2021年3月22日 14:30
多かったお悩みトップから選出!育児中の生活音できかせちゃいけないものって?
おなかの中の赤ちゃんには、ママの声、心音、血液の流れ、腸の動く音などが届いていると言われています。その一方で、外の音は大音量でなければ赤ちゃんに届いていないという説もあり、パパの声は届いていないとも言われています。
赤ちゃんが届く音は大人が聴いている音とは異なり、かなりくぐもった音となっています。赤ちゃんは羊水の中にいるので、大人がプールなど水の中で聴くような音を聴いているのです。
赤ちゃんの聴覚の発達
赤ちゃんの聴覚は、生後3カ月を過ぎると呼びかけなどに反応するようになり、生後6カ月ごろにはさまざまな音を聴き分けられるように。そして、2〜3歳ごろまで発達していきます。
発達途中の赤ちゃんのとって、音は発達の助けになることもあれば逆に妨げになることもあります。自然な生活音ややさしい音楽などは問題ないですが、大きな音を聞き続けるのはNG。
大きな音を聞き続けると、大人でも聴覚器官がダメージを受けることがあるように赤ちゃんにも同じことが言えます。赤ちゃんの聴覚に問題が生じていることに気づかず放置しておくと、言葉を正確に聞き取れず発音が悪くなるなど、言葉の発達の遅れにつながることもあると言われています。
赤ちゃんはどんな音が好き?
赤ちゃんは単純で繰り返す音によく反応します。同じ歌を何度も歌ったり、歌でなくてもママが抱っこして「だっこっこ、だっこっこ」のような言葉の繰り返しをするとそれに反応します。リズムのある音が心地よく「楽しいな」と感じて安心します。そのほか、赤ちゃんが落ち着く生活音も。
■ビニール袋の擦れる音
スーパーのビニール袋などのカシャカシャといった高めの音は赤ちゃんの耳に届きやすいため、興味を持つお子さんが多い音です。集中して聞いてくれるので、おむつ替え時にじっとせず替えにくいというときにもおすすめ。
■ドライヤー
普段生活の中で聞いている音は、人がそばにいる気配を感じられ安心に繋がる音と考えられます。胎内にいたときに聞いていたママの血流音や外から聞こえる生活音(胎内音)にも似ている点も安心感を覚えて泣き止む理由となっているよう。
■掃除機
ドライヤーと同じ、生活の中で聞いているノイズ音のため、安心する赤ちゃんが多いようです。