3歳児の成長と変化、生活リズムや食事、しつけや叱り方、反抗期の過ごし方、保育園やお出かけ情報など、ママとパパをサポートするための育児情報が満載です。 (4/4)
おもちゃ売り場に行くと女の子向けのおもちゃと男の子向けのおもちゃがはっきり分かれています。メルちゃんは戦隊ヒーローグッズと一緒には並んでいないし、プリンセスはトミカと一緒に並んではいません。そこで、なんのために子どもがおもちゃで遊ぶのか、根本的なところから考えてみましょう。■おもちゃは出力するためのツール通常、女の子のおもちゃと男の子のおもちゃをはっきりと区切る保育園や幼稚園は少ないと思います。それは子どもの好奇心が何よりも大切だからです。子どもたちは、毎日たくさんの情報を吸収しているので、子どもは遊びを通して頭のなかを整理するのです。そのため、おままごとをしているとき、男の子でもお母さん役をするし、女の子でもお父さん役をします。昨日あったできごとや自分がなりたい自分に、おもちゃや遊びを通してなりきります。そうしたことで積み重なった頭の中のことを発散し、整理するのです。一言で説明するとおもちゃは子どもにとって「出力ツール」なのです。秩序が芽生えた時期に大活躍するおもちゃ3歳ごろになると「秩序」が芽生えます。例えば道路は端っこを歩かなければいけない、ご飯を食べながらスマホやテレビを見てはいけない、靴は脱いだら揃えなければいけないなど、保育園やご両親から得たルールを人に求める時期です。それはもう赤ちゃんではない証拠です。彼らは「僕だってちゃんと見てるんだぞ」と正義の塊になります。以前、担任をしていたクラスに秩序の塊のような男の子がいました。誰かが順番を守らなかったり、食事中におしゃべりしたり、脱いだ靴をすぐにしまわなかったりすると一目散に飛んできて注意するんです。気づけば同級生に「○○くん、うるさい」「こないで!」なんて言われるようになり、少し可愛そうでした。そんなとき個人面談でお母さんから「電車のなかやスーパーなどで見知らぬ人を注意するようになって困ってる」と相談を受けました。これは彼が今まで教わった秩序のアウトプットが足りていないと解釈した私は、メルちゃんを買うことを勧めました。すると、彼はメルちゃんという自分でお世話しなければいけない人形=今まで教わったことをアウトプットする対象を得ました。そして、数日後から彼は保育園で友だちに注意することをやめ、公共の場で見知らぬ人に注意することもやめました。こういった例があるように、おもちゃは男女関係なく子どもたちに寄り添います。子どもが、なにかしらの理由を元におもちゃを求めることはよくあることです。頭ごなしにダメ、というよりも子どもの遊んでいる様子を観察してから考えてみてください。
2017年08月16日すっかり夏ですね~!夏と言えば水遊びに出かけるご家庭も多いかと思います。今回は我が家の次女(現在19歳)が水が苦手だった幼少期のエピソードです。毎日のお風呂ですらこんな感じでした。頭を洗うのなんてもう大変!この方法はなんてことないようですが、水が顔にかかる感覚が嫌な娘にとってはとても有効でした。とはいえ、水のある場所でいつもこの方法が使えるとは限らない…。それに、頭から水をかけられるようにならないと先々娘が困るだろうな~と思い、どうしようか考えた結果、とにかく「水で遊んで楽しい体験が増えればなんとかなるっしょ!」とうことで~いろいろやってみました!他にも空いた洗剤容器とかシャボン玉とかいろいろなものを使ってお風呂タイムを楽しく過ごしました。そうこうしてるうちに少しずつ水に慣れた娘、幼稚園入るころには潜れるようになりました!でも特に目に水が入るのが怖かったようで、そこだけは苦手感は残っていましたが、泳ぎを習う小学校ではゴーグル着用できるので問題なしでした。そんな娘を現在は私が…平気で目ん玉触ってます(笑)あ~んなに大騒ぎして大変だったのは夢…!?ってくらいです。 今同じようにお子さんの水への苦手感で困ってる親御さん、日々のお風呂もですが、暑い日の外での水遊びなら「水が気持ちいい」ので、怖さが軽減され積極的に遊んだりすることも。水の事故にだけは気を付けて、この夏を楽しみましょう~!
2017年07月29日僕はただ今、虫歯の治療中。何度目かの治療の日、息子の定期検診も一緒に予約して連れて行った。息子の検診は特段の問題無くブラッシングとフッ素塗布であっという間に終わった。「がんばったから好きなの選んで良いよ〜」息子は歯科助手さんからご褒美のミニチュア消しゴムをもらっている。続いて僕の番、右上奥歯の治療が始まった。僕の後の患者がキャンセルになり時間があるからということで時間をかけて一気に治療を進めるということになった。息子が退屈しないかが気がかりだったが、早く治したかったのでお願いすることにした。息子は診療室から5メートルくらい離れたキッズルームで遊んでいる。壁があるので様子は見えないが、「良い子で遊んでますよ〜」と歯科助手さんが声をかけてくれたので僕は安心して治療を受けていた。しかし、その直後「おとーさーん!」という声がキッズルームから聞こえてきた。ペタペタペタっと息子のスリッパ音が近づいてくる。息子「おと〜さーん、これ開けて〜」何のためらいも無く治療中の父に包装されたミニチュア消しゴムを差し出す息子。僕「りま、まっへ(今は待って)」主治医「田渕さん、口は開けたままで!」息子「おと〜さーん、早く開けて〜」僕「りょっほ、まっへ(ちょっと待って)」息子「開けてよ!」僕「はひへ(かして)」主治医「ちょっと閉じないで!」僕「はひ」開けろ開けろのカオス診療室で何とか口を開けたまま、消しゴムの包装も開けて息子に中身を渡すことが出来た。主治医「ここ見えますか?」と先生が治療中の歯の経過を指し示す。息子「ここ見えますか?」主治医と息子が一緒に僕の右上6番(第一大臼歯)を覗いている。僕「はい。あ〜(屈辱)」僕の口内チェックに飽きた息子は再びキッズルームに引っ込んだ。治療終了後、キッズルームにいる息子を迎えに行くと「ちゃんと歯磨きしないと虫歯になるからね〜」と言いながらぬいぐるみのワニの歯を丁寧にブラッシングしていた。息子が選んだミニチュア消しゴムは虫歯の父への当てつけなのか歯ブラシセットだった。<下請けパパ日記は毎週火曜日更新中!ぜひ来週もご覧ください!>
2017年07月21日「月齢は上がっているのに、お昼寝の時間が変わっていないし、そう言えば、最近なかなか子どもが夜寝てくれない…」「夕食も全部食べてくれない時が増えてきたけど、どうしたらいいの?」という疑問をお持ちのママたちへ、今回は簡単な生活リズムの見直し方をお伝えします。■1.生活のリズムを円グラフに書いてみようまずは、時計の図を描いてみましょう。そこに起きる時間、幼稚園にいく時間、お昼寝の時間、など生活のリズムを記入していきます。すると、このような感じで、時間ごとに、子どもがどんな生活をしているのかが見えてきます。上記は、幼稚園から帰宅後の生活リズムを例として記入してみました。幼稚園から帰ってきて、おやつを食べる。それからお昼寝をして、夕食を済ませて21時過ぎに就寝…ちょっと遅いですね。■2.就寝時間を基準にリズムを見直そう時間ごとの区分が見えてきたら、こんな風に生活のリズムを変えてみるのはいかがでしょうか。ポイントは就寝時間を中心に考えることです。幼稚園卒園までは19時〜20時までにお布団に入り20時30分には寝ている状態がベストです。もしこれ以上遅くなっているのなら、それはお子さんの体力がついてきた証拠。お昼寝しなくても大丈夫だというサインです。それでは、睡眠時間から逆算してみましょう。すると…「あれ、もしかしてもうお昼寝カットしてもいいかも」、「夜ご飯の時間を早めにしよう」、「おやつ食べたら先にお風呂入れちゃうのもアリかも」なんて生活のリズムを整えるアイディアが浮かんできますね。■3.壁に貼って子どもと一緒に確認しよう完成した図はお子さんと一緒に確認しましょう。改定前後を一つずつチェックして「お昼寝をなくして夜いっぱい寝よう!」と声をかけてあげてください。年中さん、年長さんであれば時計の読み方を覚えるきっかけにもなります。■おまけの「おやつ編」ママたちと話をすると、夜ご飯をなかなか食べてくれないことに悩んでいるケースが多いようです。そんなときまず夕食の時間帯と食べる量を確認してみましょう。先程、例としてお見せした図をもう一度みてください。15時おやつを食べて20時に夜ご飯を食べています。これではちょっと夕食の時間が遅いですね。そこで、15時におやつを食べて、18時に夕食を食べるように変更してみました。おやつと夕食を天秤にかけた際、優先すべきは夕食の時間。夕食までの時間が長ければ、お腹にたまるものを、短ければゼリーなどお腹にたまりにくいものがよいでしょう。おやつ>夕食はNG。おやつは主食ではなく補助食です。そのため、夕食を食べる量が少なければおやつを減らしたり無くすことも大切です。このように、ちょっとした工夫で子どもの生活習慣は整います。お子さんが小さなうちは何かと手がかかるので、意図的に早寝早起きをさせたり、食事の量を調整したりと大変ですが、お子さんが大きくなった時に、自ら早寝早起きをし、食事もしっかりと食べてくれる子になってもらうためにも、幼少期の生活習慣は大切です。ぜひできることから実践してみてください。
2017年07月19日乳児から幼児になり、“できること”も“できて当たり前”なことも増えてくる頃。立っただけで「すごい!」、トイレでおしっこできたら「やったね!」と褒めていた乳児期と比較すると、ある程度は“できて当たり前”になり、褒めることよりも叱ることのほうが増えてきます。でも、3歳〜6歳の幼児期も褒めることは大切です。「それはわかっていても、なかなか褒めるタイミングが見つからない!」方も上手に褒められるようになるコツをご紹介します。幼児期の子どもの褒め方とは?3歳〜6歳の幼児期の子どもにとっても、褒められるのは嬉しいことです。でも、「できるだけ褒めてあげたい」という親心に反して、叱らなければならない場面に遭遇することのほうが多いのが幼児期。叱るのをグッと我慢して褒めようとしたり、褒めるところはないか一生懸命探そうとしたりすると、ママやパパも疲れてしまいます。そこでこの時期は、褒めレベルを下げるようにしてみましょう。たとえば、朝の支度がスムーズにできたとき。いつもはなかなかパッと家を出ることができなくて、叱ってばかりではありませんか? 我が家もキリキリしてしまう日が多いです。でも、スムーズに出られるときは「できて当たり前」と思ってしまい、褒めることはなかなかしませんよね。ここで、褒めレベルを下げて「できて当たり前なことでも、できたら褒めよう」と思って褒めてあげられるようになると、褒めることも増えてくるはずです。また、大人の気持ちや考えが読めるようになってくる時期でもあるため、「褒めなきゃ!」と意気込んでなんでもかんでも褒めてしまうと、「ママ/パパ、どうしたの?」と見透かされてしまうことも。心から褒められるように、笑顔を忘れず、ここぞ! という場面でしっかり褒めてあげられるようにするのがポイントです。年齢別子どもにかける褒め言葉・タイミング例幼児期になると、乳児期よりも年齢による差が少なくなってくるとはいえ、まだまだ成長が著しい時期です。褒め言葉やタイミングはそれぞれの年代別にチェックしていきましょう。■3〜4歳(年少)褒めるポイント何かができるようになったとき:「やったね!◯◯ができるようになったね!」(例:ハサミ、カバンの開け閉めなど)元気よくあいさつができたとき:「あいさつできたね、“おはよう”(さようなら)ってすると気持ちがいいね」自分でやろうという気持ちがでてきたとき:「(できていなくても)自分でやろうとしてえらいね。」(しばらく見守っていてもできなかったときは、やり方を教えてあげるようにするとなおGOODです!)▼3〜4歳(年少)褒めるコツ保育所であれば、幼児クラスにあがって最初のクラス。幼稚園なら初めての集団生活である年少さん。やらせてもらえることも増えて、できることの幅が一気に広がるこの時期は褒めるタイミングもたくさん見つかります。日常生活を送るための行動が自分でできるようになったり、自分でやろうとしている姿が見られたりした時は、褒めるベストタイミングです。■4〜5歳(年中)年少のときよりも成長が見られたとき:「すごいね、年少さんのときは◯◯だったけど、今は△△だね!」(靴を下駄箱にしまう、じゃんけんをする、支度を自分でできるなど、日常の小さなところに褒めタイミングは隠れています)何かができるようになったとき:「できるようになって嬉しいね!頑張ったね!」▼3〜4歳(年少)褒めるコツ年中になるとできるようになることも多くなりますが、“できたこと”ではなく、できるようになって嬉しい気持ちに共感したり、できるようになった過程を褒めたりするのがコツです。また、年少のときにはできていなかったことができるようになっていたら、「大きくなったから当然」ではなく、見つける度に褒めタイミング! と声をかけてあげると褒める回数が増えていきます。■5〜6歳(年長)(年長になりたての頃):「さすが年長さん!」公共の場で静かにできたとき:「静かにできてえらかったね」何かを達成できたとき:「頑張ったね!一生懸命やってえらかったよ」▼3〜4歳(年少)褒めるコツ年長になると、まだまだ小さいながらも保育所や幼稚園では一番上の学年になり、本人にとってもそのことを誇らしく感じる気持ちが芽生えてきます。年長になりたての頃に、「さすが年長さん!」と言って褒めてあげると、とても喜び、「また頑張ろう!」という意欲にもつながっていきます。ただ、長く言い過ぎてしまうと効果が薄れてしまうため、夏頃までを目安に違う褒め言葉に変えていくのがおすすめです。性別によって褒め方は変わる?幼児期になると性別による差も目立つようになってきます。基本的な褒め方は、男女に違いはありませんが、注意しておきたいポイントがそれぞれ異なります。■褒め方:男の子の場合特に男の子の場合には、できるだけ「すごいね」「えらいね」という言葉よりも、「◯◯ができたね」「よかったね」という言葉をかけてあげるほうがいいと言われています。これは、「すごい」「えらい」という言葉が“できたこと”などの結果に焦点をあてているため、“できない自分”を否定するようになってしまうためだそうです。そうなると、できないことに挑戦できなくなってしまったり、人との比較ばかりして上に立つことにばかり気を取られてしまったりするようになってしまう可能性があります。確かに、男の子は女の子と比べて、単純な子が多く、言われたままを受け取ってしまいがちではありますよね。絶対に「すごい」「えらい」という言葉がけをしてはいけないわけではありませんが、なるべく“結果”ではなく“がんばった過程”を褒めるような言葉で褒めてあげるようにしましょう。また、男の子は「かっこいいね」「さすが!」とヨイショされると喜びます。タイミングを逃さずに、その場その場で褒めてあげることが男の子の場合には大切です。■褒め方:女の子の場合女の子の場合には、他の子と比較して自分を評価する傾向が強い子が多いので、褒めるときの鉄則「他者との比較はしない」を徹底するようにしましょう。目標をもたせるつもりで、ついつい「◯◯できたね。でも●●ちゃんは△△ができていたから、次は△△ができるようにしようね」と伝えてしまうと、ますます他者と比較するようになってしまいます。「〜ちゃんは◯◯ができないけど私はできた(だからえらい)」と考えるようになってしまわないように、褒めるときはその子自身の成長に焦点を当てて「去年はできなかったけど、今はできるようになったね」と伝えるようにするのがコツです。また、「〜ちゃんはできるのに私はできない」と子どもが落ち込んでしまっているときには、「お友だちに優しくできるし、できないことも頑張ってやっていてえらいな、ってママ/パパは思ってるよ。」と、その子自身に焦点を当てて褒めてあげるのがおすすめです。褒めることには、“子どもに自信をつけさせる”という目的もあります。段々と褒める機会も少なくなってきてしまう3歳〜6歳の幼児期ですが、褒めるタイミングを見つけてなるべく褒めてあげることで、“いい自信”が子どもについていくようになります。自信をつけた子どもはさまざまなことに挑戦していくようにもなっていくので、褒めるタイミングも増えていきます。ついつい、悪いことをしているところばかり目についてしまう時期ではありますが、褒めレベルを少し下げて、笑顔で褒めてあげるようにすると、ママやパパも気持ちよく過ごせるようになりますよ!
