さまざまなことに興味を持ち始める幼児期に、自立にも役立つ“お手伝い”をさせてあげたいものです。
失敗も温かく見守りながらいろいろな経験をさせたい、という理想はあるけれど、“自分でやった方が早い”とついつい敬遠してしまうのも、忙しいママの本音では?
私と幼稚園時代の娘の失敗談と、その中から見つけたホントに役立ったお手伝いを紹介します。
これ本当にお手伝い?ママの手間が増えて本末転倒の思い…
娘はお手伝いをしたい!というタイプ。そのやりたがりパワーを生かそうと、いろいろトライさせてみたのですが、大変だな…と感じたのは次のような状況でした。
【お手伝いしてもらうための下準備が必要】
ゆで卵の殻をむきたいという娘のために、わざわざたくさんのゆで卵を茹で、テーブルに新聞紙を広げるなど手間が…。
【お手伝い中のフォローにあたふた】
和え物など簡単な調理を頼んだら、「これはどうやればいいのー?」の質問攻め。おまけに「あっ、こぼしちゃった!」などアクシデントへの対処で大慌て…。
【お手伝いしてもらった後のやり直し作業】
洗濯物をたたんでもらったけれど、ずれていたので後でそっとやり直し。
二度手間なうえに、子どものプライドを傷つけないようにと気を遣い…。
このように手間がかかることが多く、これは本当にお手伝いなのか?と本末転倒の思いをすることも。
そんな中でコレはよかった!というお手伝いがいくつかありました。その例を「衣・食・住」から1つずつ紹介します。
「衣」洗濯物は“グループ分け”することから
洗濯物をきちんとたたむことは、3~6歳くらいの幼児にはまだ難しいものです。でも、乾いた洗濯物をハンガーや洗濯ばさみからはずし、パパ・ママ・自分に分ける作業なら、楽しんでできていました。
“分けること”は整理収納の基本でもあります。また、“グループ分け”の考え方は子どもの学習にも役立つのでgood!
時には、「パパのシャツ、おっきーい!」とかぶってみたり、「あ、コレ、ママのおっぱい守るやつでしょ?」なんて言われ、一緒に大笑いすることも!(下着を子どもに頼むことに抵抗がある人は別にしておいてください^^;)
「食」キッチンばさみで青ネギを大量にカット
料理をしたいという娘。でも包丁を持たせるのは、ママにゆっくりと見守る余裕のある時でないとムリ。そこで、キッチンばさみの出番です。