで〇〇(息子の名前)に我慢させることもないんじゃないかな?」と言ってくれ、妊活にチャレンジすることになりました。 その後、長男が3歳になってすぐ2人目を妊娠。結果的に4歳差になってしまいましたが、私は長男の気持ちを尊重したことに後悔はしていません。あんなに抱っこを求めてもらえるのは子どもが小さいうちだけだと思うので、無理に2人目にチャレンジせず、ゆったりとした気持ちで長男に向き合うことができて、本当によかったと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:森井さやか小学生と幼稚園児の男児2人を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。
2023年01月02日2人目は何歳差で産むのが良いのか? ママ友ともよくそんな話題になっていたころ、「3歳差は入園・入学が重なるから大変だよ」と複数人から聞き、深い考えもなく、ならば2歳差でと妊娠・出産してみたところ……。マタニティ期間の苦悩私には11月末生まれの長女と、1月生まれの次女がいます。長女は2歳1カ月でお姉ちゃんになりました。マタニティ期間に大変だったことは、長女を抱っこできなくなることでした。当時1歳半の長女はまだあまり歩けず、抱っこをせがまれることがよくありました。 けれど私は貧血で通常の暮らしもつらいときがあり、抱っこしてあげたり、してあげられなかったり……。おなかが大きくなってからは切迫早産の不安があり、まだ小さい長女が満足するまで抱っこしてあげることができませんでした。 0歳と2歳の育児はドタバタ次女誕生後、ちょうどトイレトレーニングをしていた長女。トイレの間隔が短かったので、次女のおむつ替えや授乳などをしているときでも、「トイレ!」となることが多く、あっちこっちにお世話をしにいかなければならず、体力的に大変でした。 また、長女は3歳まで夜泣きがあり、授乳で泣く次女に母乳をあげながら泣くので、1年間は夜にあまり眠れませんでした。 2歳差と3歳差の大変の違い私の周りで言われていた「3歳差は大変」は、行事が重なることや金銭面で一度にお金が出るという部分が大変という意味でした。 2歳差は行事や支出はタイミングがずれますが、まだ自分のことを自分ですることができない、うまく気持ちを伝えられない時期の2歳の長女と、何にも自分でできない0歳の次女との生活は忍耐と体力がかなり必要でした。愛情を持って接していましたが、私自身も毎日がいっぱいいっぱいになり、イライラしがちでした。 眠れない日々が続いたときは、2歳差で出産したことを後悔するときもありました。けれどもそれは2歳差だからではなく、子どもの性格にもよるものも大きく、同じように出産した友人とはまったく悩みが違い、何歳差だから良いとかラクというのはないんだと気がつきました。金銭的なことは予想できますが、育てる際の大変さは何歳差であろうとしてみなければわからないと思いました。 原案/横山まい作画/やましたともこ監修/助産師REIKO
2022年11月21日現在6歳になる息子が2歳のときのことです。息子は内服が極端に苦手で、いろいろと試しても克服できずにいました。ある日、生まれたときからお世話になっている小児科医にそのことを説明したのですが、まさかの返答。今までの努力や本当につらい状況を理解してもらえず、悲しくなってしまった体験談です。内服がとにかく苦手な息子味覚がとても敏感な息子。大人にはわからないような変化にも反応します。完熟を少し過ぎたバナナや加熱しすぎたお肉などは口にしません。好き嫌いが多いというより、苦手な味付けがあるようです。 一番大変なのは内服。粉を練って小さくしても、アイスに混ぜてもだめです。「うぇっ」となってしまい、ひどいときには吐いてしまいます。風邪で薬を処方されたときは何とか飲ませようと必死に努力しましたが、どれも失敗。風邪の症状に加えて内服の苦痛が強く、息子がかわいそうでした。 小児科医のひと言が……ある日発熱があり、かかりつけの小児科を受診。風邪とのことでした。「解熱剤は坐薬でいただけないでしょうか? 薬を飲むのがどうしても苦手で……吐いてしまうこともあるので」とお願いすると、「アイスに混ぜたりしていますか? 2歳で飲めないというのは問題ですよ。ちゃんと練習しないと。お母さんがしっかりしないと、もっと重い病気になったときにお子さんが苦労することになりますよ」と先生。 今までさまざまな努力をしてきたこと、どうしてもうまく飲めないことを説明しましたが、理解してもらえませんでした。 息子や私が悪い? できないものはできない結局、粉薬が処方されました。先生の言うことは理解できますが、薬が飲めないのは甘えだと言われたようで、とても悲しい気持ちになりました。風邪で熱があって食欲もないなか、どうしても薬を飲んでくれない息子に飲ませる大変さを少しでもわかってほしかったです。 泣いて嫌がる息子の口を無理やり開けて薬を入れても、「うぇっ」と出してしまいます。ひどいときには食べ物も吐いてしまい、むしろ体力を奪っているのではないかとすら思う状態。練習しろと言われてもその方法がわかりませんでした。ただ途方に暮れながら家路につきました。 その後も息子が4歳になるまで、内服はとにかく大変でした。効果的な方法が見つからず、風邪を引くたびにとてもつらい日々を過ごしました。何とか乗り越えられたのは、年に2回ほどしか風邪を引かなかったからです。4歳を過ぎると少しずつ飲めるようになり、6歳の今では問題なく飲めるようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:更田未央子6歳と2歳の子を持つ母。看護師・保健師・養護教諭1種・FP3級の免許を取得。現在、高校生を対象とした学習塾の講師をしながら、FP2級を目指す。育児・教育・医療・金融・不動産について執筆中。
2022年10月02日最近、3番目の子どもとなる女の子が生まれたわが家。4歳と2歳のお兄ちゃんに囲まれながら、すくすく成長しています。2歳のお兄ちゃんは妹の面倒をたくさん見てくれますが、2歳ということもあってか、行き過ぎた行動をしてついつい怒ってしまうことも。今回はその体験談について話をしたいと思います。暴れん坊な次男わが家の2歳の次男はかなりの暴れん坊です。長男が2歳のころは、2歳児ながら考えてもう少し慎重に行動していたような気がします。しかし、次男の場合はまったく違いました。 魔の2歳児と言われることだけあって、後先考えずに突っ込んでしまうタイプ。いつも走りすぎて壁にぶつかったり、目を離すとすぐにどこかに消えてしまったり、何か気に食わないことがあると出先でも足をバタバタさせて叫んでしまいます。 妹が大好きな次男暴れん坊な次男ですが、とにかく妹のことは大好き。もちろん長男と遊ぶこともたくさんあるのですが、家にいるときは常に妹の近くにいて、「大丈夫?」「一緒に遊ぶ?」「寒くない?」などと声をかけてくれています。 その他にも、泣いているとすぐに妹のもとへ行ってくれたり、寝るときも必ず隣で手をつないでくれたり、保育園から帰ったら真っ先に妹のところに行ったり。2歳児なりに“お兄ちゃん”をしてくれています。 妹に頭をよくぶつけてしまう今まで2歳といったら自分の好きなことばかりを考えているイメージでしたが、次男はお兄ちゃんとして面倒を見ようとしているのだと思います。 しかし妹のことが大好きなあまり、距離が近くなりすぎて頭をぶつけ、妹を泣かせてしまうことも。妹が泣いているときは、より勢いが増して妹のもとへ一直線に突進。 あまりの勢いで頭をぶつけたりするので、ついつい怒り過ぎてしまい……。怒ったあとに次男が「妹が泣いてた」と悲しそうな顔をしているので、「必要以上に怒ってしまった……次男に申し訳ない」という気持ちになりました。 次男は暴れん坊だけど、妹が大好きで、2歳児なりにお兄ちゃんをしてくれようとしているのだと感じます。私に怒られたあとの悲しそうな表情を見て、妹のことが大好きだからこそ行動にするその気持ちも、大切にしてあげたいと思いました。これからは注意すると同時に褒めてあげるつもりです。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:西川しょた普段は看護師として勤務する3歳と1歳、2男の父。