子育て情報『「たたかない・どならない子育て」をするための、ちょっとした心がけ』

2016年6月20日 09:00

「たたかない・どならない子育て」をするための、ちょっとした心がけ

子どもはかわいいはずなのに、子育てをしているとイライラして、つい大声を出してしまったり、手を上げてしまったり。そんな自分に自己嫌悪におちいっているママも多いのではないでしょうか。さら助産院(埼玉県)のベビーマッサージクラスで開催されたミニ講座「たたかない・どならない子育て」にて、NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事などを務める高祖常子さんに話を聞きました。

目次

・子育て中はイライラするのが当たり前
・赤ちゃんが泣き止まないときは?~これだけはやらないで!
・イヤイヤ期はどうする?~「たたかない」と決める
・子どもの困った行動には?~まずは子どもの気持ちを受け止める
・上の子に厳しく当たってしまう場合は?~上の子に向き合う時間を作る
・ママのイライラを逃す方法を知っておこう
・相談できる人を見つけよう

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子育て中はイライラするのが当たり前

講座に集まったのは0歳児の赤ちゃんとママ12組。講座は、ママたちに、「たたかない、どならない育児」と聞いて思うことを、一言ずつ話してもらうところからスタート。「しつけに厳しい父にたたかれて育った。子どもとどう向き合ってよいのかわからない」、「よその親が怒鳴っているのを見ると、将来ああなるのはイヤだなと思ってしまう」、「上の子がイヤイヤ期。毎朝、『今日は怒らない』と決意するのに、夕方には怒ってしまい、自己嫌悪になる」などの意見が出ました。

うなずきながら聞いていた高祖さんは、「これから子どもが成長する過程で、イライラする瞬間は絶対にあります。そのときの対処方法を知っておくと、どなったり、たたいたりすることを避けられます」。

赤ちゃんが泣き止まないときは?~これだけはやらないで!

「0歳時の赤ちゃんに対しても、『泣き止まない』などの理由でイライラすることはありますよね。未熟な状態で生まれてくる人間の赤ちゃんにとって、泣くことは生きるための手段なのです。お腹がすいた、眠いといった理由だけでなく、なんとく気分がすっきりしない、という理由で泣くこともあるでしょう。何をしても泣きやまないときは、『泣きたい気分なのね』と泣かせてあげればいいのです」。
高祖さんが挙げた、赤ちゃんが泣き止まないときでも、やってはいけないこと。
・強く揺さぶる
・投げる
・口をふさぐ
・たたく
以上は、赤ちゃんの命を守るためにも、絶対にやめてくださいとのこと。

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イヤイヤ期はどうする?~「たたかない」と決める

「自我が出る2~3歳は、『イヤイヤ期』と言われますが、これは成長のステップ。自分の気持ちを表現できるようになったということです。ただ、相手のことを考えたり、場の雰囲気を察したりすることはできない、気持ちを切り替えることも難しいので、大人にとって大変な時期であることは確かです。でも、子どもの主張を『ダメ!』と押さえつけてしまうと、自己表現の機会を奪ってしまいますし、たたいて言うことを聞かせる方法を取ると、親の顔色を見て行動する子になってしまうかもしれません。

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