子育て情報『乳児期はイマイチ活躍しなかった夫が、ナイスパパになって気づくこと。』

乳児期はイマイチ活躍しなかった夫が、ナイスパパになって気づくこと。


『親』にはいつなるのか

「初めての赤ちゃんがおなかにやって来て、おなかの膨らみとともに、あなたもお母さんになります」

この手の文言をひと昔前の妊産婦の業界界隈で目にしたこともあるような気もするけれど、私に限って言うと

あまりそんな事は起こらなかった。

出産という人生の一大事を、自分はちゃんと乗り越えられるのか、そして噂に聞く出産の痛みとはどの程度のものなのか、その他、出産にまつわる各種準備と手続き、そんな事ばかり考えて、私はあまり胎児の事を考えている余裕が無かった。

何といっても、まだ体内にあって会う事も出来ない小さい人間に突然

「ハイ!ひとつ愛情よろしく!」

と言われて『了解、今日から君に命捧げます』と思い至るのは難しい。

私が、我が子への愛情とか母としての使命感みたいなものを感知したのは、出産のずうっと後だったように記憶している。

だから『親になる』そのスタートラインは父も母も同じの筈だと個人的には思っている。

助産師さんに「ハイこれ貴方の子」と我が子を紹介された時がスタート、母も父も基本ハンデ無し。

しかしウチの夫はそもそも最初から父になる事については若干の心配のある人だった。

別に放浪癖があってフラリとどこかに行った挙句1年帰ってこないとかそんなことは無くて、どちらかというと生真面目で働きおしみをしない、至極まともな社会人ではあるのだけれど。

私が1人目の長男の妊娠を確認したその時、陽性の青いラインの出た妊娠検査薬を握りしめたままトイレから飛び出して

「妊娠してる!」

そう伝えたら夫は

「え~?ウソ~?」

手元のゲーム画面から目を離さずに、妻の人生初の妊娠、そして夫には初めての我が子、のはずなのにその事実とそれに付随する歓喜を、軽い懐疑と共にサラリと受け流した。

これは今でも恨んでいる。

『お手柄だよ!ハニー』

両手を広げて妻を抱きしめた上でその位言え。

その発言をスタートに、夫は

「俺にも子どもが出来た。嬉しいな」

という空気は纏っていても

初めての育児に向けて日に日に肩に力が入ってくる妻をよそに、赤ちゃんが我が家にやって来るという事実をちゃんと受け止めているようには、当時の私には全然、見えなかった。私のお腹がせり出してきていよいよ出産準備を、と育児雑誌をあれやこれやと調べ

短肌着?
長肌着?
ロンパース?
カバーオール?
ツーウェイオール?
ボディスーツ?

出産準備品というのは衣類だけでも謎の呪文が多すぎる、あれは何だ、これは要るのか。

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