育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2022年09月20日私には、4歳の長男と2歳の長女がいます。私はもともと2人の子どもを希望しており、「2歳差のきょうだい」にこだわっていました。それには、私なりの考えがあったからです。どうしても2歳差で授かりたいという思いから、あの手この手で妊活に臨みました。今回は、私が2人目計画で2歳差にこだわった理由と、妊活中に試したことをお話しします。年の近いきょうだいへの憧れ私には、9歳離れた姉がいます。正直、仲の良い姉妹とは言えません。私が7歳のころ、高校1年生になった姉はアルバイトを始め、お互いの生活スタイルはバラバラに。一緒に遊んだり、おでかけしたりした記憶もあまりありません。 姉妹ではあるものの、壁を感じるような存在であり、ずっと姉に気をつかって生きてきました。そんな私は幼いころから、年の近いきょうだいに憧れを抱いていました。そのため2人目を考えたときに、「年の近いきょうだいを作ってあげたい」と思うようになったのです。 できるだけ早く!2歳差を希望私の両親は、同世代の両親に比べると高齢です。私が26歳で長男を産んだとき、父は72歳、母は67歳。持病のある2人は、私が幼いころから現在に至るまで入退院を繰り返しており、両親の老いをひしひしと感じています。姉は結婚していますが、子どもはいません。私は、父と母に「早く2人目に会わせたい」と考えるようになりました。 父と母には2人の孫を生きがいに、楽しい日々を送ってほしかったのです。「できるだけ早く」とはいえ、経済面を考えると「年子は難しい」という考えに至りました。こうして私たち夫婦は「年子よりも2歳差」に選択肢を絞り、2人目の妊活をスタートさせることになったのです。 2人目の妊活で試したことさっそく、長男が生後9カ月になったタイミングで2人目の妊活をスタート。はじめは妊活アプリを使用して、妊娠の可能性が高い日にタイミングをとりましたが、2カ月ほど経っても妊娠に至らず……。次は基礎体温計を購入して、朝の目覚めに基礎体温を測るようにしました。しかし基礎体温を2カ月ほど測っても、妊娠には至らなかったのです。 「排卵日を絶対に逃したくない!」と思った私は、次に排卵検査薬を試してみることにしました。排卵検査薬で陽性反応が出た日と、翌日にタイミングをとった結果、1カ月後に2人目の妊娠が判明! 妊活を始めてから5カ月と、スムーズに2人目を授かることができました。 「2歳差が良い」と考えていた私ですが、結果的に理想としていた2歳差で長女を授かることができました。妊娠が判明したときは、父と母だけでなく、私より11歳年上の夫も喜んでくれました。現在は、わんぱくな4歳の長男と、お兄ちゃんが大好きな2歳の長女の育児に奮闘していますが、充実した毎日でとても幸せです! 監修/助産師REIKO著者:華彩 あんず4歳男児と2歳女児の母。婿入り婚で、両親と同居中。趣味は美容やコスメ集め。最近は2歳の娘もオシャレに興味を持ちはじめ、「早く一緒にショッピングを楽しみたい」と期待を膨らませる日々。美容や育児をはじめ、ブライダルや暮らしなど幅広いジャンルを執筆中。
2022年07月09日息子は話し始めるのが遅く、文章として話せるようになったのは2歳が終わろうとしているころでした。3歳8カ月ごろになるとすらすらと話せるようになったのですが、ちょうどそのとき、突然びっくりするようなことを言い出したのです。 そこまで覚えていたの!?息子が話していたことがあった当時、息子はやっと単語をつなげて話せたころで、周りからも口数の少ない子だと言われていました。私自身、子育てが初めてということもあり、そのころ息子が何を考えているのかわからないことが多かったです。 なので、この話を聞いたとき「あのときはまだあまり話せなかったけど、よく状況を見て、感じていたことがあったのだなぁ。それを覚えていたんだなぁ」と感心したのでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:なつお0歳、4歳の2児の母。漫画、アニメ、イラスト、ハンドメイド(フェイクスイーツ)、ネイルが好き。漫画の専門学校卒で担当付きの経験有り。
2022年05月16日2nd BIRTHDAY GIFTS#01profilename:上條裕美子さん(3歳男の子のママ)job:会社員アパレル会社で海外営業・PRを経験。最近のマイブームは韓国アイドルの動画を観ることで、「kep1er」が一番の推し。息子はポケモンにハマり中!instagram:@odekora ▶2歳の誕生日にプレゼントしたもの①『ブルーイン』の「6wayにぎやかキーボード」②2wayタイプの三輪車place_check_nameオモチャ屋さんに行って自分で選ばせて、手に取ったのが「6wayにぎやかキーボード」でした! ピアノやドラム、スクラッチテーブルなど、6種類の遊びができます。自分で選んだのでとても嬉しそうにしていました。祖父母からはストライダーにもなる2wayタイプの三輪車をもらいました。▶2歳の誕生日はどう過ごした?place_check_text前祝いで大好きな水族館へ。このときは池袋の「サンシャイン水族館」に行きました。息子は大水槽の前で目を輝かせていました。誕生日当日は、人生初めてのヘアカットをして、夜はお家でパーティ。わが家では、プレゼントをあげるほかに、何か体験をさせることが誕生日のメインイベントになっています!▶次の誕生日にプレゼントしたいものは?まだ決めていませんが、「本人が欲しいかどうか」を大事にしたいので、子どもと一緒に選びたいと思っています!2nd BIRTHDAY GIFTS#02name:里深紗佑里さん(2歳女の子のママ)job:ネイリスト『virth+lim』のネイリスト。娘はおしゃべりが上手になってきて、お話するのが楽しい! ひとり時間の楽しみは、NetflixやYouTubeを観ること。instagram:@sayuringo ▶2歳の誕生日にプレゼントしたもの『コロモ』の「おままごとトースター」ph_01おままごとが好きになってきて、普段からパンをよく食べるので、トースターのオモチャにしました。プレゼントを見た娘はテンションが上がって、ダイヤルをまわしたり食材をたくさん詰め込んでみたりと楽しそうに遊んでいました! 祖父母からはお絵描き用のホワイトボードをプレゼントしてもらいました。▶2歳の誕生日はどう過ごした?link_01お家をカラフルなお花や大好きなキャラクターのぬいぐるみで飾り付けして、誕生日パーティーをしました。バースデーケーキは「manami.ecureuil」さんでオーダーしたもの。イメージを伝えて、とても可愛くつくっていただきました!▶次の誕生日にプレゼントしたいものは?『トーキョーバイク』の自転車か、子ども用のカメラを贈りたいと思っています。2nd BIRTHDAY GIFTS#03name:安齋美奈子さん(3歳女の子のママ)job:アパレル/本部3歳の娘はトイレやお着替えなど何でも一人でできるようになり、保育園ではお友達の世話を焼いている様子。その反面お家では「ママ手伝って~」が口癖の日も。おしゃべりもどんどん達者に!instagram:@min___ako ▶2歳の誕生日にプレゼントしたものヴィンテージショップで購入した「ミニピアノ」place_check_url楽器に触れさせたかったのと、私が習っていたことがあるので教えられると思って、ミニピアノにしました。プレゼントを見た娘は興味津々で、嬉しそうに「ティントン♪ティントン♪」と弾いている姿が可愛かったです。▶2歳の誕生日はどう過ごした?大好きな「アンパンマンミュージアム」でお祝いしました。アンパンマンがいちばん好きな時期だったので、とても喜んでいました。▶次の誕生日にプレゼントしたいものは?今、親が気になっているのは、子ども向けのデジタルカメラか自転車です。子どもがそのときに興味があるものを選びたいと思います!2nd BIRTHDAY GIFTS#04name:越井恵実さん(3歳男の子のママ)job:アパレル/バイヤー『アーバン リサーチ ドアーズ』でバイヤーを担当。仕事柄、ショッピングが大好き。ひとり時間には、いろいろなショップを巡ったり映画を観たり、自分のセンスを磨くことを大切にしている。