子育て情報『生理痛から解放されたい!婦人科医が教える「生理痛を軽くする方法」3つ』

生理痛から解放されたい!婦人科医が教える「生理痛を軽くする方法」3つ

 

生理痛対策3)生活習慣を見直して体質改善を目指す

生理痛の原因と言われる、慢性的な冷えと脱水を改善するために、生活習慣を見直す方法です。たとえば、体の冷えを予防するために靴下をはく、脱水予防のために水分をこまめにとるなど、気軽にできることばかりです。ただし、自分で自分を振り返るのはなかなか難しいもの。そんなときは、医師へ相談するのもいいでしょう。

こちらも漢方薬を使う方法と同じく根本治療なので、効果が表れるまでには時間がかかりますし、効き目も徐々にと言った具合でなかなか実感できないかもしれません。けれど、体を本来ある状態へ整えていくので、続ければ続けるだけ快適で楽しい日々を過ごせるでしょう。

本当に生理痛を軽くしたい、なくしたいと思うなら、時間をかけてでも自分の体のバランスを整えていくことが大事です。でも、生理痛がひどいときに、長期間かかる方法に取り掛かるのは大変です。
そんなときは、まずは対症療法として鎮痛剤で一時的に痛みを和らげつつ、並行して、根本治療のための漢方薬や生活習慣の見直しに取り組むのがおすすめです。3つの方法を目的によって使い分け、またはすべてを取り入れることが生理痛の悩み解消の近道です。

また、うまく活用して生理痛がなくなった人のなかには、生理とは別の原因で痛みが出てくる人もいるのだとか。これは生理のときに飲んでいた鎮痛剤が、生理痛以外の痛みにも効くため、体からの不調サインを隠してしまうからなんだそう。生理痛を軽くする・なくすことで今まで気づけなかった体の状態も、より明確にわかるようになるのです。快適な毎日を過ごすための第一歩は、本当の意味で体の状態を整えることなんですね。

監修者:医師 こまがた医院院長 駒形依子 先生
東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。
同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』。

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