子育て情報『背中スイッチも寝ぐずりも解消! 寝かしつけがラクになる「おひなまき」【ラクに楽しく♪特集】』

2020年10月18日 22:30

背中スイッチも寝ぐずりも解消! 寝かしつけがラクになる「おひなまき」【ラクに楽しく♪特集】

 

【3】赤ちゃんの膝を曲げ、「あぐら」の状態か、足の裏同士をくっつけるような状態にし、布の左下の角を、赤ちゃんを正面から見て右肩の方向へ持ち上げます。反対側も同様に、右下の角を赤ちゃんの正面から見て左肩の方向へ持ち上げ、両肩に持ち上げた布の角同士を、首の後ろに入れこみます。

巻き方にはいろいろな方法があります。上記の方法は、私自身がママたちに教えている方法です。巻き方が簡単で、赤ちゃんにとっては圧迫や拘束が少ない方法で、安全のためにきつくなり過ぎないようにしています。

おひなまきの注意点

おひなまきは、新生児から行えます。手足をバタバタ動かすようになる生後3~4カ月ごろまでが目安です。あくまでも目安なので、生後3カ月前でも嫌がるようでしたらあっていないのかもしれません。
生後4カ月以上でも心地よく眠れるようでしたら続けていただいて大丈夫です。

注意したいポイント

【1】目を離さない
顔元を圧迫していないか、苦しそうではないか、顔色が悪くなっていないかを10〜15分おきにチェックするようにしましょう。

【2】長時間は避ける
体温の上がりすぎや、股関節への負担を防ぐためになるべく、1時間に1回はおひなまきをゆるめ、赤ちゃんの状態をチェックするようにしましょう。

【3】暴れるときは無理をしない
赤ちゃんが、足を頻繁に突っ張ったり、バタバタと暴れたりするるようならば、おひなまきをほどきましょう。無理をしないようにしてください。

最近は、おひなまきと同じ効果がある伸縮性のある寝袋のようなものも販売されていています。おひなまきをすると、多くの赤ちゃんは落ち着いて眠りますが、おひなまきのような丸まった体勢を好まない赤ちゃんもいます。泣きが強くなったり、暴れたりする場合には避けるようにしましょう。


監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。

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