子育て情報『《アップリカで、抱っこ実演!》ママたちに知っておいてほしい、「ヨコ抱っこ」と「安全」の話 〜第二回〜』

2017年8月5日 14:00

《アップリカで、抱っこ実演!》ママたちに知っておいてほしい、「ヨコ抱っこ」と「安全」の話 〜第二回〜

吉田さん:こちらが、ヨコ抱きができる「コランハグ」というシリーズの抱っこひもです。まず、ベッドなど平らなところに抱っこひもを広げて、ヨコ抱き用のシートに赤ちゃんを乗せます。

編集部:小さな布製のコットみたいですね。赤ちゃんが自然な寝姿勢になっていますね。

《アップリカで、抱っこ実演!》ママたちに知っておいてほしい、「ヨコ抱っこ」と「安全」の話 〜第二回〜


吉田さん:赤ちゃんを安全に乗せたら、次に、抱っこひもの腰ベルトをつけて、それから肩ベルトをかけます。最後に首の後ろのバッグルをとめます。

編集部:この手順は、一般的なタテ抱きの抱っこひもと変わらないですね。簡単すぎて、意外でした!

吉田さん:昔は、袈裟懸けタイプのヨコ抱き抱っこひもだったんです。
でも、より安定性などを追及した結果、現在のこのスタイルに落ち着きました。

《アップリカで、抱っこ実演!》ママたちに知っておいてほしい、「ヨコ抱っこ」と「安全」の話 〜第二回〜

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《アップリカで、抱っこ実演!》ママたちに知っておいてほしい、「ヨコ抱っこ」と「安全」の話 〜第二回〜

赤ちゃんの安全と快適さを、数値で測る

《アップリカで、抱っこ実演!》ママたちに知っておいてほしい、「ヨコ抱っこ」と「安全」の話 〜第二回〜


編集部:アップリカが、頑なにヨコ抱きにこだわり続ける理由を聞かせていただけますか。

河崎さん:これは、第一回でお話ししたチャイルドシートの共同研究の結果に基づいています。神戸大学の先生と一緒に、新生児の赤ちゃんをベッド型とイス型のチャイルドシートに乗せて、血液中の酸素濃度を測る実験をしたんです。

《アップリカで、抱っこ実演!》ママたちに知っておいてほしい、「ヨコ抱っこ」と「安全」の話 〜第二回〜


編集部:腰を落として座らせた場合、おなかが苦しそうですね。

河崎さん:首すわり前の赤ちゃんは、イス型に乗せられてしまうと、首が前に倒れやすく、おなかが圧迫されてしまう。たくさんの実験を重ねるなか、それによって「酸素濃度が低下する場合がある」ということがわかったのです。たった一人でも、たった一度でも、そのような可能性があることがわかったら、やっぱりそれは「赤ちゃんにとって良いもの」とは言えません。そのため新生児の頃は、「いつでもどこでも平らに寝かせる姿勢が良い」という結論になりました。


編集部:それは大変ですね!漠然と「新生児にタテ抱きは不安」ということではなく、確かな実験を重ねているうえでのお話を聞くと「ヨコ抱き」の大切さが腑に落ちます。

《アップリカで、抱っこ実演!》ママたちに知っておいてほしい、「ヨコ抱っこ」と「安全」の話 〜第二回〜

抱っこの仕方には、民族性がある

河崎さん:まずは何か新しい育児用品を開発をするには、必ずお母さんたちの声が反映されています。たくさんお宅訪問をして、じっくり現場のお母さんたちの意見を聞くんです。そこで、要望のありそうな製品を考えたり、現状の製品のレベルアップを図ったりします。

編集部:小児科のお医者さまの意見も、必ず聞いているんですね。

河崎さん:小児科医による意見は大事です。

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