子育て情報『分娩室で意識不明に…!出産時に私を襲った「子癇発作(しかんほっさ)」【体験談】』

分娩室で意識不明に…!出産時に私を襲った「子癇発作(しかんほっさ)」【体験談】

健康妊婦だったにもかかわらず、出産時突然「子癇発作(しかんほっさ)」を起こして意識不明になった私。母子共に奇跡的に無事だったものの、最終的には子どもと離れ、ひとりMFICU(母体胎児集中治療室)に運び込まれることになってしまった私の慌ただしい出産体験を、反省と共にお話しします。

目次

・順調なお産と思っていたのに!?
・まるで医療ドラマ!まさかのMFICUへ
・お祝い膳もなし…予期せぬ入院生活
・著者:大瀬木あさみ


分娩室で意識不明に…!出産時に私を襲った「子癇発作(しかんほっさ)」【体験談】


※子癇発作(しかんほっさ):子癇とは主に妊娠20週以降に初めて起きるけいれん発作のことで、てんかんや二次けいれんではないものを言います。初産婦さんや若い妊婦、妊娠高血圧症候群の人に多いと言われています。

順調なお産と思っていたのに!?

出産予定日を1週間超過し、この日に出産兆候がなければ陣痛促進剤を打つと言われていた「最後の健診日」の直前、尿漏れか迷うくらいのわずかな破水から出産がスタートした私。即入院となり、陣痛は徐々に強まるものの、なかなか子宮口が開かずいきめない状態が続きました。

深夜を過ぎても赤ちゃんは頭すら出てこず、結局陣痛促進剤を使用することになったのですが、分娩台に移動し点滴を打たれた瞬間、次に目覚めたのはなんとストレッチャーの上でした。


まるで医療ドラマ!まさかのMFICUへ

「名前言えますか?」「今何月何日ですか?」と聞かれ、半分寝ながら答えていると、なぜか号泣している夫を発見。どうもただ事ではない何かが起きたようだと、そのとき気づきました。

そして助産師さんから「生まれたよ」と赤ちゃんを見せてもらって、初めて出産中だったことを思い出したのでした。その後、産院からはるか50km離れた大学病院でMRIを受け、MFICUに入りましたが、自分がMFICUにいると気づいたのは入院して3日経ってからでした。

お祝い膳もなし…予期せぬ入院生活

立ち会い出産をしていた夫から、分娩台でけいれんを起こし泡を吹いて倒れたこと、緊急帝王切開で子どもは無事だったことなどを聞かされた私。実は、健診では正常値だった血圧が出産当日だけ正常値をやや超えていたのですが、それとは別に陣痛促進剤を投与される直前、頭痛とチカッとした光を感じていました。 

すべて子癇発作の前触れだった可能性があると、あとから知ってびっくり。予定していたお祝い膳やマッサージはもちろんなくなり、わが子に会えずに搾乳した母乳を運んでもらう入院生活となりました。

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