子育て情報『精液量により妊娠確率は変わる?正常な基準値と男性不妊について』

2017年6月4日 21:00

精液量により妊娠確率は変わる?正常な基準値と男性不妊について

目次

・精液の量によって妊娠の確率は変わる?
・精液量の決定要因
・男性不妊の統計
・不妊の原因となる男性の病気
・精液の検査内容
・精液の異常によって行われる不妊治療
・最後に医師から一言
精液量により妊娠確率は変わる?正常な基準値と男性不妊について

妊娠をする上で、精液の量と妊娠確率はどのような関係があるのでしょうか?

また精液の量によって隠れている病気もあり、早期発見が重要になってきます。

今回は不妊の原因にもなる精液の量の異常について、詳しく医師にお話を伺ってきました。

精液の量によって妊娠の確率は変わる?

精液量により妊娠確率は変わる?正常な基準値と男性不妊について

精液にある程度の量がないと、膣や子宮頸部を乗り越えて精子を届けることができません。

WHOは、2010年に発行した正常な精液所見を以下の通り定めています。

■ 精液量:1.5ml以上
■ pH:7.2以上
■ 精子濃度:1500万/ml以上
■ 総精子数:3900万以上
■ 運動率:40%以上
■ 正常形態精子率:4%以上

(参考:WHO)

精液量の決定要因

精液量により妊娠確率は変わる?正常な基準値と男性不妊について

精液量は精嚢、前立腺、尿道球腺(カウパー腺)、精巣上体の分泌液によって決まります。

精液量が少ない場合
・精液が外に出る経路のどこかが詰まっている
・逆行性射精(精液が膀胱に向かって逆流すること)
・精嚢の発育が悪い
・ホルモンが少ない
など

精液量が多すぎる場合
精液が通る精嚢、前立腺、尿道球腺(カウパー腺)、精巣上体の臓器のどこかに炎症が起こっている場合もあります。

男性不妊の統計

精液量により妊娠確率は変わる?正常な基準値と男性不妊について

普段は精子の状態が悪いが、たまたま状態が良かった時にたまたま妊娠したということもあり、正確にどの程度の男性においてWHOの基準を下回る精液所見であるかは不明ですが、不妊カップルの40〜50%において男性側の因子があるとされています。
(※1)

不妊カップルは10組から6組に一組と言われており、そう考えると、12組から25組に一組が男性因子による不妊との関係がありそうです。

不妊の原因となる男性の病気

精液量により妊娠確率は変わる?正常な基準値と男性不妊について

乏精子症
精子の数が少ない場合、乏精子症と言います。

無精子症
精液を遠心分離して得た濃縮液を調べても、精子が一つも見られない場合は無精子症と言います。精子無力症
精子の運動率が40%未満の場合は精子無力症と言います。

奇形精子症
精子の奇形が多い場合は奇形精子症と言います。

その他
精子や精液を作る機能(造精機能)自体が異常な場合と、精液が通る道の異常があります。

精液の検査内容

精液量により妊娠確率は変わる?正常な基準値と男性不妊について

受診科目
精液検査は、不妊治療を行っている産婦人科で行われる場合と、泌尿器科で行われる場合があります。

採取する精子の基準
WHO基準は、禁欲2〜7日後に採取した精液を解析した結果から作られています。

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