instagram:@kossyy ▶2歳の誕生日にプレゼントしたもの『グロッバー』のエクスプローラー トライクph_02乗り物に興味があったので、三輪キックボードをプレゼントしました。『レゴ』や『プラレール』なども悩みましたが、外で遊べるものがよかったのと、成長とともに仕様をいろいろと変えて遊べることが決め手に。保育園で乗る三輪車が楽しいようで、自分だけの乗り物をもらえたことが嬉しそうでした! 外でたくさん乗っています。▶2歳の誕生日はどう過ごした?link_02水族館に行って、海の生きものやお魚を観ました。1歳のときよりいろいろな種類がわかるようになり、カニやペンギンなどを見つけて教えてくれました。お家ではバースデーケーキを用意してお祝いしました。▶次の誕生日にプレゼントしたいものは?今、ブロックを組み合わせてコースを組み、ボールを転がして遊ぶオモチャにハマっているので、違うバリエーションのものをプレゼントしたいと思っています。2nd BIRTHDAY GIFTS#05kidsname:三井亜希さん(10歳男の子・2歳女の子のママ)job:主婦元アパレル勤務で、現在は家業のお寺をお手伝い。日々のファッションをInstagramで発信。2歳の娘はとにかくひょうきんで、8歳年上のお兄ちゃんが大好き!instagram:@7_aki_7 ▶2歳の誕生日にプレゼントしたものアンパンマンのブロックセットph_03お兄ちゃんとブロック遊びをすることに興味を持ち出し、お人形遊びをするようになってきた時期だったので、「パン工場とすべり台のおうちブロックバケツ」にしました。ものすごく喜んでくれたわけではなかったのですが(笑)、淡々と遊びに夢中になっていました!▶2歳の誕生日はどう過ごした?link_03おじいちゃん・おばあちゃんのお家に行って、家族みんなでお祝い。バースデーケーキのろうそくを真剣な表情で吹き消していました! 2歳になってからお話しするのがどんどん上手になり、成長を実感。コミュニケーションが取れるようになって楽しいです。▶次の誕生日にプレゼントしたいものは?3歳の誕生日には、ストライダーをプレゼントしたいです。ただ、お兄ちゃんのときに“無理して買いすぎない!”と学んだので、そのときに本人が興味を持っているものをじっくり選びたいと思っています。2nd BIRTHDAY GIFTS#06name:木村唯奈さん(2歳男の子・0歳男の子のママ)job:アパレル/販売『ビームス』で販売を担当。もうすぐマイホームが完成予定で、インテリアや整理収納術を調べるのが日々の楽しみ。2歳の息子はおままごとが大好きで、ママにお料理を提供してくれることも。instagram:@uuuuni____ ▶2歳の誕生日にプレゼントしたもの①『しろくまちゃんのほっとけーき』と『からすのパンやさん』の絵本②『マザーガーデン』の「おままごとケーキセット」%e8%a3%9c%e8%b6%b3%e6%83%85%e5%a0%b1絵本が大好きでよく図書館で借りるのですが、なかでもお気に入りの食べ物系の絵本をプレゼントしたくて選びました。「おままごとケーキセット」は、母のおさがりです! 私自身がとても大切に使っていたオモチャなので、息子にも遊んでほしいと思ってプレゼント。想像以上の反応で、いちばん喜んでくれました!③『ミカサ』の「サッカーボール」supervisionボール遊びがとにかく好きで、公園でサッカーをしている小学生のお兄ちゃんとよく遊んでいたのでプレゼントしました。黄色も好きなのでとても嬉しそうにしていて、早速ボールを蹴って遊んでいました!▶2歳の誕生日はどう過ごした?name第2子出産の時期と重なり実家に里帰り中だったので、おじいちゃん・おばあちゃんも一緒にお祝いしました。テレビや絵本でバースデーサプライズのお話をよく見ていて、同じように朝起きたときにお部屋の飾りと手づくりケーキとプレゼントを用意したら、目をキラキラさせて大喜び! ケーキのろうそくを頑張って「ふーっ」と消して、イチゴをおいしそうに食べていました。▶次の誕生日にプレゼントしたいものは?運動神経も体幹もしっかりしてきたので、トランポリンをプレゼントしたいです。ただ、3歳になるとより自分の好きなものがはっきりしてきそうなので、オモチャ屋さんで一緒に選ぶのも楽しみです!▼こちらの記事もチェック!link_02素敵なママが贈った【 1歳 】の誕生日プレゼント
2022年03月28日イヤイヤ言って困らせてしまうこともあるけど、知能がメキメキ育っています2歳はイヤイヤ期とも呼ばれる時期。自分の意思が出てきて成長を感じる反面、小さなことでもかんしゃくを起こすので、疲れてしまうお母さんもいるかもしれません。2歳は知能面が大きく発達し、日々の生活の中から自分なりに規則性を見いだすことができるようになります。しかし、まだ臨機応変な対応は困難。あわせて言葉も習得途中なので、自分の気持ちをうまく言葉にできないこともあります。そのため、しばしばかんしゃくとして感情が表現されるのです。規則を見つける力が伸びる!大人の小さな変更も、子どもにとっては大問題2歳のTくんは毎晩左からお父さん、Tくん、お母さん、妹の順番で寝ています。しかしその日は一番左側で妹が寝てしまったので、お母さんは順番を左右逆にしようと提案しました。それを聞いたTくんは猛反発。「いつもと同じ所じゃないと嫌!」と怒り出してしまいました。「お父さんとお母さんが隣なのは一緒だよ」と言っても全く聞く耳を持たないTくん。両隣が両親なのは変わらないのに、何でそんなに怒るのかとお母さんは不思議でたまりませんでした。2歳は秩序が大切。自分の見つけた規則通りに事が進むと安心できる!2歳は知能が大きく発達し、生活の中で自分なりに規則を見つけだせるようになります。そのためこの時期は特に、規則性にこだわります。並ぶ順番も動作の順番も、何でも自分の見つけた規則通りだと安心できるのです。一方で状況に応じた対応はまだ難しいもの。自分の中で規則を見つけ「次はこうだ!」と信じているので、急な変更は状況を受け入れがたいのです。できる限り“いつもと同じ”を心がけ、違う動きになる場合は事前に伝えておくことでかんしゃくを減らせます。かんしゃくは知能の発達の証「こう考えていたんだね」と考えを受け止めよう穏やかに過ごすポイントは “いつもと同じ”と変更するならば“事前の説明”の2つ。それでも、かんしゃくを起こしてしまうこともあるでしょう。かんしゃくが続くとお母さんも疲れてしまうと思いますが、そんなときは見方をチェンジ。「思考力が育ってる」とポジティブにとらえ「こう考えていたんだね」と考えを認めてあげましょう。考えや気持ちを認めてもらえると、反発心が和らぎます。今日の1日1成長2歳は“いつもと同じ”が安心。変更時は“事前の説明”でかんしゃくを減らそう子どもの適応力も1成長、お母さんの受容する力も1成長。あおのともか(文)かわさきちか(編集)日本キッズコーチング協会(監修)月いっぱいで長期連載「1日1成長お母さん」がフィナーレを迎えます!今度は舞台をYouTubeに移して、ママの皆さんのお悩みに竹内エリカ先生がアドバイスをします!進級・進学などに関するお悩みについてエリカ先生に聞いてもらいたい方は【3/1(火)~3/18(金)】の期間中に、●ニックネーム●お子さんの性別、年齢●お悩み内容上記の情報を記載の上、以下のアドレス宛にメールをお送りください。皆さんのご応募、お待ちしております!info@mamagirl.jp※件名に必ず「エリカ先生」と入れてください。※応募件数によっては回答できない場合がございますので予めご了承ください。 あわせて読みたい🌈0歳の知育はこれで決まり!毎日の語りかけとスキンシップ