2017年07月05日3歳になり、できることやわかることが増えてきたはずなのに、どうしてイヤイヤ期が終わらないのかという方や、3歳からイヤイヤ期が始まってしまったという方もいるでしょう。そんな方のために、3歳のイヤイヤ期をうまく乗り切る対処法をご紹介します。3歳児のイヤイヤ期とは3歳児のイヤイヤ期は、2歳児に比べ、“パパ・ママの意識が違う”という大きな特徴があります。2歳児は言葉の発達も未熟で、まだまだできないことがあり、助けの手が必要なことも多いでしょう。そして、親もそのような気持ちで向き合っていますよね。それが、3歳児になってくると、「もうできるでしょ」「もうわかるでしょ」という気持ちが親に芽生えてくるのです。しかし、じつはまだ、子どもが伝えようとしていることを親が理解できていない場合がたくさんあります。その“理解されない気持ち”を、癇癪、泣く、手が出る、物を投げるという行動で伝えているのでしょう。それは自分を理解してほしい、甘えたいという気持ちの表れなのです。また、言葉で伝えられるようになりますので「キライ! イヤ!」とハッキリ言ってしまい、パパ・ママも頭ではわかっていても、傷ついたり、つい叱ってしまうのではないでしょうか。時には、ご飯を食べないという抵抗を見せるケースもありますし、保育園へ行くのを嫌がったり、保育園から帰りたがらなかったり。これは、甘えたい気持ちや家で一緒に過ごしたいという気持ちが、受け入れられないことに対して、反抗している現れとも捉えられます。家に帰っても気持ちが満たされないなどの理由で、保育園から帰りたがらないということもあるかもしれません。3歳児のイヤイヤ期は、親と子どもの意見のぶつかり合いです。子どもは自分の気持ちを伝えたいという思いから「自己主張」します。親は「できるでしょ」「わかるでしょ」という思いから「反抗」だと思ってしまうのです。しかし、悪いことばかりではありません。親子ともに労力を必要とするイヤイヤ期ですが、この気持ちのぶつかり合いを通して、子どもは自己主張とコミュニケーションの方法を学んでいるのです。気持ちが通じ合わず、ケンカや言い争いになるとどんな気持ちになるのか、我慢や相手の気持ち思いやることの大切さなど、多くを学んでいます。3歳児のイヤイヤ期がひどいと感じる特徴3歳児のイヤイヤ期が成長過程だとわかっていても、やっぱり親としてはイライラしてしまいます。3歳児に知恵がついてきたからこそ、時には親がその言動に悩まされてしまうかもしれません。例えば、「やる」「やらない」を瞬時に繰り返すちぐはぐな行動で親が振り回されてしまうことがあります。言葉が発達し、理解力もついてきますので、子どもが親の行動を評価することもあるでしょう。子どもによっては「ママだってやってるじゃん」「私はダメでママはいいの?」「それはしちゃダメなんでしょ!」など屁理屈を言ってくることも。そんな3歳の子どもの言動に、「いい加減にして!」という気持ちになったり、イライラが募って叱りつけてしまったりすることがあるでしょう。この3歳児のイヤイヤ期は、親にとっても子どもにとっても大変な時期です。しかし、成長のための経験とポジティブにとらえ、次にご紹介する対処法を参考に、乗り越えていきましょう。イヤイヤ期の子どもと上手に関わるための対処法それでは、3歳のイヤイヤ期はどう乗り越えればよいのでしょうか。先ほども言いましたが、3歳児のイヤイヤ期は、親と子どもの意見のぶつかり合いです。大人でも自分の気持ちや意見を理解してもらえないと、決して良い気持ちはしません。それは子どもも同じです。子どもは自分の気持ちや意見を伝えていますので、その気持ちを理解し、意見を受け入れてあげることが重要になります。▼共感し、気持ちを受けとめ、理由を聞く「嫌だよね」「やりたくないよね」などと、子どもの気持ちに共感し、その気持ちを受けとめてあげることから始めます。そして、どうしてそう思ったのか、理由をしっかりと聞いてあげましょう。子どもが首を縦や横に振って答えられるように「~だからさみしかったの?」など、子どもの気持ちを想像しながら質問しても良いでしょう。子どもは親が自分を理解しようとしてくれているとわかると、心が満たされた気持ちになります。▼スキンシップ子どもの本音は、「親に甘えたい」です。ギュっと抱きしめてあげたり、頭を撫でてあげたりするなど、スキンシップをたくさんしてあげましょう。そうすると、子どもは親が受け入れてくれたと感じ、安心します。▼満足できるまでやらせてみる親にしてみればやめてほしいと思うようなことを、どうしてもやりたいときが子どもにはあります。例えば、雨の日、水たまりにわざと入ってびしょ濡れになってしまうまで遊ぶなどです。しかし、時には子ども自身が納得できるまでやらせてみることも必要です。そうすると満足感が得られますので、時期が来れば自然とやらなくなります。▼好きなものへ興味を持っていく何をやっても泣き止まないなど、うまくいかないというときがあります。そんなときは、子どもが好きな物や好きなものに興味を移せるように手助けをしましょう。気持ちが切り替わり、落ち着くようになるでしょう。▼自分で選ばせる洋服や外食で食べたいものなど、親が「これにしなさい」と選ぶのではなく、子ども自身に選ぶように声をかけます。子どもは認められた気持ちになり、自分で選んだものに責任感が生まれます。▼ポジティブな言葉表現「ダメ」「いけない」と叱るのではなく、「~しようね」とやってほしい行動を伝えます。子どもは否定された気持ちにならずに、意欲的に行動できるでしょう。▼その場で褒めるどんな小さなことでも良いので、その場で褒めるようにします。朝「おはよう」と言えたら褒める、ひとりで靴がはけたら褒めるなど、できて当たり前だと思っていることでもその場でしっかりと褒めましょう。子どもは褒められると嬉しさを感じ、認められた気持ちになり、次への意欲にもつながります。▼絵本の読み聞かせ絵本の読み聞かせでは、子どもがその話の中に入り込み、主人公の気持ちになって物語を体験できます。その体験を通して、自分自身や相手の気持ちを理解できるようになりますので、伝えたいメッセージのある絵本を選んで読んであげましょう。▼家族で一緒に過ごす時間を増やすイヤイヤ期には、甘えたい、自分のことをわかってほしいといった気持ちが理解されないさみしさを抱いています。家族で一緒に過ごし楽しい経験を増やすし、さみしさをなくしてあげましょう。3歳のイヤイヤ期、パパママが前向きになるための乗り越え方イヤイヤ期は、パパママにとっても心を悩ませる大変な期間です。しかし、親自身が気持ちに余裕を持つとスムーズに乗り越える力をつけることができます。そのためにも、無理をしないようにすることも大切です。家族や友だち、先生など、身近な人に相談したり、手伝ってもらったりなど、周りの意見も聞きながら自分の気持ちを整理しましょう。家族にも協力してもらい、時には自分だけの時間をつくることも大切です。また、子どもと二人でいるとぶつかり合いが増えてしまうかもしれません。たまにはママ友とその子どもを含めて、みんなで一緒に遊ぶ時間をつくりましょう。意外とそのときは、子どもは素直だったりします。親が気持ちに余裕を持つと、子どもとの関わり方も変わり、3歳児イヤイヤ期を上手に乗り越えていけるでしょう。
2017年06月27日歩いたり言葉を覚えたり、さまざまなことをグングン吸収して成長していく1歳〜3歳の時期。叱ることも多くなってくるけれど、できるだけたくさん褒めてあげたいですよね。でも、まだあまり言葉を理解できないこの時期に、どう褒めてあげたらいいのか迷ってしまうことはありませんか?今回は、1歳〜3歳児の上手な褒め方をご紹介します! 「いい子だね〜」ばかり使ってしまう…という方もぜひチェックしてみてください。“いい”褒め方とは?“いい”子どもの褒め方は、「自信をつけてあげる褒め方」です。いい褒め方をされて育つと、自分に自信をもって行動できる子どもになっていくといわれています。1歳〜3歳の時期は、「まだよく理解できないだろう」と受け答えも適当になりがちですが、大人が思う以上に子どもは多くのことを感じているので、きちんと対応してあげるのが理想です。そんな、新しいことをどんどん吸収していく1歳〜3歳児を褒めるときのポイントは3つあります。■ポイント1:とにかく一緒になって喜ぶまだ言葉を覚えている途中の小さな子どもには、言葉で褒めるよりも態度や表情で示してあげることが大切です。何かできたときには、“一緒に喜ぶ”。これだけで十分“いい”褒め方につながっていきます。この時期に「嬉しい」という感情を共有することで、もう少し大きくなってきたときにも「褒められると嬉しい」「一緒に喜んでもらえることが嬉しい」と思えるようになっていくのです。■ポイント2:「いい子だね」よりも「頑張ったね」「いい子だね」という言葉かけをしたときのことを振り返ってみると、大人の都合に合わせて、静かにできたりじっとしていられたりしたときが多いのではないでしょうか?“いい子”の定義を今一度考えてみて、本当に“いい子”だと褒める場面なのか、それとも“頑張って”くれていたのかを判断して、褒め方を変えるようにしましょう。■ポイント3:同じ言葉も年齢に合わせて進化させていく何かができたときに伝える「できたね」「頑張ったね」の言葉も、1歳台には言葉よりも態度や表情重視で伝え、3歳の言葉がわかるようになってくる頃には、具体的に何が褒められているのかを伝えるといったように、進化させていくのがポイントです。1歳と3歳では、理解できる言葉に大きな差があるため、少しずつ子どもの成長に合わせて切り替えていくようにしましょう。年齢別子どもにかける褒め言葉例■子どもにかける褒め言葉例:1歳何かができたとき:「やったね!」「できたね!」挑戦したけどできなかったとき:「頑張ったね」【コツ】子どもにとって最大のご褒美となるのが、ママやパパの笑顔です。褒めるときには、満面の笑顔で「やったね!」「頑張ったね」と少し大げさなくらいに褒めてあげると子どもにもしっかり伝わります。褒めるときは、短くパッと伝えられる言葉がおすすめです。■褒め言葉例:2歳“自分で”何かが達成できたとき:「できたね!」「よく頑張ったね」静かにしてほしい場面で静かにできた、など大人の言うことが聞けたとき:「ありがとう」【コツ】イヤイヤ期真っ只中の2歳児は、あれこれ自分でやりたがるものの、結局できなくて親子ともにイライラしてしまう場面も多いですが、何かを自分で達成できた時には目一杯褒めてあげると喜びます。また、静かにしてほしい・じっとしていてほしい、という大人の都合に合わせて我慢してくれたときには「いい子だね」よりも、「ありがとう」とお礼を伝えるようにしましょう。「ありがとう」という言葉も、ママやパパから笑顔で言われれば、ステキな褒め言葉になりますよ。■褒め言葉例:3歳上手にできたとき:「上手にできたね!頑張ったんだね」お友だちに親切にできたとき:「◯◯できてえらかったね」【コツ】いろいろなことが上手に自分でできるようになっていく時期には「“上手に”できたね」と褒めてあげるのもおすすめです。同時に、「できた」という結果だけでなく、できるようになるまで頑張ってきた経過に着目してあげると、「できないことも頑張って挑戦してみよう」という意欲につながっていきます。また、言葉も覚えてくる頃なので、具体的に何について褒めているのかを言葉にして、「どの行動が褒められているのか」をしっかり伝えることも大切です。性別によって褒め方に違いはあるの?「男の子だから◯◯」「女の子は△△」といった決めつけはよくありませんが、まだ小さい1歳〜3歳でも男女の性別による違いが見られることも多くあります。ここでは、よく見られる傾向から、男女別の褒め方のコツをご紹介します。■男の子に見られる傾向興味や関心の方向があちこちにいってしまう男の子の場合、褒めたい場面ですぐに褒めてあげることがポイントです。また、かける言葉も「すごいね」「頑張ったね」「えらいね」など一言にまとめて、褒められても嬉しそうにする姿が見られなくても気にしないことも大切です。男の子は、褒められたそばから違うことに興味がいっていて、褒められた余韻に浸る間もなく次のことに集中している様子もよく見られます。でも聞いていないようで、褒めてもらえているとちゃんとわかっています。反応が薄くてもできるかぎり褒めてあげるようにしましょう。■男の子に見られる傾向実は女の子の場合は、基本的な褒め方を押さえておくだけでも十分対応ができるため、女の子特有の褒め方パターンなどはあまり紹介されていません。言葉が出てくるのが早い子が男の子と比較すると多いため、しっかりお話できるようになってきたな、と思ったら2歳頃から「◯◯ができたね、頑張ったね」など具体的に伝えてみるようにしましょう。また、「“わたし”を見て!」という欲求が強い子も多いので、「◯◯ができた〜ちゃん」「△△を頑張った〜ちゃん」というように“できたこと”“頑張った経過”とともに、存在そのものを褒めてあげるのも女の子を褒めるときのコツのひとつです。1歳〜3歳頃は、できることも増えてくる時期ではありますが、イヤイヤ期でもあるため、「どう褒めたらいいかわからない」と悩むことも多いものです。「褒めなきゃ」と気負わず、一緒に成長を喜び、笑顔で接してあげるだけでも十分伝わります。「できたこと」「できるようになった過程」「できなくても挑戦したこと」それぞれのポイントで褒めてあげられるように、子どもの様子を見てあげるようにしましょう!
