子育て情報『「育児が不安」「疲れが取れない」もしかして産後うつなの?【医師監修】』

「育児が不安」「疲れが取れない」もしかして産後うつなの?【医師監修】

パパに「産後うつ」について伝えておこう

一番身近なパートナーであるパパにも、産後うつのことを知識として知っておいてもらうことも大切です。変化に気付いてあげられなかったり、不安定な時期に喧嘩をしてしまったりなどのトラブルを事前に防ぐことができます。

また、育児の不安など、自分の考えを相手に伝えることも大切です。育児中はパートナーへの不満を感じやすいですが、日ごろから小出しで伝え合い、不満をため込まないようにしましょう。


ママ友と思いを共有してみよう

産後の体のつらさや初めての育児の大変さは、やはり同じ境遇にいるママ友が一番わかりあえるもの。母親教室などで知り合ったママ友たちと思いを共有することでストレスを発散することができます。

かかりつけの産院や助産師に相談

1カ月健診のときに、すでにつらい症状があれば医師に伝えてみましょう。また、

助産師外来を設けている病院なら、助産師や看護師に相談するのもいいですね。おっぱいのことなど育児全般の相談にも乗ってくれます。最寄りの自治体の保健センターや健康センターなどの公的サービスを活用してもよいでしょう。


まとめ

産後うつは、ホルモンバランスの崩れを発端に、いろいろな条件が重なって発症するもの。誰にも起こりうる病気と知って、まずは自分の体調が悪いことを認めて許すことが大切です。「赤ちゃんが生まれて幸せなはずなのになぜ」と自分を責める孤独な子育て=孤育てではなく、パパをはじめ周囲の人々と一緒に、みんなで赤ちゃんを育てていきましょう。

※参考:日本産婦人科学会「日産婦誌54巻7号」(産褥異常の管理と治療,N―207,2002-7,閲覧2017-11-6)、日本産科婦人科学会「第一回『診療ガイドライン-産科編 2017』」(コンセンサスミーティング用資料,p.28,2016,閲覧2017-11-6)〈 http://www.jaog.or.jp/wp/wp-content/uploads/2017/01/img-408102737.pdf 〉、米疾病予防管理センター「Depression Among Women」(2017-2-15,閲覧2017-11-6)〈 https://www.cdc.gov/reproductivehealth/depression/index.htm 〉
監修者:医師 三鷹レディースクリニック院長 天神尚子 先生
日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。

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