2022年03月10日子どもの集中力の基礎は2歳から。“興味を持ったこと”がキーポイント子どもに集中力がついてくれたらいいなと願うお母さんは多いでしょう。遊び・習い事・運動・勉強など必要となる場面は沢山あります。集中力の基礎は2歳頃に著しく発達します。子どもは興味があることにやる気を出し、集中し、頭をフル回転させます。なんだか静かだと思ったら、ティッシュを大量に出していたなんてことありませんか?実はそんないたずらは集中力が育ち始めた証拠なのです。子どもは興味を持ったことこそ、集中力を伸ばしていけるのです。じっと座っていられないのは集中力がないから?わが子が心配になる瞬間先日2歳のKくんのお母さんから相談を受けました。未就園児教室でじっとしていられないそうです。工作ではのりを大量に手につけて、そのまま他のおもちゃに手を伸ばしてしまいます。結局お母さんが作品を作りつつ、Kくんの後を追いながら手についたのりを拭くことに。そこでお母さんにKくんの好きな遊びを聞きました。すると外遊びが大好きで、夏は虫の観察、冬は雪遊びに夢中でなかなか帰らないとのこと。実はKくんは、外遊びで集中力を養っていたのです。運動することで集中力を伸ばせる!じっとしていられなくても大丈夫集中力は座ってじっくり遊ぶだけではなく、運動をする中でも高められます。集中力がないと感じたら、運動をさせてみましょう。走ったり転がったりと全身を使う運動がおすすめです。体全体をコントロールする神経は、心をコントロールする神経と関連しています。集中できない子どもは、脳からの複雑な指令を行動に移すためのシステムが未発達なのです。ボールを投げる・蹴るなど手足をコントロールできるようになると、必然的に集中力も養われていきます。集中力を伸ばす絶好のチャンスは、子どもが長時間夢中になっているとき子どもが好きなことを思う存分しているときに、集中力が伸びていきます。人に迷惑を掛けることや、危険なこと以外であれば問題ありません。子どもが長い時間同じことを続けているときは、体験し探究しているので集中力を伸ばす絶好のチャンス。元気いっぱいな子は自然の中に連れ出すと、虫取り・川遊び・木登りなど飽きずにひたすら遊び続け、集中力が養われていきます。一人で遊びはじめたら声をかけずに見守りましょう。思う存分遊びに没頭する体験を通して、集中力を伸ばしていくことができますよ。今日の1日1成長集中力は楽しいことで伸びる!自然の中に連れ出して思う存分遊ばせよう子どもの集中力も1成長、お母さんの適応力も1成長。きとうめぐみ(文)かわさきちか(編集)日本キッズコーチング協会(監修)月いっぱいで長期連載「1日1成長お母さん」がフィナーレを迎えます!今度は舞台をYouTubeに移して、ママの皆さんのお悩みに竹内エリカ先生がアドバイスをします!進級・進学などに関するお悩みについてエリカ先生に聞いてもらいたい方は【3/1(火)~3/18(金)】の期間中に、●ニックネーム●お子さんの性別、年齢●お悩み内容上記の情報を記載の上、以下のアドレス宛にメールをお送りください。皆さんのご応募、お待ちしております!info@mamagirl.jp※件名に必ず「エリカ先生」と入れてください。※応募件数によっては回答できない場合がございますので予めご了承ください。 あわせて読みたい🌈お母さん泣かせの「やりたい!」を活用して家事の負担を減らそう
2022年03月06日長女を出産してから約1年後、やはりきょうだいをつくってあげたいと思い、2人目を考え出しました。2人目は2歳差を希望していた私。結果わが家は2歳差ずつの3姉妹となったのですが、そのときに考えた、なぜ2人目が欲しいのか、ひとりっ子ではなくきょうだいをつくりたいのかという理由、そして2人目が2歳差であることのメリット、デメリットについてお話しします。 2人目が欲しかった理由私も夫も長女をひとりっ子にしたくなかった理由……それは、私は4人姉妹、夫は8人きょうだいと、多くのきょうだいのなかで時には切磋琢磨し、時には力を合わせながら一緒に育ってきたからです。私自身、今でも姉妹とても仲が良く、頻繁に連絡を取り合っています。 お互い頼りにし合い、今も昔もみんながいてくれてよかったなと思います。小さいうちは一緒に遊ぶ仲間として、大きくなってからは頼れる仲間として、一番身近な存在がいるといいなという思いで、2人目を考えたのです。 2歳差のメリットまずは、姉妹の歳が近いので一緒に遊べること。上2人はもちろん喧嘩もしますが、お互いいないと寂しいと言うほど、一緒にいることが楽しいようです。2人目が生まれる前は、私が家事をしなくてはいけないときに遊び相手がおらず、長女には寂しい思いをさせてきました。 今では2人で遊んでくれるので、母としては少しラクだなと感じることもあります。その他に、2歳差だと幼稚園や学校に一緒に通えて受験や入学もかぶらないこと、生活リズムが大きくはずれないこともメリットだなと感じています。 2際差のデメリット2人目妊娠中に長女が1歳児で、抱っこもまだまだ必要な時期でした。出産してからも0歳児を抱えながら、魔のイヤイヤ期を迎える2歳児と向き合うことになったので、今振り返ればとても精一杯で、次女が赤ちゃんのときの記憶が長女ほどないのが事実です。 また、私は育休を取っていたので、育休明けすでに妊娠しているという状態でした。育休明けの仕事についての話し合いの場で妊娠報告をしましたが、正直気まずかったです。数カ月復職してまたすぐ産休に入るので、収入の面でも影響がありました。 メリット・デメリットいろいろとありますが、わが家は2歳差でとてもよかったと思っています。10年ほど働いていた職場に迷惑をかけてしまったことは心苦しかったですが、小さな子どもたちが一緒に遊んでいる姿を見ると、うれしくて幸せで涙が出そうになります。赤ちゃんは授かりものなので、欲しいと思ってできるものではないですが、タイミング良くわが家にやってきてくれた子どもたちに感謝しています。 監修/助産師REIKO著者:北川なつみ5歳、3歳、1歳の3姉妹の子育て真っ最中のママ。保育士として約10年認可保育園に勤務し、現在は育休中。子どもたちと毎日たくさん笑って過ごしたいと、日々子育てに奮闘中。
2022年03月03日私には現在7歳と4歳の息子がいます。もともと2歳差で子どもを産みたかったのですが、息子は抱っこが大好き。私は常に息子を抱っこしていたため、ここで妊娠するとおなかにも負担がかかるのでは、と考えました。息子の気持ちを尊重し、2歳差での妊娠を断念したのです。2人目が欲しくて焦る私と抱っこをせがむ息子現在7歳の息子が、まだ1歳になったばかりのころ。2歳差で2人目が欲しいと考えていた私は、そろそろ妊活を始めなければと思っていました。ですが、長男はとにかく抱っこが大好き。生後9カ月で歩けるようになったので、1歳を迎えるころには小走りができるぐらいにまで成長していました。 それでもお散歩も抱っこ、寝かしつけも抱っこ、家の中で過ごしているときもすぐに抱っこをしてほしがるほど。しかもパパではだめ、ママでないと泣くという状況だったのです。 私はパパの抱っこも嫌がらないようになってもらおうと、夫に相談しました。夫も息子に泣かれるのはつらかったようで、息子の機嫌がいいときに何度も抱っこにチャレンジ。しかし状況は変わらず、私以外の抱っこは嫌がっている状態でした。 悩んだ結果2人目は…長男が抱っこ大好きだからといって、2人目を妊娠できないわけではありません。しかしすでに2人目を妊娠している友人から、「1人目を頻繁に抱っこしていたら、おなかがよく張るようになった」という話を聞いていました。 それならやはり2人目の妊活はもう少し待ったほうがいいのではないかと考え、今まで通り長男の気持ちを尊重し、存分に抱っこしてあげるようにしていました。 後悔はしていない!長男が2歳半になったころ、突然抱っこを要求することが少なくなってきました。何かきっかけがあったわけではないので理由はわかりませんが、2人目にチャレンジするなら今がベストタイミングだと考えた私は、夫にも相談することに。 すると夫も私と同じ考えだったようで、「今ならそこまで〇〇(息子の名前)に我慢させることもないんじゃないかな?」と言ってくれ、妊活にチャレンジすることになりました。 その後、長男が3歳になってすぐ2人目を妊娠。結果的に4歳差になってしまいましたが、私は長男の気持ちを尊重したことに後悔はしていません。あんなに抱っこを求めてもらえるのは子どもが小さいうちだけだと思うので、無理に2人目にチャレンジせず、ゆったりとした気持ちで長男に向き合うことができて、本当によかったと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:森井さやか小学生と幼稚園児の男児2人を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。
