シリーズ 専門家にきく! 「自主学習」の自主性って!
トップライター:ヤナトモ
「宿題は成績向上に効果なしという研究結果」
こんな見出しの新聞記事が、SNS上でバズっていました。もとをたどれば実は、「宿題は多すぎない限り、子どもの成功を助ける」という研究結果※で、それによると、学年×10分が家庭学習の目安。高校生でも2時間以上の家庭学習は、高い効果が期待できないのだとか。
しかし、現実は。息子2号(小5)の学校から配布された「家庭学習の目安」には、5~6年生は90分という、研究結果の目安より、かなり長い時間が記載されています。
息子2号の毎日の宿題は
- プリント表裏
- 「自主学習」ノート算数1ページ+漢字1ページ
そのうち漢字は、千マス以上の方眼ノートに隙間なく漢字を書き、マスの谷間に読み仮名をふるというルールがあるんだそうで。これが相当に嫌らしく、毎日毎日、大きなため息をつき、ボヤきながらやっているのです。
ボヤキがあまりにしつこく、うるさいので、
「そんじゃあ、どんだけうざいのか、やってみようじゃあねえか!」
と、実際に宿題……改め「自主学習」ノートにチャレンジしてみることにした母。
「大人の実力見したるわ!ドヤ!!」とばかりに、超高速かつ雑に書き取りしてみました。
結果は……1ページ20分以上かかったうえに、ものすごい疲労感。手が疲れる。そして何よりもつまらない。これを来る日も来る日もやるかと思うと、確かにうざいですね。
とはいえ、この宿題…改め「自主学習」がなくなることはなさそうなので、
「どうせやらなきゃいけないなら、自分の身につくメリットのあるやり方にしたら?」
「テストで間違った漢字とか、自分が覚えたい漢字だけ選んでやったら?」
「読み仮名は1回でいいんじゃないの?」
などと、さまざまなアレンジを提案してみますが、
「そんなのダメなんだよ!やり直しさせられるんだよ!」
と、あくまでもルールを守ろうとする2号くん。
先生の言うことは絶対です。
「たまにはさ、すき間を開けてスカスカで提出してみたら?」
「そうだ!今日は漢字さぼっちゃえ♡」
と、だんだんふざけた発言をするお母さん。
お母さんの言うことはテキトーです。
「自主学習」という名前が付いているのに、何をやるかの選択はできない。
時間や、やり方に基準がある。
もはやそれは「課題」ではないのかな。
イヤイヤやる、面白みのない勉強に意味はあるのかな?
せっかくなので、夏の個人面談で担任の先生に相談してみました!
結果は……
親子で相談したことならアレンジしていい。