否定的な態度や言葉は良くないってホント!?赤ちゃんを叱るときの注意点
「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。そのなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は赤ちゃんの叱り方に関するご相談です。
Q.常に穏やかな口調で嗜めないといけないのでしょうか
生後11カ月の娘にひっかかれたりのどを突いかれたりなど痛いことをされたとき、汚いものを触ったとき、危ないことをしたとき、「痛い! やめて!」と不機嫌に怒り、「ダメ!」と取り上げたりしてしまっていました。そういった否定的な態度や言葉は良くないのでしょうか。テレビでは0〜3歳児の保育では否定的な保育をしないと言っていました。常に穏やかな口調で嗜めないといけないのでしょうか。
高塚あきこ助産師からの回答
叱り方にもさまざまな方法がありますが、お子さんが本当にやってはいけないこと、危ないことをなさったときは、何度も繰り返し伝えるしかありません。ですので、それはやめてほしいということを繰り返しお伝えになってみてくださいね。お子さんは、毎日同じようなことをしているように見えても、次第にいいことと悪いことの区別ができてくるようになると思いますよ。ですので、ダメなこと、危ないことは、一貫した態度で注意なさっても問題ないかと思いますよ。お子さんなりに、次第に理解するようになると、態度や反応も変化してくるのではないかと思います。
※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー
※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください
叱るときの注意点! 「短く何度も」が効果的
叱るときに注意したいことが、子どもが傷つく言葉(人格を否定する言葉)を使ったり、感情的になったり声を荒げたりすることです。このような叱り方をすると、子どもの心がとても傷ついたり、萎縮してしまいます。そのため、叱るときは冷静になり、目線をしっかりと合わせて、「どうして〇〇してしまったのか」と子どもに理由を聞き、「何がいけなかったのか」などをしっかりと伝えることが大切です。
また、あまり長く叱らないということもポイントです。話が長くなると、子どもの頭の中に内容が入ってこなくなるので、様子を見ながら「もう話を聞いていないな」