2022年01月14日現在7歳、5歳、3歳の子どもを持つ私。2歳差で3人出産しましたが、2歳差であることは、良い面と大変な面とがありました。育児をしながら感じた、そんな2歳差きょうだいの良い面、大変な面をお話します。2歳差で1番よかったことは…2歳差で産んで一番よかったなぁと感じたことは、「下の子が幼稚園に入りやすかったこと」です。というのは、私が住む町では最近急激に子どもが増え、希望の幼稚園に通わせることが難しくなっていました。入園のために家族総出でプレ幼稚園の申し込み日に電話したり、キャンセル待ちを続けたりすることも珍しくありません。 卒園児の弟妹でも必ずしも同じ幼稚園に入れるとは言えない状況だったので、2歳差のきょうだいで常に「在園児の弟妹」という1番の優先枠を得られることは大きなメリットでした。 2歳差ならではの悩みも…!良い面もある一方、2歳差であるがゆえに、イヤイヤ期と出産が重なってしまうのは大変でした。下の子が生まれるとき、上の子は2歳前後のイヤイヤ期真っ盛り。新生児のお世話という一番大変な時期に上の子のイヤイヤ期のピークがきたのはかなり大変でした。 ただ、大変な時期が固まっている分「今だけ乗り切るぞ」という気持ちで、イヤイヤしたら気持ちを代弁してあげるようにしたり、多少お金がかかっても家事代行や便利な家電などを購入したり、工夫して乗り切るようにしました。 出産のたびに家族みんなが成長出産のたびに疲弊し、生まれたばかりの子どもをお世話している時期は、夫と大きな喧嘩をしてしまうこともありました。しかし、問題を解決していくことで「子ども2人の生活」「子ども3人の生活」へと、私や夫を含め家族みんなが急激に成長した時期でもあったように思います。 また、新生児と2歳児がいる生活は、私ひとりではどうしてもまわらなかったので、夫や上の子、保育園などに頼ることに抵抗がなくなりました。その結果、家族の家事・育児能力がめきめきと伸び、今では子どもも立派な戦力です。 心配していた行事関係はというと2歳差きょうだいとなるときに心配していた「幼稚園(学校)の行事の重なり」については、わが家の場合は思ったより大丈夫でした。たとえば参観日では、親が参加する時間が学年ごとに重ならないようになっていて、私ひとりでもきょうだいそれぞれのクラスを見て回ることができました。 個人懇談などもきょうだい同じ日に、連続するよう日程を組んでくれていました。そのほかにも、小学校と幼稚園では運動会の時期が春・秋でずれていたりして、子どもの行事のほとんどは、たまたまなのか、配慮なのかわかりませんが、きょうだいで重なることがありませんでした。 2歳差きょうだいの育児はこれからも良い面もあれば大変な面もあると思いますが、家族で助け合っていきながら、家族みんなで成長していけたらいいなと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。
2022年01月02日現在6歳になる息子が2歳のときのことです。息子は内服が極端に苦手で、いろいろと試しても克服できずにいました。ある日、生まれたときからお世話になっている小児科医にそのことを説明したのですが、まさかの返答。今までの努力や本当につらい状況を理解してもらえず、悲しくなってしまった体験談です。内服がとにかく苦手な息子味覚がとても敏感な息子。大人にはわからないような変化にも反応します。完熟を少し過ぎたバナナや加熱しすぎたお肉などは口にしません。好き嫌いが多いというより、苦手な味付けがあるようです。 一番大変なのは内服。粉を練って小さくしても、アイスに混ぜてもだめです。「うぇっ」となってしまい、ひどいときには吐いてしまいます。風邪で薬を処方されたときは何とか飲ませようと必死に努力しましたが、どれも失敗。風邪の症状に加えて内服の苦痛が強く、息子がかわいそうでした。 小児科医のひと言が…ある日発熱があり、かかりつけの小児科を受診。風邪とのことでした。「解熱剤は坐薬でいただけないでしょうか? 薬を飲むのがどうしても苦手で……吐いてしまうこともあるので」とお願いすると、「アイスに混ぜたりしていますか? 2歳で飲めないというのは問題ですよ。ちゃんと練習しないと。お母さんがしっかりしないと、もっと重い病気になったときにお子さんが苦労することになりますよ」と先生。 今までさまざまな努力をしてきたこと、どうしてもうまく飲めないことを説明しましたが、理解してもらえませんでした。 息子や私が悪い?できないものはできない結局、粉薬が処方されました。先生の言うことは理解できますが、薬が飲めないのは甘えだと言われたようで、とても悲しい気持ちになりました。風邪で熱があって食欲もないなか、どうしても薬を飲んでくれない息子に飲ませる大変さを少しでもわかってほしかったです。 泣いて嫌がる息子の口を無理やり開けて薬を入れても、「うぇっ」と出してしまいます。ひどいときには食べ物も吐いてしまい、むしろ体力を奪っているのではないかとすら思う状態。練習しろと言われてもその方法がわかりませんでした。ただ途方に暮れながら家路につきました。 その後も息子が4歳になるまで、内服はとにかく大変でした。効果的な方法が見つからず、風邪を引くたびにとてもつらい日々を過ごしました。何とか乗り越えられたのは、年に2回ほどしか風邪を引かなかったからです。4歳を過ぎると少しずつ飲めるようになり、6歳の今では問題なく飲めるようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師REIKO著者:更田未央子6歳と2歳の子を持つ母。看護師・保健師・養護教諭1種・FP3級の免許を取得。現在、高校生を対象とした学習塾の講師をしながら、FP2級を目指す。育児・教育・医療・金融・不動産について執筆中。
2021年10月03日最近、3番目の子どもとなる女の子が生まれたわが家。4歳と2歳のお兄ちゃんに囲まれながら、すくすく成長しています。2歳のお兄ちゃんは妹の面倒をたくさん見てくれますが、2歳ということもあってか、行き過ぎた行動をしてついつい怒ってしまうことも。今回はその体験談について話をしたいと思います。暴れん坊な次男わが家の2歳の次男はかなりの暴れん坊です。長男が2歳のころは、2歳児ながら考えてもう少し慎重に行動していたような気がします。しかし、次男の場合はまったく違いました。 魔の2歳児と言われることだけあって、後先考えずに突っ込んでしまうタイプ。いつも走りすぎて壁にぶつかったり、目を離すとすぐにどこかに消えてしまったり、何か気に食わないことがあると出先でも足をバタバタさせて叫んでしまいます。 妹が大好きな次男暴れん坊な次男ですが、とにかく妹のことは大好き。もちろん長男と遊ぶこともたくさんあるのですが、家にいるときは常に妹の近くにいて、「大丈夫?」「一緒に遊ぶ?」「寒くない?」などと声をかけてくれています。 その他にも、泣いているとすぐに妹のもとへ行ってくれたり、寝るときも必ず隣で手をつないでくれたり、保育園から帰ったら真っ先に妹のところに行ったり。2歳児なりに“お兄ちゃん”をしてくれています。 妹に頭をよくぶつけてしまう今まで2歳といったら自分の好きなことばかりを考えているイメージでしたが、次男はお兄ちゃんとして面倒を見ようとしているのだと思います。 しかし妹のことが大好きなあまり、距離が近くなりすぎて頭をぶつけ、妹を泣かせてしまうことも。妹が泣いているときは、より勢いが増して妹のもとへ一直線に突進。 あまりの勢いで頭をぶつけたりするので、ついつい怒り過ぎてしまい……。怒ったあとに次男が「妹が泣いてた」と悲しそうな顔をしているので、「必要以上に怒ってしまった……次男に申し訳ない」という気持ちになりました。 次男は暴れん坊だけど、妹が大好きで、2歳児なりにお兄ちゃんをしてくれようとしているのだと感じます。私に怒られたあとの悲しそうな表情を見て、妹のことが大好きだからこそ行動にするその気持ちも、大切にしてあげたいと思いました。これからは注意すると同時に褒めてあげるつもりです。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:西川しょた普段は看護師として勤務する3歳と1歳、2男の父。育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2021年09月07日毎日暑い日々が続いていますね。ただいま第2子を妊娠中の私は、真夏の妊娠後期の生活がこんなに暑苦しいとは…! と、驚く毎日です。3歳の息子はとにかく公園遊びが大好き。息子に付き添って公園に行くと、毎回行くだけで家族全員汗だくになってしまいます…。曇っていたり、木陰があるときはまだマシなのですが、炎天下で木陰も無いというときもあり、そんなときはさすがの息子も「あつい……」と言い、早々に帰り支度をしてくれます。わが家の夏のお出掛けの必須アイテムはこちら。これがあると、とりあえず暑くて暑くて我慢できない! というときも一瞬で涼しくなります。夏は、自販機でお茶などを買ってもすぐにぬるくなったりしてしまいますが、保冷剤の入ったクーラーバッグに入れておけば冷たいままで一石二鳥なのも嬉しいです!今まで断捨離などの機会に毎回大量に捨てていても、いつの間にか冷凍庫に溜まっていってしまっていた保冷剤。夏はかなり役立つアイテムになってくれ、最近では重宝しております。時々クール便などに入っている20cmくらいある保冷剤もあるのですが、それは冷凍庫ではなく冷蔵庫に入れておくと、保冷剤が冷たすぎる際などにも使えて結構便利です。(凍っていないのですぐにぬるくはなってしまいますが…)すぐ捨ててしまいがちな保冷剤、案外活用方法がたくさんあるものですね。
