2022年8月4日 18:30
「私が愛情を注げばいい」無関心な夫の分まで可愛がると決めた。でも本音は羨ましくて
仕事と自分にしか興味がなく、家でも家事や育児は妻任せの夫に日々不満を抱えて生活していた。妻は「自分が我慢する生活」を選択し、家事を完ぺきにこなして、育児も一人で全部頑張っていた。しかし、夫が娘の1歳の誕生日よりも飲み会を優先したことで蓄積した我慢が限界に達し、娘を連れて家を出た。
「いつかあの時のやさしい彼に戻るかもしれない」
そう信じて我慢しつづけていたけれど、夫はおなかの娘が生まれたあとも、ずっと無関心のまま。
「娘さえいてくれたらそれでいい」そう思っていたけれど
夫は娘がすぐそばで泣いていようが、隣でスマホをいじっているような人になってしまった。
「夫が娘を可愛がらなくったって、私がその分可愛がって、愛情を注げばいい」
「私への愛情がなくなっても、娘がいればそれでいい」
そう思っていた。
だけど、仲良くお出かけしたりする家族や、パパが子どもを可愛がったり、お世話しているところを目の当たりにするたび、羨ましかった。
ずっと「いいな」と思っていた。
休日には家族で公園に行って遊ばせたり、お出かけしたり……そんな思い描いていた「普通の家族」が、羨ましかった。
著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
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