子育て情報『保育園で実践! 自立心がぐんぐん育つ声かけ&サポート術【トイレ編】』

2020年11月19日 22:30

保育園で実践! 自立心がぐんぐん育つ声かけ&サポート術【トイレ編】

今までできていたことをしてくれなくなると、なんだか成長が停滞(後退)している感じがして、ママは不安になるものです。

しかし、子どもは凸凹しながら成長していきます。これまで張り切ってしていたことも、したくなくなるときもあるのです。だから心配しなくても大丈夫です。「子どもがトイレに行きたくない」と駄々をこねたときに「もうお兄ちゃんでしょ!」と言ったり、「Aちゃんはじょうずにしているよ」と他の子と比べたりするのは、子どもにプレッシャーを与え心が傷つきますのでやめましょう。

トイレに行く、行かないで子どもとバトルになるくらいなら、「トイレに行きたくないんだね」と子どもの気持ちを受け止めてトイトレを一時休憩しましょう。紙おむつに変えてもOKです。紙おむつの中で安心して排泄する経験をしたら、機嫌のいいときに「トイレに行こうか」と誘ってみてください。


トイレに行く時間の目安を設定してサポートする

保育所のママたちから「お家では“おしっこ”って言ってくれないんです」とよく相談されます。私たちの答えとしては「保育所でも言ってくれませんよ。私たちが時間を見て連れて行っています」です。自分で「おしっこ!」と言ってトイレに行くのは、個人差がありますが、3歳になってからと思ってください。

トイレに行く時間の目安はママが設定します。生活の節目節目が行きやすいでしょう。

例えば保育所だったら、外遊びの前後、食事後、お昼寝後などに誘います。それ以外にも、子どもがモゾモゾしたしぐさをするときにも「おしっこかな?」と聞いて誘います。
自分で「おしっこ!」と言ってトイレに行けるようになるまでの間、ママが時間を見ながら「トイレに行こうね」とサポートすることが基本になります。

トイレでおしっこできたらママは喜びますが、下着にしたときは困った顔をしがちです。できたときと同じように、下着にしたときも「おしっこ出たね。すっきりしたね」と言うことで、子どもはトイレにマイナスのイメージを持たずに過ごせます。

著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。

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