子育て情報『ぜひ知って!「生理痛がある=異常事態」原因や受診の目安も【医師監修】』

ぜひ知って!「生理痛がある=異常事態」原因や受診の目安も【医師監修】

また、別の病気が原因で、生理痛が起こることもあります。

冷えや脱水は、普段の生活習慣から起こるもので、生活習慣を変えることで、生理痛も緩和することができます。特に足の冷えは生理痛が重くなる、いちばんの原因と言われ、足を温めるだけでも症状が緩和する人もいるほどです。つまり生理痛は、生活習慣病であるともいえるのです。

生理痛はあるだけで異常事態!

「生理痛はあって当たり前」と思っていませんか?実は、生理痛は「ないことが普通」であって、生理痛があることは異常なんです。

婦人科での生理に関する診療は保険診療がメジャーですが、そもそも保険診療とは「生活に支障が出る病気や傷病」に対して適用されるもの。生理痛も痛みを伴うので、保険診療の範囲、つまり体に異状がある状態なのです。医療の観点から見れば生理痛があること自体、体が正常とは言い難く、生理痛は何らかの体の異常を示しているのです。


つまり、生理痛があるということは、冷えからくる「生活習慣病」かもしれないし、手術などが必要な別の病気が隠れていて、その病気に付随するものかもしれません。前者であれば、投薬による対処療法で症状を緩和したり、生活改善や漢方などで改善を目指すことができるでしょうし、後者であれば、別の病気を治療することで生理痛もなくすことができるかもしれません。

生理痛での受診の目安は?

前述したように、生理痛があることは当たり前の状態ではないので、「いつも通りの生理痛」だと思わずに、少しでも痛みがある場合は、早めに婦人科を受診することをおすすめします。手術が必要になるような病気が隠れていないかという確認もできますし、鎮痛剤やピルを使った対処療法から、漢方を使って根本治療を目指すこともできます。

また、普段飲んでいる痛み止めがだんだん効かなくなってきたという人は生理痛の症状が重くなってきているサイン。早めに医師の判断を仰ぐのがおすすめです。 

なお、婦人科では妊娠や性病だけを検査しているのではなく、患者さんのホルモンが正常に働いているかなども、病院によっては希望すれば診察してくれます。自分の生活習慣を見直すきっかけにもなりますし、日ごろから食事や運動など、自分の体を気遣っている人は体のメンテナンスの一環だと思って受診するといいでしょう。

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