2021年08月16日2人目は何歳差で産むのが良いのか? ママ友ともよくそんな話題になっていたころ、「3歳差は入園・入学が重なるから大変だよ」と複数人から聞き、深い考えもなく、ならば2歳差でと妊娠・出産してみたところ……。マタニティ期間の苦悩私には11月末生まれの長女と、1月生まれの次女がいます。長女は2歳1カ月でお姉ちゃんになりました。マタニティ期間に大変だったことは、長女を抱っこできなくなることでした。当時1歳半の長女はまだあまり歩けず、抱っこをせがまれることがよくありました。 けれど私は貧血で通常の暮らしもつらいときがあり、抱っこしてあげたり、してあげられなかったり……。おなかが大きくなってからは切迫早産の不安があり、まだ小さい長女が満足するまで抱っこしてあげることができませんでした。 0歳と2歳の育児はドタバタ次女誕生後、ちょうどトイレトレーニングをしていた長女。トイレの間隔が短かったので、次女のおむつ替えや授乳などをしているときでも、「トイレ!」となることが多く、あっちこっちにお世話をしにいかなければならず、体力的に大変でした。 また、長女は3歳まで夜泣きがあり、授乳で泣く次女に母乳をあげながら泣くので、1年間は夜にあまり眠れませんでした。 2歳差と3歳差の大変の違い私の周りで言われていた「3歳差は大変」は、行事が重なることや金銭面で一度にお金が出るという部分が大変という意味でした。 2歳差は行事や支出はタイミングがずれますが、まだ自分のことを自分ですることができない、うまく気持ちを伝えられない時期の2歳の長女と、何にも自分でできない0歳の次女との生活は忍耐と体力がかなり必要でした。愛情を持って接していましたが、私自身も毎日がいっぱいいっぱいになり、イライラしがちでした。 眠れない日々が続いたときは、2歳差で出産したことを後悔するときもありました。けれどもそれは2歳差だからではなく、子どもの性格にもよるものも大きく、同じように出産した友人とはまったく悩みが違い、何歳差だから良いとかラクというのはないんだと気がつきました。金銭的なことは予想できますが、育てる際の大変さは何歳差であろうとしてみなければわからないと思いました。 原案/横山まい作画/やましたともこ監修/助産師REIKO
2021年08月10日こんにちは、保育士の中田馨です。乳児から幼児になり、ママを悩ませることの一つがイヤイヤ期です。このイヤイヤ期、親がしてほしくないことをしたり、親がこうしてほしいことをイヤイヤ言って困らせるので、親はついイライラしてしまいます。 イヤイヤ期は、ママとパパにかまってほしい気持ち、表現力が未熟で気持ちを言葉で伝えられない、自分がイメージしていることが思うようにできないなどの気持ちから起こります。イヤイヤ期は2歳というイメージがありますが、実は1歳代から徐々にスタートし、3~4歳ごろで収まってきます。今回は、イヤイヤ期にママができる対応の基本を年齢別に話します。 しかるときの基本ポイント子どもが「イヤ」と言うことに対して、すべてをしかっていては子どもの気持ちがおさまりませんし、ママの体が持ちません。ですので、しかるポイントを決めておきましょう。大切なのは、危険なことをしたときと、他人に対して迷惑をかけたときです。 危険なことの例例えば、道路を歩いていてママの手を振りほどいて車道に向かって走って行ったら……。それはとても危険なことです。「外ではママと手をつなぐ」というルールを教えます。歯ブラシをくわえたまま歩いていたら……。もし転んだりしたら危険です。「歯を磨くときは、歩かない」ことを教えます。 このような危険なことをした場合は、その場で「ダメ!」と教えます。例えば、階段の上り下りをする、高いところに登ってジャンプするなど、危険だけど子どもがしたいチャレンジは、大人ができる限り付き合ってあげることも大切です。 他人に迷惑をかけることの例友だちをたたいた、噛んだ、物を投げた、砂をかけたなどした場合は、「ダメ!」と教える必要があります。また、電車の中や公共の施設内で走ったり騒いだりするときは、その都度「騒がない」というルールを教えます。子どもが走り回りたいなら公園に連れていき、力いっぱいに走らせましょう。 子どもがすることすべてを「ダメ!」と言っていると、子ども自身がしかられている感覚がなくなる場合もあります。子どもからすると、ママがずっと「ダメダメ」言っていて、何が本当にダメなのかわからなくなります。しかるときは、その場ですぐにしかります。そして、しかるポイントを明確にし、メリハリが必要です。しっかり伝えようと長い言葉でしかるのではなく、短い言葉で伝えることも大切です。とはいっても、些細なことを感情的に怒ってしまうこともあります。そんなときは、「さっきはごめんね。〇〇ちゃんが大好きだよ」と伝えましょう。次から年齢別の対策をお伝えします。 1歳のときのイヤイヤ期対策1歳半ごろになると自分でできることが少しずつ増えてきます。例えば、スプーンなどを使って自分で食べられるようになったり、洋服も袖に手を通すのを協力してくれたり、物を投げたり、少し高いところに登ってみたり、そのままジャンプしようとしたり。 「危ない! ダメ!」と言っても、そのダメの理由がよくわかっていなくて何度も繰り返します。「ダメ」と止められると、気持ちを伝える言葉がまだ分からないので大声で泣きます。こんな「自分の思い通りにしたい!」というのが1歳のイヤイヤ期の特長です。このときにママができることは、子どもの気持ちを受け止めること。そして、子どもの気持ちを親が言葉にして代弁すること。「イヤだったんだね」と共感することで、「ママに気持ちを受け止めてもらえた」と思います。この思いを積み重ねることが大切です。 2歳のときのイヤイヤ期対策2歳はよく「魔の2歳」なんて言い方をされることもあります。言葉が少しずつ増えてきて「ダメ!」「イヤ!」「しない!」という自分の気持ちを簡単な言葉で伝えることができるようになります。自分でできることも増えていて、「自分で服を着る!」と言い出したと思ったら、「服を着ない!」と言ってすっぽんぽんでのけぞって泣くこともあります。 したくないこと、気にくわないこと、できないことがあると感情が爆発して、ママもお手上げ状態になることもあるのではないでしょうか? これがまさしくイヤイヤのピークの時期です。このときにママができることは、子どもの言うとおりに動かないこと。イヤイヤ言っている子どもは自分でも訳が分からない状態になっています。子どもの気持ちが落ち着くまで待ちます。子どもができないことは「一人でできた!」と思わせるくらいにさりげなく手伝ってあげましょう。 3歳のときのイヤイヤ期対策3歳になると、言葉の数がかなり増えてきて、簡単な言葉のキャッチボールができるようになってきます。先の見通しもつくようになるので、2歳のときのようなイヤイヤはおさまってきます。こだわりが強くなるので譲れないところは頑として譲らないという姿も見られます。 自分でできることが増えてきますし、できることとできないこともわかってくるので、例えばこれまで怖がらずにチャレンジしていた高い場所からのジャンプを急に怖がり出したりします。 