「ボロい家!安月給なのね」私を貧乏だと決めつけた金持ち自慢ママ→この家の秘密を知って真っ青に…
「今日、ゴミ出しの時間に間に合わなかったからあなたの家の庭に捨てさせてもらったわ! 汚い家だからいいわよね?」と信じられないことを言います。これはさすがにスルーできる話ではありません。
言い返そうとすると、私のスマホに祖母から電話がかかってきました。何事かと思って出てみると「庭に大量のゴミが捨ててあって、下敷きになった木の枝が折れてしまっているんだよ。何か知っているかね?」とのこと。これはまずいことになりました。
私はサナエに「何か勘違いしているみたいですが、あなたがゴミを捨てたのは、重要文化財になっている祖母の家で、私の家ではありませんよ」と教えてあげました。それを聞いて、サナエの顔はみるみるうちに青ざめていきました。
守りたいもの
事態の深刻さに気付いたサナエは、泣きながら謝罪をしてきました。でも、不法投棄はもちろん、重要文化財の損壊はれっきとした犯罪なので、私はそのまま警察に連絡して、彼女を引き渡すことにしました。
その後サナエがどうなったかは、警察にお任せしたので私にはわかりません。ゴミを捨てられた祖母の家は、私と娘で掃除をし、折れた枝には添木をしました。これからも価値のある祖母の家を大切にしたいと思っています。
勝手な思い込みで相手にマウントをかけて罪に問われることになってしまいました。見下してかかると、そのものの本質を見失ってしまうのですね。
著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
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