子育て情報『「保育園楽しいね!行こうか」「寂しい思いさせてごめんね」はNG?登園時にママがやりがち行動とは?』

2022年5月11日 19:30

「保育園楽しいね!行こうか」「寂しい思いさせてごめんね」はNG?登園時にママがやりがち行動とは?

なんて思ってしまうのが親心。もちろん、調整できるのであれば「今日は子どもとの時間を過ごします!」と保育園をお休みしてOK! しかし、それができないのであれば「私、仕事にいってもいいのかしら……」の気持ちは、スパッと捨てることが大切です。泣く子どもとなかなか離れられず不安な表情になってしまうママもいます。その気持ちもとてもよくわかります。でもね、ママの気持ちが揺れると、子どもは余計に不安になってしまいます。

子どもが泣いたら、まず「気持ちを受け止める」。10秒抱きしめると決めたのなら、10秒抱きしめたら「じゃあ、ママ、仕事に行ってくるね」とゆるぎない気持ちで出勤することが大切です。あとは、プロの保育士にお任せください!

子どもが体調を崩しかけている子への対応

この時期よくある姿の一つに「体調を崩す」があります。
ちょうど季節の変わり目なので、年中さんや年長さんなど保育園に慣れていても鼻水や咳などが出る子もいます。

入園して1か月。これまで緊張で気を張っていた子どもですので、疲れが出てくる頃です。子どもがいつもよりも少し熱が高く、咳、鼻水などがあり「あれ?いつもと様子が違うぞ」と思っても、「せっかく慣れてきた保育園を休ませるのは、何だかもったいない……」と感じてしまうかもしれませんね。しかし、もし仕事を調整できるのであれば1日おうちでゆっくり過ごすのも1つの方法です。

体調を崩しかけている子は、保育園でも普段よりもゆっくりペースで生活してもらいますが、やはり保育士や友達の刺激もあるので疲れてしまいます。その点おうちだと、ママのそばで、自分のペースで生活できるので、体調の治りも早いように思います。

入園1カ月ごろは、慣れてきたとはいえ「まだまだ子どもは緊張の中、生活しているんだ」ということを頭の隅っこにおいていただくと、子どもへの対応が変わってくるかな?と思います。


著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。

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