2022年1月28日 16:00
「授乳がつらい、気持ち悪い…」愛するわが子への授乳に不快感を抱いてしまう私【体験談】
「授乳=幸せ」。妊娠中の私はそう思っていました。でも、実際は母乳をあげると死にたいと思ってしまうほど、授乳は私にとってつらいものでした。まさか授乳をすることであんな症状に襲われるとは思っていなかったのです……。
すぐ治ると思い込み誰にも相談せず退院
最初に何かおかしいと感じたのは出産後すぐ、入院中に授乳をしたときです。言葉ではうまく表すことのできない胸をぎゅーっとえぐられるような不安感と、足元からゾワッとくる気持ち悪さに襲われました。授乳を始めてから終わるまで継続してその症状に襲われるわけではなく、私の場合は授乳開始から1分ほどで症状が落ち着きます。
産後すぐのことだったので、ホルモンバランスが崩れているせいかな? 耐えられないほどのつらさではないし、すぐ治るだろうと授乳時に起こる不快感について誰にも相談せずに退院しました。
授乳をすると死にたくなるように
帰宅してから何度か授乳をするうちに、明らかにおかしい症状に気が付きました。授乳をするとすぐに喉が異様に乾き、水を飲みたくてたまらなくなり、鳥肌が立つほどの不快感と吐き気が。さらに猛烈な不安感、急に倒れてしまいそうなほどの異様な眠気に襲われました。おっぱいを一生懸命飲んでいる赤ちゃんを突き放したくなるほど苛立ってしまうことも。
夜間は特に症状が重くなり、消えてしまいたい、死にたいと思いながら歯を食いしばって泣きながら授乳をし続けました。この症状の特徴は授乳をするときだけに起き、授乳が終わると治まることでした。
症状の正体はホルモンの影響?
夜間授乳の際は、不快感を紛らわせるために赤ちゃんが起きないよう、音を出さずにYouTubeをよく見ていました。そのときにたまたま妊娠中から参考にしていた助産師HISAKOさんの動画が目に入りました。動画のタイトルは「授乳しようとすると不快感が…不快性射乳反射D-MER」。授乳の不快感、まさに私が今悩んでいることだったので、藁にもすがる思いですぐに動画を視聴。
動画では、授乳中の不快感はホルモンによる影響ということや、D-MERの症状について詳しく説明されていました。そして、それらの症状は私が感じているものとほぼ一致。このとき初めて、自分はD-MERなのではないかと思いました。
私のD-MER対策方法
私はD-MER かもしれないと気付いてから、自分なりに対策をすることにしました。