子育て情報『麻疹(麻しん・はしか)を流行させないために必要なものと集団免疫【ママ女医と娘の○○な日常 vol.40】』

2018年6月29日 18:00

麻疹(麻しん・はしか)を流行させないために必要なものと集団免疫【ママ女医と娘の○○な日常 vol.40】

今年の3月頃から沖縄県で麻疹患者さんが増えている事をご存知でしょうか。麻疹は感染力が強く、流行を防ぐのが難しい感染症です。今回はワクチンと集団免疫を解説します。

記事の著者

目次

・2018年春、沖縄からスタートした麻疹の流行
・流行を防ぐために一番必要なものは「ワクチン」
・集団免疫をご存知ですか
・麻疹のワクチンは誰に、何回必要?
・麻疹は死に至る病である
・麻疹は2回のワクチンで、あなた自身や大切な人を守る事ができます


のんびり子育て中のママ女医 HAL先生

内科医。大学病院研修中にうつ病を発症し、数年間療養生活を経て復帰。その後、病気の間支えてくれた医者の夫と結婚し、娘を出産。現在は田舎で夫、3歳の娘と暮らす。自身の出産・育児の日々をもとに、医学的なエビデンスを交えて育児情報・ニュースなどをブログで発信。またTwitterでは、娘との会話や、ほっこりあたたまる育児エピソードも紹介し、注目を集めている。

http://halproject01.blogspot.jp/

https://twitter.com/halproject00

2018年春、沖縄からスタートした麻疹の流行

2018年3月下旬に、台湾から沖縄旅行をされた方がいました。実はこの方が麻疹を発症していて、感染させる可能性がある期間中に那覇市を中心に広範囲に行動をしていたそうです。恐らく発熱後で感染力が強い時期の行動だったからではないかと思いますが、5月末現在で合計99人の患者さんが報告されています。また、沖縄県だけではなく(同時期に海外から持ち込まれた事例もあり)、愛知県をはじめ、福岡県、東京都他あちこちで麻疹患者さんが報告されています。

麻疹は
•感染力が非常に強い(抗体のない人が接触するとほぼ確実に感染する)
•症状が出る前から感染力を持つ
•最初の症状は風邪と見分けがつかない
•潜伏期間が10日〜12日と長いので行動制限が難しい

といった事が原因で、流行を防ぐ事が非常に難しい感染症なのです。

流行を防ぐために一番必要なものは「ワクチン」

849259812


Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2


麻疹は空気感染といって、特殊な感染をします。細かいマスクの繊維の隙間も通り抜けてしまうため、マスクで完全に防ぐ事は不可能です。(感染した人が、感染を広げない意味で使用するのは効果があります)

防ぐ方法はただ一つ、それは麻疹の免疫(抗体)を作る事です。麻しん単独ワクチン、麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)を接種すると、身体の中に麻疹の抗体を作る事ができます。十分な量の抗体があれば、麻疹を発症する事はありません。抗体の量が少ない場合でも、軽い症状で済みます(修飾麻疹と言います)。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
子どもの教育アンケート
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
instagram
instagram
twitter
twitter
ピックアップ
上へ戻る

Copyright © 1997-2019 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.