子育て情報『〜ヒラからPTA会長まで〜 PTAひととおりやってみた 第15回 PTA会長に立候補』

〜ヒラからPTA会長まで〜 PTAひととおりやってみた 第15回 PTA会長に立候補

「うん、誇りに思うよ。やってよPTA会長。むしろやるべきだと思う。」
下の子までも口をそろえて言います。
「いいと思う。PTA会長、向いてるよ。応援するよ。」

わたしは百人力を得たような心持ちでした。夫にも同じように聞いてみると、
「大丈夫なの?仕事と両立できるの?」
と、やや心配そうです。でも、自分なりに考えた結果であること、子どもたちが背中を押してくれたことを伝えると、「がんばって」と賛成してくれました。


家族の賛同を得て一切の迷いが消えたわたしは、次年度の互選会でPTA会長に立候補しようと決心しました。

互選会でPTA会長に立候補

それから1年後。わたしは、次期本部役員候補者を推薦する用紙に自薦であることを明記し、自分の名を書いて提出しました。

出席した互選会では、選考委員長から、都合が悪くて互選会を欠席している人も本部役員選考の対象であること、今回で決まらない場合は、くじ引きで決めてしまうという方法もあるが、自分たちとしては、なるべく話し合いで決めたいとの方針が示されました。

互選会は、まず、会長から立候補者を募ります。
わたしがサッと右手を挙げるや否や、拍手が起こり、立候補が受け入れられました。そのほかの役員もまずは立候補を募ります。

すると「梅本さんがやるならいっしょに役員やってもいいよ」と、出席していた友だちが立候補してくれました。
なんと心強い!
「なんでもやります」と言って引き受けてくれた人もいます。ありがたや~。

廊下では、都合が悪くて互選会を欠席した人に選考委員が手分けして電話をかけ交渉しています。選考委員の尽力により残りの役員もほぼ内定しました。副会長1名がなかなか決まらず苦労しましたが、最後の最後に、わたしが友だちをおがみたおして副会長を引き受けてもらい、ともに活動をしていく本部役員のメンバーが内定しました。

互選会での内定は、あくまで次期役員候補者という位置づけです。半年後に行なわれるPTA総会で承認されると同時に役員に就任し、活動開始となります。

後日の顔合わせでわたしは、1年間活動をともにするメンバーの顔を見ながら、「1年後の今ごろはきっとすごく仲良くなっているだろうな」と、これからの日々に思いをはせました。
〜ヒラからPTA会長まで〜 PTAひととおりやってみた 第15回 PTA会長に立候補
梅本真由美(うめもとまゆみ)サイエンスライター。
長野県出身。NTT勤務を経てNTT系列の広告代理店で編集・マーケティング・企業向けWebページの企画制作などを担当。

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