「本気でも何でもいいけどさ…」妻の言葉を受け、不倫相手は顔面蒼白に… <クズメン百鬼夜行>
共働きにも関わらず、家事育児のほぼすべてを担う妻のミサト。そんなミサトに対し、夫のコウジは妻を見下したような発言ばかり。ミサトはそんなコウジに不満を抱えつつも、“何も手伝わないけど口出しもしてこない”と、なんとか気持ちを納得させようとしていました。しかし娘のリカのおゆうぎ会の日、コウジがリカの発表も見ずに、幼稚園の山森先生と談笑しているところを見つけてしまいます。山森先生は保護者と付き合っているという噂を聞き嫌な予感がしたミサトは、2人の調査を始めました。すると不貞の証拠がたっぷり。ミサトは離婚を決意し……。
では、お幸せに!
興信所から2人の不貞の証拠をたくさん手に入れたミサトは、週末にコウジが山森先生のために借りている部屋を尋ねました。
思わぬ妻の来訪に驚く2人は「今日たまたま」「相談に乗ってもらっていただけ」などと言い訳しますが、ミサトは2人が不倫している写真を突きつけて論破。
いつも「要領が悪い」とコウジに文句を言われていたミサトは、「浮気のひとつも隠せないなんて要領悪いんじゃないの?」と。それにコウジは何も言い返せず……。
弁護士に相談している旨を伝え「お幸せに」と言い残して2人の家を出たミサト。
自分も損害賠償請求されるとわかった山森先生は、コウジに激怒。
そして無事に離婚が成立。
ミサトは相変わらず仕事と家事育児に奔走しています。
残業の日などはどうしてもリカのお迎えが遅くなってしまい、そのことがリカを寂しがらせているのではと心配になっていたミサト。
しかしリカは「ママが元気になったからうれしい」と言ってくれます。
娘の言葉に思わず涙がこぼれたミサトなのでした。
◇◇◇
無事に離婚が成立したミサト。
コウジと山森先生にもたっぷりお灸を据えられましたね。仕事と家事と育児を1人で担当しなければいけないことは変わりませんが、文句を言ったり罵倒してくるコウジがいないことで、ミサトも前より生き生きしているように見えます。リカもうれしそうなので、やはり親が笑顔で過ごすことは子どもにとっても重要なことなのでしょうね。これからもリカと2人で幸せな生活を送ってほしいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター 小針みみず
「何も撮れてないってどういうこと?」娘のおゆうぎ会より夫が優先していたのは…<クズメン百鬼夜行>