子育て情報『出産時にラミナリアを使用する理由。挿入の痛みや挿入後の過ごし方』

出産時にラミナリアを使用する理由。挿入の痛みや挿入後の過ごし方

挿入後の痛みは、腟の中に何かが挟まっているという違和感を覚える程度の方から、チクチクやズーンとした痛み、生理痛のような下腹部の痛み、痛み止め(※)が必要になる方まで、やはり人それぞれです。誘発分娩の方はラミナリアを挿入した刺激で、陣痛が来る場合もあります。

※誘発分娩の方には使用しません。

ラミナリア挿入後の過ごし方について

ラミナリア挿入後の過ごし方について、施設によって若干異なる部分もありますが、参考にまとめました。


性器出血について

ラミナリアを挿入した後、子宮頸管が広がるにつれて少量の性器出血が起こりますので、入院時には使い慣れているナプキンを持って行きましょう。

鎮痛薬や抗生物質の内服について

流産などでラミナリアを挿入している間は、痛みや違和感が伴うことが多いため、鎮痛薬が処方されます。痛みの程度には個人差があります。痛みを感じたまま抜去する時間をひたすら待つのはつらい状況ですので、遠慮なく医師や助産師、看護師へ処方について相談しましょう。また、ラミナリア本体は滅菌されていますが、母体にとっては異物であるため、必要に応じて抗生物質が処方されます。


水分摂取や点滴について

子宮内容除去術の前は、飲んだり食べたりできなくなるので、点滴をおこないます。
分娩誘発の場合の飲食については、状況によって異なりますので、担当の医師や助産師からの指示に従いましょう。

歩行について

ラミナリアを挿入したあとも、自力で歩くことは可能です。しかし痛みや違和感が強かったり、鎮痛薬の効果が表れるまでの間は、ひとりで歩くことが不安定なこともあります。助産師や看護師が歩行に付き添い、状況によっては車椅子での移動をサポートしますので、遠慮せず相談しましょう。点滴がつながっている場合、点滴台を杖のように支えにして歩行する方も見受けますが、転倒する危険性がありますので、無理はせず、助産師や看護師へ付き添いを依頼しましょう。


トイレやシャワーについて

ラミナリア挿入中でも、普段どおりトイレで排泄することが可能です。痛みや違和感があり、排尿や排便がしにくく感じる場合は、助産師や看護師へ相談しましょう。

ラミナリアを挿入した後は感染予防のためにシャワーや入浴ができなくなります。

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