2022年1月26日 13:00
「ナプキン貸して」また?何でも貸してと言う友人。そこには悲しい理由があって…
中学生のとき、仲の良い友人のひとりにAちゃんという子がいました。その子は周りの子よりも少し大人びていて、落ち着いた雰囲気の女の子。そんなAちゃんとのおしゃべりが学校での楽しみだった私ですが、ひとつだけ困ったことがありました。今思えば、「生理の貧困」だったのかもしれないと思う、ほろ苦い思い出です。
Aちゃんとはその後も在学中は普通に付き合っていました。ただ、彼女も何か思うところがあったのか、それ以降、ナプキンや文具などを貸してと頼んでくることはほとんどなくなりました。
卒業後、彼女は就職し、私は進学。それ以降、疎遠になってしまい一度も会っていません。
今思うと、娘にナプキンを買ってあげられない家庭があるというのは悲しいことです。彼女がその後、どうやって生理をしのいでいったのかはわかりません。保健室に行ってもらい続けたのか、それともお母さんが買ってくれるようになったのか……。
ナプキンをねだる彼女自身に罪はなかったと思います。生理の貧困や格差が問題視されていますが、中学校からでも、学校で生理用品を支給してくれるようになったらいいのになと思うばかりです。
監修/助産師REIKO
原案/細木ゆき恵さん
作画/まっふ
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