このときにママができることは、言葉でしっかり伝えること。寝る前に、まだ遊びたいと駄々をこねたりした場合は、「明日また遊ぼうね」と簡単な言葉で分かりやすく伝えましょう。 イヤイヤ期は永遠に続くものではありません。今は、これから社会に出ていくときの人間関係やルールの基礎を学んでいる時期ととらえ、気長に見守りましょう。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2021年06月24日息子は話し始めるのが遅く、文章として話せるようになったのは2歳が終わろうとしているころでした。3歳8カ月ごろになるとすらすらと話せるようになったのですが、ちょうどそのとき、突然びっくりするようなことを言い出したのです。 そこまで覚えていたの!?息子が話していたことがあった当時、息子はやっと単語をつなげて話せたころで、周りからも口数の少ない子だと言われていました。私自身、子育てが初めてということもあり、そのころ息子が何を考えているのかわからないことが多かったです。 なので、この話を聞いたとき「あのときはまだあまり話せなかったけど、よく状況を見て、感じていたことがあったのだなぁ。それを覚えていたんだなぁ」と感心したのでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:なつお0歳、4歳の2児の母。漫画、アニメ、イラスト、ハンドメイド(フェイクスイーツ)、ネイルが好き。漫画の専門学校卒で担当付きの経験有り。
2021年05月15日息子が2歳になる直前に、2人目となる娘が生まれました。当時の息子はイヤイヤ期と赤ちゃん返りが重なって、私は息子への対応にかなり手を焼いていました。そんななかで私が娘の出産、入院を経てやっと家に戻ると、さっそく2人育児の洗礼を受けることになったのです。 憧れていた2児ママになったけど…私は結婚をしたころから「1人目は男の子、2人目は女の子ができたらいいな」と思っていました。すると結婚して1年後には息子、その2年後には娘が生まれ……憧れていた2児のママに! そのため2人目となる娘が生まれたばかりのころは、2人育児の大変さよりも、楽しさやうれしさのほうが強かったです。 産後の入院中も「早く家に帰りたい」とばかり思っていました。 息子まで泣くの!?でも実際は新生児の世話とイヤイヤする2歳児の対応にあたふたしまくりで、毎日があっという間でした。 新生児のころの娘は昼夜関係なく3時間おきに泣いて起きていたので、私もそのたびに授乳をしていたのですが……。私が退院して帰宅したその日から、なんと息子まで娘と一緒に夜泣きを始めました。娘が泣いて起きるたびに、息子も一緒にわんわん泣くし、私が娘の授乳をしようとすると怒って大暴れ。 とりあえず私が2人を膝にのせて抱きかかえ、落ち着かせようとしてもダメでした。息子にはおもちゃで気を引こうとしたり、何か話しかけたりても泣き止みません。もう完全にお手上げ状態でした。 毎日のように私も泣いていた夜間授乳昼間に娘の授乳をするときは、息子と絵本を読んだりおもちゃで遊んだりしながらだったので、暴れることも泣くこともありませんでした。でも夜だと息子も本能のままに泣いているのか、何をしてもダメでした。 泣き続ける2人と一緒に、私も何度泣いたかわかりません……。ただとにかく息子を落ち着かせることと、娘の授乳を早く終わらせることで毎日必死。たまに子どもたちが大泣きしているときに夫が帰ってくることがあったので、そのときはすぐに息子の対応をお願いしていました。 当時は2人泣き続ける夜間授乳が永遠に続く気がして、本当にしんどかったです。出産直後は憧れの2児のママになることができた喜びが強く、まさか退院して家に帰ってから夜間授乳でこんな目に遭うとは思っていませんでした。でも時間が過ぎるにつれて、息子も夜中に起きることがなくなりました。大変でしたが、今では懐かしい思い出です。 監修/助産師REIKO著者:小松潤子2歳男の子と0歳女の子の母。幼稚園教諭・保育士資格を保有し、4年間教育現場に携わる。現在は育児、美容の記事を中心に執筆中。
2021年02月10日現在2歳になる娘を育てています。娘は同年代の子と比べると、とてもおしゃべりです。そのため言いたいことはだいたいわかるのですが、やっぱりまだ2歳。時々親にとってはクイズのような言い間違いをしてきます。 急に娘が「タブレットは?」と聞いてきた2歳の娘と公園で遊んでいるとき、ハッとした顔をした娘が私のほうを見て、「お母さん! タブレット忘れた!」と言ってきました。タブレットと言われてタブレット型のPCをすぐに連想してしまいましたが、家にタブレットはありません。 ましてや、娘の前で「タブレット」という言葉を使ったこともありません。「わが家にタブレットはないですよ?」と返すと、「あるよ!」とのこと。結局この日、タブレットの正体はわからずじまいでした。 今度は「カブレット」に変わった!後日、また別の公園で遊んでいるとき、娘が「あー、また忘れたー」と言いました。すかさずピンときた私が「タブレット?」と言うと、「違うよ! カブレットだよ!」とのこと。ちょっと変化した言葉に私はますますわからなくなりました。けれど無性に娘の言うカブレットが気になってカブレットの特徴を聞いてみることに。 するとカブレットは黄色で、ボールくらいの大きさなのだそう。家にある物で、特徴が当てはまりそうな物を考えてみましたが、それでもこのときはまだカブレットの正体がわかりませんでした。 家でやっとわかった!カブレットの正体は…カブレットって一体なんだろう?と考えながら家に着くと、玄関先で娘が「カブレットかぶっていい?」と聞きます。「え?」と見てみると、娘は「ヘルメット」を触っていました。「それか!」と思わず納得。考えてみればいつも娘がタブレットやカブレットの話をするときは、自転車とヘルメットを持たずに公園に行ったときでした。 娘が黄色いヘルメットをかぶって公園で自転車に乗ったのは1度だけ。それだけなのに、公園に行くたびにヘルメットを思い出していたようです。それから3カ月ほど経ちますが、いまだに娘はヘルメットを「タブレット」や「カブレット」と呼ぶのは直りません。 判明するまでに1週間ほどかかったクイズ「タブレットはなんでしょう」。絶妙な言い間違いで、なかなかヘルメットという答えにたどり着けませんでした。正しい「ヘルメット」の言葉をなかなか覚えられない娘ですが、それもかわいいなと思ってしまいます。 監修/助産師REIKO作画/キヨ著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。
2020年11月18日現在私は、3人の子どもに恵まれてお母さん業に奮闘する毎日です。子どもたちは、長女5歳1か月・次女2歳6か月・三女6か月の2歳差の3姉妹。今回は、毎日大騒ぎの3姉妹育児のリアルな現状を紹介します。子育てが大変だなと感じている人やこれから第2子、第3子をと考えている方の参考になるとうれしいです。大変なこと1三女妊娠時は次女が抱っこ抱っこの毎日で次女を妊娠したとき長女は2歳わが家の長女は7月生まれ、次女は2月生まれの2歳7か月差の姉妹です。次女を妊娠したときは長女が2歳ちょうどでした。長女は言葉が早かったので、そのころには言葉で、親子の意思疎通が可能でした。その後の妊娠生活は長女に助けてもらう場面も多く、出産後もかなり助かった記憶があります。三女を妊娠したとき次女は1歳5か月三女を妊娠したとき、次女はまだ1歳5か月。言葉で意思疎通ができない状態で成長も遅めでした。そのころ長女は幼稚園に入園していたので、毎日幼稚園バスまでの送り迎えをしていましたが、次女がなかなか歩いてくれず、抱っこで連れていく日々が続いていました。もともとわが家は典型的なワンオペ育児家庭です。夫は、朝早く子どもたちが起きる前に出勤して、帰りは夜遅く子どもたちの就寝後。3人目の妊娠生活は、次女が1歳5か月になり、ようやく授乳期が終わって、少し楽になりはじめたころにスタート。次女はまだまだ抱っこが必要な時期だったのもあり、私は切迫早産になってしまいました。大変なこと2長女と次女の姉妹ゲンカでカオス!三女が産まれてからは、次女が少しお姉ちゃんになってきて三女のことをかわいがってくれるようになってきました。ですが、次女はやっと言葉が2語出てくるようになったくらいなので、姉妹ゲンカが起こると次女の要求や言い分を理解するのに時間がかかります。