子育て情報『教えて! 陰山先生 第31回 いつも忘れ物をする小5の息子』

2018年9月12日 12:00

教えて! 陰山先生 第31回 いつも忘れ物をする小5の息子

専門家・プロ:陰山英男

目次

・質問
・回答

・ネガティブに考えずに、対策を立てましょう

・メモを取る習慣とその時間を確保すること

・ひとりの時間を減らすことも忘れ物防止に


第31回いつも忘れ物をする小5の息子

質問

小5の息子が忘れ物や時間を守れないので困っています。

とにかく忘れ物が多く、掃除当番などを忘れて帰ってしまったということもありました。
時間も守れず、塾や習い事などにもよく遅刻しています。

絵を描くことやゲームなど、好きなことをしていると集中しすぎて、時間を忘れてしまうようです。
わたしが働いているので、塾や習い事がある日は、携帯のタイマーが鳴るようにセットしてみましたが効果はありませんでした。

お友だちと遊ぶことよりも、一人でいるほうが好きですし、学校の行事などにも消極的で、協調性があまりないようです。
好きじゃないことは、できるだけやりたくないという傾向が強く、夏休みの宿題もギリギリまでやる気配がありませんでした。

小さいころからそういう傾向はありましたが、成長すれば改善するのではないかと思っていました。


もしかしたら、発達障害なのではないかと思うこともあります。
担任の先生には「そこまで心配しなくてもいい」と言われましたが、やはり心配です。
カウンセリングを受けたほうが良いのでしょうか?

また、ほかに改善する方法がありましたら教えてください。

回答

極端な忘れ物でお悩みですね。その内容を読みながら、わたし自身の子ども時代みたいだと思わず笑ってしまいました。わたしも子どものころから極端に忘れ物が多く、ずっと先生に叱られていました。そしてそれは大人になっても直らず、最近は何か忘れたとき、「歳からくる健忘症かな」と言うと、家族から「以前からずっとそうだった」と突っ込まれます(笑)。


ネガティブに考えずに、対策を立てましょう

天才的な野球選手である長嶋茂雄氏も忘れ物がひどく、野球場に子どもを連れて行っておきながら子どものことを忘れて、ひとりで帰宅したというのは有名な話です。
ですから、お子さんのことはネガティブに考えないことが一番だと思います。

人には長所短所が必ずあります。なかには、そう簡単には直らないような欠点をもつ場合もあるでしょう。また学校の先生も大丈夫と言っておられるなら、障害かどうかと心配されることもないと思います。

それよりまず大切なのは対策です。

メモを取る習慣とその時間を確保すること

わたし自身が忘れ物対策としてやっていることは、

  • ことあるごとにメモをし、それを何回も見ること。
  • メモはいつも持ち歩いているカバンの決まった箇所にしまい、毎朝、電車に乗ったらそこからメモを取り出してチェックする。

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