子育て情報『帝王切開はどのぐらい痛い?術後の過ごし方や気を付けた方が良いことは?』

帝王切開はどのぐらい痛い?術後の過ごし方や気を付けた方が良いことは?

目次

・帝王切開となるケース
・予定帝王切開の流れ
・帝王切開の痛みや傷跡について
・帝王切開後の過ごし方(日常生活に戻るまで)
・帝王切開後に気を付けること
・まとめ
・監修者:看護師 ROCO
帝王切開のイメージ


帝王切開とは、手術によって子宮壁を切開して胎児を出産させる方法で、最近はさまざまな理由により増加傾向にあるといわれています。帝王切開術は、あらかじめ計画的におこなう予定帝王切開と、経腟分娩で母子や胎児の状態になんらかの危険がある場合に急遽おこなわれる緊急帝王切開術があります。今回は手術の流れと、術後の痛みや術後の生活にスポットを当ててお伝えしていきます。

帝王切開となるケース

帝王切開とは出産方法のひとつで、手術によって胎児を出産させる方法です。ほとんどの場合は下半身麻酔でおこないますが、母体の状態により全身麻酔でおこなわれることもあります。また通常は分娩室ではなく手術室でおこなわれ、胎児を出産した後には、胎盤なども手術室で出します。

帝王切開で出産となるケースとしては、以下のようなものがあります。


●予定帝王切開の場合
1)以前に帝王切開で出産したことがある
2)以前に子宮の手術をしたことがある
3)胎児の頭と母体の骨盤の大きさに不均衡がある
4)前置胎盤である
5)内科疾患の合併(心臓の疾患など)がある
6)感染症の危険がある
7)逆子などの胎位異常がある
8)多胎妊娠(双子や三つ子など)
9)巨大児
10)前置血管(子宮口に臍帯が張り付いているような状態)
など

●緊急帝王切開術の場合
1)分娩遷延もしくは分娩停止
2)重症妊娠高血圧症候群
3)常位胎盤早期剥離
4)子宮破裂
5)妊婦心肺停止
6)胎児機能不全
7)臍帯下垂もしくは脱出
8)前置血管が破れてしまった場合
9)Preterm PROM(37週未満に起こる前期破水)

など

予定帝王切開の流れ

予定帝王切開の流れについて説明していきます。

●入院

入院は手術の前日、あるいは当日になります。前日入院の場合は、最終的な超音波検査や胎児心拍モニタリングをおこなうこともあります。また、最近では必ずおこなわれる処置ではありませんが、産院によってはおなかの毛を剃る処置がおこなわれます。飲食は普段通りでかまいませんが、手術前日の21時以降は飲食不可になります。

●手術前の準備

手術当日は、手術室へ行く前に、手術着に着替え、点滴をおこないます。その後、手術室に移動します。

●麻酔

手術室に移動したら、手術台に横になり、心電図モニターなどの機器類を装着したのち、麻酔をかけます。

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