学習指導要領の改訂で学校教育が変わる プロから伝授! スマホで子どもの写真をステキに撮る6つのポイント
編集部:学研キッズネット編集部
さわやかな秋の行楽シーズン。秋晴れの休日には子どもとお出かけして“インスタ映え”する写真を撮って、SNSにアップして……という人も多く、デジカメや一眼レフより、今は「手軽なスマホでの撮影が主流」といってもいいでしょう。
ただ、スマホのカメラではシャッターを押せばそれなりに撮れてしまうけれど、デジカメとは勝手が異なるため思い通りの1枚は撮れないという声もよく聞きます。
そこで、プロカメラマンで2児の父でもある大崎聡さんに、スマホのカメラで子どもと風景を上手に撮る方法を教えてもらいました。
大崎聡(おおさきさとし)さん撮影スタジオで広告写真を学んだあと、ファッションフォトグラファーに師事。2000年に独立し、2008年に『ShinIraiInc.』を設立する。現在は、人物、美容、風景写真など幅広い分野の撮影に携わり、広告、雑誌、書籍など、さまざまなメディアで活躍している。著書に「いきなり思い通りに撮れる!デジタル一眼レフカメラと写真の基本BOOK」(永岡書店)。
まずは、スマホカメラのアプリによる違いを知っておこう!
スマホには、カメラアプリが標準機能として入っています。
iPhoneの場合は、iPhone8、iPhoneXと機種が違っても、同じアプリが入っているので操作方法は変わりません。でも、Androidの場合、機種により標準搭載されているカメラアプリが異なるので、操作方法が違うことがあります。ここではiPhoneの操作方法で説明しますが、同じ機能がほとんどのAndroidにもありますので、説明書などで確認してください。
Point1 きれいな写真を撮りたいならAE/AFロックを使おう!
AE/AFロックというのは、明るさとピントを固定する機能のこと(ただし、ピントを固定したらカメラを前後に動かさないことが前提)。
「この機能を使うと、背景の明るさが調整でき、子どもの顔が暗くなってしまうとか、ピントが合っていないということがなくなります」(大崎さん)
AE/AFロックというカメラの専門用語を聞くと、ちょっと難しそうと思うかもしれませんが、スマホなら操作は簡単。カメラアプリを起動させ、明るさとピントを合わせたい被写体を画面に写し、ピントを合わせたい被写体を指でタッチして長押しするだけ。このひと手間で写真の明るさとピントを固定できます。