■ブログに思いをつづった
私が小さかった頃、好き嫌いはなかったし、出されたものは普通に食べる子どもでした。
そのため、
自分が悩んだことのない悩みに出会い、食べない娘の気持ちをどう受け止めればいいのか、まったく分かりませんでした。
数日たっても気持ちを消化できず、私は当時、書いていたブログに、娘が隠れてご飯を捨てたこと、そして、そのことに対する私の正直な気持ちをつらつらと、つづりました。
すると、その記事に、たくさんの方から長文のコメントが届きました。
その大半が、
「小さい頃にご飯を食べられなかった」読者の方からのコメントでした。
■食べられない子どもの気持ちと読者さんからのコメント
「娘さんの気持ちがわかります。私も幼い頃、お母さんのご飯をこっそり捨てたことがあります」
「お母さんを傷つけたいわけじゃないんです。申し訳ないと思っているから、傷つけたくないから、隠れて捨てていました」
「小さい頃、もう直感として嫌だと思ったものが食べられませんでした。例えば野菜なら虫を想像して食べられなかったし、ゴボウは土を食べている感じがして食べられませんでした」
「食べたほうがいいことは分かっているけど、食べられない」
ブログのコメントを読んで、多くの方が
「母親からの食べて欲しいというプレッシャーが重荷だと感じていた」という事実を知り、私は娘に申し訳ない気持ちになりました。
娘は当時、4歳か5歳くらいで、おしゃべりは上手になってきたものの、
複雑な気持ちをすべて言葉にできるほど大人ではありませんでした。
読者の方からコメントをいただいたことで、娘の気持ちを少し理解することができたように思います。
この記事を見ているか分からないけど、本当にありがとうございました。