2017年05月28日子どもの成長を祝い、幸せを願う七五三。うれしいイベントである反面、着物を着せたり記念写真を撮ったりと、なにかと準備も大変です。とくに子どもが小さいうちは、予期しないハプニングも起こりがち。当日慌てないためにも、見落としがちなポイントをチェックしておきましょう。■当日の持ち物をチェック! あると便利なお役立ちアイテムお参り当日は、着つけの用意や初穂料など、持ち物がたくさん。貸衣装を利用する場合は、当日必要なものをリストで渡されることも多いようです。それ以外にも、子ども用に準備しておくと役立つアイテムがあります。持ち物リストに加えて、いざというときに慌てないようにしておきましょう。・履きなれた靴慣れない草履で歩くのは、子どもにとって大変なこと。足が痛くなってご機嫌ななめに…ということにもなりかねません。履きなれた靴やサンダルを用意して、移動の際には履きかえるようにしましょう。・飲み物はストローで着物を着る前には必ずトイレをすませ、お参り中は水分をとりすぎないようにしましょう。飲み物を衣装にこぼしてしまわないようストローを忘れずに。100円均一ショップでも売っているペットボトル用ストローが便利です。・おやつはひと口で食べられるものを気分転換のためのおやつも、着物にこぼさないようひと口で食べられるものを。おすすめはアメやグミ。チョコやガムは汚れやすいため、避けた方が無難です。・食事会は着替え持参でお参りのあとに親戚そろって食事会、というケースも多いもの。長い時間着物でいると子どもも疲れてしまうため、着替え持参がベストです。着物のまま食事をする場合は、汚れ対策のための大きめのハンカチやタオル、袖をとめるための洗濯バサミやひもを用意しておきましょう。・女の子にはヘアピンやスプレーを用意せっかくかわいくヘアセットしても、当日動いているうちに乱れてしまうことも。ヘアピンやスプレー、ムースなどを用意して、髪が崩れそうなときはサッと直してあげましょう。■両家の親戚への事前確認も忘れずに意外と忘れがちなのが、一緒にお参りする親戚への事前連絡です。当日の朝、忙しいさなかに、急に祖父母から「迎えに来てほしい」と言われるのは避けたいもの。あらかじめ、集合場所や交通手段の確認をしておきましょう。両家の祖父母が参列する場合は、ドレスコードを決めておくと◎。片方は正装で片方はカジュアルだと、記念写真もちぐはぐな印象になってしまいます。服装の希望がある場合は、前もってお願いをしておくとよいでしょう。■ぐずり防止はどうすればいい? 子どもの気分を盛りあげるコツ動きづらい着物や慣れないヘアメイクは、子どもにとっては窮屈なもの。とくに3歳のお参りの場合は、「疲れた」とぐずってしまうことも多くあります。できるだけ子どもが楽しく過ごせるよう、上手に気分を盛りあげたいですね。お参りの前には、「○○ちゃんがお兄さん(お姉さん)になったから、神様に見てもらおうね。これからもいっぱい幸せになれますようにって神様にお願いしようね」と、子どもにもわかるように七五三の意味を教えてあげるといいでしょう。着つけがすんだら、「かっこいい!」「お姫様みたい!」などとその気にさせるのもコツです。お気にいりのぬいぐるみやおもちゃなどがある場合は、一緒にお参りするのもひとつの手です。普段は外に持ちださないぬいぐるみと一緒なら、スペシャル感もよりアップするはず。また、お参り当日は、時間がたつほど、着物が着くずれたり子どもの機嫌が悪くなったりする可能性があります。スナップ写真は、着つけが終わり次第、早めにたくさん撮っておくとよいですよ。
2016年10月29日寒くなる前に子どものトイレトレーニングを完了させたいと思っているママは多いと思います。でもつまづきやすいのが「うんちのトイレトレーニング(トイトレ)」です。我が家もトイトレ真っ最中。おしっこは徐々にトイレでできるようになってきて、調子がよければ一日中オムツを汚さない日もあります。しかし、うんちとなると話は別。じつは、うんちがトイレでうまくできないのには、子どもなりの理由があるのだとか。それを知っているだけで、トイトレの壁が少し低くなりそうです。■「うんちトイトレ」はおしっこのトイトレが終了後うんちトイトレの失敗の原因は、おしっことうんちのトイトレを一緒に行おうとした開始時期に問題があったかもしれません。うんちの回数や時間には個人差があっても、うんちをコントロールする力の成長過程はどの子どももだいたい同じ。その成長段階を理解しておくと、「うんちができない理由」がわかります。<うんちをコントロールする力の成長メカニズム>・新生児期~生後6ヶ月までうんちをためておくことができず、ゆるいうんちをひんぱんにする・生後6ヶ月~1歳すぎうんちがたまる感覚がわかり始める・1歳すぎ~3歳ごろうんちがたまる=「うんちがしたい」という感覚を認識する・3歳~5歳ごろうんちをトイレまで我慢することができるようになる・5歳ごろ~就学前うんちの習慣が身につく成長段階をみていくと、おしっこのトイトレを開始する人が多い1歳すぎ~3歳ごろは、うんちについての感覚はまだまだ発達途中ということがわかります。うんちのトイトレは、我慢ができるようになる3歳から5歳にはじめて、就学前までに習慣化させるとよいようです。 ■うんちをトイレでできない理由うんちをコントロールできるようになり始めてからも、「うんちをトイレでしたくない」と嫌がる子どもは多いみたいです。拒否するのは、こんな理由があるそう。<子どもがトイレでうんちをするのを嫌がる理由>・うんちをする場所が決まっている・便器だと足がつかずにうまくいきめない・うんちをトイレでする認識がない・うんちをするスタイルが決まっているトイトレ中のママには、思いあたる点が多いのでは。私もトイトレを始めてから気がついたのですが、子どもがいきむスタイルはだいたい同じ。カーテンに隠れてする子やテーブルの下など場所にこだわりのある子も多いようです。嫌がる理由がわかったら、さっそく対策を練りましょう。■うんちトイトレの準備うんちトイトレは、おしっこのときよりも、少しだけ準備期間が必要。始めるための準備とトイトレの流れをまとめます。●心の準備:うんちをトイレですることを認識させる絵本でうんちの仕組みや、トイレですることを教えてあげるのがオススメ。ちょっと恥ずかしいですが、ママがトイレに行くときに、一緒に連れて行くのもよいかもしれません。おしっこのトイトレのときにも、「うんちもトイレでするんだよ」と教えてあげてください。●環境の整備:トイレに足場を設置する足が床についていないと、不安定でいきめない子も多いようです。おしっこトイトレで補助便座を使っている家庭は多いと思いますが、さらに足場を設置してあげると両足が置けて、いきみやすくなります。100円ショップで売っている踏み台など活用している家庭も多いそうです。心の準備と環境が整ったら、徐々に声かけから開始。うんちをする合図を見逃さずに、「今だ!」と思ったらトイレに誘ってみましょう。「大丈夫~」「出ない~」と子どもが言っているうちは、そのままオムツにさせてOK。毎日声かけすることで、ある日、突然トイレでできるようになることもあるそうです。■ママはおおらかな気持ちでトレーニングが進まなくても、親が焦ったりイライラしたりするのは禁物。不安やストレスは、排泄におおきく影響します。トイトレのプレッシャーから「トイレ嫌い」になることもあるようなので注意して。先日、トイトレを完了したママ友は、親が真剣に取り組んでいるときは「トイレに行きたくない」と言っていたとか。子どもがおしっこを失敗するたびにイライラして「もう無理! オムツに戻す」とトイトレを中断したとたん、「お兄さんパンツ(布パンツ)にする~」と、子どもが自ら『脱・オムツ宣言』をしたと教えてくれました。その子は、宣言してから一度も失敗していないのだとか。トイトレは、失敗するたびに部屋が汚れ、洗濯物が増えるので、ママにとってもとても大変。余裕があるときは布パンツ、忙しいときはオムツといったようにママが楽になる方法でチャレンジすることも大事です。子どものタイミングに任せると、かえってスムーズに進んでしまうことも。親にできることは、「準備」と「声かけ」。そこをしっかり押さえていれば、失敗しても「まぁ、いっか」とおおらかな気持ちで、子どもを見守れるかもしれませんね。
2016年10月29日離乳期の赤ちゃんや小さな子どもには、何でもよく食べる子もいれば、なかなか食べてくれない子がいますよね。昨日はパクパク食べていた食べ物なのに、今日は一口も食べてくれない、なんてことも。3歳くらいまでは言葉も未発達な時期なので、本人から理由を聞くこともできず、悩んでしまうママは多いはず。そこで、私自身や周囲のママの経験を元に、考えられる原因を紹介します。■おかゆはイヤ!離乳期の赤ちゃんの主食であるお米のおかゆ。アレルギーの心配が少ないことから離乳食のファーストステップとされているため、これを食べてくれないとママはなかなか次のステップに進めません。ところが中には、おかゆの食感が嫌いな赤ちゃんがいます。我が子もそうでした。炊き方や水の分量を変えたり、炊いたご飯を煮てみたり、塩味を付けても食べてくれず…。ところが、1歳を過ぎてから試しに大人と同じごはんを与えてみると、茶碗一杯分をみるみる完食。我が子の場合、お米以外の野菜や果物も、すりつぶしてベチャッとしたものはあまり好きではないようで、固形の食べ物を与え始めるとよく食べるようになりました。■味付け、料理のしすぎ離乳食本のレシピを見ると、白身魚のグラタンや豆腐入りのチキンナゲット、とうもろこしのポタージュなど、離乳食とは思えないほどおいしそうなメニューがたくさん載っています。実際に作ってみると、薄味だけど味もばっちり。それなのに子どもは、ちょっとかじっただけでプイ。ちらっと見た後、まったく手を付けないことも…。その場合は、もしかしたら、味付けや料理のしすぎが原因かもしれません。小さな子どもには、ただの塩味やダシだけなどシンプルな味を好む子が多く、大人にはおいしい洋風のバター味や甘辛醤油味は、薄味でも口に合わないことがあるようです。また、いろいろな食材や調味料を混ぜ合わせた複雑な味わいが苦手で、野菜なら茹でただけ、魚なら焼いただけの方が、食が進む場合もあります。 ■同じ果物でも酸味が強いとダメ果物や野菜は、ものによって食べたり食べなかったりすることがあります。イチゴが大好きだからせっかく買ってきたのに、一口で口からベーッと出してしまった、という場合は、買ってきたイチゴがちょっとすっぱかったのではないでしょうか?赤ちゃんや小さな子どもの味覚は、一般的に、大人よりずっと鋭いといわれています。大人は気にならない程度の酸味や苦味でも、子どもには思わず口から出してしまうほど強い味に感じられるのかもしれません。■冷たすぎるものは苦手大のうどん好きだったのに、夏場になったら急に食べなくなったという場合は、うどんが嫌いになったわけではなく、冷やしたうどんが苦手な可能性があります。子どもの舌は敏感なので、熱さだけでなく、過剰な冷たさも嫌がることがあります。冷やしうどんやそうめんを食べさせる場合は、氷を使わずに水だけで冷やすと食べてくれるかもしれません。もちろん、あくまで温かいうどんが好きで、うどんは温かくないと食べないという子もいます。子どもにも大人同様に好みがあり、味覚や嗅覚の敏感さもその子によって違います。誰にでも当てはまるわけではありませんが、子どもが食べてくれないときは、上記を参考に、一度、味付けや調理法を工夫してみましょう。
2016年07月23日幼稚園入園ごろの年齢になってくると気になる「習い事」。2歳ごろまでは、ママと遊びながらいろいろな経験をする「育児サークル」のような習い事も多くありますが、3歳を過ぎると、ママと離れて、子どもだけで行う習い事が増えてきますよね。「なるべく多くの経験をさせてあげたいけれど、母子分離でわが子がきちんとやれるか不安…」「みんなは何歳ごろから母子分離の習い事をさせているの?」そんな疑問を、あんふぁん読者のママたちにアンケート形式で聞いてみました(196人が回答)。約半数が3歳までに母子分離の習い事を体験母子分離の習い事を体験した年齢は、3歳未満が24%、3歳は29%、4歳では23%、5歳以上は14%という結果に。約半数のママが、3歳までに母子分離の習い事を子どもに経験させていることがわかりました。体験をした教室の内容は、「めばえ」や「公文」などの幼児教育や英語教室などの学習系や、体操、スイミング、ダンスなどの運動系、工作教室や美術教室などの芸術系など様々。そのときの子どもの興味や関心に合わせてママが選んでいたり、友だちとおでかけ感覚で体験を楽しんでいるケースもあるようでした。しかし、まだまだ甘えたい時期の子どもたち。慣れない環境での習い事に、きちんと参加できるか不安なママも多いのではないでしょうか?実際に体験した子どもたちの反応を聞いてみました。最初から楽しめたのは過半数初めて母子分離の習い事体験をした子どものうち、最初から楽しんでいたのは35%、最初は様子を見ていたが、途中から楽しめた子は20%と、楽しめたと答えたのは過半数を占めました。ほか、表情は硬いが泣かずに参加したのは25%、ママと一緒なら大丈夫でも、離れると泣いてしまったのは13%、ママがいても環境の変化で泣いてしまった子は6%でした。やはり、初めての場所で体験する初めてのこと。子どもの中にも戸惑いはあるようですね。では、子どもが泣いてしまったとき、ママはどのような対応をすればよいのでしょうか?体験したママの、実際の対応を聞いてみました。「明るく励ます」「厳しく諭す」が半数ずつに割れ、一部は「あきらめる」子どもが泣いてしまったとき、明るく励ますママは45%、厳しく諭すと答えたママも45%。意見が2つに割れる結果になりました。その他、あきらめて退出したというママも5%いました。(残り5%は「まだ習い事をさせていない」と、未回答)わが子が泣いているとき、明るく励ますとやる気が出るタイプなのか、厳しく諭した方が奮起するタイプなのかにもよりますが、ママの対応はどちらが正解、ということではないようです。最終的には8割が「泣き止んだ」習い事の体験で泣いてしまった子(63人)のうち、約40%の子はすぐに泣き止み、41%の子は最後には泣き止んでいたそう。最初は戸惑いもあり涙が出てしまった子どもたちも、最後には習い事の内容に興味が出たり、楽しさを感じられるようになったようですね。しかし、約1割強の子どもたちは、最後まで涙が止まらず…。3%のママは、あきらめて退出したのだそうです。その場に慣れるまでの時間は子どもにより個人差がありますよね。体験した習い事に入会したのは約7割母子分離の習い事を体験させたママのうち、入会を決めたのは約74%。しないと答えたのは18%、検討中は8%という結果になりました。「体操教室の見学後、絶対やる!と言うので入会」(くるみさん3歳)という力強い子どもの感想を聞いて入会させたママもいますが、実際には子どもの体験の様子を見て慎重に判断するママが多い結果でした。子どもが体験を楽しめた場合は、ママも前向きに考えられるケースが多いようですが、最後まで泣いていたり、本人が行きたくないと言う場合には、体験はしても入会はしないという選択をするママもいます。「5日間のスイミング体験。結局5日間とも始めはぐずぐずで、あまり楽しんでいるように見えなかった。本人にやる気がないなら今無理矢理やらせる必要はないかな…と入会をやめた」(ゆかさん4歳)という声も。親が気になる習い事と、子どもの性格に合う・合わないはギャップがあるもの。また、本人がやりたいと言った習い事でも、行ってみると本人のイメージとギャップがあることもあり、習い事は、体験をしてから決定するのがベストなようです。入会後は8割が「楽しんでいる」と回答また、入会後の感想として「子どもが楽しんでいる」と答えたママは80%。楽しんでいない・どちらとも言えないと答えたのが20%でした。最初に泣いていたと答えた人の中にも「英語の体験で、ママから離れられず、みんなの輪に入れず…。でも私が英語をやらせたかったので、入会させました。入会後は楽しく通ってます!」(ななさん3歳)という、入会後に楽しめるようになったという体験談もありました。母子分離での習い事は、子どもにとってはもちろん大きな経験ですが、見守る親にとっても「入会させるのか」「本人は楽しめるのか」を見極めることは大きな課題。わが子にとって良い経験になり、本人が大きくなってからも「やっていて良かった」「楽しかった」と思える習い事を、一緒に選んでいきたいですね。<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年05月23日わが家の長男は3月生まれ。妊娠中、予定日を告げるたびによく言われたのが「3月生まれなの? 大変ね~」という言葉。では、3月生まれは本当に損なのか? 3月&早生まれの子を持つママたちに聞いてみました。■メリット(1) 3月生まれは早く手が離れる3月生まれが大変と言われるのは、ほかの子どもたちよりも小さいうちに幼稚園や小学校に入らなくて行けないから。でもそれは見方を変えれば、ほかの子よりも早く幼稚園や小学校に行くことができ、早く手が離れるということでもあります。4月生まれの子が4歳近くなるまで幼稚園に入れないのに対し、3月生まれの子は3歳ちょっとで幼稚園に入れる。仕事を持つママや2人目がいるママたちにとって、この約1年の差はかなり大きいそう。■メリット(2) 「3月生まれだから」と大目に見てもらえる幼稚園に入ってみると、「体格や成長に差を感じることは実はまれ。月齢よりも個人差」という印象を持つママが多いよう。また、何かできないことがあった場合でも「3月生まれだから」と、先生から大目に見てもらえるケースも。(1月、2月生まれのママからは「ずるい!」との声も)とはいえ、できないことが多くてイライラし、幼稚園嫌いになってしまわないためにも、事前の準備や練習は大切。服を脱ぎきしやすいものにしたり、お弁当のふたやカバンの開け方を練習したりしておくといいかもしれません。 ■デメリット(1) プレに入れるには少し小さい幼稚園や小学校になると3月生まれでもあまり差を感じませんが、プレだとさすがにその差は歴然。プレ開始時、すでに3歳近くになっている4月~5月生まれの子はいろんなことを話して、おむつが外れている子もいるのに、まだ2歳になったばかりの3月生まれの場合は言葉も片言。早生まれのママたちの中には「幼稚園入園に有利なのは知っているけれど、さすがに小さいのでプレは見合わせた」という人が何人か見られました。■デメリット(2) 運動能力には差がある?生まれ月の話のときによく出てくるのが、「サッカーや野球の選手には早生まれの選手が少ない」というデータ。小さいうちから始めるサッカーや野球などのスポーツではどうしても発育のいい4月~5月生まれの子がレギュラーになることが多く、早生まれの子は興味を失っていくからなんだとか。ただし、もちろん例外も多数存在し、高校生ぐらいから始める柔道やラグビーでは早生まれの選手のほうが多いというデータもあるので、それほど悲観することはなさそう。デメリットもあるけど、メリットも多い3月生まれ。のんびり構えてお子さんと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?
