子育て情報『ハンディファンで命の危険も!?意外と知らない赤ちゃんの熱中症対策【助産師】』

2021年4月30日 22:20

ハンディファンで命の危険も!?意外と知らない赤ちゃんの熱中症対策【助産師】

目次

・熱中症ってどうしてなるの?
・赤ちゃんの熱中症の症状は?
・赤ちゃんの熱中症対策
ハンディファンで熱中症対策するママと赤ちゃんのイメージ


5月に入ってくると、天気の良い日であると気温が上がり、日中は夏日にあることも珍しくありません。今日は、赤ちゃんの熱中症対策についてお話していきます。

熱中症ってどうしてなるの?

野外など気温が高い場所では、大量の汗で体の水分や塩分が失われ、体温調節がうまくできなくなってしまい、熱中症になりやすくなります。

特に乳幼児は、体温調節機能が未発達です。特に汗をかく機能が未熟で、大人と比べると暑さを感じてから汗をかくまでに時間がかかり、体温を下げるのにも時間がかかってしまうため、体に熱がこもりやすく体温が上昇しやすくなります。全身に占める水分の割合が大人より高いため、外気温の影響を受けやすくなっています。気温が体表温度より高くなると熱を逃がすことができず、反対に周りの熱を吸収してしまう恐れもあります。


赤ちゃんの熱中症の症状は?

赤ちゃんは自分の体調や喉の渇きなど自分で訴えることができないので、大人が注意して対応してあげなければ行けません。

水分補給と頭や首・脇の下、足の付け根など身体を冷やす(クーリング)をしても改善がない場合は、受診するようにしましょう。

⚫︎熱中症の初期症状
皮膚や唇などが乾燥している
頭や身体は熱いが、汗をかいていない
おしっこの量が少ない
なんとなく元気がなく様子がおかしい

⚫︎熱中症が重症化してくると
ぐったりしている
目線が合わない
嘔吐がある
大泉門が陥没する

赤ちゃんの熱中症対策

抱っこ紐は赤ちゃんと密着するので熱がこもりやすいですが、ベビーカー移動も地面からの照り返しがあるために注意が必要です。

また、熱中症は戸外でだけ起こるとは限りません。真夏の車内はクーラーをかけていても高温になることがあります。また、家の中にいても屋内に熱がこもり、熱中症になってしまうことがあります。

熱中症対策としては、

【1】帽子や日除けで直射日光が頭に長時間当たらないように注意しましょう

【2】気温が上がってきて、身体が熱くなってきたら頭、首、脇の下をアイスノンなどで冷やしましょう。

【3】日差しが強い時間帯(10:00〜14:00)は外出を避けるようにしましょう。

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