「あのねぇ…」疲れ果て、初めてファミサポを利用→悩みを打ち明けるとまさかの言葉が返ってきて!?
娘が1歳半のころ、共働きでドタバタな生活に私は疲れ果てていました。どうにかしなければと、ファミリーサポート制度を利用してみることに。ところが、サポーターの方に娘を見てもらうはずが、私の悩み相談になってしまい……。
大号泣の初対面!
自治体が主体となって運営している子育て支援の1つ、ファミリー・サポート・センター事業。研修を受けたサポーターの方に育児を手伝ってもらうことができます。当時1歳半の娘は、少し人見知りをするので心配でしたが、近くに頼れる親族がいない私たちにとってはありがたい制度だと思い、利用してみることにしました。
まずはサポーターの方に家に来てもらって、一緒に遊びながら慣らしていくことに。依頼日当日、70歳のベテランサポーターの女性が家に来ました。
ドキドキの初対面でしたが、娘は泣いてしまいママから離れず、泣きつかれた娘はそのまま寝てしまいました。
いつの間にか悩み相談に…
時間を余らせてしまった私とサポーターの方は、少し話をする流れに。近くに頼れる親族がいないため、共働きでやっていくには限界があることや、自分が仕事を続けたい気持ちが捨てきれないことなど、私は自分の心のモヤモヤを初対面のサポーターの方に打ち明けてしまいました。
サポーターの方は、「あなたのしたいようにしなさい。子どもはどんな環境にも順応していくものだから、まずは自分の気持ちを大切に行動しなさい」と、そっとひと言。そのやさしい言葉に、私は涙が止まらなくなり、大号泣してしまったのです。
そんな私をそっと見守るように、サポーターの方はそばにいてくれました。短い時間でしたが、サポーターの方のやさしさがとてもありがたく、その後も定期的にサポートを依頼しました。
そして、サポーターの方の言葉がきっかけで、私は働き方を変えることに。今は在宅ワークで子育てと仕事の両立を目指しています。
初対面の人の前で大号泣してしまった経験は、これが初めてです。このときは、自分の気持ちがいっぱいいっぱいになっていたのだと思います。この体験から、知らない人のほうが話しやすいこともあるものだと感じました。ただ、知らない人の前で大号泣しないように、自分の気持ちがつらくなる前に吐き出せる環境を作ることが大切だと思えた出来事でした。
監修/助産師 松田玲子
イラスト/ななぎ
著者:相原るか
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