子育て情報『1人で電車に乗るなんて、久しぶりすぎて落ち着かない。 / 14話 sideキリコ』

1人で電車に乗るなんて、久しぶりすぎて落ち着かない。 / 14話 sideキリコ

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1人で電車に乗るなんて、久しぶりすぎて落ち着かない。 / 14話 sideキリコの画像

出典 : Upload By さいとう美如


第14話side キリコ

はぁーー。

1人になった途端、全身の毛穴が開くような感覚。

朝の6時に起きて早く新幹線に乗りたいとはしゃいでいた奏太を連れて、夫は8時ちょい過ぎに家を出た。

はぁーーでもお腹の辺りに力が入るような緊張感。

もうどっちの「はぁーー」なのかわかんないけど、とにかく用意しないと…。

今日、打ち合わせに行くヨリミチビヨリは新橋にある。久々の打ち合わせにそわそわしている早めに家を出た。

キリコ「あぁ良い天気だ。きもちいい。けど…緊張する」

打ち合わせに行くのは何年ぶりだろうか。

どんな格好をしていくのか、どんなバッグを持って行くのかもすっかり忘れ、とにかく少し小綺麗な服を着て、小綺麗なバッグ…、が見つからず、けっきょくいつも背負っている黒いリュックにした。

1人で電車に乗るなんて、久しぶりすぎて落ち着かない。 / 14話 sideキリコの画像

出典 : Upload By さいとう美如

1人で電車に乗るのも久しぶり過ぎて、スマホニュースを見ても全然頭に入って来ない。

遠くの席で騒ぐ子どもの声が聞こえて「お母さん頑張れ」とテレパシーを送ってみる。

そんなこんなで新橋駅に着き、何度もグーグルマップを見ながら歩いていくと、あぁここ知ってる、という感覚が飛び込んでくる。

鼻から息を思い切り吸い込み、ヨリミチビヨリがある5階のインターフォンを鳴らす。

キリコ「吉田さんと本日10時半に打ち合わせの約束をしました、ライターの円田そう…キリコです」

やばい思わず「ライターの円田奏太」と言いそうになった。

吉田「お疲れ様です。どうぞ~」

オートロックが解除されエレベーターで5階に向かうと笑顔の吉田さんが待っていた。

吉田「わー、お久しぶりです」

吉田さんは淡いイエローのリネンワンピースに、黒いパンツを合わせていた。

ラフなのにだらしなく見えなくて、かつ、かわいい!

あぁ、小綺麗ばかりを気にして、無難な格好をしてきた自分がなんだか恥ずかしい。吉田「どうぞ、どうぞ~」

キリコ「ありがとうございます」

中に入ると、間仕切りのないスペースにカラフルなテーブル席が並んでいる。

キリコ「なんか…編集部内、代わりましたよね?テーブルとか椅子とかカラフルになってカワイイ」

吉田「あー、そうなんですよ。

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