子育て情報『乳幼児期は虫歯の進行が早い!早期発見&早期処置で健康な歯を守ろう』

2020年9月29日 14:30

乳幼児期は虫歯の進行が早い!早期発見&早期処置で健康な歯を守ろう

砂糖の代わりにキシリトールを使用した食品を選ぶ。おせんべい、果物、きのこなどが比較的虫歯になりにくい食品だと言われています。

●食後にお茶を飲ませる
お茶の中には、フッ化物やカテキン(抗菌作用)が含まれ、虫歯予防におすすめ。ただ、緑茶にはカフェインも含まれるので、水分補給は水や麦茶で、食後にだけお茶を飲む習慣をつけると良いでしょう。

※緑茶はカフェインを含んでいます。1歳未満の子どもにはカフェインの入っていない麦茶を与えるようにしましょう。

下の前歯が生えたら受診しましょう

エナメル質の薄い子どもの虫歯は進行が早く、痛みを訴えたときには、すでに虫歯がかなり進行しているケースがかなりあります。歯の治療は、大人だって痛くて苦手なものです。
まして、子どもはもっと苦手。そのためにも定期的な歯科健診によって虫歯の予防や早期発見が不可欠です。

多くの自治体では、子どもが1歳半と3歳ごろに歯科健診がおこなわれますが、子どもの口の中を見て下の前歯が生えてきたと思ったら、歯科医院を受診すると良いでしょう。虫歯になるリスクは歯が生えたときから発生します。歯が生えそろっていないときの歯磨きは、歯が全部そろっているときと磨き方が異なるため、正しい磨き方を身につけることが大切です。

また、1歳半ごろからを目安に、歯医者さんで歯質を強化させるフッ素の塗布を4、5カ月に1回ほどの頻度でしてもらうのがおすすめです。虫歯でいきなり怖い治療を始めるより、虫歯のない状態で受診して雰囲気や環境に慣れておくことがとても重要です。

虫歯の治療は、子どもにとって大きな負担となります。
1歳半ごろから健診へ行き、虫歯の早期治療やフッ素の塗布による予防処置を。また、同時に食生活や生活習慣を整えて、虫歯のない健康な歯を守りましょう。

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著者:井上 裕紀子
監修者:医師 原宿こども歯科院長 川越じゅん奈 先生
平成16年岩手医科大学卒業後、赤ちゃん子供歯科、こばやし歯科クリニック、あーす歯科勤務の後、平成27年に原宿こども歯科を開業。

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