結婚記念日に高級寿司店でお祝い!夫「なんかこの魚、変…」→出された寿司の正体は…
行きつけのお寿司屋さんで、隣同士に座ったことがきっかけで結婚した私たち。まもなく結婚記念日なので、お祝いに、出会ったお寿司屋さんに行こうと決めていました。しかし予約をしようと電話をかけると、その日は臨時休業するそう……。そこで寿司屋の大将から、弟さんが営むお店をすすめられました。
大将のおすすめなら、弟さんのお店も期待できます。私たちは早速予約し、結婚記念日の夜、食事に行きました。
結婚記念日に寿司屋へ
弟さんのお店の外観は高級寿司店そのもの! とても立派な店構えで、心が躍ります。店内に入ると、大将にどことなく似ている弟さんが、声をかけてくれました。
「今日は兄からのご紹介なので、食べ放題とさせていただきます!」
太っ腹なサービスに驚きつつ、席に座りました。すると、おつまみとして出てきたのは「カニカマのマヨネーズ和え」でした。後に続くのも、とても庶民的なお料理ばかり……。それはそれでおいしいのですが、高級寿司を食べにきているので、なんだか不完全燃焼です。
それからしばらくして、大本命の握りがやって来たのですが……。
このネタ変…
出されたお寿司を見て、夫はそのまま静止していました。たしかに色も質も、私たちが知るお寿司とはかけ離れていました。このままではお客さんも離れてしまいます。
余計なお世話だとわかっていながらも、私は「このお魚おかしくないですか? どのネタも色が変だし、あまり新鮮さもないような……」と言ってしまいました。
すると、弟さんはムッとして「これだから高級食材をわかっていない人は嫌なんだよ!」と吐き捨てました。
「貧乏人で大したネタを食ってない人間がうちの食材にあーだこーだ言うのは筋違いってもんですよ」と、あまりに堂々と言うので、周りのお客さんも納得した表情をしていました。しかし私たちは大将の店のお寿司をいただいているので騙されません。
寿司ネタの正体
すると、そのタイミングで行きつけの寿司屋の大将がお店の様子を見にやってきました。まさか来るわけがないと思っていた弟さんは、大将の顔を見て震え上がっている様子。
大将はショーケースに並べられた刺身を1切つまんで食べると、真っ青に……。「俺の大事なお客様にこんなものを提供するとは……」