男の子・女の子の育て方の違いは?性別にとらわれない子育てをしよう!
物に興味を持つか、人に興味を持つか。よく言われる「男女の違い」とは、こうした「生まれ持った気質の違い」。「男の子だからこう」「女の子だからこう」と決まっているのではなく、統計的に「男の子に多い気質」と「女の子に多い気質」が存在するだけなのです。
「男の子らしさ」「女の子らしさ」にとらわれない子育てを
「うちの子は、男の子なのにお絵描きばっかりして」とか、「女の子なのに下品で」と悩んでいる人もいるかもしれません。でもそれは多数派とは違う気質を持っているだけのこと。
戦いごっこが苦手な男の子はダイナミックな遊びを好まない代わりに、繊細で感覚が優れているという長所があります。一方やんちゃな女の子は、気になったことはすぐに試してみようとする好奇心が旺盛です。
このように、多数派と違う気質は、むしろその子の才能の一つです。
「男の子だから」「女の子だから」と考えるのではなく、「◯◯くんは優しいね」「◯◯ちゃんは何でもチャレンジできてすごいね」と、その子のいいところを伸ばす子育てをしていきたいですね。ママがこうした見方をすれば子どもにも、性別にとらわれずに友達の長所を発見できる視点が身に付きます。
男の子・女の子それぞれにありがちな特徴とママの接し方アドバイス
男の子、女の子それぞれにありがちな気質の特徴と、読者から集まったお悩みへの対処法を、竹内さんに聞きました。
性別にはとらわれず、わが子の気質に近い方のアドバイスを参考にしてください。
男の子にありがち
気質の特徴
● 水たまりがあったらすぐに入る
● 長い話を聞くのが苦手
● 感情表現が単純で素直
実験欲が強く、行動に移して何でも確かめようとします
高い所からジャンプしたり、手に持ったおもちゃをガチャガチャ打ち付けてみたり、「何でも試してみたい」という実験欲が旺盛。反面、実際に目の前で起きていないことや、自分が経験していないことを想像するのが難しく、過去の出来事を思い返して話したり、人の気持ちを考えるのが苦手です。女の子に比べて成長がゆっくりに感じられますが、それも一つ一つ実験した上で身に付けているから。順調に成長している証拠です!
話を聞いてほしいときは
体の一部に触れながら、短い言葉で伝える
自分の体を使って経験したことや、目から入る情報に比べて、耳から入る情報は頭に残りにくいのが男の子の特徴。
長々と叱ったり、騒がしい場所で叱ったりしても気が散って話を聞けません。