「何も撮れてないってどういうこと?」娘のおゆうぎ会より夫が優先していたのは…<クズメン百鬼夜行>
共働きにも関わらず、家事育児のほぼすべてを担う妻のミサト。そんなミサトに対し、夫のコウジは妻を見下したような発言ばかり。ミサトはそんなコウジに不満を抱えつつも、“何も手伝わないけど口出しもしてこない”と、なんとか気持ちを納得させようとしていました。しかし娘・リカのおゆうぎ会の日、メイクを頑張ったミサトはコウジに「劣化した」などと暴言を吐かれてしまいます。
わざわざ休み取って来てやったのに
以前、「昔はもっときちんとメイクしていたのに劣化した」とコウジに言われたミサトは、夫婦2人で参加する幼稚園のおゆうぎ会当日に久しぶりに本気でメイクをしました。
しかしその姿を見たコウジは、褒めるどころか「すっかり老けた」「痛々しい」「若かった昔とは違うんだから」と暴言の嵐。
ミサトはショックを受けてしまい思わず涙がこぼれました。
メイクを直したり職場のトラブルで電話をしていたことで、娘の発表にギリギリになってしまったミサト。
なんとか発表には間に合いましたが、あたりにはコウジの姿がありません。
しかも、リカの発表を撮影しておいてと端で置いたビデオカメラも置きっぱなしです。
ミサトがコウジを探しにいくと、そこにはコウジと去年リカを担当してくれていた先生の姿が。仲良さげな雰囲気で談笑していました。
リカの発表をカメラで撮影することも、見ることもせず何をしていたのかと問い詰めると、夫は「急に腹が痛くなっちゃってさ〜」と明らかな嘘をつきました。
◇◇◇
せっかくの娘のおゆうぎ会なのに、おしゃれをした妻を責めたり、リカの発表を見ていなかったりと、コウジの行動には疑問だらけ。大事な娘の発表を見ず、幼稚園の先生と談笑していたなんて驚きです。
せっかく頑張ってダンスを練習していたのに、これではリカもかわいそうですよね。妻に対してはモラハラ、その上子どもも大切にしないというのなら、家族の一員とは言えないのではないでしょうか。今一度、自分のおこないについて考え直してほしいですよね。
>>次の話
著者:マンガ家・イラストレーター 小針みみず
「彼氏、保護者ってこと?」幼稚園の先生たちの間に広まる噂。不穏な空気に妻は…<クズメン百鬼夜行>