【世界遺産】京都の風物詩・足つけ神事は親子で池に入れちゃう
旅行者にもぜひ訪れてほしい京都の夏の神事
毎年、暑い季節になると、京都住まいのわが家の楽しみのひとつ、世界遺産下鴨神社の「みたらし祭」があります。
ロウソクに灯をともし、冷たい水に足をつけて、無病息災を祈願する年に一度の神事です。
暑い夏の日、冷たい水にたくさんの人が集まります
わが家では毎年の恒例行事となっていますが、このお祭り、旅行者にもおすすめです。
というのも、お祭りと言えば期間限定のものが多い中、これは開催期間も長く、時間も早朝から夜遅くまで開催されています。
そして、地方の由緒あるお祭りというと、大人は興味はあっても子どもが喜んでくれるものは少ないですよね。でもこの「みたらし祭」は、子どもたちは水遊び感覚で楽しむことができるのです。
冷たい水に思わず「ひやっ!」準備万端で臨みましょう
この「みたらし祭」、年に一度だけ、境内にある御手洗池に入ることが許される行事で、別名を「足つけ神事」と呼ばれます。
片手にロウソクを持ち、水の中を歩きます。「水は大人の方のヒザくらいまできます。予め充分裾をあげてください」と靴をぬぐ場所に案内があるように、裾をあげられる服装で行かないといけません。片手に火のついたロウソク、脱いだ靴を入れた袋も持たなければいけないので、そのことも考えて、できれば荷物はリュックや肩掛けがおすすめ。足を拭くタオルも忘れずに。
小さい子は、おしりまで濡れるつもりで着替えを準備していきましょう。
受付でお供え料をおさめてロウソクを受け取り、いよいよ御手洗池へ。
水に入ると、思わず「冷たい!」という声が出てしまいます。地下からの湧水が流れているので、真夏と言えどもその冷たさに驚く人も。
水の中を歩いて、途中、小さな祠(ほこら)でロウソクに火を灯し、火を消さないように注意して進みます。御手洗社前の献台にロウソクを立て、池から出て足を拭いて靴を履きます。
池から上がったところでご神水をいただきます。この水は無病息災、延命長寿、霊験あらたかだといわれています。
うちの子たちは初足つけの際には全員泣いていました。足というよりおしりがついてますね(笑)
子どもの厄除け「かんむし封じ」の石
池を出て、神水をいただいた後は、順路に沿って歩くと、「かんむし封じ」の石が見えてきます。この石は「みたらし祭」の期間にだけ授与されるもの。古来から「かんむし封じの神石」