2016年04月22日「怒る」ことと「叱る」ことは、まったく違います。子どもは怒られても、何について怒られているのか、実はわかっていません。どうしたら子どもにわかってもらえるでしょうか? 感情に任せることのない、上手な叱り方について考えていきましょう。■子どもを怒っていますか? 叱っていますか?(A)「うちの子ったら、何度言っても同じことを繰り返すし、言うことをぜんぜん聞いてくれない」。そんなママはもう、イライラは頂点に達して、大声で怒鳴りつけるばかり。スーパーでも、公園でも。そういった光景を昔から見かけることがあります。(B)いつも元気な子がしょんぼりしてうなだれていたり、はしゃいでいた子が急に何かを思い出したように神妙な態度をしてみたり。よくよく事情を聞いてみると、お母さんに叱られた…と。この違いは大きいですよね。(A)のお母さんは怒っています。(B)の子どもは叱られました。では、(A)の子どもはどうでしょうか?小さな子なら泣き叫んでしまいますし、ある程度成長し、怒られることに慣れている子なら、嵐が通り過ぎるのを待つように、黙って下を向いていたり。(B)のお母さんはどうでしょう?恐らく、けっして大声を上げることなく子どもに反省を促し、二度と間違ったことを繰り返さないようにしっかりと言い聞かせたのではないでしょうか。■怒っても子どもの心には響かない子どもは親の感情にとても敏感です。特に接触する時間、一緒に過ごす時間が長い母親に対して、その傾向が強くなります。小さな子ほど母親への依存が強いですし、その顔色をうかがって、感情を推し量る知恵も備わってきます。母親が感情をむき出しにして怒った場合、子どもは「自分が怒られている」ことよりも「母親が怒っている」ことを認識します。そうなると、なぜ怒られているのかがわからなくなってしまうのです。人は、強い怒りの感情を向けられると、パニック状態に陥ってしまいます。耳には届いていても、その言葉をなかなか理解することできません。子どもが怒られて泣くのは、怒られることが不快か、大きな声に驚いたか、怒りの矛先から逃避するかのどれかです。「怒り」を「暴力」に置き換えてみれば明らかです。しつけと称して子どもに手をあげる人がいますが、論外です。子どもは殴られたことで理解するのではありません。理解はしていないけれども、殴られたくないから言うことに従っているだけなのです。■叱っていることを理解させる叱る場合は、子どもに「どこが間違っているのか」をきちんと理解させましょう。そのとき、母も子もお互いに冷静でなければなりません。真っ直ぐに向き合って、きちんと話をするという場を設定しましょう。できれば声を低めにして、なるべくゆっくり話してみてください。そのほうが、いつもと違う状況であることを子どもが察しやすくなります。そして、しっかり話を聞こうとします。そのような状態になってから、何がいけないのか、何が間違っているのかをわかりやすく、かみ砕いた平易な言葉を使い、ゆっくりと説明していきます。ときどき質問を交え、確実に理解をしているかどうかを確認してみてください。しっかり理解してくれたと判断すれば、くどくならないように、そこで打ち切ります。ただし、十分な理解をしていないうちに途中で止めるべきではありません。わかるまで粘り強く話していくしかないのです。世の中に完ぺきな親などいません。その子が最初の子(第一子)であれば、あなたは初めて親になったのです。初心者なのですから、間違うことがあって当たり前です。思い通りにならないことなどいくらでもありますが、これから親子ともども学んでいけばよいのです。けっして子どもを怒ってはいけないのではありません。叱ることと混同しないということです。むしろ感情をぶつけ合うからこそ、親子関係が深く築かれていくものでもあるのです。(DENT.たいろう<フォークラス>)
2016年04月09日■目下の悩みは子どもの「食べムラ」と「ながら食べ」子どもとの食事の時間、どのように過ごしていますか?私の娘は、先日2歳になりました。おしゃべりも上手になり、ごはんも自分で食べてくれて、赤ちゃんからすっかり「子ども」という感じになってきましたが、食事の悩みは尽きないものですね。私の目下の悩みは、「食べムラ」と、「食べながらテレビを見たがってしまう」こと。娘は、主食のごはんだけ食べて、おかずを食べないことが多々あります。しかし、日によってはごはんもおかずもしっかり食べてくれることもあり、食べる量や内容にムラがあるのが悩みです。毎食、試行錯誤しながら食事を作っています。そして、その食べムラともつながってくるのが、「ながら食べ」です。食事が始まってすぐは、調子良くパクパクしているのですが、ごはんを食べて終えてしまうと、「テレビ見たい~」と、グズることもしばしば。「テレビは食べ終わってからね~」と言い聞かせてもダメなときは、根負けしてテレビを見ながら食べさせてしまうこともありますます。おそらく、同じような悩みを抱えているママさんは決して少なくないでしょう。そこで今回は、私自身の反省+「少しずつでも良い食習慣を子どもに身につけさせていきたい」という目標の意味を込めて、「心と体のためになる食べ方」についてお伝えします。■「何を食べるか」と同じくらい「どのように食べるか」は重要食事では「何を食べるか」という栄養面と同じくらい、「どのように食べるか」という、食事の仕方も大切です。これは、子どもだけでなく、大人にとっても言えること。「人は脳で食べている」とも言われます。 食べ物を体に取り入れるの、食事の第1段階。そこから、咀嚼して、胃や腸といった消化器官を働かせ、体にとって本当の栄養になるように、しっかり消化吸収していかなくてはなりません。このときに大切なのが、「きちんと意識して食べる」こと。そして、「楽しく、おいしく、豊かな気持ちで食べる」ことです。食べることに意識を集中させると、唾液が分泌されて消化も良くなります。テレビを見たり、スマートフォンをいじったり、考え事をしたりしながら食べると、十分に唾液が分泌されません。また、こうした「ながら食べ」は、噛む回数も少なくなりがちです。しっかり食事に集中して、よく噛んで食べることで、唾液も分泌され、脳も消化モードに入って、食べ物をきちんと栄養にすることができます。■嫌いな食べ物を無理に食べても身にならないさらに、「おいしいなぁ」とか「ごはんの時間が楽しいなぁ」といった、リラックスした豊かな気持ちで食事をすることもポイントです。楽しい気持ちでおいしく食べると、体の消化機能もしっかり働かせることができますし、食事による満足感も得られます。たとえば、いくら「健康に良い」と言われる食べ物でも、食べる本人が好きでなければ、あまり唾液が分泌されず、消化不良を起こしてしまうそうです。無理に食べても、脳と体がしっかり反応して消化し、栄養にするということができないのですね。もちろん、極端な偏食はよくありません。しかし、まだまだ味覚や食経験が発達中の子どものうちは、嫌いなものを無理強いし過ぎたり、食べないことを叱ったりするよりも、食べられたときに褒めてあげたり、パパやママがおいししそうに食べる姿を見せたりして、苦手な食材にも興味を持たせてあげることのほうが大切です。「いろいろな食べ物があっておいしそうだな」とか、「食べてみたいな」という気持ちをなくさないよう、「食事は楽しく味わう!」という習慣をつけてあげられたらいいですね。楽しくおいしく、しっかり味わい、食べ物に感謝する。シンプルで当たり前のことですが、それが何よりも、心と体を強くする食事になります。私も、「せっかく作ったのに食べてくれなかったなぁ…」などと、あまり気に病み過ぎず、娘と一緒にモグモグおいしくごはんを食べよう!と、リラックスして食事の時間を楽しんでみようと思います。
2016年04月05日子どもの情緒を育てるために、また親子のコミュニケーションとして、積極的に行いたい「読み聞かせ」。でも、いざやってみようとすると、本選びに迷ったり、子どもが興味を示さなかったり、とうまくいかないことも。絵本の読み聞かせは、子どもに非常に大きな幸福感を与えると言われています。コツをおさえて、親子の時間をもっと楽しみたいですね。■読む絵本はどうやって決めればいい?「子どもに読み聞かせをしよう」と思ったとき、まず悩むのがこの問題。とくに赤ちゃんのうちは、どんな絵本を読んだらいいのか迷ってしまいますよね。まだ言葉を覚える前や、おしゃべりが上手にできないうちは、絵や色がはっきりしているもの、リズミカルな言葉で表現されているもの、シンプルな繰り返しが出てくるもの、などを中心に選んでみましょう。絵本に記載されている対象年齢を参考に、大きくなるにつれてストーリーのある絵本に移行していきます。子どもの年齢が上がってくると、徐々に本人の好みもあらわれてきます。でも、「この本は好きそうだな」と思って買ったのに、あまり喜ばなかった…というケースも。書店で何を買うか迷ったら、まずは図書館を利用してみましょう。子どもは、気に入った本があれば、何度も読みたがるはず。そうやって、お気に入りを見極めてから購入するようにすれば、子どもが本当に好きな本を与えてあげることができます。また、親が与えたい本と子どもが欲しがる本が食い違った場合は、交互に買うというルールを作るのもよいですね。■読み聞かせは膝の上で読み聞かせをするときに多いのが、子どもと向かい合って本を広げるスタイル。何人もの子どもを相手に読むときは、このような紙芝居スタイルになりますが、親子での読み聞かせは膝の上にすわらせて行うのがおすすめです。読み聞かせとは、ただ本の内容を伝えるだけでなく、子どもと本の世界を共有するということ。触れ合いながら、同じ目線で読み聞かせをすることで、絵本の世界により入り込めるはずです。■説明やアドリブを加えない少し難しい言葉が出てきたり、ストーリーがわかりにくそうだと感じたりしたとき、つい「これはこういう意味なのよ」と説明を加えたくなりますよね。子どもの理解を深めようとしてやりがちなこの行動、実はNG。話を中断することで、本の世界への感情移入や集中力を途切れさせてしまうのです。同じように「これはどういう意味だと思う?」「登場人物はどう思ったかな?」などと質問を投げかけるのも避けて。子どもから質問がない限りは、大人が先回りして働きかけをしないようにしましょう。もし子どもがわからなさそうな言葉が出てきた場合は、本を読み聞かせながら、その言葉があらわす絵を指差しましょう。こうすることで、話を中断せずに子どもの理解を促すことができます。そして、読み聞かせのもっとも大切なポイントは、自分も楽しむことです。子どもは「ママと一緒に楽しむ」ことが大好き。そして、ママの気持ちをとても敏感に感じ取ります。絵本の世界を親子で一緒に楽しみながら、素敵な時間を過ごしてくださいね。
2016年04月05日「ネイティブ並みの英語力が身につく」と人気のインターナショナル・プリスクール(以下プリスクール)。実際、どんな雰囲気で、どんなことをしているのでしょう? 日本の幼稚園とはどんな違いがあるのでしょう。プリスクールで英語が身につく理由プリスクールとは、主に英語で保育を行う施設のことです。0歳から小学校に入る前までの子どもが通い、英語で生活をします。「プレスクール」「プリ」「プレ」「キンダーガーテン」「インター」などいろいろな呼び方があります。英語力を早く確実に身につけるには、英語イマージョン教育がいいと言われています。イマージョンとは「浸す」という意味で、文字通り「英語漬け」の状態で学習することです。ただし、単に1日中英語を勉強するのではなく、英語で何かを体験したり別の教科などを勉強したりすることを指します。プリスクールは、日本にいながらにして英語イマージョン教育を実践できるため、英語が身につくと人気なのです。実際、プリスクールではどんなことをするの?幼稚園や保育園が園ごとに特色があるように、プリスクールも施設によって指導方針やカリキュラムがそれぞれ違います。一例として、ソレイユ広尾インターナショナルプリスクールについて、学長の山田日弓さんにお話をお聞きしました。「当スクールは、コアタイムが10:00~14:00。朝8:30から夜18:00まで延長可能です」ほかのプリスクールでも、コアタイムは4~5時間というところが多いようです。「朝、スクールに来てから、子どもたちは遊びもレッスンも先生とのコミュニケーションもすべて英語で行います」まさに、英語イマージョン教育ですね。「当スクールでは、子どもたちが楽しく英語を学べる環境を用意しています。楽しく学べることは、とても重要です」脳科学的にも「好きなことや楽しいと思うことは身につくのが早い」と言われています。「リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングをていねいに伸ばしつつ、サイエンスの要素を取り入れたテーマ学習や、算数、ミュージック、アート・クラフト、外遊びや運動もバランスよく取り入れたカリキュラムを用意しています。野外授業もあるんですよ。自然に触れて、いろんなことを体験しながら学びます」1日の過ごし方(ソレイユ広尾インターナショナルプリスクールの場合)10:00 Circle time サークルタイム(朝の挨拶と歌など)10:15-11:45 Learning Program 学習11:45-12:00 Lunch preparation ランチの準備12:00-12:30 Lunch time ランチタイム12:40-13:40 Outside play 外遊び13:45-14:00 Story time 絵本の読み聞かせこうして見ると、時間の過ごし方は日本の幼稚園と似ています。ただし、すべてがネイティブの先生との英語で進められること、少人数制でアットホーム、自由で開放的な雰囲気などが日本の幼稚園との違いとして感じられました。(※スクールや園によります)気になる授業料は?(ソレイユ広尾インターナショナルプリスクールの場合)●週1回コース 月謝3万2,000円●週2回コース 月謝4万8,000円●週3回コース 月謝7万2,000円●週4回コース 月謝9万6,000円●週5回コース 月謝10万円※延長1時間1,000円(月極めの長時間の延長は割引あり)※スクールランチ1回500円(お弁当持参可)上記のほか、15:00から16:30までのアフタースクール(放課後授業)もありますので、日本の幼稚園に通いながらプリスクールで英語を学ばせることも可能です。また、多くのプリスクールで、体験コースを用意しています。お子さんが英語に興味を持つかどうか、まずは体験コースやアフタースクールなどを利用してみてはいかがでしょう。お子さんが英語を好きになって楽しんでいるうちに、いつの間にか英語を話せるようになるといいですね。(佐々木月子)今回取材に協力してくださったのは山田 日弓(やまだ ひゆみ)さんソレイユインターナショナルスクール学長。東大法学部卒。米国デューク大学ロースクール修士。米国コロンビア大学プロフェッショナルフェロー。外資系企業(GE)などを経て現職に。自身の経験や、バイリンガル研究の成果を元に、バイリンガル育児コンサルタントとして活躍中。■0歳からのバイリンガル育成スクール Soleilis(ソレイユインターナショナルスクール) ■ブログ「 年収3000万円以上の子供を育てる方法 」
2016年03月04日小さい頃は素直だったのに、大きくなるにつれてだんだん親の言うことを聞かなくなってきた…。それはもしかすると、親の気持ちがうまく伝わっていないために、子どもの心が閉じかけている状態なのかもしれません。子どもに声をかける前に思い出して欲しい、たった1つのこと振り返って考えてほしいことがあります。それは「子どもをちゃんと1人の人間として尊重しているかどうか?」ということ。そういうと「子どもを尊重? 甘やかすってこと?」と誤解されがちなのですが、そうではありません。しつけもろくに行わない「甘やかし」ではなく、子どもの素質そのものを認める「尊重」のすすめなのです。子どもには小さな頃から好き嫌いや「自分はこうしたい」という意志、人を思いやる気持ちがちゃんと備わっています。それは子どもと生活していく中で実感することが多いでしょう。それらは「教えたことなんてないのに」と親が首をひねるような、周囲の誰にも似ていないものもあります。生まれつきの子ども独自の人格、とでも考えなければ説明はつきません。生まれたての赤ちゃんをよく、純粋無垢のたとえにすることがありますが、生まれたてとはいえ意志は備わっているので「まっさらで何もない」と捉えるのは、ちょっと違うかもしれません。わが子は「異国から来た大切な取引先」と捉えてみる子どもには生まれたときからすでに、1人前の人格があります。そう考えると、子どもの悪いところを直そうとか、自分が思う通りの人間に育てようという試みは無謀であるとわかります。親ができることはせいぜい、世の中のルールを教えること。そして、子どもの優れたところをみつけて、習い事をさせて伸ばす方法を提供すること、くらいかもしれません。そこでひとつ、提案したい方法があります。それは、子どもを「異国から来た大切な取引先」と思って接してみることです。子どもを「異国ですでに成功している1つの完成されたカンパニー」と考えてみましょう。「わが国では家に上がるときは靴を脱ぐのです」と日本の常識を教えつつ(しつけ)、相手の長所をほめたたえながら、わが社に力を貸してほしいと説得(長所をみつけてほめ、やる気を引き出す)します。親は異国の取引先の優れた能力を、わが国(社会)に貢献してもらえるように、橋渡しとなり力を尽くすというイメージです。すると、子どもは親を「自分の能力を認めてくれている」と理解し、心を開いてくれるようになります。親が困っていれば、普段自分にしてくれているのと同じように、子どもなりに力を貸してくれるようになり、親が自分を叱っても「自分のために言ってくれているのだろう」と理解し、耳をかたむけるようになってくれるのです。子どもの力を信じる子どもの力を評価し尊重して接すれば、子どもはとても嬉しくなって親の期待に応えたい気持ちでいっぱいになり、よりいっそう励むようになります。子どもは生まれつき素晴らしい素質をたくさん持っています。親はそれらを見つけ出し「いいね、すごいね」とスポットライトを当てるだけでいいのです。そうすることで、子どもはどんどん伸びていきます。親が態度を変えれば、子どもも敏感に変化を察知して徐々に心を開いてくれます。イソップ童話『北風と太陽』にたとえるとわかりやすいでしょうか。子どもの年齢が低いほど効果が現われるのも早いですよ。今日から子どもに声をかける前に、その言葉は子ども自身の力を信じているものか、せっかくの素質を押さえつけるものでないかを考えてみてはいかがでしょう。(あとりゆうか<フォークラス>)
2016年03月03日ヲタママだっていーじゃない!
