「赤ちゃんはどこからくるの?」にどう答える? 絵本で性教育のススメ
その時は同性に話してもらうと伝わりやすいようです。
『ぼくのはなし(おかあさんと見る性の本)』(和歌山 静子 (著)、山本 直英 (監修)/童心社)
こちらも精子が卵子にたどり着くこと、出産シーンもごまかさずに描かれているので、生物学的な仕組みが分かり、子どもが理解し納得できるのではないかと思いました。
自分を守るために~プライベートゾーンとは?
男の子も女の子も、自分の身は自分で守らなければいけません。プライベートゾーンは、家族や知り合いに見せていいの?タッチされてもいいの?きちんと伝えておくことが親としての役目でもあります。ぜひこちらの絵本も読んでみてください。
『おちんちんのえほん(からだとこころのえほん)』
(やまもと なおひで (文), さとう まきこ (絵)/ポプラ社)
『いいタッチ、わるいタッチ(だいじょうぶの絵本)』(安藤 由紀 (著)/岩崎書店)
パパとママと一緒にお風呂に入ってもプライベートゾーンは自分で洗ったほうがいいこと、自分のことは自分で守ろうね、と自分を犯罪から守るという意識をやさしく伝えています。自分の性を守ることは自分の生を守ること、とても大切です。
まとめ
今回紹介した本、子どもたちに読む前に一人で読んでみました。読んでいくうちに、私の中にあった恥ずかしさが少しずつ薄れるのに気付きます。私たち人間は動物の仲間、大切な子どもたちを残すため、愛を育むためにセックスをする。恥ずかしいことではなく普通のことだと思え、愛をもって子どもたちに伝えたいと思えるようになりました。
紹介した以外にもたくさんの良書があります。ぜひ何冊か同時に手に取り、自分の目で確かめてください。「子どもに伝えたい!」という気持ちになったとき、はじめて伝える力がそなわります。その力は「あなたを愛しているよ」につながる、素敵なパワーです。
取材協力:青猫書房
子待ち助産院
<文・写真:フリーランス記者林未香>
初潮(生理)の不安を親子で“わくわく”に変える画期的なギフトボックス【編集部の「これ、気になる!」 Vol.106】