子育て情報『赤ちゃんができたら考える保険。学資保険や生命保険などそれぞれの違いは?』

赤ちゃんができたら考える保険。学資保険や生命保険などそれぞれの違いは?

2017年12月26日 18:32
 

生命保険について、きちんと考えるタイミングは人それぞれ。……だとは思いますが、やはり子どもが生まれると、どうしても真剣に考え始めるのではないでしょうか。でも、「慌てて入ったけど、よくよく考えたらウチには必要ない保障がいっぱいついていた」なんて後悔する可能性もなきにしもあらず。多角的にしっかりと検討して選びたいものです。

赤ちゃんができたら考えるべき、家族の資金計画

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最近は妊娠がわかった段階から学資保険を考える人も多いようです。独身時代は「保険なんて必要ない」と思っていた人も、妊娠をきっかけに考え方が180度変わり「もしものために」を考え、とりあえず自分自身の生命保険だけでも入っておこうと、すぐさま保険に入ったなんてケースもあるでしょう。決して安くはない金額を「保険」に預けていくので、きちんと選びたいものですね。

教育費の準備はどうすればいい?
学資保険のいちばんの目的は教育費、主に大学進学のための費用を貯めることです。しかし、子どもを育てるにあたって、必要なのは学費だけではありません。日々の生活費や学校生活にかかる様々な学用品や備品、習い事もあります。もちろんレジャーにかかるお金も、子どもの分が追加され、住む家も広さが必要になってきます。

その上で、教育費のことを今一度おさらいしてみましょう。現在、一般的に大学進進学の際には、私立であれば200~300万円程度必要といわれています(入学金と1年目の学費などを含む)。そのため、満期は18歳のものが多く、0歳で加入することで、大学進学前の高校3年の時点で受け取ることができます。満期金額は200~300万円に設定されているものが多く、0歳から加入すれば、月に約1~2万円の払い込みで済むので、早いうちに加入するほうが月々の負担は少なく済みますね。

●東京私大教連ホームページ「私立大学新入生の家計負担調査 2006年度 P9」
http://tfpu.or.jp/wp-content/uploads/2017/05/2016kakeihutan-essence20170405.pdf

保険の種類について

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「自分や夫に万が一のことがあったら……!?」考えたくはないことですが、子どもがいる以上、万が一に備えて、資金を準備するのが親のつとめです。まずは、保険の種類について見ていきましょう。

生命保険と医療保険の違い
生命保険は医療保険や学資保険などの総称として、保険会社の別名として呼ばれることもあります。「生保」と略されることもありますね。しかし、厳密には、生命保険は契約者が亡くなった際に支払われるものを生命保険と言います。対して、医療保険は病気やケガ、入院などの際に支払われるものと考えます。多くの医療保険には特約として死亡保障もつけられるので、「医療保険+死亡保障」としている家庭も多いでしょう。

最近では、「医療保険」には、収入保障をつけられるタイプもあり、主たる稼ぎ手が入院で働けなくなってしまった場合に備えてくれます。万が一の備えを「親の死亡」だけにするのか、「病気」に対してもしておくのかを、まずは考えてみるといいでしょう。

終身保険と定期保険の違い
終身保険とはその名の通り、一生涯に渡って保証される保険で、定期保険はある一定期間だけを保証する保険です。保険料を支払うという視点ですと、終身保険は「積み立て」、定期保険は「掛け捨て」です。つまり、同じ保障額をつけた場合、終身保険は金額が高くなり、定期保険は安くなります。まずは、この仕組みを覚えておきましょう。

そして、もうひとつ「養老保険」というものがあり、こちらは期間が決まっている積み立て保険。その名の通り、会社などの退職の時期に満期を設定し、老後の養いのために利用するのが主な目的の保険です。なお、学資保険は、養老保険と似ていますが、契約者である親が死亡、もしくは高度障害などの場合、支払が免除されるというところが大きな違いでしょう。

実は、日本の保険は「終身保険」を土台にして、その上に「定期保険」をつけたものが多く販売されています。「医療保障」「数千万円の高額な死亡保障」などとセットになったものを購入したという方が多いのではないでしょうか。しかし、長い人生、色々なことがあります。そのため、最近ではこのようなコース料理のようにセットになった保険商品ではなく、必要な時に必要な保険だけ入るという人も増えて来ました。どの保険が優れているという考え方ではなく「自分の家庭にはこの保険が適しているかな?」と考えることが必要です。老後資金用の年金保険
最近話題の年金保険ですが、個人年金などとも呼ばれています。20~30年と期間を決めて積み立てをし、その運用期間で得た利益分が上乗せされて老後に支払われるというものです。契約者が死亡した場合、学資保険同様、支払いが免除になります。老後用であれるため、満期までが長く設定されていることが多いので、いざというときにすぐに手元にお金が入るわけではない点は注意が必要です。

