「赤ちゃんはどこからくるの?」にどう答える? 絵本で性教育のススメ
「赤ちゃんはどこからうまれるの?赤ちゃんはどうやってできるの?」そんな質問にどぎまぎした経験はありませんか?「聞かれたときが答えどき」と言われますが、自分ではうまく説明できない、そんなママのために、おススメの絵本を集めてみました。(取材協力:青猫書房オーナー岩瀬恵子さん、助産師小松とし子さん)
導入として~「あなたは大切な存在」と知らせるために
『おかあさんがおかあさんになった日』(長野 ヒデ子 (著)/童心社)
はじめての妊娠、不安を抱えながら出産を迎えるお母さん。赤ちゃんが生まれ対面した瞬間、うれしくて涙が出たのは私も同じでした。「おかあさんにしてくれてありがとう」このひと言を子どもにしっかりと伝えたいと思った1冊。
『おとうさんがおとうさんになった日』(長野 ヒデ子 (著)/童心社)
同シリーズで、三人目の子どもを家で迎える家族の話。お父さんがお父さんになった日はいつもの景色が輝いてみえたり、不思議な力がわいてきたりと、不思議なパワーを赤ちゃんから与えられます。あなたが生まれてどれだけうれしかったのか、どれだけ喜んだのかを素直に伝えられる本です。
『おかあさんのおっぱい』
(ホ ウンミ (文)、 ユン ミスク (絵)、 おおたけ きよみ (翻訳)/光村教育図書)
ゾウやカンガルー、イルカ、動物の母親が赤ちゃんに与えるおっぱい、それぞれのスタイル。
人間と同じように動物も大切な子どもにおっぱいを与え育てる。私たち人間も動物の仲間であることを自然と意識します。おっぱいは生まれてきた赤ちゃんのためにあるもの、決していやらしいものではないのです。
核心に迫る!~赤ちゃんはどうやってできる?
『せっくすのえほん』
(やまもと なおひで (監修)、 みずの つきこ(絵と文)/あゆみ出版)
「おかあさんがいて、おとうさんがいてわたしがいる。どうしてかな?ふしぎだね・・・・。」と始まる絵本。父と母の体の違いと役割を絵と文で分かりやすく説明。セックスによって赤ちゃんのもとが、お母さんのたまごにたどりつきひとつになる。その後お母さんの子宮で育ち赤ちゃんになり、膣から生まれてくる。
リアルな内容なのに、あたたかみのある絵と文でとても身近に感じられます。
「女の子はお母さんが、男の子にはお父さんが読んであげるといいわよ」と小松さん。子どもが大きくなるにつれ、男と女の性差も顕著になってきます。