コミックエッセイ:ドイツDE親バカ絵日記
息子が嬉しい褒め言葉をもらって気づいた「大人の態度」の大切さ。【ドイツDE親バカ絵日記 Vol.75】
外出先で私の口調のマネをした息子。今までに聞いたことがなかった言葉で褒められ、とっても嬉しかった日の話です。
ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツで一人息子を育てているぱん田ぱん太です!
我が家の一人息子、フリッツ君は現在小学校入学(ドイツは9月から新学期が始まります)を控えた6歳。そんな彼の特徴的な性格の一つはと言いますと……。
人見知りをしないことです!
たとえばレストランなどで、子ども好きのウェイターさんに話しかけられたりすると、フリッツ君は意気揚々と語ってくれます。
「おいしい?」という問いに対して「はい/いいえ」だけではなく、どれが自分にとっておいしいか、どうやって食べるのが好きか、これを食べない理由は何か……などを詳細に語ってくれるので、そもそもおしゃべり好きなのだと思います。
そんなある日のこと。暑い夏日だったので、友達家族とお出かけすることになりました!
とりあえず、5人分のチケットをまとめて買うことを受付の男性に伝えると…?
なんと、特例で「家族チケット(大人チケット2枚+子供チケット3枚セット)」を売ってくれるとのこと!
仮の料金設定で説明しますね。
たとえば、大人10ユーロ、子供5ユーロのチケットだとしたら、別々に買うと「大人×2枚(20ユーロ)+子供×3枚=(15ユーロ)=35ユーロ」になるところを「家族チケット」なら30ユーロに!
しかも、本来なら私たちは「大人×3枚(30ユーロ)+子供×2枚(10ユーロ)=40ユーロ」なわけですから、さらにお得!
とても優しい受付の方の対応が嬉しく、私はこのようにドイツ語でつぶやきました。すると……。
マネしたがりのフリッツ君が、私の口調をマネて、このように受付の方に向かって言いました。
ここで私は感激! これまでにも大人の口調をマネるフリッツ君を「かわいい坊やね」と褒めてもらったことはありました。
しかし「育ちがいいね」と褒めてもらったことは初めてだったのです!
「こういう場面できちんとお礼を言うのよ」と教え込むことももちろん重要ですが、フリッツ君のようなとにかく大人をマネしたがるタイプの子には、目の前で見本となるのが一番だということに気付き、私はそれ以来、以前よりもさらに意識してあいさつやお礼を言うことにしています!
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