子育て情報『夜間保育園って何?』

夜間保育園って何?

2018年3月13日 07:01
 

夜間保育園の存在を知っていますか?
夜の18時を過ぎても仕事などの理由で保護者が子どもの保育をできない場合、夜間に子どもをあずかってくれる保育所です。
通常の保育園では、延長保育として19時30分くらいまであずかってくれますが、夜間保育園ではそれ以降も保育を行います。
24時間体制の園もあれば、23時までという園もあります。

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夜間保育園って何?

認可保育園なの?夜間保育園が制度として認められるまでは、無認可のベビーホテルなどがそのサービスを行っていました。
しかし、事故や突然死などが事件として多く取り上げられたことがきっかけとなり、1981年に認可制度が設けられました。

とはいえ、認可の夜間保育園の数はそこまで増加しておらず、保育士の数や設備で認可保育園に及ばない無認可のベビーホテルは増えているのが現実です。

どんな人が利用するの?

それでは、夜間保育園を利用するのはどんな人たちなのでしょうか。
一例を紹介します。
夜間保育園って何?

母子家庭、父子家庭の受け皿としてまずは、「母子家庭」です。
正社員になれない、養育費を受け取っていないなどの母子家庭は経済的に苦しく、昼と夜のダブルワークをせざるを得ないケースが多いようです。
昼は別の保育園にあずけて、夜に夜間保育園へ登園させる。
身近な協力者がいない場合、母子家庭にとって夜間保育園はなくてはならないものになっていることでしょう。
また「父子家庭」にとっても、長い勤務時間に対応してくれる夜間保育を選ぶ必要が出てくるようです。病院勤務24時間勤務体制の病院に勤める医師や看護師の家庭も多く利用しているようです。
病院付きの保育所は夜間はやっていないので、夜勤時などは夜間保育園にあずけるという選択になります。官僚夫婦東京の中心にある夜間保育園では夫婦そろって霞が関の官僚という家庭も利用しています。
国会が開かれる期間や世界情勢によっても忙しさが左右されます。
毎日18時に帰宅できるような生活はとても送れないことは簡単に想像できますね。マスコミ関係時間が不規則な仕事といえば、マスコミ関係もあてはまります。
不規則な上にハードな仕事内容で、十分に子どもの保育ができないケースもあるとか。
夜間保育園にあずけていれば、きちんと夕食を食べて午後9時前には就寝する規則正しい生活を送れるのです。飲食関係などのサービス業他にも、夜間も営業する飲食関係の仕事も夜間保育が必要になります。

どんな保育スケジュールなの?

夜間保育園での1日はどんなスケジュールなのでしょうか。
東京都新宿にある24時間対応の園を例として紹介します。

7時〜順次登園
8時〜自由遊び
9時〜設定保育
11時〜昼食
13時〜午睡
15時〜おやつ検温
16時〜活動
17時〜夕食
18時〜静かな遊び
20時〜順次降園
21時〜就寝
以降は順次降園

夜間保育園だからといって夜遅くまで遊ばせているわけではなく、このように決められた規則正しい生活リズムの中で子どもたちは1日を過ごします。
家庭にいるのと同じか、それ以上に整った生活ともいえるでしょう。
また、いつも同じ子どもが早朝から深夜までいるわけではなく、親の勤務時間に合わせて保育時間も決めていくそうです。
夜間保育園って何?


夜間保育園の必要性

皆さんは、夜間保育園に対してのイメージをどのように持っていますか?
「夜遅くまで子どもをあずけるなんてかわいそう」「一体親はどんな仕事をしているんだろう?」と多少批判的なイメージを持っている人も少なくないのでは……?
それでは、夜間保育園は必要ないのでしょうか?
夜間保育園って何?

止まらない社会を支える人たちの子育て便利さを求める日本では、労働時間も長く、24時間365日街が動いています。
それを支えている多くの人々が家庭を持っており、どの家庭もしっかりと子どもを育てていく必要があります。
その現実を見た時に「夜間保育園」の必要性は否めないでしょう。働き方の多様性を支える夜間保育園例えば、ホテルも24時間体制です。
かつて私もホテルで勤務していましたが、子どもがいるため夕方以降の勤務はできませんでした。
当然のように「無理」だと考えていましたが、もしも、もっとスキルアップをしてキャリアを積んでいきたいという強い思いを持ち、近くに夜間保育園があったら、そこを利用して夜間勤務をしていたかもしれません。
きっと私以外にも、「時間」という制限によって、仕事の選択肢を自ら狭めている女性は多くいると思います。

周りの目、親の意見、さまざまなハードルが生じることは想像できますが、女性が「どうしてもあきらめたくないキャリア」を目の前にして、自己実現と子育てとの迷いがあった時に「夜間保育園」の存在が背中を押してくれることもあるでしょう。「どう働きたいか?」は自分で決める理想は、それぞれが自分の働きたいスタイルで働き、生きたいように生きていける社会ですよね。
夜間保育園の是非を問うのではなく、そこに誰かが大きな犠牲を払っていないか?という視点は必要だと感じます。
それは、「親の無理がある働き方」かもしれないし「子どものさみしさ」かもしれない。
はたまた「保育士のハードな勤務」かもしれません。
何もなければもちろん問題ありませんが、問題がある場合、それらに気づくことさえできれば「そうではない状態」へ向けて行動を起こしていけるのです。
世間の常識や思い込みではなく「どう働きたいか?」を常に自分に問いながら生きていけたらよいのではないでしょうか。

(文・亀山美千代

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