次女は言葉で伝えられないために先に手や足が出て、時には長女に噛みつくことも!姉妹ゲンカが激しくなると、次女は長女に噛みつき長女が号泣、反撃に出た長女が次女を蹴って次女が号泣…。私は三女の授乳やおむつ交換、抱っこなどのお世話をしながら、それを止めたりなだめたり…。家の中はまさにカオスな状態となります。大変なこと3一番手がほしいのはお風呂ワンオペ3人育児では、何もかもに手が足りないのですが、その中で一番大変なのはお風呂の時間です。6か月の三女はひとりで座ることができない、次女はまだ言葉での意思疎通が難しい、長女は少しは自分で洗えるけれど全部任せるのは不安…という状態。お風呂時間は全員のご機嫌とタイミングが合っていないと、とんでもないことになってしまうのです。三女がみんながいないとさびしくて泣きだすようになった生後3か月頃からは、お風呂用のベビーチェアに座らせて一緒に入るようにしました。三姉妹全員を洗って自分を洗っている間に、次女と三女のご機嫌が悪くなると、お風呂で泣き声の大合唱となります。できるだけ短時間で、ご機嫌を損ねないように、出るタイミングを計りながら三姉妹を洗うので、お風呂の時間はまるで子どもたちと私の心理戦です。それにしても、毎日同じ時間に同じようにお風呂に連れて行くのに、三者三様、その日によって違うので毎日が戦場のよう…。何かいい方法はないのかと日々模索していますが、ベストな方法はまだ見つけられていないのが現状です。子どもが増えるたびに幸せは倍増する毎日の様子を少し紹介しましたが、大変なことをあげれば正直キリがないのが本音です(笑)。とはいえ、「子どもが増えるとその分幸せも増える」とよく聞きますが、本当にその通りです。3人それぞれの成長に日々驚き、感動しています。中でも、2歳差3人育児をする日々で幸せに感じるのは、長女と次女の成長。三女が産まれたことによって、長女にも次女にもガマンをさせていると感じることが増えました。次女は赤ちゃん返りもある中で、彼女なりにガマンしていることも多いと感じます。それでも二人とも、三女のことをとてもかわいがってくれて、長女は今まで以上にお世話やお手伝いをしてくれるようになりました。諦めること、頼ることを学ぶ日々子育てが大変で、それでいて楽しくもあるのは、子どもの人数に関係ないですね。子どもが1人でも2人でも、3人いても同じだと思います。すべての親が育児に悩み、日々頑張っているんだと私は3人出産してやっと実感しています。かなり遅いですが…。それまでは、「何で私だけ」と自分が一番大変だと感じがちだったのです。2歳差3人育児をするようになってからは、家事でも育児でもいい意味で諦めがつくようになって、無理をしないようになりました。頑張りすぎると自分が大変になって疲れるだけなので、ほどよい加減で家事・育児をこなして、頼れるところは他人に頼ることが前より上手にもなりました。まわりに頼れる人がいない時には、自分の合格ラインを下げて、子どもたちと楽しむことを優先したら、気持ちに余裕が生まれて、「私だけが大変なんじゃない。みんな頑張っているんだ」と感じるようになったのです。諦めること、頼ることができるようなってきたら、それまでより毎日が楽しくなってきたのは大きな変化だと感じています。私も今、激動の毎日の中にいますが、子育てが大変!と悩んだりしんどくなったりしていたら、「諦める、頼る、今を楽しむ」を実践してみてください。きっと少しずつ気持ちがラクになると思いますよ。<文・写真:ライターyuikitiiii>
2020年08月27日マタニティ期間の苦悩私には11月末生まれの長女と、1月生まれの次女がいます。長女は2歳1カ月でお姉ちゃんになりました。マタニティ期間に大変だったことは、長女を抱っこできなくなることでした。当時1歳半の長女はまだあまり歩けず、抱っこをせがまれることがよくありました。 けれど私は貧血で通常の暮らしもつらいときがあり、抱っこしてあげたり、してあげられなかったり……。おなかが大きくなってからは切迫早産の不安があり、まだ小さい長女が満足するまで抱っこしてあげることができませんでした。 0歳と2歳の育児はドタバタ次女誕生後、ちょうどトイレトレーニングをしていた長女。トイレの間隔が短かったので、次女のおむつ替えや授乳などをしているときでも、「トイレ!」となることが多く、あっちこっちにお世話をしにいかなければならず、体力的に大変でした。 また、長女は3歳まで夜泣きがあり、授乳で泣く次女に母乳をあげながら泣くので、1年間は夜にあまり眠れませんでした。 2歳差と3歳差の大変の違い私の周りで言われていた「3歳差は大変」は、行事が重なることや金銭面で一度にお金が出るという部分が大変という意味でした。 2歳差は行事や支出はタイミングがずれますが、まだ自分のことを自分ですることができない、うまく気持ちを伝えられない時期の2歳の長女と、何にも自分でできない0歳の次女との生活は忍耐と体力がかなり必要でした。愛情を持って接していましたが、私自身も毎日がいっぱいいっぱいになり、イライラしがちでした。 眠れない日々が続いたときは、2歳差で出産したことを後悔するときもありました。けれどもそれは2歳差だからではなく、子どもの性格にもよるものも大きく、同じように出産した友人とはまったく悩みが違い、何歳差だから良いとかラクというのはないんだと気がつきました。金銭的なことは予想できますが、育てる際の大変さは何歳差であろうとしてみなければわからないと思いました。 原案/横山まい作画/やましたともこ監修/助産師REIKO
2020年08月14日現在、9歳・8歳・6歳・2歳の4人の子どもがいます。ようやく子育てが落ち着きましたが、過去を振り返ったとき、あまりの大変さに記憶が飛んでいた時期があります。それは3歳・2歳・0歳の三兄妹を育てていた過酷な時期。どのような状況だったのかをご紹介します。 見ず知らずの方にも励まされる日々 「過酷な時期」だった当時、3歳の長男、2歳の次男、0歳の長女の3人を連れて歩いていると、見ず知らずの方々に「大変ね! 一気に大きくなるから頑張って!」と、たくさん声をかけてもらっていました。 自分自身あれよあれよと3人の母になり、「子育てはこれが普通だ」と思っていたのですが、幼い3人を連れて歩いている姿は、地域柄や時代も相まってめずらしいものだったのかもしれないと今になって思います。 3人の子育てで配慮していたこと毎日、3人の同時または交互の欲求にひたすら答え、あっという間に日が暮れる生活でした。1人に時間がかかるとほかのことができなくなってしまうため、子どもたちを泣かないように、兄妹間の感染を防ぐために1人も風邪を引かせないように、と神経を尖らせていました。 また、わが家は2階のある戸建てなのですが、私が目を離したすきに、子どもたちが階段を使うと危険だと感じ、夜も布団を1階に持ってきて、ほとんど1階だけで生活をしていました。 つらかったことが夜泣きとお風呂!また、わが家の長男は3歳までほとんど言葉が出ませんでした。周りの人が言っていることはわかり、自分の意思もあるのに、うまく伝えられないもどかしさ。その影響か、ひどい夜泣きが3歳まで続きました。毎晩1時間から2時間ほど泣きわめくのです。 2歳の次男もその泣き声で目を覚まし、0歳の長女は授乳時間に夜泣きが被ると一緒に泣き、忍耐の日々……。お風呂も私がひとりで入れており、長男もひとりでお着替えができないので、冬は私が湯冷めをしながら3人の着替えをしていました。 4人目の子どもたちをを育てていて思うことは、「3歳はまだまだ赤ちゃんの延長」ということ。2人の兄役でたくさん我慢させた長男のことをかわいそうに思うこともあります。でも、過ぎてみれば本当にあっという間で、3人とも一気に大きく頼もしくなりました。私自身も頑張って育ててきてよかった!と思っています。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:武山あゆみ三男一女の母。ワンオペ育児に奮闘するかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年08月13日私の娘は可愛くない
あり子のワーママ奮闘記
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