子育て情報『わが家のペットは保護犬。子ども達に教えたい命を育てること』

2019年11月29日 17:30

わが家のペットは保護犬。子ども達に教えたい命を育てること

目次

・犬を飼うことになった経緯
・「犬を飼うということ」家族で決めたこと
・保健所に引き取りに
・人間の身勝手さや命の重みを知るきっかけに
・2か月経った今
・子ども達もペットを育てる一員として
わが家のペットは保護犬。子ども達に教えたい命を育てること


約2か月前の9月19日、わが家に子犬の家族が増えました。犬を飼うにあたり、"命を育てること"を子ども達と考え、約束事を決めました。

犬を飼うことになった経緯

東京にいたころから、ずっと動物を飼いたがっていた次女。「クリスマスには馬がほしい」と言っていたこともあるくらい、動物好き。さすがにサンタさんは馬を連れて来てはくれなかったですが(笑)。

東京から地方に移住して、集合住宅から住環境が一戸建てになり、また子ども達も生活に慣れたところで、「犬を飼うという経験(命を育てる)をさせるなら、今しかないかもしれない」と思い、今年になってからペットの里親募集サイトなどをチェックし始めていました。


「犬を飼うということ」家族で決めたこと

「犬を飼う=命を育てる」。これは当たり前のことなのですが、子ども達は大人ほど深くは考えていません。これまで保護犬の話などはしてきましたが、本当に伝わっているのか定かではありませんでした。
そんなときにタイミングよく、毎月購読している子どもの学習雑誌に、“犬”についての特集記事を見つけました。それを読み改めて話合いをして、犬を飼う上での約束事を決めることにしました。

・犬もひとつの命、途中で育てることをやめることはできないこと
・うんちやおしっこの世話、エサやりと散歩も毎日すること
・かわいい赤ちゃんの時期は半年くらい。あっという間に成犬になること
・犬の寿命は10~15年、自分たちが生きている間に犬の死を迎えるだろうこと
・わが家はペットショップで犬を買うのではなく、保護犬をもらってくること
・世話を人に押しつけず、みんなで世話をすること

保健所に引き取りに

里親募集サイトをチェックし続けていましたが、なかなか引き取るタイミングが合いません。このままだと、飼うタイミングを失ってしまうかもと思ったその日に、里親募集サイトにリンクされていた保健所の保護動物のページを見つけました。

昨日保護されたばかりの、母犬と子犬の写真。「これはもう引き取りに行かないと」と、子ども達が帰宅してからすぐに保健所に向かうことにしました。

電話をかけたときに、「どの子がいいですか? 決まっていますか?」と聞かれていたのですが、保健所に着いて犬に対面する前にも同じ事を聞かれました。「決めていません」と私。私の心の声は「決められません」でした。5匹いた子犬、その中から1匹に決めるという行為が、命の選択をするようでできなかったのです。

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