STEAM教育って何?
子育て楽じゃありません
■ついにPTA会費が…こんにちは、エェコです。今回は小学校のPTA会費の集金について…。今年ついに嬉しい変化がありました!なんと…、クレジットカード払いが可能になりました!信じられない!今まで何回か完全デジタル化が議論されているのは知っていましたが、全部不採用にされていました。それがついに…!手集金の時は渡すほうも渡されるほうも大変でした…。集金日は指定されていて、それに合わせて忘れないように子どもに持たせます。(事前に持ってくるのはお金を扱うのでNG)子どもにも「今日絶対先生に渡してね」と念を押します。そして集金を計算する側…、つまり役員のほうも大変です。一度やったことがあるのですが、20人くらいが会議室に集まり、クラス単位で計算や確認をします。集金日に持ってこなかった人には個別で連絡をして、また集まって計算&確認して…と3回くらい集まりました。■その後の変遷は…それが銀行振込になってだいぶ楽になりました。でも振込期間内に振り込んだり(期間内に振り込めなかったら手集金)振込手数料があること…。まだ少し負担がありました。でも今年度からは…全部スマホで完結!すっごい楽でした!!ほかの学校でもはじまっているかもしれませんが…。負担を減らしていこうという努力がみえて本当にありがたかったです。
2025年07月20日子育てにおける「困ったな」と発達障害の関係や、「よい専門家の見つけ方」についてお話を聞いた前編に続き、後編では療育の基本や、療育にできること・できないことについてうかがいます。▶前編はこちら「この子の発達障害は治りますか?」よりも尋ねてほしいこと――「療育」とは何か、教えてください。川﨑先生(以下、川﨑):療育とは、「本人や周りの人にとって、今日より明日が少し生活しやすくなるための支援」です。言い換えれば、その子のなりたい自分になるためにできることを増やしていくこと、ともいえるでしょう。療育は、いわゆる定型発達に近づけるためにあるものではありません。――保護者としては「療育=発達障害を治せる、いわゆる普通の子になれる」と思いがちですが、そうではないんですね。川﨑:「治りますか?」や「特性はなくなりますか?」と聞かれることは多くあります。こうした問いに、医療関係者をはじめとした専門家が「はい」と断言することはできません。そもそも何をもって「治る」とするか明確ではないからです。しかし、今後その子がどうなるのかという疑問にはきちんと答えなければと感じています。――保護者ができる、「治りますか?」の代わりになるような尋ね方はあるのでしょうか?川﨑:就学前なのであれば「小学校に入学するころ、この子はどのような様子になっていると予測しますか?」と尋ねてみてください。「できないこと」「病気なのかどうか」というところから、「どういった状態になれば、この子がより幸せになれるのか」と視点を変えてみるのです。――なるほど。視点を変えることが大切なのですね。川﨑:先の質問に対する専門家の回答に対して、さらに「家庭では何をしたらいいですか?」と質問してみてください。すると、その専門家の考えを具体的に聞けるはずです。これは、自分たち親子をサポートしてくれる専門家かどうか、見極めるポイントにもなると思いますよ。療育を通して目指す姿は、子どもによってバラバラでいい――子どもの発達が気になる保護者にとっては、それでも「定型発達に近づけたい」との思いもあると思います。「療育にできること」について教えてください。川﨑:前提として「あの子ができているから、うちの子もできていないといけない」ということはありません。一人ひとり、目指す姿はバラバラでいいんです。ですから、療育を通してできることは、その子の状況や、何より目指す姿によって変わります。たとえば、実年齢は5歳で、全般的な発達の遅れがある子がいるとします。療育では、この子の理解の段階をおさえ、本人と保護者がお互いに「わかった」「伝わった」と実感の持てるやり取りの段階と方法を具体的に提案します。また、特性に応じたコミュニケーションの工夫を“場面ごとに”提案し、サポートします。これによって親子のすれ違いが減り、お互いに楽しくコミュニケーションできるようになるでしょう。――その子の発達の程度や置かれている状況がバラバラだから、目指す姿もバラバラでいいんですね。川﨑:そうです。ただ、発達障害だけでなく、すべての子どもたちに共通して言える大切なスキルの一つが「一つ先の見通しを持つ」スキル。「次にどんな活動や行動があるか?」と予測ができる力や、それができるようになる環境をつくることです。これができるようになると、この先に何があるかわくわくしながら出来事に参加できるようになります。たとえ嫌なことでも、先に予告されているとちょっと我慢ができるということですね。――見通しを持つスキルを身につけるにはどうしたらよいのでしょう?川﨑:一つは、自分の欲求(やりたいこと、ほしいもの、手伝ってほしいことなど)を楽に伝えられる手段を持つこと。これは会話に限らず、紙に書いて伝える方法や、指差しなども含みます。もう一つは、自分も周りも困らないかたちで「いやだ」と拒否できるコミュニケーション手段を身に着けておくこと。子どもの理解力の段階に応じて工夫しながら、これらを身に着けることは、私が療育の現場にいたころから重要だと感じています。――自分の欲求を適切に伝えるスキル、周りが困らない形で拒否できるスキルの双方が大切なんですね。川﨑:さらに一つ付け加えるならば、本人が「やりたい」と思う経験をどんどん積むことも「見通しを持つスキル」を培うことにつながります。子どもには、自分が動けば周りの環境は変わるのだという経験をたくさん積んでほしいですね。多くの人が子どもの育ちを見守ってくれる世の中に――子どもの発達が気になる保護者に向けて、一言お願いします。川﨑:発達障害の診断や支援、子どもとのよい関わりを通して、親子が今よりも楽になれることはもちろん重要です。加えて、「1年後はどうなるかな?」「5年後、どうなっていたらこの子が楽かな」ということを、親だけでなく子どもの周囲にいる人全員で考えられるようになるといいですね。多くの人が子どもの育ちを見守る世の中であってほしいと願っています。親の責任は途方もないものです。ですが、子どもの成長は親も変えるんです。だから、一緒に育っていきましょう。(取材・文:マイナビ子育て編集部)川﨑聡大先生の書籍はこちら発達障害の子が羽ばたくチカラ 気になる子どもの育ちかた詳しくみる発達障害や親子関係、教育、地域支援など、子どもに関わるさまざまな分野で活躍するスペシャリストが集結。川﨑先生監修・著の『発達障害の子が羽ばたくチカラ 気になる子どもの育ちかた』(KADOKAWA)では、子どもたちの育ちを支えるために、家庭・学校・地域社会がどのように環境をととのえていけばよいかを、わかりやすく解説しています。
2025年07月20日蒸し暑い都内を少しだけ離れ、週末は家族で長野県へ。今回の目的地は【Kurohimeby Earthboat】長野県上水内郡信濃町大井2576お部屋によって全く異なる景色。また来たくなるアウトドアホテル全室トレーラー型宿泊施設になっていて、専用のサウナ付きも嬉しいポイント★室内には大きな窓があり、眺めもよくてとっても気持ちいい空間でした。キッチンにもある程度なんでも揃っているので、準備したのは食材だけ!息子はBFを持参しました。アメニティーも揃っているので最低限の荷物でOKなのも助かります。専用のサウナでリラックス〜!各部屋に専用のサウナが付いているので、人目も気にせずゆっくりと過ごすことができます♪もちろん水風呂もありますよー!サウナ後はゆっくり過ごすこともできました。アウトドアの醍醐味の一つ、夕飯も自然を感じながら楽しむ!近くのスーパーで食材を買ってきたので夕飯も自分達で好きな物を!もちろん夜食も・・・笑キャンプで食べるカップラーメンってどうしてこんなに魅力的なんでしょうか笑売店に売っているアイスも美味しかった〜!夕方になると外も涼しくなってきて過ごしやすく、周りが本当に静かなので夜は虫やカエルの鳴き声しか聞こえないくらい!笑周りに余計な明かりもないので、夜空に広がる満点の星を見ることもできました★静かなので息子もぐっすり寝てくれました。都会を離れて大自然の中でゆっくり過ごす週末はとってもリフレッシュ出来ました!夏休みにもおすすめです♪▼Earthboat Village Kurohime Tourist Map
2025年07月20日子どもと一緒に投票所に行くことで得られるメリットは想像以上に大きいことをご存知ですか?じつは、投票所に入るというたった数分の体験が、子どもにとってとても貴重な学びの機会になります。また、さまざま調査からも、親子連れ投票が子どもの将来の投票行動にも大きな影響を与えていることがわかっています。選挙に子どもを連れてっていい2016年(平成28年)の公職選挙法一部改正により、保護者と一緒であれば18歳未満の子どもも投票所に入ることができるようになりました。改正前は「幼児」までしか同伴できませんでしたが、現在では小中高生を含む未成年の子どもも入場でき、親が投票する様子を見ることができます。子どもが投票用紙に記入したり投票箱に入れたりすることはできませんが、「親が投票する姿を見る」こと自体が貴重な社会体験になるのです。投票所での基本ルール:必ず保護者と一緒に:18歳未満の子どもだけでの入場はできません子どもが代わりに投票はNG:投票用紙への記入や投票箱への投函は保護者のみ静かに見学:投票所内では大声で話したり騒いだりしないようにほかの人の投票を見ない:ほかの選挙人の投票をのぞき見たり、歩き回ったりしないこと保護者と一緒に行動:保護者が退出したあとも投票所に残ることはできませんデータが実証する「親子連れ投票」の効果親子で投票所に行くことが、子どもの将来の投票行動に本当に影響するのでしょうか。以下の調査結果がそれをはっきりと示しています。総務省の「18歳選挙権に関する意識調査」では、子どもの頃に親と一緒に投票所に行った経験がある子どもは、行かなかった子どもよりも将来の投票参加率が20ポイント以上高いという結果が出ています。キッザニアが中学3年生1,111名を対象に行った意識調査では、家庭で政治の話題が「よくある」子どもの86.5%が「18歳になったら選挙に行く」と回答しました。一方、家庭で政治の話題が「ほとんどない」子どもでは、わずか42.8%にとどまっています。親と一緒に投票所へ行った経験や家庭での政治的な対話の有無が、子どもの投票意識に約20〜30ポイントの差を生んでいるのが現実です。選挙の仕組みや投票の大切さを教科書や授業で学ぶことはもちろん大切ですが、実際に投票所に足を運ぶことには机上では得られない現実感があります。そしてこの経験が、未来を担う子どもたちの政治参加への一歩になるのではないでしょうか。「よくわからない」けれど「知りたい」子どもたちまたキッザニアの調査によると、中学生の70.2%が「政治は複雑でわかりにくい」と感じている一方で、73.6%は「政治の仕組みを知りたい」と思っているという結果が出ています。つまり、「難しいから無関心」なのではなく、「関心はあるけれど学ぶきっかけがない」状態なのです。だからこそ、家庭での会話や投票所での経験が、そのきっかけになるのです。全国の自治体でも親子連れ投票を応援する取り組みが広がっています。子どもに記念品を配布する投票所や模擬選挙・こども選挙の実施、選挙啓発ポスターや動画など、子どもが選挙に触れる機会は少しずつ増えてきました。しかし、最も影響力が大きいのは、やはり身近な大人の行動です。投票の日に「今日は選挙だから一緒に行こう」と声をかける、投票後に「どのように候補者を考えて選んだか」を話す、日頃から政治に関するニュースについて話し合う——そんな日常の小さな積み重ねが、10年後の日本を変える力になるのです。また、総務省では「選挙のまちがいさがし」など、子どもが楽しみながら選挙について学べる教材も提供しています。(引用元:総務省|選挙のまちがいさがし)***親子連れ投票は、たった数分の出来事かもしれません。でも、その一歩が、子どもにとって大きな学びになります。次の選挙では、「一緒に行こう」の一言から始めてみませんか。子どもの未来のために、いまできることがここにあります。(参考)総務省|18歳選挙権に関する意識調査KCJ GROUP株式会社(キッザニア)|中学3年生1,111名に聞いた選挙や政治に関する意識調査
2025年07月19日子育てでの「困った……」。これって発達障害が原因?――子どもに対する育てにくさと発達障害に関係はありますか?川﨑先生(以下、川﨑):直接的な因果関係はないとされています。最近はインターネットやSNSで不安になることが多く書かれていますが、発達障害の特性がそのまま「結果としての育てにくさ」につながるかというと、そうでもありません。もちろん、発達障害は子育てにおいて考慮すべき点にはなりますが、そう単純なものではありません。そもそも、特性に気づくというのは、生活を送るうえでそれなりに「困ったな」と感じたことによってあるわけです。また、親子だけで完結しているものでもありません。――育児における「困ったな」が親子だけで完結するものではない、というのは、どういうことでしょう。川﨑:子の特性や親子関係だけでなく、家庭の経済力、家庭を支える周囲の人々の協力の有無によっても育児における悩み・困難さというものは変わってきます。子育ては親の責任だけでなく、社会全体の責任だと思います。健診での「しばらく様子を見ましょう」という言葉の裏側――子どもの発達について健診で相談しても「しばらく様子を見ましょう」と言われるケースが珍しくないと聞きます。川﨑:そうした事態が起きているのには、理由があります。子どもの特性に初めて気づくきっかけになることの多い乳幼児健診、これは市町村が行っていますが、実は市町村には子どもの発達や、保護者のサポートができる専門家を十分に配置できているとは言いがたい状況です。そのため、十分な根拠もないままに「様子を見ましょう」と言ってしまうスタッフもいるのだと思います。――「しばらく様子を見ましょう」と言われたら、本当にそのまま様子を見ていてよいものでしょうか。早く専門家の診断を受けたほうがよいのでしょうか。川﨑:診断を受ける目的は、障害を見つけることではありません。本来は「明日、もう少しだけ子どもと向き合ってがんばろう」とお父さん・お母さんが思える余力を作るためのものです。そのためには、発達の遅れの有無を明らかにして終わりではなく「今、何ができるのか」と具体的に把握していくことが大切。まずは専門家と一緒に、2~3ヶ月後「どう変わったか」がわかるように目標を立てていきたいですね。自分たちにあった発達障害の専門家はどう見つける?――親として、今すぐにできることはありますか?川﨑:お父さん・お母さんが最初に心がけるべきこととして、3つのことをお伝えしたいです。一つ目は、難しいですが、まずは少しでもいいので気持ちの余裕を持つこと。二つ目は、気持ちの余裕を持てる方法について具体的に教えてくれる専門家を見つけること。最後に、不安を煽る大人や情報から、一歩距離を置くこと。この3つが大切です。――その「専門家」を見つけることがなかなか難しいですよね……。川﨑:そうですね。「今すでにできていることから、どうしたら次の一歩へ進めるのか」を具体的に示してくれるような専門家がいいですね。――そうした、適切で具体的な助言をくれる専門家を見つけるにはどうしたらよいでしょう?川﨑:もし、専門家に「様子を見ましょう」と言われたら「いつまで様子を見ればいいですか?」としっかり尋ねてみてください。そこで、たとえば「3か月」と言われたら「3か月で具体的にどのようなことができるようになれば、この子の発達としてはよいですか? 専門的な立場から教えてください」と質問してみてください。具体的に「できること」を列挙してくれる人がよい専門家といえるでしょう。早期診断・早期支援の「本当の意味」――発達障害は早期診断が重要だと言われます。一方で早期診断によって、かえって悩む親子もいるのでは……と感じるのですが。川﨑:本来、早期診断の理想形は「早い段階で周りが手を差し伸べることで、その子の今後のライフステージにおける可能性が大きく広がること」です。難しいところではありますが、早期診断はメリットもデメリットもあり、社会環境・子ども(子どもの特性)・家庭の相互作用で決まるのではないかと考えています。――というと、早期診断ができても、親子が置かれている社会環境や家庭の状況などで、適切な支援につながらなければ早期診断の意味が薄れるということでしょうか?川﨑:はい。繰り返しになりますが、大切なのは発達障害の診断を結果論にしないこと。診断を受けた後、そこから何ができるか、どうやってスキルを増やしていけばいいか、と考える思考にチェンジできて初めて、早期診断や早期支援の意味が出てきます。===後編では、発達障害の支援のひとつである「療育」について詳しくうかがいます。▶後編はこちら(取材・文:マイナビ子育て編集部)川﨑聡大先生の書籍はこちら発達障害の子が羽ばたくチカラ 気になる子どもの育ちかた詳しくみる発達障害や親子関係、教育、地域支援など、子どもに関わるさまざまな分野で活躍するスペシャリストが集結。川﨑先生監修・著の『発達障害の子が羽ばたくチカラ 気になる子どもの育ちかた』(KADOKAWA)では、子どもたちの育ちを支えるために、家庭・学校・地域社会がどのように環境をととのえていけばよいかを、わかりやすく解説しています。
