子育て情報『周期が安定しない=ホルモンバランスの乱れ!?生理不順とは【医師監修】』

周期が安定しない=ホルモンバランスの乱れ!?生理不順とは【医師監修】

 

排卵が行われると、その14日後に生理が来ます。この周期は、生理不順であっても変わりません。すなわち、生理が遅れたということは、排卵が遅れたということ。逆に、生理が早くきた場合は、排卵が予定より早まった、もしくは排卵しなかった可能性があるということです。 

たとえば、仕事や家庭、学校生活などで忙しかったり、寝不足だったり、はたまた好きな人に振られたりなどの、ちょっとしたストレスで、排卵は影響を受けます。さまざまなストレスを受けやすい現代社会ですから、多少乱れてしまうのは仕方ないのかもしれません。

そのため、前後1週間くらい周期がずれるのはあまり気にしなくても大丈夫。あまり神経質になりすぎてもストレスになってしまうので、自分が何日間くらいの周期なのかを把握しておくのが大事です。


生理不順は整えたほうがいい?

そもそも生理は、女性ホルモンの働きで起こるもの。ホルモンバランスが崩れると生理不順になることがあり、生理は健康のバロメーターと言っても過言ではないほど、女性にとって重要な現象なのです。

さらに、ホルモンは自律神経と密接に関係しており、自律神経失調症の症状が生理不順として表れている恐れも。また、卵巣の病気が原因で生理不順に陥り、放っておいたら手術が必要なほど病気が進行していた…なんてこともあります。

また、生理不順が常態化し「いつものことだから」と慣れてしまうと、妊娠に気づかないことも。

「自分は生理不順かも」と思う人は、隠れた病気がないか、一度婦人科で検査してみるといいでしょう。

ちょっとしたストレスで起こる生理周期の乱れは、放っておくと生理不順に繋がります。「いつも遅れるな~」「今月はなんだか早いな」と思ったら、前回の生理からどんな生活をしていたか振り返って、心当たりがなければ病院に相談してみてもいいかもしれません。


監修者:医師 こまがた医院院長 駒形依子 先生
東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』。

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