昨今は、高齢出産も増えているため、親が60歳になる頃には、子どもがまだ大学生というご家庭もあることでしょう。学資保険で教育費の準備するだけでなく、同時に老後生活の準備も行なっていかなければなりません。

ここで注意して欲しいのが、何も「学資保険」だから「学資に使わなければいけない」、「年金保険」だから「老後資金にしなければならない」ということではないということです。年金保険と学資保険は、似たタイプの保険のため、2つ同時に入るのでは無駄だという考え方もあるでしょう。どちらかをチョイスし、貯金や投資など他の方法で資金をストックしていく方法もあるわけです。保険のネーミングに惑わされず、「何歳の時にいくら必要で、そのためにいくら準備する必要がある」という本質をベースに、資金計画は柔軟に立てていくと良いでしょう。

親に万が一のことが起きた時の保障について

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親に万が一のことが起きた場合、大黒柱は誰なのか、妻は専業主婦なのか、バリバリ共働きなのか……などといった部分で必要な保障は大きく異なって来ます。どのように計画を立てていけばいいのか、確認してみましょう。

専業主婦と共働き主婦の違い
専業主婦の場合は、一家の働き手が夫のみ。そのため、夫にもしものことがあった場合のことを考え、夫の保障を手厚くする必要があります。医療保険の死亡保障はもちろんですが、入院保障や収入保障なども吟味する必要がありますね。

一方共働きの場合は、夫婦の収入のバランスを考えて加入するのがよいでしょう。また、医療保険の場合、昨今は入院となっても長期入院になる可能性は低く、入院期間も短くなる傾向があるため、医療保険は無駄と考える方もいます。入院レベルの状態になったときに、ある程度のまとまった金額が支払えるのであれば、医療保険は少な目でも良いかもしれませんね。国保など社会保険でカバーできるもの
「医療保険に入っていなければ入院や手術などの際に多額の支払いをしなければいけない!」と考えがちですが、実は日本人であれば誰もが加入している健康保険や年金といった社会保険はかなり優れています。ここではその制度を簡単にご紹介します。

●高額医療制度
1カ月の治療費が一定額以上になった場合はお金が戻ってくるという仕組みです。所得によって金額は異なります。

●健康保険制度の医療証など
各自治体から配布される乳幼児医療証など、治療費が基本的に無料~安くなる制度があります。自治体により適応される年齢は異なりますが、基本的に東京都23区では15歳までは医療費は実質かかりません。そのため、子どもにかける医療保険は少なめでもOKと考える方が多いようです。逆に、70歳以上になると、高齢者医療費制度により、医療費負担の割合が低くなる制度もあります。

介護保険
高齢者になると利用できるというイメージですが、実は「介護が必要な状態になった人」が利用できる保険です。介護保険の対象である特定疾病により介護が必要になれば各種サービスを1割負担で利用できます。

●遺族年金やひとり親手当
大黒柱が亡くなってしまった場合は、遺族年金やひとり親手当の受給もできます。生活の一部を支えてくれます。

ライフプランシートを作成してみよう

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ライフプランシートとは、ざっくりと説明すると、予想される世帯全体の収入、支出を年ごとに入力し、何歳のときにどれくらいのお金が必要かを可視化するためのものです。

家族の状況を夫婦で共有しよう
保険などに加入の際にファイナンシャルプランナーが作成してくれる場合もあるので、ライフプランシートをすでにご存知の方も多いかもしれませんね。まだという人は、できるだけ早いうちに、夫婦2人でライフプランシートを作ってみると良いでしょう。

インターネット上では、「知るぽると」のように簡単にシミュレーションができるものもあるので、そういったものを利用するとお手軽です。もちろん紙に書き出してみるだけでも構いません。赤ちゃんが0歳、6歳、12歳、15歳、18歳の時に親が何歳になるのか。その時々に必要な資金などについて大雑把でいいいので書き出してみましょう。特に子どもが2~3人いるようなご家庭だと、大学進学や入学が重なる時期があるかもしれません。そんな時には支出が収入を上回る年がいずれやってくる可能性もあるわけです。いつ、いくらぐらいの出費があり、いくら足りなくなるのか……心構えができるだけでも、大きく役立ちます。

その時々にいくらずつ補てんできればいいのか、今から知っておくことで、やみくもに不安にならず、少しずつ蓄えることの大切さが実感できるはずです。そして、夫婦でその情報を共有することで目標も共有できます。お金のことでお互いに目くじらを立てる機会も減るのではないでしょうか。

●金融広報中央委員会「知るぽると」ホームページ
https://www.shiruporuto.jp/public/

まとめ

学資保険に入る前に必要な「保険の知識」と「家族全体の資金計画」について解説しました。子どもが小さいうちからコツコツと家族の資金計画を揺るぎないものにしておきたいものですね。

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