赤ちゃんがストローで飲めるのはいつから?適切な練習方法を解説します!
今回は、赤ちゃんの飲み込みの発達とスプーン、コップ飲みの練習から始めてストロー飲みの練習をする方法についてお話しします。
ストローでじょうずに飲めるのはコップで飲めるようになってから
妊娠・出産・子育てをテーマにした書籍や雑誌、webサイトに「ストローマグの選び方とおすすめのマグ」「ストローマグでの練習方法は?」という情報が出回っています。そのため離乳食を開始して間もない時期からストローマグを使うことが一般的という風潮がありますが、これは間違った情報です。しかしながらストローマグが昔に比べて普及したこともあり、赤ちゃんがストローで飲める時期が早くなっています。
市販されているストローマグの対象年齢が生後6~8カ月からと表示されていることや、おっぱいや哺乳瓶以外に慣れるための製品としてスパウトが販売されているので、誤解される方も多いかと思います。
しかしながら、赤ちゃんの正常な発達からみると、スプーン→コップ→ストローの順番に飲み込みができるようになります。離乳食を進める過程でストロー飲みができなくても、コップ飲みが上達するのは自然なことで、1歳半~3歳ごろまでストローでじょうずに飲めないことも少なくありません。
離乳食についての教室や講座などがあるものの、母乳やミルク以外を飲むことについて教えてもらう機会がないと感じているママやパパもいるかもしれません。
医学的には間違っている一般論や体験談を参考にして、早い月齢からストローでじょうずに飲むことを期待したり、ストローで飲めないとコップで飲めなくなるなど焦る必要はありません。
コップでじょうずに飲めるのは生後9~11カ月ごろからなので、赤ちゃんの飲み込みの発達に合わせて、ストローで飲む練習よりもスプーンやコップから飲む練習を優先しましょう。そのうえで、赤ちゃんがストローで飲めるようであれば、月齢を気にせずに飲ませてみてもいいでしょう。
赤ちゃんの飲み込みの発達に合わせて練習しよう
赤ちゃんがおっぱいや哺乳瓶の乳首を「吸う」こと、コップから水分を「飲む」こと、ストローで水分を「吸う」ことはすべて異なる動きです。
生まれて間もない赤ちゃんには、口にくわえたものを反射的にチュッチュッと吸い取る吸啜反射があります。