2025年07月19日\発達障害の子が、不安なく・よりよく育つためにできること/発達障害や親子関係、教育、地域支援など、子どもに関わるさまざまな分野で活躍するスペシャリストが集結!立命館大学教授で発達障害・知的障害の方への支援について研究している川﨑 聡大先生。川﨑先生監修・著の『発達障害の子が羽ばたくチカラ 気になる子どもの育ちかた』(KADOKAWA)では、子どもたちの育ちを支えるために、家庭・学校・地域社会がどのように環境をととのえていけばよいかを、わかりやすく解説しています。今回はその中から、学校とのコミュニケーションについて、ご紹介します。書籍『発達障害の子が羽ばたくチカラ 気になる子どもの育ちかた』学校の先生とのコミュニケーションで困ったら「学校とのコミュニケーション」の基本スタンスは、「情報提供」と「対話」です。またゴールは常に「わが子が学校や教室や教師に不安を感じずにいられること、そしてその環境を整えること」です。これは発達障害の有無にかかわらず、すべての子どもにとって大切な視点です。勝ち負けや戦いにならないようにするには※画像はイメージです情報提供とは、「わが子の実態や特性」+「支援の必要性」を具体的に丁寧に伝えることを言います。例えば「うちの子は、○○な場面でいきなり否定語を伝えると納得がいかずに暴れてしまうことがある。▲▲な関わりをすると落ち着く」などです。対話とは、お互いの考え方や捉え方の違いを理解し合いながら、話し合いを通して少しずつ溝を埋めていくことを言います。要望を伝える場合は「私はこう思うが、どうだろうか」とお互いに歩み寄りながら協議・交渉を続ける方がうまくいきます。学校から「難しい」「できない」と言われた場合はどうすればよいでしょうか。現行のシステムでは、現状に追い付いていないこと、すぐに対応できないことが多々あります。前例のない「ファーストケース」の場合は、未開の地を行くような努力を強いられることがあるかもしれません。それでも、これまでに作られた制度や支援の多くは、過去の子どもたちの苦労や保護者の努力のおかげで切り拓かれていった歴史があります。「わが子だけのため」ではなく、「次の世代の子どもたちのため」にも必要な支援を訴え続けていくという気持ちが必要になるとも言えます。学校とのコミュニケーションは簡単にいかないこともあります。何度も学校に行ったり、対話がうまくいかなかったり。もしそうなっても、ご自身を責める必要はありません。その一方で、理解がない相手をただ責めるだけでは事態はなかなか好転しないということも、心に留めておく必要があります。想定していることのすべてを実現させようとするのではなく、「優先順位の高い項目から進める」「取り入れやすいことから始める」といった方向性も一つの「落としどころ」だと考えるようにしてみてください。大切にしたいのは「わが子にとっての困りごとの解消」であり、決して戦いや勝ち負けではないことを保護者・学校の双方がともに理解する必要があります。=====この続きは、是非書籍でご覧ください。発達障害の子が羽ばたくチカラ 気になる子どもの育ちかた詳しくみる※本記事は、『発達障害の子が羽ばたくチカラ 気になる子どもの育ちかた』(監修・著:川﨑 聡大、著:川上 康則、神谷 哲司、三富 貴子、和田 一郎、石田 賀奈子/KADOKAWA)より抜粋・再編集して作成しました。
2025年07月19日お子さんの目をスマホから舞台へと向けさせてみませんか?欧米ではかなり前から、演劇が子どもの教育に欠かせない存在になっています。そして日本でも、感性や想像力を育む体験として、ここ数年、観劇への注目が高まっているのです。「公演中に泣いたらどうしよう」「じっと座っていられるかな」といった心配も、0歳から楽しめる親子向け作品なら大丈夫。「うちの子、本当に楽しめるかな」「どの作品を選べばいいんだろう」――そんなママ・パパの心配&疑問、全部解決します。今回は、 “本当におすすめできる” 2025年注目の子ども向け演劇・舞台情報を東京から全国まで厳選してご紹介。お子さんが「まだ帰りたくない!」と言い出すような、とっておきの舞台体験を一緒に見つけてみましょう。子どもの能力を伸ばす観劇の「3つの効果」映画やテレビでは味わえない「生の舞台」だからこそ育まれる力があります。デジタルネイティブ世代の子どもたちがいま、必要としている能力を、観劇が伸ばしてくれるのです。特に以下の効果は絶大と言えるでしょう。観劇がもたらす3つの効果効果1:五感・感性が磨かれる「生の舞台」には、演者の声や流れる音楽、個性的な衣装や舞台を照らす照明など、目から耳から全身で体感できる刺激がたくさん。画面からは得られない特別な体験です。効果2:表現力が豊かになる迫力あるパフォーマンスを前に、子どもたちの五感は研ぎすまされ、感情を揺さぶられることでしょう。迫真の演技から子どもたちは表現の豊かさを学びます。効果3:社会性が身につく演劇にはたくさんの人物が登場し、さまざまな人間模様を繰り広げます。子どもにとってそれがコミュニケーションの疑似体験となり、人の気持ちを理解するよい機会となるのです。劇作家、俳優であり演劇教育家でもある別役慎二氏は、「人間のスキル全てを注ぎ込める総合的な芸術だからこそ、非認知スキルを伸ばす教育ツールとして大活躍できる」と演劇教育を推奨します。楽しみながら人間力を伸ばせる観劇、試してみる価値ありです!【0歳からOK!】年齢別・観劇デビューの演目選び初めての観劇では、どんな作品を選べばいいか迷いますよね。選び方のポイントは年齢に合わせること。観劇体験を成功させるためには、子どもの成長段階に応じた演目選びが重要です。また、年齢に加えて、子どもが興味をもっているジャンルを選ぶのも◎。歌やダンス、楽器など、子どもが大好きなジャンルなら、集中力も増してより楽しめますよね。年齢や好みに合った選択で、安心して観劇デビューをはたしましょう!0〜2歳【音・光・リズム体験】あらゆる感覚を使って “まねっこ ” で成長する時期。いろいろな刺激に触れる機会を増やすことが大切です。言葉が未発達の段階なので、音楽やリズム感、動きが楽しいものや、見てわかりやすい演目が向いています。3〜5歳【ストーリー体験】この時期の子どもは、直感的で、主観と客観の認識が曖昧です。だからこそ、物語の世界に没入しやすいとも言えます。子どもにわかりやすいシンプルなストーリーの演目を選んでみましょう。物語の疑似体験が子どもの成長を促してくれるはずです。6〜12歳【感動体験】論理的思考を身につけるこの期間は、ストーリーをなぞるだけではなく、そこに潜む意味を発見したり、深く感動することができます。テーマ性のある演劇や華やかなミュージカルは子どもの思考や感情を刺激してくれるでしょう。【東京】で楽しめる2025年の注目演劇&舞台7選それでは、2025年に開催される注目の子ども向け演劇&舞台公演をご紹介していきます。まずは、東京編です。詳細情報も選択の参考にしてくださいね。東京『スイミー』『ヤン助とヤン助とヤン助と』☆絵本好きで想像力豊かなお子さんに!公演期間:2025年7月25日〜8月17日上演時間:約1時間15分(休憩15分含む)会場:プーク人形劇場0歳〜OK人気絵本原作老舗人形劇団東京『ピーターパン』☆空想好きな元気キッズに!公演期間:2025年7月28日〜8月6日上演時間:1幕約45分ずつの計3幕(2回の休憩あり)会場:東京国際フォーラム3歳〜夏休み定番ファンタジー授乳室あり東京『ライオンキング』☆動物好きな冒険心溢れる子に!公演期間:ロングラン上演上演時間:2幕2時間40分(20分休憩含む)会場:有明四季劇場3歳〜ミュージカル長期公演託児サービスあり東京『ノンタンのハッピーコンサート』☆歌とダンスが大好きな子に!公演期間:2025年8月15日・16日上演時間:約70分(10分休憩含む)会場:セシオン杉並0歳〜OK音楽&映像参加型授乳室あり東京『しまじろうコンサート』☆リズム遊びが得意な子に!公演期間:2025年8月23日・24日(大田区)9月27日(府中)上演時間:約75分(15分休憩含む)会場:大田区民ホール・アプリコ / 府中の森芸術劇場0歳〜OK参加型全国巡回ありベビーカー置き場あり東京『シンデレラ』☆おとぎ話好きで、プリンセスに憧れる子に!公演期間:2025年10月17日〜26日上演時間:約2時間35分(休憩含む)会場:新国立劇場4歳〜バレエファンタジージュニア割引東京『日生劇場ファミリーフェスティバル2025 アラジンと魔法の歌』☆いろいろな舞台を楽しみたい、よくばりキッズに!公演期間:2025年7月26日・27日上演時間:約2時間(休憩含む)会場:日生劇場3歳〜物語付きクラシックコンサート他演目あり【関西・名古屋】で楽しめる注目演劇&舞台3選関西・名古屋『アニー』☆演技&歌に興味がある子に!公演期間:(大阪)2025年8月15日〜8月20日(名古屋)8月29日〜31日上演時間:約2時間40分(20分休憩含む)会場:(大阪)シアター・ドラマシティ(名古屋)愛知県芸術劇場4歳〜ミュージカル定番子役活躍関西『それいけ!アンパンマン ミュージカル』☆アンパンマンが大好きな子に!公演期間:(大阪)2025年8月2日・3日(兵庫)10月12日上演時間:2幕 計約90分(休憩15分含む)0歳〜OKミュージカルキャラ人気全国巡回あり関西・名古屋『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』☆ワクワク、ドキドキする物語好きな子に!公演期間:2025年7月27日(愛知)8月9日(大阪)8月10日(滋賀)8月11日(兵庫)上演時間:70分(休憩含む)小学生〜人形劇大人気児童小説原作【全国巡回】のおすすめ親子ミュージカル全国『長靴をはいた猫』☆夢いっぱいで冒険好きな子に!公演期間:2026年2月26日まで全国巡回中上演時間:1時間45分0歳〜OKマスクプレイミュージカル童話原作ベビーカー置き場ありそのほか、条件を細かく設定して検索できるこちらのサイトもおすすめですので、作品選びに活用してみてくださいね■ 子ども舞台芸術作品ガイド安心して観劇デビューするための【完全チェックリスト】【事前準備】– 座席選び:通路側や後方席なら途中退席もしやすい– 服装:動きやすく、音が出にくい服装を選択– 持ち物:おしりふき、着替え、静かに遊べる小さなおもちゃ– 食事タイミング:開演1時間前には済ませておく– トイレ確認:会場内の授乳室・おむつ替えスペースを事前チェック【作品選び】– 上演時間:0〜2歳は30〜60分、3〜5歳は60〜90分が目安– 年齢制限:「◯歳以上」表記を必ず確認– ジャンル:子どもの好きなもの(動物、音楽、キャラクターなど)– 会場環境:ベビーカー置き場、授乳室の有無をチェック– 参加型かどうか:一緒に歌ったり踊ったりできる演目は集中しやすい【当日】– 到着時間:開演30分前には会場入り– 席の確認:非常口や退席ルートを把握– 周囲への挨拶:「小さい子がいます」と一声かけると安心– 途中退席もOK:無理せず、子どものペースを最優先に– 記録を残そう:写真撮影OKタイムがあれば積極的に活用【観劇後】– 感想を聞く:「どのシーンが好きだった?」など簡単な質問から– 家で再現遊び:歌や踊りを一緒にやってみる– 次回への準備:子どもの反応を見て次の作品選びの参考に– 成長記録:観劇体験を写真や日記で残しておく***子ども向け演劇や舞台は、ただ楽しいだけでなく、子どもの感性や想像力を育て、親子の絆を深める貴重な体験になります。0歳から参加できる舞台も増えているので、ぜひ早めの観劇デビューをしてみましょう。2025年は、ぜひ親子で舞台の世界を楽しむ1年にしてみませんか?(参考)劇団うりんこ|幼児期の観劇3つのメリット〜楽しみながら感性を磨こう!〜GLODEA 一般社団法人日本グローバル演劇教育協会|vol.9 非認知能力を伸ばすキーツールに演劇教育はなりうるかライタープロフィール長野真弓中高の英語の教員免許、インテリアコーディネーター資格、色彩検定2級を所有。約13年に及ぶ海外生活の中で多種多様なインテリアに触れ、大好きなアート鑑賞のため世界中多くの美術館に足を運ぶ。趣味は写真(『日本人だけが知らない砂漠のグローバル大国UAE (講談社+α新書) 』など)。
2025年07月18日お互いに声を掛け合っているんだけど、何が問題なのかいつの間にかGKと1対1になってシュートを打たれてしまう。距離感が良くないので詰め切れないんだと思うけど、どう修正したらいい?というお悩みをいただきました。ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上のあらゆる年代の子どもたちを指導してきた池上正さんが、連動した守備を習得するおすすめのトレーニングを紹介します。(取材・文島沢優子)(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<お父さんコーチからの質問>はじめまして。スポ少でパパコーチをしています。(指導年代:U-11)サッカーは学生時代にちょっとだけやったことがある程度で、本格的に部活やクラブチームに入っていたわけではありません。県大会上位や全国を目指すようなチームで無いので指導内容に文句を言われるようなチームでもありません。相談は、高学年のGKとDFの距離感です。お互い声はかけあっているものの、距離感がよくないのか連係した守備でコースを制限するとか、ボールを奪うことができません。それどころか、いつの間にかGKと1対1になってしまい、シュートを打たれてしまいます。失点がGK単独のミスでないのは理解しています。もしかしたら中盤の選手も含め、距離感がよくないので相手に詰め切れず、抜かれてしまうのかも。と思っていますが、うまく修正できません連動した守備を教える際に、どんなことから教えるのがよいでしょうか?<池上さんからのアドバイス>ご相談ありがとうございます。一対一の守備における相手との距離感は非常に難しいものです。ご相談者様が理解されているように、ゴールキーパーの能力と、守備をする選手の能力の両方が関係してきます。こうすればこれが正しいというものはなく、それぞれ選手間で感じ合うというか、プレー中に言葉で伝え合ってやるしかないのかもしれません。■まずは相手のボールを奪いに行くよう伝えるそこを踏まえ小学生のディフェンス指導を考えた場合、「自分がマークしている相手のところに来たボールは必ず取りに行きなさい」と伝えてください。守備のセオリーとしては、最初は相手のスピードを抑えるといった順番があるのですが、まずは相手のボールを奪いに行くことを習慣にしてください。小学生の場合、本当にしっかりとボールを取りに行くと、そのマークをかわそうと相手が動かしたボールは相手の体から大きく離れることになります。要するに、最初のドリブルが長くなる。相手の激しいプレスをかわそうと思うから、勢いがつくということです。もしそれがゴールに近いところなら、長くなったボールをキーパーが取ればいい。そういったことを小学生の間に気づいてくれるといいのなと思います。プロの試合を観ていると、そのようにディフェンスが激しく取りに行って、こぼれたボールをキーパーがセーブする場面はよく見られます。