2022年8月18日 10:30
弟の予期せぬケガに責任を感じてしまったお姉ちゃん。それを見たママは…
もうすぐ2歳の息子さんがある日ケガをしてしまったのですが、一緒に遊んでいた6歳のお姉ちゃんが責任を感じてしまったそうです。そして、思わぬケガがきっかけで、上の子に対する心のケアの大切さを学んだというママの体験談です。
面倒見のいいお姉ちゃん
もうすぐ2歳になる息子はイヤイヤ期の真っ最中で、親の私たちですら手に負えないと、途方に暮れる日もあるほど。
でも、お姉ちゃんは根気よく「どうしたの?」「こっちがいい? それともこっち?」「今やりたくないなら、あとで一緒にやろうか」などと声をかけながら、私が家事で手が離せないときも隣で一緒に遊んでくれていて、その面倒見のよさにいつも本当に助けられています。
弟のケガ
ある土曜日の午後のことでした。私がキッチンで昼食の片付けをしているときに、リビングでお姉ちゃんとおままごとセットを広げて、楽しそうに遊んでいた息子。突然大泣きする声が聞こえたと思った数秒後、お姉ちゃんが「ママ! 血が出ちゃってる!!」と急いで私に教えてくれました。
プラスチック製のおもちゃの一部が割れて、息子の指に刺さってしまったよう。ケガの手当てをしながら「壊れてるの気づかなくてごめんね! ママが悪かったね」と、思わず何度も私は息子に謝りました。
そばにいたのに
外科を受診したところ、幸い息子のケガは縫うまでには至らず、病院の先生からも10日ほどで自然治癒する見込みと言ってもらえて、本当にほっとしました。
病院から帰宅後、家で待っていたお姉ちゃんにも診断結果を伝えると、「私がそばにいたのに気づかなくてごめんね。もっとちゃんと見てあげていたらよかった」とポロポロと泣きながら弟に謝るのです。
そんなお姉ちゃんを見て、私は胸が張り裂けそうな思いがしました。
罪悪感を感じさせてしまってごめんね
普段遊んでいるおもちゃが割れているなんて大人の私たちですら想定外で、当然お姉ちゃんに落ち度はまったくありません。それなのに泣き出してしまうほどの罪悪感を抱きながら弟の帰りを待っていたのかと思うと、お姉ちゃんを抱き締めながら私も一緒に泣いてしまいました。
落ち着いてから「悪いのはきちんと点検してこなかったママで、お姉ちゃんはまったく悪くない。