4人の子育てで実感!上の子のケアを最優先してうまくいったこと
のは長子だけです。
そして、下の子が上の子の真似をするという性質を利用し、お姉ちゃん(お兄ちゃん)として「教えてあげる」役割を上の子に任せてきました。長子に任せることで、下の子を親が構っているという構図になりにくく、上の子には自信が生まれるようです。
その結果、長子はきょうだいの中で「私にはできる」「私にしかできない」という気持ちが自尊心となり、「お姉ちゃんがしてあげる!」という言葉がたくさん出てくるようになりました。一番上と一番下は8歳離れていますが、末っ子は母よりも一番上の姉に懐いています。上の子たちは、下の子がズルいということなく、末っ子がかわいくてたまらないようです。
2~3歳差はどうしてもケンカしやすいようですが、我が家の場合、小学校に入ると上の子にも余裕が出て、関係が落ち着くようです。長い目で見て、「上の子に意識的に愛情を注ぐ」という親の接し方は、下の子にとってもメリットが大きいと感じています。
<文・写真:フリーランス記者小柳結生>