中盤の選手のボールをしっかり取りに行くと、次の選手が取れる可能性が高まることが理解できるはずです。そうやって全部がつながる。チームで守るイメージを養ってください。■「抜かれるな」と言うと子どもはボールを取りに行かなくなる日本サッカー協会で伝えている「チャレンジ&カバー」は1人が取りに行って抜かれても、ほかの選手がすぐさまマークに動くことを指します。ただし、選手たちを見ていると、一人目の選手が本当にしっかり取りに行けていないようです。それは指導者たちが「飛び込むな」とか「抜かれるな」としつこく言ってしまうからかもしれません。「抜かれるな」と言われたら、子どもは抜かれたくないと思うので、相手の足下まで飛び込みませんし、ボールを取りに行かなくなります。そうすると結局ずるずる下がることになる。それがゴール前であれば、ずるずる下がっている間にシュートコースを空けてしまい、相手からすれば楽な状態でシュートを打たれかねません。■2対1から2対2に移行させる練習が有効まずは相手のコースを切るそこを改善するためには、2対1から2対2に移行させる練習が有効です。まず最初は2対1の状況で攻撃2人が平行に立っていて、ディフェンス1人(A)が守っています。そのずっと後ろのほうにもう1人、ディフェンス(B)を置く形で始めましょう。相手が味方の1人にパスをしたら、後ろのほうから(B)がダッシュで入ってきます。その一本目のパスをしたところから2対2が始まります。そうする意図は、1人が遅れてくるので、最初のディフェンダー(A)は相手がすぐにシュートに行かないようにしなくてはなりません。シュートコースを切ったり、あるいはパスコースを切ってドリブルをさせて時間を稼ぐ。つまりディレイさせるディフェンスの練習になります。■そして「チャレンジ&カバー」の感覚を養うこの間、もう1人(B)が遅れてディフェンスに入りますが、その選手は何をするのか。ボールに行くのか、もう1人の選手をマークするのか。ここの判断をしなくてはなりません。そこで「チャレンジ&カバー」の感覚を養うわけです。例えば、一本目のパスが渡ったところでボールに(A)が行きました。(A)は右か左かに追い込んでチャレンジしに行きました。激しくプレスに行くことで、上述したようにかわしたボールが長くなったら、後ろの選手(B)を取る。そういった攻撃的な守備もできます。ここでのポイントは、遅れてきた選手(B)は自分がどこに行けばいいかを考えながら上がってくることが重要です。ボールマンに行くのか、それとも、そうじゃないもうひとりのほうに行くのか。最初からいるディフェンス(A)は「ボール!」などと声を出して自分の意図を(B)に伝えることも必要になります。こういったコミュニケーションを取らないといけません。(A)にボールに行くぞと言われたら、(B)はカバーに入る。逆に「ボールに行ってくれ」言われたら、ボールに行かなくてはなりません。そういった距離感だったり、タイミングなど、この2対1から2対2になる練習で養ってください。■3、4年生の間に「全員で攻めて全員で守る」ことができればタイミングや距離も理解できる(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)ご相談者様のチームはU11なので小学5年生ですが、もっと早くからこういった練習をしても良いでしょう。3、4年生の間に「全員で攻めて全員で守る」ことが理解できれば、守備面での危機管理能力が養われ、ボールを奪うタイミングや距離感なども理解できるでしょう。こういった基礎的な能力を養うのは低学年から始めたほうがいい。その意味で、グラスルーツの指導がいかに重要か。そのことを多くの方にもっとわかって欲しいと思います。池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2025年07月18日「自由研究、何をしよう?」——そんな悩みを抱えている親子におすすめしたいのが、身近な疑問から始める探究型の自由研究です。「食べた食べ物はどうなるの?」「なんで心臓は動くの?」——子どもたちの素朴な疑問こそが、じつは素晴らしい自由研究のテーマになります。じつは、そんな「なぜ?」から始まる「探究力」がいま注目されています。その「なぜ」の積み重ねが、子どもの「自分で考える力」と「問題解決能力」を育み、やがて未来を切り拓く力になるのです。本連載「夏休みの自由研究シリーズ」では、子どもたちの「なぜ?」を大切にした探究型自由研究のアイデアをお届けしていきます。第1回は、探究型学習教室「LOUPE(ルーぺ)」での活動「人体の不思議プロジェクト」を紹介します。一番身近な「体」のこと——でも知らないことがたくさんありますよね。それが人体研究の面白さです。毎日当たり前に動いている体について調べていくうちに、「体ってすごい!」という感動が湧いてきます。家庭で簡単にできるワークシートも最後にご紹介します。監修者プロフィール伊東美波探究型学習教室LOUPE運営小学校教員として教育現場を経験後、ビジネスの世界に飛び込み、IT企業で約10年間コンサルタントとして企業の課題解決に従事。教育と事業、二つの世界での経験や視点を活かし、2023年に埼玉県鴻巣市で子どものための学びの場「LOUPE(ルーペ)」を創設。体験学習と探究型学習を通して、子どもたちが自ら問いを立て、考える力を育む環境づくりに取り組んでいます。HP: 自由研究が変わる!「探究型」という新しいアプローチ従来の自由研究といえば、図鑑やインターネットで調べたことをまとめる「調べ学習」が主流でした。でも、探究型の自由研究は一味違います。探究学習は、子どもが身の回りの疑問や問題を自分で解き明かしていく学びです。「調べ学習」とよく似ていますが、大きな違いがあります。調べ学習が「すでにある答えを探す」のに対し、探究学習では「自分で問いを立て、自分なりの答えを見つける」プロセス全体を大切にします。調べ学習:「すでにある答えを探す」探究学習:「自分で問いを立て、自分なりの答えを見つける」この違いが、子どもの学びを大きく変えるのです。単なる知識の収集ではなく、子どもが主体的に考え、発見する喜びを通して成長する——それが探究型自由研究の魅力です。探究学習の実践例:「人体の不思議プロジェクト」探究型学習教室「LOUPE(ルーぺ)」は、子どもたちの「なぜ?」「どうして?」という自然な疑問を大切にし、その答えを子ども自身が見つけていくプロセスを重視した学習教室です。ここでは、教科書の内容を覚えるのではなく、実際に手を動かし、試行錯誤しながら学ぶプロジェクト型の学習を多数実施しています。今回紹介するのはそんな「LOUPE」で実際に行われたプロジェクトの一つ「人体の不思議プロジェクト」です。今回はグループでの活動の様子を紹介しますが、もちろんご家庭やお子さんひとりでも応用可能ですよ。早速見ていきましょう。1. きっかけは何気ない一言から「心臓の仕組みが知りたい」——この何気ない問いかけから、プロジェクトは始まりました。ほかの子どもたちも「私も知りたい!」「体のなかってどうなってるんだろう?」と興味津々。そこで「学びの成果を模型で表現する」というゴールを設定し調べ学習からスタートしました。「人体の不思議プロジェクト」のポイント①:子どもの「なぜ?」を大切に完璧なテーマを最初から決める必要はありません。子どもの自然な疑問こそが、最高の研究テーマになります。「心臓はなぜ動く?」から始まり「ほかの臓器はどうなってる?」「血液はどこを通る?」など、一つの疑問からどんどん興味を広げていきましょう。2. まずは情報収集最初の2週間は調査期間。子どもたちは図鑑を広げたり、タブレットで調べたりして、それぞれが気になる臓器について情報を集めていきます。「心臓が1日に送り出す血液の量はバスタブ1杯分くらいなんだって!」「小腸を伸ばすと6〜7メートルもあるんだよ。すごいね!」子どもたちは発見するたびに目を輝かせました。「人体の不思議プロジェクト」のポイント②:「驚き」を数字で記録しよう調べていて「えー!」「すごい!」と思ったことをメモしておくと、後でまとめるときに活用できます。体に関する驚きの数字やデータを集めると、体の仕組みの凄さが実感できます。3. 模型づくりで学びを形に情報収集の次は、いよいよ模型づくり。調べた臓器について、好きな方法で表現していきます。「空いているスペースにクイズを貼ったらどうかな?」「消化のことがよく伝わるように、食道と胃に食べものを入れたらどうかな?」子どもたちは工作用紙や綿、針金など、家にある材料を使って試行錯誤。探究学習の醍醐味は、こうした「チャレンジしたい!」という気持ちを大切にすることです。思い通りに行かなくても、子どもたちは「次はこうしてみよう」と前向きに考えることができます。「人体の不思議プロジェクト」のポイント③:体のなかを「見える化」する臓器の位置関係や大きさを実際に作ることで、体の仕組みへの理解が深まります。完成度よりも、プロセスを楽しむ姿勢が大切。「最初はこう作ったけど、うまくいかなかったので、こう変更した」という記録も立派な研究です。4. 完成! 身長を超える大作誕生学習を開始してから1か月。ついに、子どもたちの身長を超えるほど大きい人体模型が完成しました。各器官の機能や特徴が見事に表現され、また食道には「食べ物」が通っていく様子も見事に表現することができています各臓器には手書きの解説やクイズが添えられています。「小腸さん早く送って食べ物を」——プロジェクトの結びとして子どもが詠んだ俳句にも、体の仕組みへの理解や探究の足跡がよく表現されていました。単なる知識の習得ではなく、「体験を通して学ぶ」ことで、子どもたちの記憶に深く刻まれる学びになったのです。家庭でできる「人体の不思議」自由研究探究学習の最大の特徴は、子どもが「主役」になること。教科書の内容を覚えるのではなく、自分の興味から生まれた疑問を大切にすることです。家庭では、教室のような大がかりな模型作りは難しいかもしれません。でも大丈夫。もっと手軽に始められます。一日の生活の中で「体のことで気になったことはある?」と聞いてみたり、「走ると心臓がバクバクするね」と気づいたことを話し合ってみましょう。興味をもった臓器を1つ選んで図鑑で調べ、ワークシートにまとめるだけでも立派な自由研究です。どんな方法でも、子どもの発想を大切にすることが一番のポイントです。家庭で調べたことをメモとしてすぐにまとめられるワークシートを作りました。無料でダウンロードできますので、ぜひ印刷してお子さんと一緒に使ってみてくださいね。無料ダウンロード※この教材は教育機関や家庭での使用を目的としています。商用利用や再配布はご遠慮ください。***身近な疑問から始める探究型自由研究は、子どもの学ぶ力を大きく伸ばします。きっと「調べて終わり」ではなく、「もっと知りたい!」という次への好奇心を育むことでしょう。ぜひ取り組んでみてくださいね。
2025年07月18日東京都江戸川区で子育てと起業支援を行うアヤスカフェ小岩(運営:アヤスHR合同会社、代表:野村 綾)は、『アヤスカフェ継続支援プロジェクト』のクラウドファンディングをCAMPFIREにて8月23日(土)まで実施いたします。CAMPFIREプロジェクトページ: クラウドファンディング【プロジェクトの背景】少子化が進む日本社会において、子育てママの孤独感やキャリアの不安は深刻な社会課題となっています。私たち『アヤスカフェ小岩』は地域の子育て家庭や地元企業・団体さんのハブとなり、支え合える居場所づくりを目指し、コロナ禍を経て、5年間活動してまいりました。このたび、クラウドファンディングを通じてその居場所を未来につなげるために次のフェーズに踏み出します。多くの皆さまにこの想いを届け、応援をいただけますと幸いです。厚生労働省発行の『令和5年版 少子化社会対策白書』では、「子育て世帯の孤立」や「地域支援の不足」が少子化の要因のひとつとされています。また、仕事と育児の両立支援が進む中でも、出産・育児を機にキャリアを断念せざるを得ない現状が残っていることも明らかになりました(※出典1参照)。こうした課題の「水際」、つまり支援が必要になる一歩手前の段階で寄り添い続けているのが、私たち『アヤスカフェ小岩』です。子育てに温かい社会の実現をめざして、今回のクラウドファンディングを開始いたしました。【クラウドファンディング概要】目標金額:100万円 (※7月17日現在、70%達成)実施期間:2025年6月10日(火)~8月23日(土)実施場所:CAMPFIRE資金用途:設備更新、物価高対策、広報、スタッフ育成などリターン:支援者名掲出・御礼状・オリジナルグッズなど【アヤスカフェ小岩について】JR小岩駅近くの『アヤスカフェ小岩』は、年間約7,500人の赤ちゃんとママが訪れる、育児と起業支援を両立したコミュニティカフェです。元ディズニーキャストであり、大手企業の人材育成講師という二足の草鞋を履く私、代表の野村 綾が、自身の子育て経験を活かして2020年に開業しました。昨今、多くの家庭が「孤独な子育て」に直面し、「キャリアか育児か」の選択に悩んでいます。私たちは誰もが気軽に立ち寄れる安心の場を地域に作り、行政・企業・地域団体と連携しながら、子育てとキャリアの両立を支える新たな社会インフラを目指しています。【アヤスカフェの特長】●実績ある子育て支援拠点離乳食持ち込み可・おむつ替えスペース完備・手作り食提供など、年間7,500人以上のご家族が利用。●地域交流サークル「アヤスマムス」運営保育園情報会や「KOIWAこどもハロウィン」など、地域のつながりを育成。●起業・キャリア支援も併設間借り営業支援や個別コンサルを実施し、育児と自己実現の両立を応援。【地域での実績】●江戸川区子育て支援課紹介により、廃棄される給食用離乳食を200~300食配布。●江戸川区公園課依頼で「小岩パークカフェ」公園イベントに2年連続参加。●地元産院の依頼で子育てファミリー向けミニコンサートを開催。●地元開発団体と協力し、「小岩子どもハロウィン」パレード運営にママと共に参加。【今後の展望】今後は講演や視察、研修受け入れも拡大し、「人がつながり、人が育つ」をキーワードに行政・企業・地域団体と連携。育児を社会全体の課題として支えるムーブメントを広げていきます。【メッセージ】「行政や企業の子育て支援が増える中、アヤスカフェは“孤独”や“キャリア不安”といった課題が顕在化する前の段階で親御さんの心に寄り添い、日常の支えとなってきました。今後は地域や行政との連携を深め、まち全体、そして日本全体が子育てに優しい社会になるよう、一歩ずつ歩みを進めていきます。」「子育て支援は行政だけでは完結しません。アヤスカフェは地域・企業・支援団体と共に、“今ここで”親子が出会える場をつくりたい。共にまち全体で子育てに温かな社会を築きましょう。」【出典・エビデンス】出典1:厚生労働省「子どもを産み育てやすい社会の実現に向けて(令和5年版少子化白書)」 出典2:内閣府「少子化社会対策大綱」~結婚・妊娠・子育てに温かい社会を目指す方針~ 【会社概要】社名 :アヤスHR合同会社代表 :野村 綾所在地 :〒133-0056 東京都江戸川区南小岩8-11-8 ウィルコート小岩1F設立 :2022年事業内容:人材育成研修、カフェ運営、子育て支援、起業支援アヤスカフェ小岩 公式サイト: アヤスHR合同会社 公式サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年07月18日メディアやSNSで時折現れる、恐るべき才能を持つ子どもたち。大人も思わず目を疑うような“神業”を、好きだからという理由だけでどんどん極めていく姿がなんとも輝かしい。今回は、DJ、ダンス、アートを得意とする“天才キッズ”を近くでサポートするママたちに、はじめたきっかけや、日頃どのように向き合っているかなど徹底インタビュー! 次代を担う希望に満ちた子どもたちから目が離せない!天才キッズ#01DJ RINOKAさん(8歳)“TOKYO NEO TECHNO DJ”として海外フェスにも多数出演、「最年少クラブDJ(女性)」「音楽フェスティバルに出演した最年少DJ(女性)」のふたつのギネス記録を獲得。読売ジャイアンツ公式DJ、ファッションモデルとしても活動する小学3年生。ギネス記録を持つ、DJ界の異端児Q.DJを始めた年齢、きっかけを教えてください。