子育て情報『出来すぎていた長男が、自粛生活で甘えん坊に。いいよ、だって、本当はしっかり者ってわかってるから。』

出来すぎていた長男が、自粛生活で甘えん坊に。いいよ、だって、本当はしっかり者ってわかってるから。

ありがたかった。

支援センターに連れて行っても、ベビーベッドの中で勝手に眠り、勝手に起きて、ご機嫌でいてくれた。

ちっとも相手をしてやれないのに、いつもご機嫌で、いつも頼もしかった。

壮絶な夜泣きをする長女を尻目に、夜泣きをすることもないまま1歳を迎え、3歳を迎える少し前には、オムツもあっさり卒業した。

「今日からパンツにしようか」。

この一言だけで、オムツを卒業して、有りがちなトイレの行きしぶりや、遊びに夢中になっておしっこを漏らす、なんてことも一切なく、まるでずっと前からそうしていたかのように、尿意をもよおしたらすっと立ち上がり「おちっこ」と、自らトイレへ向かっていた。

そして、末っ子が産まれたら、いよいよ赤ちゃん返りをするかもしれない、とドキドキしたのも、まったくの杞憂だった。

退院したその日から、小さな妹に母性を爆発させて、真夜中にでさえ、がばりと起きて「赤ちゃんは?!」と心配しては起きてきた。

妹の寝顔を確かめて、もう一度眠りにつく。

夫より、よっぽど母性が強いやないの。

昼間は昼間で、何度も抱っこをしたがったし、少し大きくなったら、率先して妹と一緒に遊んでいて、微笑ましさしかなかった。

とにかくずっと、長男の子育てにストレスがなかった。

長女は、飲まない、夜泣き、トイレの行き渋り、頑固なイヤイヤ期、赤ちゃん返り、弟いじめ、登園渋り、あらゆることをみごとに網羅した、手がかかるビンゴがあったらトリプルビンゴくらいのお子様だったから、これはもうほとんど奇跡のように思えた。

私の知っている子育てじゃない…、と目が点になった。

長女に手がかかりすぎていたあの頃、長男の菩薩のような居住まいに、どれだけ救われたか分からない。

あの当時の、孤独な子育てを支えていたのは、紛れもなく長男だった。
出来すぎていた長男が、自粛生活で甘えん坊に。いいよ、だって、本当はしっかり者ってわかってるから。の画像

出典 : Upload By ハネ サエ.

今やすっかり我が家の手がかかるお子様、第一位に君臨する長男だけれど、あの三年間があったから、ため息と同時に少し微笑ましくもある。

あの時、甘えられなかった分を取り戻していると思えば、なあにこれくらい、と思える。

甘えそびれた真ん中っこが、やっと見つけた自分のターンなんだろう。

君が誰よりしっかり者だってことくらい、母さんちゃんと分かってる。

自粛生活も、どうやら一旦ゴールが見えてきたようだ。

蜜月の日々もあと少し、ぞんぶんに甘えればいい。

だけど、やっぱりその大きすぎる声は、もう少し絞ってもらえたら、と思わなくないんだけど。

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