4歳のときに、YouTubeで海外の女性テクノDJを見て、“カッコいいな、やってみたいな”と思ったのがきっかけです。そこから1年間、ずっとサンタさんに“DJの機材が欲しいです”とお願いし続けて、念願叶って始めることができました。Q.ご両親、まわりの環境で何らかの影響があったのでしょうか?父親が学生時代にバンド活動をしていたり、レコードでDJをしていた経験があったこともあり、音楽好きな環境の影響は大きかったと思います。幼少期から、自宅ではさまざまなジャンルの音楽が流れていて、自然と音楽に合わせて踊ることが多くありました。また、今後の教育を考える中で、感性を磨き刺激を受けることに加え、パソコンや英語に早くから触れたり、楽曲制作ソフトを通じてプログラミング的な思考を学ぶことが、これからの時代に合っているのではないかと考えていたことも、後押しになったのかもしれません。Q.個性を伸ばすためにご両親が心がけていることは?自分の感性を大切にしてほしいという思いがあり、好きなことには思いきりチャレンジできるよう、できる限り応援しています。DJに限らず、ダンスやスケートボードなど、本人が興味を持ったものには、まずはやらせてみるという方針でした。また、幼少期からは感性を育む体験として、動物園や水族館、植物園などにもよく足を運んでいました。Q.影響を与えている人物や、好きな音楽・ジャンルは?本人はあまり他の人から影響を受けたり、特定の憧れの人物を持つことは少ないようで、どちらかというと自分自身が影響を与える側になりたいという思いが強いようです。ただ、SNSで繋がっている海外のDJやアーティストとは、会ってみたりお話してみたいと思っているよう。娘が好きなジャンルは、テンポが速いテクノ。「静かな曲よりも、激しくてテンポの速い曲のほうが気分が上がるし、ノリやすくて、音もかっこいいから!」(RINOKAさん)Q.どれくらいのペースで、一回につきどれくらいの時間練習していますか?イベントやフェスの出演が近いときは、毎日2時間ほどの練習を欠かさずしています。DJプレイの練習に加えて、学校から帰ったあとは数百曲を一気に聴きながら選曲をしたり、セットリストを組んだり、楽曲制作にも取り組んでいます。また、月に4回ほどDJスクールにも通っています。Q.どこでDJを披露することが多いですか?海外では、屋外の音楽フェスやイベントでプレイすることが多いです。国内では、読売ジャイアンツのオフィシャルDJとして、東京ドームで月に2〜3回パフォーマンスさせていただいています。スポーツブランドの着用モデルとして、ポップアップイベントでのDJプレイをすることも。Q.とくにこだわっていることを教えてください。選曲や繋ぎ方など、家族でも意見が分かれることもありますが、最後は本人の自主性を尊重するようにしています。「自分のDJパフォーマンスで、みんなが盛り上がってくれたら嬉しいなって、いつも思っています。DJをやっていてよかったことは、国内や海外のイベントに呼んでもらって、いろんな場所でパフォーマンスができること。パフォーマンス中にノっていない人を見ると、“もっと盛り上げたい!”“楽しんでもらいたい!”という気持ちになります」(RINOKAさん)Q.これから挑戦したいことは?「楽曲制作です。9歳までに音楽フェスティバルで1万人の前でDJパフォーマンスするのが今の目標です! 世界をかけ巡る、ほかの誰とも違う、世界にひとりだけのアーティストになりたいです」(RINOKAさん)お子さんのDJを聴いて、感じたことを教えてください。DJを始めた5歳の頃は、英語はもちろん、日本語もまだきちんと読めない状態でした。そんな中でも、タブレットやパソコンを使って選曲する際には、文字やアートワークを視覚的に認識しながらプレイしていました。また、デジタルでのDJプレイでは、曲の展開が波形としてディスプレイに表示されます。その波形を目で見て記憶し、流れてくる音を確認しながら、本能とセンスだけでプレイしている姿を見てきて思うことは、やはり、大人になるとどうしても固定観念にとらわれやすくなってしまうということです。そんな中で、彼女は純粋に音を出すことを楽しみ、人を楽しませるためにDJやパフォーマンスをしている。それは、簡単にマネできそうで、実はとても難しいことなのかもしれないと、よく感じさせられます。天才キッズ #02かんだいくん(7歳)いつもは優柔不断。でもダンスとなると迷いなく踊る、キノコヘアから抜け出せない、福岡県糸島在住の小学2年生。人気ダンサーの元で磨きをかける、ダンスの天才photography/Kenta NakamuraQ.ダンスを始めた年齢、きっかけを教えてください。ダンスを始めたきっかけは、〈パプリカ〉です。NHKで流れていた〈パプリカ〉にどハマりして、そこから瑛人さんの「香水」のMVに出てくるダンサーのマネをしたり、BTSのMVを見ては踊ったり。そこそこ振りをマネて踊っていたので、習い事をするならダンスかな、ということで4歳から習いはじめました。はじめは近所の公民館で。その時の先生が渡英されたので、5歳から福岡県水巻町を拠点に活動するダンススポット〈jABBKLAB〉に通うようになりました。このスタジオを運営しているのが、人気ダンサーのyurinasiaさんと、ブレイクダンサーのayumuguguさん夫妻。次のダンスの先生を探しているタイミングで、yurinasiaさんをメディアで拝見し、この距離なら通える!と思い、足を運んだのがきっかけです。体験初日は、緊張で大泣きし見学のみ。ただそんな状態でも本人はyurinasia さんのダンスが好きで、習いたいという気持ちは強かったので、あたって砕けろ精神で入所を決めました。Q.ご両親から見て息子さんはどのようなお子さんですか?良くも悪くもまじめです。そして、とても泣き虫で、緊張して泣いてしまうタイプです。〈jABBKLAB〉も最初のうちは泣きながらレッスンを受けていました。ただ、レッスンが始まると泣きながらでも踊っていたので、踊るのは好きなんだなと感じていました。ダンス以外は、ごくごく平凡な、ザ・小学生です。photography/Kenta NakamuraQ.ご両親、まわりの環境で何らかの影響があったのでしょうか?私たちはダンスを見るのは好きですが、ダンスはまったくできないので、息子がダンスであんなにイキイキとしているのがとても不思議です(笑)。息子がさまざまな経験ができるよう、いろいろなところに出かけよう、とは心がけています。Q.影響を与えている人物は?「いちばんは〈jABBKLAB〉! その他にも、TAKUMI、KELO、D SORAKI、SOUTAが好きでよく動画を観ています」(かんだいくん)。とくに〈jABBKLAB〉からもらっている影響はすごく大きいです。yurinasiaさん、ayumuさんをはじめとする先生方を筆頭に、生徒さんたちにも、ダンスだけでなく人間性も含めて、ああなりたい、こうなりたい、(なってほしい!)などがぎゅっと詰まっていて、こんな環境でダンスできていることを、うらやましいとさえ感じます(笑)。本人がどこまで感じられているかはわかりませんが、いつか必ず、ちゃんとこの環境のすごさを感じられる日が来ると思うので、その気持ちを大事にしてほしいです。Q.どれくらいのペースで、一回につきどれくらいの時間練習していますか?週2でダンスレッスンしています。レッスンがない平日は、好きな曲をかけて、2曲はアイソレ、1曲は自由にダンス。週に一回あるyurinasia さんのレッスンについていけるよう日々の練習も欠かせません。ダンスバトルに出場したり、インスタで発信したりして、練習の成果を披露しています。Q.ダンスをしていてよかったことは?「みんなが褒めてくれて嬉しい! 大変なことはないです。ダンスをしているときはいつもワクワクした気持ち。いつかコンテストに出場するのが夢です!」(かんだいくん)。これまでは、ダンスバトルのsuperman、wonderful、palm cityでグランドチャンピオン決定戦に出場しています。大勢の前でも臆することなく、自分をしっかり表現して、しかも楽しんでいて、この年齢でそういうものに出会えて、素敵だなと感じています。天才キッズ#03龍くん(11歳)2014年5月生まれの小学5年生。小さな頃から絵を描くことが好き。最近は、小学校の宿題の自主学習ノートに、動物の絵を描くことを楽しみにしている。表参道で個展開催の実績を持つ、絵描きの天才Q.絵を描くことを始めた年齢、きっかけを教えてください。息子が好んでよく絵を描くようになったのは、4歳後半からです。私が下の子を妊娠中で、家にいる時間が増えたころでした。まわりの環境で何らかの影響があったわけではなく、気付いたらすすんで描くようになっていました。絵の勉強もとくにしていません。“もっと絵が上手になりたい”という気持ちで一心不乱に色鉛筆を握っています。Q.絵を描いているとき、描きたいとき、ご両親はどのように対応されていますか?小さな頃から、画用紙と色鉛筆は、いくらでも自由に使わせていました。集中力がとてもあるタイプなので、いい意味で放っておくことを意識していますね。個性を伸ばすためにも、本人の自由に描かせること、余計なことは言わないように心がけています。Q.絵を描くときは何を参考にしていますか?「お気に入りのモチーフは、動物と人物。迫力があって、描いているとワクワクするから」(龍くん)。絵を描くときは、図鑑やiPadで、描きたいものを探しています。例えば、動物の角度や表情など、自分が描きたいものが見つかるまでまったく妥協しないので、リサーチもとても時間がかかります。Q.ひとつの作品にどれくらいの時間をかけていますか?今は習い事の空手もがんばっていて忙しいこともあり、2週間に1作品を目標に描いています。下書きはHBの鉛筆、色塗りは、180色の色鉛筆を使用。とても緻密に描くようになったので、完成までに2、3日かかることが多くなりました。人物画では、ひとり仕上げるのに2週間ほどかかることもあります。Q.とくにこだわっていることはありますか?「動物の毛並みや、口の中など、細かい部分までリアルに描くこと」(龍くん)。上手く描けているときは、鼻歌を口ずさみながら楽しそうに描いています。Q.これまでの実績は?小学1年生のときに、青山にある〈ミナペルホネン〉の直営店『call』にて個展“みんなと龍”展を開催していただきました。個展のタイトルは、デザイナーの皆川さんが考えてくださいました。息子はたくさんのお客様に囲まれて、とても楽しんでいました。Q.お子さんの絵を見て、感じたことを教えてください。明るく元気で、友だちや弟にやさしい息子。これからも自分の好きなことを大切にして、自分のセンスを信じて前に進んでいってほしいなと思います。好きなことに夢中になれるって本当にすばらしい! 飛び抜けた才能を持つ子どもたちが、どのように成長していくのか、今後の活躍もお見逃しなく……!
2025年07月18日一般社団法人全国農協観光協会(本所:東京都千代田区、代表理事会長:篠原末治、以下「農協観光協会」)と近畿日本鉄道株式会社(本社:大阪市天王寺区、代表取締役社長:原 恭、以下「近鉄」)は、8月8日(金)と8月22日(金)の2日間、「“なつやすみ親子企画” おさかな先生と行く!『伊勢志摩お魚図鑑』でおさかなの旅ミニ体験」を催行します。この企画は近鉄が運行する、鮮魚を運搬する車両『伊勢志摩お魚図鑑』(※1)に大阪上本町駅から大和八木駅まで乗車し、車内で伊勢志摩で獲れる魚介類について学びます。その後、大阪上本町駅に戻り、『伊勢志摩お魚図鑑』で運ばれた鮮魚を販売する近鉄百貨店上本町店「とれとれ鮮魚市」(※2)の見学を行うものです。各行程では「おさかな先生」が同行し、お魚について詳しく解説します。本取り組みは「きんてつ旅育キャンペーン」(※3)の一環として実施するもので、農協観光協会および近鉄は、お子さまに食材についての知識を提供するとともに、伊勢志摩の魚介類の魅力を広く紹介したいと考えております。詳細は以下のとおりです。■(※1)伊勢志摩お魚図鑑伊勢から大阪市内へ新鮮な魚介類を輸送する行商人専用の鮮魚運搬車両。1963年から運行した「鮮魚列車」を前身として、2020年3月から運行している。■ (※2)近鉄百貨店上本町店「とれとれ鮮魚市」近鉄百貨店上本町店地下1階で毎週金曜日(祝日等を除く)に実施している。『伊勢志摩お魚図鑑』で運搬された伊勢志摩の魚介類を含む鮮魚類が数多く販売されている。1.実 施 日 8月8日(金)、8月22日(金)2.旅行代金 子ども 1,500円(小学生)大 人 2,500円(中学生以上)3.募集人数 子ども、大人15組30名 (最少催行人員 10名)※親子を対象とした食育企画ですので、大人のみの参加はできません。4.行程8:30 近鉄大阪上本町駅 地上改札前コンコース集合8:54 『伊勢志摩お魚図鑑』乗車、車内でお魚クイズ大会9:45~ 大和八木駅下車後、「かしはらナビプラザ」にてお魚教室11:1511:33 大和八木駅から大阪上本町駅まで乗車(一般列車)12:30~ 近鉄百貨店上本町店「とれとれ鮮魚市」見学、後解散。12:455.お申込み受付7月18日(金) 9時30分より電話にてお申込みを受付けます。<お申込み電話番号 06-6195-3960 ※9:30~17:00(土日祝除く)>*電話が繋がりにくくなることが予想されます。何卒、ご了承ください。6.おさかな先生一般社団法人日本食育者協会 太田雅士氏(プロフィール)卸売市場や大阪府漁業協同組合連合会で水産物の販売に関わり、現在は一般社団法人日本食育者協会で魚の普及や食育活動を行っています。7.一般社団法人全国農協観光協会 概要名称・代表者 一般社団法人全国農協観光協会代表理事会長篠原 末治本所 東京都千代田区外神田1-16-8 GEEKSAKIHABARA4階設立 昭和42年8月事業内容 JAグループの一翼を担う一般社団法人で、設立以来、50年以上にわたり「都市と農村の交流」を基軸として、農山漁村地域の活性化や観光振興に貢献する事業を展開しています。その中で食の安全や伝統的な食文化を都市生活者につなぐ食育企画にも取り組んでいます。(以 上) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年07月17日環境問題を考える内容で、夏休みの読書感想文にもぴったり小学校全学年に対応した、たのしく読んで、地理、歴史、自然科学の知識が自然に身につくよみものシリーズ「マジック・ツリーハウス」は、全世界1億5000万部の大ベストセラー書籍。東大卒・Yondemy代表 笹沼颯太さんも推薦のシリーズで、恐竜時代、古代エジプト、アマゾンのジャングルなど、さまざまな舞台設定で物語が展開されています。最新巻は、「ラッコ」がテーマ。世界中の人々に愛されている動物ですが、実は絶滅の危機に瀕しています。同書では、ラッコがくらす美しい海・カリフォルニア州モントレー湾の豊かさを知り、生態系におけるラッコの重要性がわかるように物語が進みます。人間による環境破壊が自然界に与える影響の大きさを知り、生態系と生物多様性の保護について小学生が自然と興味関心を抱けるストーリーです。登場人物たちといっしょに物語を追ううちに、環境問題への関心も自然と育つ内容となっています。読みやすくコンパクトな文章量で、すべての漢字にふりがながふられているので「はじめてひとりで読みきる一冊」としてえらぶのにも最適です。最新巻『ラッコの海を守れ!』の発売を記念して、公式Xでプレゼントキャンペーンを実施中。〈夏に読みたいスペシャルセット〉を抽選で5名にプレゼントします。■書誌情報書名:マジック・ツリーハウス54 ラッコの海を守れ!著者:メアリー・ポープ・オズボーン訳者:番 由美子イラスト:甘子彩菜定価:1,100円発売日:2025年7月16日(水)判型:四六判ページ数:160ページISBN:978-4-04-116493-8発行:KADOKAWAKADOKAWA(マイナビ子育て編集部)夏休みの子どもに何をさせようかお悩みの方へ。マイナビ子育てでは、「子どもにとっておきの体験をさせたい!」と考えるパパやママのための会員限定・無料のコミュニティサイト「とっておき体験部!」を運営しています。くわしくは▶こちら
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